境川サイクリングロードで町田から藤沢へ!初心者向けポタリング完全ガイド

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境川サイクリングロードは、東京都町田市から神奈川県藤沢市の鵠沼海岸・江の島までを結ぶ、初心者に最適なサイクリングコースです。アップダウンが少なく道幅も広いため、ゆっくりとしたポタリングを楽しみたい方にぴったりの環境が整っています。正式には町田市が管理する「境川ゆっくりロード」約14kmと、神奈川県が管理する「神奈川県道451号藤沢大和自転車道」約24.5kmを合わせた通称で、片道約40kmの距離を自転車専用道路を中心に走行することができます。この記事では、境川サイクリングロードの魅力からコースの詳細、おすすめの休憩スポットやグルメ情報、季節ごとの楽しみ方、そして安全に走行するためのマナーまで、ポタリングを満喫するために知っておきたい情報を網羅的にお伝えします。都心からのアクセスも良好で、日帰りで海まで行ける贅沢なサイクリング体験をぜひ味わってみてください。

目次

境川サイクリングロードとは

境川サイクリングロードは、東京都と神奈川県にまたがる境川沿いに整備された自転車専用道路の総称です。町田駅をスタート地点として、境川沿いに江の島方面を目指すことができ、神奈川県内のサイクリングロードの中でも比較的道幅が広く、ロードバイクやクロスバイクといったスポーツバイクを始めたばかりの人でも安心して楽しめる環境となっています。

中流域の町田市では「境川ゆっくりロード」として2009年に正式に命名されました。この名称は町田市が鶴瀬橋付近から坂本橋上流(現在の多摩境橋付近)までの境川沿い14.5kmの区間における道路愛称の一般公募を行い、決定したものです。その下流では「藤沢・大和自転車道」として約24.5kmが整備されており、正式名称である「神奈川県道451号藤沢大和自転車道線」は、神奈川県藤沢市鵠沼海岸から神奈川県大和市下鶴間に至る一般県道として認定された自転車道となっています。

サイクリングロードに入ると500mごとに距離標識が設置されており、残りの距離がわかるため、体力に自信のない初心者にも安心です。総延長24.5km、整備済み区間は20.1kmで、境川ゆっくりロード始点である共和橋から江の島まで約37.3km、獲得標高は+193mとなっています。

境川の歴史と名前の由来

境川は、東京都および神奈川県を流れ相模湾に注ぐ二級河川です。城山湖付近を水源として、江の島付近で相模湾に流れ込む総延長約52キロメートルの河川となっています。河川名の由来は上流域において武蔵国と相模国の境界を成すことにあり、1594年に相模国と武蔵国の境界として定められたことから現在の河川名「境川」になったと伝えられています。両岸とも相模国である下流域においても鎌倉郡と高座郡の境界を成しており、歴史的にも重要な役割を果たしてきた河川といえます。

現在も5市(東京都町田市、神奈川県横浜市・相模原市・大和市・藤沢市)の境界を成しており、境川沿いの遺跡としては、約20000年前の旧石器時代のものとして相模原市の橋本遺跡、古淵B遺跡、下森鹿島遺跡、中村遺跡があり、古くから人々の生活の場であったことがうかがえます。「東海道五十三次 藤沢」にも描かれており、はるか昔から人びとの営みを見守ってきた歴史ある川です。

境川ゆっくりロード(町田エリア)の魅力

町田駅近くを流れる境川の両岸には、ウォーキングやサイクリングができる遊歩道があり、整備された道は歩きやすく、景色もいいためお散歩にも最適なエリアとなっています。JR町田駅南口から徒歩1分、小田急町田駅からペデストリアンデッキ経由で徒歩6分でアクセスできるため、都心からの日帰りポタリングの出発点として非常に便利です。

町田駅という大きな駅の近くなのに、境川には驚くほどたくさんの自然があり、花や生き物を見つけることができます。白鷺やアオサギなどの野鳥も見られ、境川ゆっくりロードのトレードマークにもなっているカワセミは、温かい季節の午前中に割と頻繁にその姿を現します。都会の喧騒を離れて自然に触れながらサイクリングできることが、このコースの大きな魅力となっています。

JR・小田急線町田駅を起点とするなら、JR町田駅南口に近い谷口橋から散策開始するのがおすすめです。下流に向かって境橋、上鶴間橋、鶴金橋、金山橋、西田橋、高木橋、鶴間橋、境川橋、三津屋橋と続き、各所に親水公園が用意されています。東急田園都市線を越えた鶴間一号橋の先で境川・鶴間せせらぎ広場があり、鶴間公園にエスケープすることも可能です。

東急田園都市線・南町田グランベリーパーク駅付近は、ゆっくりロードの中でもひときわ境川の自然の美しさが感じられる一帯として知られています。緑豊かな景観の中をゆっくりとペダルを漕ぎながら、四季折々の風景を楽しむことができます。

藤沢大和自転車道(神奈川エリア)のコースガイド

大和市から藤沢市にかけて流れている境川沿いの側道が藤沢大和自転車道です。整備済み区間の大部分が境川の右岸(西岸)に沿っています。住宅地と畑の景色が続くコースですが、鵠沼海岸に出るとそれまでの景色が一変し、解放感溢れる湘南海岸の景色を満喫することができます。

スタート地点のJR横浜線の町田駅からゴール地点の小田急片瀬江ノ島駅まで、一部の区間を除けば自転車専用道路を走ることができます。田園風景も境川サイクリングロードの魅力のひとつで、大和から藤沢にかけての区間では、のどかな田園風景が広がります。季節ごとの稲穂の表情や案山子の姿など、日本の原風景を楽しめるのもこのコースならではの醍醐味です。

藤沢大和自転車道は1974年(昭和49年)2月に境川右岸沿いに全通しました。これにより、現在のようなサイクリングロードとしての利用が可能になりました。なお、1982年(昭和57年)9月には台風18号による411mmの豪雨で境川が大氾濫し、浸水2000戸の大被害が発生しました。この経験から、境川遊水地などの治水施設が整備されることになり、現在では安全に配慮した環境が整っています。

アクセス方法と輪行のポイント

境川サイクリングロードへのアクセスは、輪行を活用することで非常に便利になります。町田駅のほか、上流側なら京王相模原線・JR横浜線・相模線の橋本駅、下流側なら東急田園都市線の南町田駅など、境川と交差する鉄道の駅を発着地に設定できるため、自分の体力や予定に合わせて柔軟なコース設定が可能です。

都内から行く場合、スタートは町田駅がおすすめです。輪行すれば、小田急線の方は小田急小田原線の各駅から町田まで1本で行けますし、東急沿線の方は田園都市線を使って南町田から出発でも良いでしょう。町田駅を起点にすると、都心からのアクセスが良く、駅周辺で補給も済ませやすいというメリットがあります。

境川と引地川の間には小田急江ノ島線が走っているので、輪行すれば走行距離を自由に調整できるのも魅力です。小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅から輪行で帰ることも可能で、新宿方面への直通電車もたくさん出ています。藤沢駅で乗り換えて、JR東海道線・湘南新宿ラインに乗ることもできます。距離に自信がない場合でも、疲れたら途中の駅から輪行で帰ることができるため、無理せず自分のペースで楽しむことが大切です。

鶴間公園を起点に下流を目指すコースも人気があり、大和橋から境川橋の間には河津桜の並木もあり、そのまま下流を目指せば、サイクリングは遠く江ノ島まで可能です。

おすすめ休憩スポット

今田休憩場(今田ポケットパーク)

今田休憩場は町田から25kmほど、時間にして1時間から1時間半ほどでたどり着く休憩スポットです。サイクルラック、トイレ、自動販売機、水飲み場、ベンチがあり、通りすがるサイクリストの多くがここで休憩を取ります。コンビニがない境川サイクリングロードにおいて、自動販売機やトイレがある大事な休憩スポットとして重宝されています。

境川遊水地公園

境川遊水地公園は、境川遊水地の上部空間を県立公園として整備したもので、令和元年7月に全面開園しました。12km地点にある、ルート上で最大の休憩スポットです。公園内には、境川の自然豊かな水辺空間を活かし、様々な生きものが生息できるビオトープがあり、環境学習などが体験できる場を提供しています。

神奈川県の境川沿いにある境川遊水地公園は、今田遊水地、下飯田遊水地、俣野遊水地の3つの遊水地からなる公園です。3つの遊水地すべてにビオトープがあり、水辺の野鳥を中心に1年を通じて多くの野鳥を観察できる探鳥地となっています。園内ではガマやヨシなどの水辺の植物、サギ類・カモ類・カワセミなどの野鳥、トンボやヤゴなどの水辺の生物などが観察でき、双眼鏡の貸出サービスもあります。年間を通じてバードウォッチングや自然の素材を使ったクラフト教室などのイベントが開催されています。

公園のランドマークである「鷺舞橋(さぎまいばし)」は、形状が周辺に飛来する鷺が羽を広げた姿を連想させることから名付けられました。鷺舞橋を背景にバイクと写真を撮るのが境川サイクリングロードでの定番となっています。

観察できる野鳥の種類

境川遊水地で期待できる主な野鳥として、留鳥はカイツブリ、カワセミ、キジ、バン、ホオジロが観察できます。夏鳥はイワツバメ、コチドリ、ツバメ、ヒメアマツバメが飛来し、冬鳥はイカルチドリ、オカヨシガモ、ツグミ、ヨシガモ、カモ類などがいます。

今田遊水地はビオトープの水際を歩道が通っており、3つの遊水地の中では最も水鳥が観察しやすい場所になっています。南側にはカワセミの止まり木となっている杭があるので、カワセミが飛び回っている場合は杭で少し待ってみるのもおすすめです。下飯田遊水地ではビオトープでは留鳥としてカワセミも見られ、ビオトープを見下ろす形での観察になり、広い範囲を見渡せるので、ビオトープを飛び回るカワセミを見つけるのは比較的簡単です。

管理センターには最近の野鳥目撃情報が張られています。過去には天然記念物のオオヒシクイが観察されたこともあり、チョウゲンボウがホバリングから急降下して獲物を捕らえる様子も観察できます。

境川サイクリングロード沿いのグルメスポット

和菓子屋 松埜(まつの)

和菓子屋 松埜は、境川サイクリングロードが中原街道に交差する地点にある知る人ぞ知る定番の立ち寄りスポットです。ベンチや自動販売機もあり、多くのサイクリストの休憩スポットになっています。生クリームどら焼きやみたらし団子、ずんだ餅などが人気で、サイクリングの途中で甘いものを補給したい方にぴったりのお店です。

飯田牧場

飯田牧場は、サイクリングロードをいったん離れ農道へ入ると到着する場所で、毎週末多くのサイクリストで賑わい、境川サイクリングロードの「サイクリストの聖地」として知られていました。ただし、2024年1月末で店舗営業を終了しており、現在はカップ詰めジェラートのみを限定販売しています。

ベトナム料理

境川サイクリングロード沿いのいちょう団地のすぐ裏手にはベトナム料理屋「サイゴン」があり、味も美味しく雰囲気もユニークでおすすめです。バインミー(ベトナムのサンドイッチ)が美味しいお店もあり、野菜がフレッシュでシャキシャキでヘルシーと評判になっています。

季節限定の味覚

遊水地公園のちょっと北にある場所では、8月から9月に冷え梨が食べられます。冷え梨100円と安く、暑い日のサイクリングに最適です。また、毎年12月下旬から5月下旬までの間、摘みたてで甘い紅ほっぺ(いちご)がいただけます。サイクリングロードの道端のいちごののぼりが目印です。

鵠沼ライス

鵠沼ライスでおむすびを買って、鵠沼海岸で江ノ島を眺めながら食べるのが境川サイクリングの定番ランチとして人気を集めています。海を見ながらのんびりと食事を楽しむ贅沢な時間を過ごせます。

江の島エリアの楽しみ方

江の島へのアクセス

境川サイクリングロードを下り終えると、湘南のシンボル・江の島に到着します。湘南海のちか道(地下道)を通り、ゴールの鵠沼海岸へ到着しますが、堆積した砂に注意が必要です。

鵠沼海岸は明治19年に海水浴場として開発された歴史ある海水浴場で、鵠沼の一帯は大型別荘地として開発されたため、現代に至っても特徴的な家屋が並び軽井沢のような雰囲気があります。田園風景から一転して広がる湘南の海の景色は、サイクリングの疲れを吹き飛ばしてくれる爽快感があります。

しらす丼のおすすめ店

江ノ島に渡れば、食事処が軒を連ねており、新鮮な生しらす丼が名物です。

「しらす問屋 とびっちょ 本店」は、江ノ島で数あるしらす料理屋の中でも、しらすを食べるならまずこのお店は外せないと言われるほどの人気店です。当日獲れた生しらすだけを提供しているこだわりが評判となっています。

「魚見亭」は創業150年以上の老舗店で、テラス席からは相模湾が眺められます。まるで海の上にいるような開放感の中、潮の香りや波の音を感じながら食事を楽しむことができます。

「江ノ島小屋」はお店が漁港の目の前にあり、海を眺めながらしらすをはじめとした、新鮮な海鮮料理を食べられます。

なお、鎌倉・江の島のしらすの旬は「春しらす(4月から5月中旬)」「秋しらす」「夏しらす」と年に3回あります。禁漁期間中(1月から3月中旬)や不漁時は生しらすの提供ができないことがありますのでご注意ください。

湘南海岸サイクリングロード

江の島周辺には湘南海岸サイクリングロードもあります。湘南海岸公園の西部から辻堂海岸をぬけ、茅ヶ崎市柳島キャンプ場入口までの8.4kmのサイクリングロードです。富士山を望み、潮風を受けながらのサイクリングはまさに湘南らしい体験で、砂浜がすぐそこにある海岸線のコースです。

太平洋岸自転車道の一部として指定されており、相模湾、江の島、烏帽子岩を望むことができますが、路面に砂が溜まっている箇所が多いので注意が必要です。茅ヶ崎の海沿いにはおしゃれなカフェがあり、テラス席からビーチの波が目の前に見えます。しらすのパスタ、ハンバーガーのランチセット、ビーフカレーなどが楽しめます。

季節ごとの境川サイクリングロードの楽しみ方

春(3月から5月)の見どころ

春の今田の桜並木は藤沢市湘南台付近にある有名な桜のトンネルで、多くのサイクリストが訪れる人気スポットです。境川サイクリングロードを覆うように桜のトンネルができており、多くの人が訪れます。桜並木は海から13km地点にあります。

上原公園近くの桜の並木通りでは、初夏は木漏れ日、春は桜吹雪が楽しめます。一番見所な季節はやはり春で、桜の花吹雪が舞い散り、ピンクの花びらで路面が埋まります。ただし、スリップには注意が必要です。

鶴間公園を起点に下流を目指せば、大和橋から境川橋の間には河津桜の並木もあります。桜並木のあたりは、花見シーズンだとかなり人がいることもあるので要注意です。花見シーズンではなくても座って休んでいる人がいるので、スピードを出さないほうがよいでしょう。

夏から秋(6月から11月)の見どころ

8月から9月は境川サイクリングロード沿いの遊水地公園の北側で「冷え梨」が食べられます。暑い日のサイクリングに冷えた梨が最高で、100円と安価なのも嬉しいポイントです。

田園風景も境川サイクリングロードの魅力で、大和から藤沢にかけての区間では、のどかな田園風景が広がります。季節ごとの稲穂の表情や案山子の姿など、日本の原風景を楽しめます。

冬から春(12月から5月)の見どころ

毎年12月下旬から5月下旬までの間、摘みたてで甘い紅ほっぺ(いちご)がいただけます。サイクリングロードの道端のいちごののぼりが目印です。

冬季は野鳥観察に最適な季節です。境川遊水地では冬鳥としてイカルチドリ、オカヨシガモ、ツグミ、ヨシガモ、カモ類などが観察できます。双眼鏡を持参して、ゆっくりとバードウォッチングを楽しむのもおすすめです。

走行時のマナーと注意点

基本的な走行ルール

境川サイクリングロードは進行方向関係なく、基本右岸での走行になります。右岸走行時に公道走行と同じく左端に寄って走行しましょう。また歩行者やランナーの方もいるため、抜くときは声がけを忘れずに。速度の出しすぎにも注意し、マナー良く走りましょう。

「境川サイクリングロード」は歩行者も利用します。一部クルマとの併用区間もあります。譲り合いの心をもって、安全に走りましょう。ゆっくりポタリングを楽しむ際は、周囲への配慮を忘れずに安全な走行を心がけることが大切です。

注意が必要な区間

横浜市瀬谷区周辺と引地川沿いの区間は、住宅地の中を抜けていくため、歩行者に注意しながら走る必要があります。鵠沼海岸から江ノ島までは歩行者がとても多いので注意が必要です。

県道22号線、通称長後街道のアンダーパス約70mの区間は「自転車に乗車してはいけない区間」となっています。このアンダーパスは両端が階段になっている傾斜のきつい坂で、自転車で走行するには不適切な設計のため、自転車を押して歩く必要があります。

時折田んぼ区間などで細い一般道と交差する場所があり、見通しの悪い所も多いため注意が必要です。一般道との併用区間や、一般道を横切るポイントが複数回現れます。一時停止など、周囲に十分注意して渡りましょう。特に町田駅周辺は人通りが多いため速度の出しすぎ等には注意が必要です。この道路は川沿いの散歩道や生活道路として使う歩行者が多い道になります。

マナー問題について

最近、一部のサイクリストのマナーが問題視されています。歩行者とすれ違ったり、追い抜くときに、全くスピードを落とさないという問題が指摘されています。特に猛スピードで後ろから来た自転車には直前まで気づかないばかりか、何かの拍子でふと横にずれたりした場合、自転車に跳ね飛ばされる危険があります。遊水地公園の橋で歩行者とサイクリストがぶつかったケースも報告されています。

ポタリングに適した自転車の選び方

ポタリングとは

ポタリングとは、自転車などの小型の乗り物を使って、特に目的地を定めずのんびりと走ることを指します。「Potter」(ぶらつく・ぶらぶらする)が語源で、散歩をする感覚で走行を楽しめるのが特徴です。境川サイクリングロードはまさにポタリングにぴったりのコースといえます。

おすすめの自転車タイプ

境川サイクリングロードでポタリングを楽しむなら、いくつかのタイプの自転車がおすすめです。

クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクの良いとこ取りをしたような自転車です。街乗りから軽いオフロードまで幅広く楽しめ、手軽に運動したい方や通勤・通学にも人気があります。スポーティな見た目でありながら、太めのタイヤで乗り心地も良く、初心者でも扱いやすい点が魅力です。フラットハンドルのクロスバイクならほどよく前傾姿勢もとれて、初心者の方でも安心して走ることができます。ママチャリよりも楽にスピードを出すことができ、20km程度の中距離走行に向いています。

ミニベロはコンパクトな自転車が好きな方や近隣でのポタリングがしたい方におすすめです。折りたたみ自転車ならコンパクトで持ち運びや駐輪がしやすく、輪行にも便利です。

電動アシスト自転車は体力に自信がない方や、より気軽に遠出を楽しみたい方におすすめです。長距離でも疲れにくく、坂道も楽に登ることができます。

価格帯と選び方

クロスバイクの価格帯は大きく分けて「10万円以下」「10万円から20万円」「20万円以上」と分類されます。初心者の方は、まず10万円以下のエントリーモデルから始めるのがおすすめです。

おすすめブランドとしては、GIANT(ジャイアント)は台湾に本社を置き、高品質で幅広いラインナップの自転車を世界中に提供しています。初心者から上級者まで、多くのサイクリストに愛されています。Bianchi(ビアンキ)は1885年創業のイタリアの老舗自転車メーカーで、「チェレステ」と呼ばれる空色のフレームカラーが象徴的です。折りたたみ自転車ならDAHONがミニベロを専門とするブランドとして有名です。

サイクリングの持ち物と装備

安全装備

ヘルメットは走行中の転倒や事故から頭を守るサイクリングに必須のアイテムです。2023年4月から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されたこともあり、ぜひ着用することをおすすめします。

アイウェア(サングラス)は飛び石やほこりから守ることはもちろん、日差しや風から目を守り、視界を良くします。走行中に小さな虫が目に飛び込んでくることもあるため、装着しておくと安心です。

サイクルグローブは転倒時に手を保護するだけでなく、ハンドルが汗で滑ることを予防してくれます。長時間のライドでは手のひらへの衝撃を和らげる効果もあります。

ライト

夕方や夜でなくても、自転車にはフロントライト、リアライト(テールライト)をつけておきましょう。前後にライトをつけておけば、暗い場所や、突然のトンネルでも安心です。フロントライトは白か淡黄色で、10m先にあるものが確認できるくらいの明るさを目安に選びましょう。

パンク修理用具

サイクリングをする際、最も重要な持ち物はパンク修理用の工具セットです。サイクリングでの行く先にはどんなトラブルが起こるかは予想できません。パンク修理キット(1,000円から3,000円程度)、予備のチューブ(500円から1,500円程度)、携帯ポンプ(1,500円から3,000円程度)などを準備しておきましょう。

その他の必携品

財布には必要最低限なお金や身分証を持ちましょう。スマートフォンはナビゲーションや緊急時の連絡に使用します。最近ではスマホ決済ができる自動販売機も増えています。

日焼け止めは出発前に肌に塗り、汗で流れてしまうため一緒に持っていくとよいでしょう。天気が不安定な場合、突然の雨に備えて防水性のあるジャケットやカッパがあると安心です。

補給と水分

サイクリングは意外とカロリーを消費するため、最後まで楽しく走れるよう補給食を持っておくことをおすすめします。水分補給は体内の水分バランスを維持するために重要です。サイクリング中は汗をかくことで多くの水分が失われますので、水分不足による脱水症状や熱中症のリスクが高まります。一般的には20分から30分ごとに150mlから250mlの水を摂取することが推奨されています。

収納について

携行品をポケットに詰め込んで自転車をこぎだすと意外に邪魔になります。自転車の車体に取り付けるバッグがおすすめです。ハンドルやフレームの上部に取り付けるものや、サドルの下に取りつけるものなど、バッグも様々な種類があります。

大和市エリアの見どころ

大和市と境川

大和市内の境川流域面積は約13.03平方キロメートル、河川延長は約12.18キロメートルです。城山湖付近を源とする境川は都県境を南下し、町田市の南端から横浜市と大和市や藤沢市の市境を流れ、江の島付近で相模湾に注いでいます。

歴史的背景

平安時代後期の境川筋は、上流部を横山党の横山氏、中流部を渋谷氏、下流部を鎌倉党の俣野氏と大庭氏という武士団が支配していました。寛治4年(1090年)に渋谷氏が秩父地方から河崎荘(大和市)へ移り住んだと伝えられています。

久安元年(1145年)には、源義朝が鎌倉より俣野川(境川)を越えて大庭御厨鵠沼郷に不法に侵入した記録があります(天養記)。このように、境川は歴史的にも重要な場所であったことがわかります。

水辺スポット

町田市と大和市を結ぶ鶴間一号橋周辺がおすすめスポットです。つきみ野駅からは「さくらの散歩道」を横目に約10分ほど歩けば見えてきます。南町田グランベリー駅からもほど近い場所です。子どもと涼める身近な水辺スポットとしても人気があります。

町田周辺のサイクリングコース

境川以外のおすすめコース

町田市からは境川サイクリングロード以外にも様々なサイクリングコースにアクセスできます。

鶴見川サイクリングコースは「まちだサイクリングマップ」に掲載されている8つのサイクリングコースのひとつで、「森のスタジアムをめざして」というコースでは鶴見川沿いを走り、FC町田ゼルビアのホームスタジアムがある「野津田公園」を目指すことができます。

南多摩尾根幹線道路は高低差が激しくてトレーニングに最適です。また、桜美林大学の裏手から八王子まで伸びる尾根緑道(戦車道)もおすすめで、途中で富士山が見えるスポットもあります。

小野路周辺の丘陵地帯には、小さな牧場(萩生田牧場)があったり、小野路城址など東京都とは思えないような景色が楽しめます。

長距離向けスポット

ヒルクライムも問題なければ宮ケ瀬湖、相模湖、大垂水峠などが人気のスポットです。さらに長距離走れる場合は、町田街道から秋川街道を経由して檜原村、健脚なら都民の森なども人気です。

シェアサイクルの活用

町田市ではシェアサイクルを実施しており、市内には約40カ所のサイクルサポートがあります。借りる場所と返す場所が違ってもOKで気軽に利用できます。自分の自転車がなくても、気軽にポタリングを始められるのが魅力です。

初心者向けアドバイス

ポタリングを始める前に

境川サイクリングロードは初心者にぴったりのコースですが、快適にポタリングを楽しむためにいくつかのポイントを押さえておきましょう。

まず、コース上にはコンビニがほとんどありません。飲み物や補給食は事前に準備しておくことをおすすめします。自動販売機は今田ポケットパークなどにありますが、長い区間で購入できない場所もあります。

パンク修理キットや携帯ポンプは必須アイテムです。また、夏場は日差しが強いので、日焼け止めや帽子、サングラスなども用意しましょう。

距離に自信がない場合は、小田急江ノ島線が並走しているため、疲れたら途中の駅から輪行で帰ることも可能です。無理せず自分のペースで楽しむことが大切です。

おすすめの走行計画

初めて境川サイクリングロードを走る場合、町田駅をスタートして鵠沼海岸または江の島をゴールとする片道約40kmのコースがおすすめです。ゆっくりペースで休憩を挟みながら走れば、3時間から4時間程度で到着できます。

途中の境川遊水地公園で休憩し、野鳥観察やバードウォッチングを楽しむのも良いでしょう。江の島に到着したら、名物のしらす丼を食べ、帰りは小田急線で輪行するプランが定番です。

体力に余裕があれば、湘南海岸サイクリングロードを経由して茅ヶ崎方面まで足を延ばすこともできます。

工事情報について

境川サイクリングロードでは、治水対策として地下調節池の整備などの工事が行われることがあります。東京都では境川の治水対策を進めており、一部区間が工事期間中休止となる場合があります。出発前に町田市や神奈川県のホームページで最新の工事情報を確認することをおすすめします。工事による通行止め区間がある場合は、相模原市側または町田駅前通り側を迂回する必要があります。

まとめ

境川サイクリングロードは、東京都町田市から神奈川県藤沢市・江の島までを結ぶ、初心者にも優しいサイクリングコースです。アップダウンが少なく、道幅も広いため、ゆっくりとしたポタリングを楽しむのに最適です。

春の桜のトンネル、夏の冷え梨、秋の田園風景、冬の野鳥観察と、四季を通じて様々な楽しみ方ができます。境川遊水地公園では野鳥観察やバードウォッチングも楽しめ、江の島では新鮮なしらす丼を味わえます。

走行の際は、歩行者やランナーへの配慮を忘れず、マナーを守って安全に楽しみましょう。また、工事による通行止め区間がある場合もありますので、事前に最新情報を確認してから出発することをおすすめします。

都心からアクセスしやすく、日帰りで海まで行ける境川サイクリングロード。週末のリフレッシュに、ぜひゆっくりポタリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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