定山渓ポタリングコースで巡る紅葉と温泉!札幌から1時間の癒しサイクリング体験

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北海道札幌市から車で1時間足らずの距離にある定山渓エリアは、「札幌の湯の杜」として親しまれる温泉地として有名ですが、近年サイクリング愛好家の間でも注目を集めています。特に「ポタリング」と呼ばれるゆったりとしたサイクリングスタイルにぴったりの環境が整っており、激しい運動というよりも景色を楽しみながら自転車で散策する楽しみ方が人気です。定山渓ポタリングの魅力は、雄大な自然景観と豊富な温泉、そして四季折々の美しい風景を自転車で気軽に巡れることにあります。春の新緑から夏の涼しげな渓谷、そして秋の息をのむような紅葉まで、季節ごとに異なる表情を見せる定山渓は、初心者から上級者まで幅広いサイクリストに愛される理想的なポタリングスポットとなっています。

目次

定山渓ポタリングとは?初心者でも楽しめるコースの特徴を教えて

定山渓ポタリングとは、北海道札幌市南区にある定山渓温泉周辺を自転車でゆったりと散策するサイクリングスタイルのことです。ポタリングという言葉は「ぶらぶら歩く」という意味の英語「potter」から来ており、速度や距離を競うのではなく、景色や立ち寄りスポットを楽しみながら自転車で巡る気軽なサイクリングを指します。

定山渓ポタリングの最大の特徴は、札幌市中心部からのアクセスの良さにあります。札幌駅から定山渓温泉まで車で約1時間という立地のため、日帰りでも十分に楽しむことができ、宿泊と組み合わせればより充実した体験が可能です。また、定山渓エリアは標高差のあるコースから平坦なコースまで多様なルートが存在するため、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせてコース選択ができます。

初心者におすすめなのは、定山渓温泉街周辺の散策コースです。温泉街を起点として、二見吊橋やかっぱ淵、定山源泉公園などの名所を巡るルートは比較的平坦で、距離も短いため体力に自信のない方でも安心して楽しめます。このコースでは「足のふれあい太郎の湯」や「かっぱ家族の願かけ手湯」などの足湯・手湯に立ち寄ることができ、サイクリングで疲れた足を癒しながら温泉文化を体験できます。

中級者向けには豊平峡ダムやさっぽろ湖への周遊コースがおすすめです。定山渓温泉から少し登った場所にあるさっぽろ湖は、道内随一のアーチ式ダムとして知られる豊平峡ダムとともに、四季を通じて美しい景観を楽しめるスポットです。特に新緑と紅葉のシーズンには感動的な風景が広がり、フォトスポットとしても人気があります。

定山渓ポタリングのもう一つの魅力は、温泉とグルメを組み合わせた楽しみ方ができることです。豊平峡温泉の名物インドカレー、J・glacéeの地元産リンゴを使ったアップルパイ、カフェ崖の上での絶景カフェタイムなど、サイクリングの途中で立ち寄れるグルメスポットが豊富に点在しています。これらのスポットを目的地として設定することで、食べ歩きを楽しみながらのポタリングも可能です。

定山渓ポタリングのベストシーズンはいつ?2025年の最新情報も知りたい

定山渓ポタリングのベストシーズンは、4月中旬から10月にかけてとされており、この期間が最も快適で安全にサイクリングを楽しめる時期です。札幌市は梅雨がなく、夏の平均気温が22度ほどと過ごしやすい気候のため、サイクリングには理想的な環境が整っています。

春(4月中旬〜5月)は、雪解け後の新緑が美しい季節です。2025年のサイクリングシーズンは4月20日頃から本格的にスタートし、定山渓MTBツアーも4月20日から11月30日まで開催されます。この時期は気温がまだ低いため、防寒対策をしっかりと行うことが重要です。特に朝晩や標高の高い場所では真冬並みの装備が必要で、厚手の長袖ジャージ、タイツ、長指グローブ、シューズカバー、フェイスカバーなどで末端部をしっかり防護しましょう。

夏(6月〜8月)は最も快適にポタリングを楽しめる季節です。ただし、6月中旬から7月上旬にかけては「蝦夷梅雨」と呼ばれる雨の多い時期があるため、レインウェアの準備と天気予報の確認が重要です。この時期は日差しが強いため、日焼け止め、帽子、サングラスは必須アイテムとなります。また、熱中症対策として十分な水分補給とこまめな休憩を心がけることが大切です。

秋(9月〜10月)は定山渓ポタリングのハイライトシーズンです。10月上旬から中旬にかけてが紅葉の見頃で、色鮮やかな渓谷の景色は息をのむ美しさです。豊平峡ダムやさっぽろ湖周辺の紅葉は特に美しく、多くのサイクリストがこの時期を狙って訪れます。ただし、気温差が激しくなるため、防寒具や重ね着ができる服装の準備が必要です。

2025年の最新情報として、ピクニックライドツアーは5月1日から10月末まで(天候により変動)利用可能で、Locale定山渓での電動アシスト自転車レンタルも同期間に営業しています。営業時間は10:00〜18:00で、料金は2時間1,800円、4時間2,900円、1日3,500円に設定されています。

冬期間の注意点として、朝里峠は例年10月下旬から4月下旬まで通行止めとなり、特に道道1号小樽定山渓線の朝里ループ橋〜定山渓朝日橋間は2024年11月1日から2025年4月20日まで夜間通行止め(19:00〜翌朝7:00)が実施されます。また、道道京極定山渓線の天狗小屋〜豊羽鉱山区間では、2024年5月10日以降、法面崩壊による土砂崩れのため幅員減少規制が継続中で、解除時期は未定となっています。

定山渓ポタリングで絶対に立ち寄りたい景勝地とグルメスポットは?

定山渓ポタリングの醍醐味は、美しい自然景観と温泉文化、そして地元グルメを自転車で気軽に巡れることにあります。絶対に外せない景勝地として、まず挙げられるのが二見吊橋です。温泉街から歩いてアクセスできる距離にあり、橋の上からは豊平川の渓谷とかっぱ淵、二見岩の絶景を一望できます。特に紅葉シーズンの眺望は圧巻で、多くの観光客が訪れる人気のフォトスポットです。

豊平峡ダムは道内随一のアーチ式ダムとして知られ、新緑と紅葉のシーズンには感動的な景観が広がります。定山渓温泉から少し登った場所にあるさっぽろ湖とセットで訪れることが多く、ダム湖の美しいエメラルドグリーンの水面と周囲の山々のコントラストは必見です。豊平峡ダムへは電気バスに乗り換えてアクセスしますが、サイクリストにとっては重要な休憩ポイントでもあります。

定山源泉公園は温泉街の中心部にあり、足湯を楽しみながら定山渓の歴史に触れることができるスポットです。公園内には「足のふれあい太郎の湯」があり、サイクリングで疲れた足を癒すのに最適です。また、「かっぱ家族の願かけ手湯」も人気で、定山渓のマスコットキャラクターであるかっぱにちなんだユニークな手湯体験ができます。

グルメスポットでは、豊平峡温泉のインドカレーが絶対に味わいたい名物です。温泉とインドカレーという意外な組み合わせですが、本格的なスパイスの効いたカレーとナンは多くのサイクリストに愛されています。サイクリングツアーにも組み込まれることが多く、運動後の体に染み渡る美味しさは格別です。

J・glacée(ジェイ・グラッセ)では、地元産のリンゴを使った絶品アップルパイが楽しめます。定山渓温泉エリアの人気スイーツスポットで、サイクリングの途中の糖分補給にも最適です。店内からの景色も美しく、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

カフェ崖の上は、その名の通り絶景を眺めながらお茶ができるカフェです。定山渓の渓谷を見下ろすロケーションは抜群で、特に紅葉シーズンには多くのサイクリストが立ち寄る人気スポットとなっています。

八剣山ワイナリーは、南区が誇る名山である八剣山周辺にあり、地元のこだわりが詰まったワインを味わうことができます。ポタリングの目的地として訪れるサイクリストも多く、北海道らしい体験ができるスポットです。

小金湯温泉は定山渓の手前に位置し、定山渓とは異なるさっぱりとした食塩泉が特徴です。定山渓の硫黄泉とは違った泉質を楽しめるため、温泉好きのサイクリストには特におすすめです。

これらのスポットを組み合わせることで、景観・温泉・グルメをバランスよく楽しめる充実したポタリング体験が可能です。

定山渓ポタリングに必要な装備と安全対策のポイントは?

定山渓ポタリングを安全に楽しむためには、季節に応じた適切な装備と事前の準備が不可欠です。基本装備として、まずヘルメットの着用は必須です。定山渓方面のコースでは一般道を走行することが多く、大型車両の通行もあるため、安全確保のためにもヘルメットと反射材の装着が強く推奨されます。

季節別の服装対策では、夏季(6月〜8月)は平均気温22度と過ごしやすいものの、日焼け止め、帽子、サングラスは必須アイテムです。北海道の夏は日差しが強く、長時間のサイクリングでは熱中症のリスクもあるため、十分な水分補給用のボトルとこまめな休憩を心がけましょう。初夏の6月中旬〜7月上旬は「蝦夷梅雨」の時期にあたるため、レインウェアの準備も重要です。

秋季(9月〜10月)は紅葉が美しい一方で、気温差が激しくなるため注意が必要です。特に朝晩や標高の高い峠では気温が急激に下がることがあり、防寒具や重ね着ができる服装を準備しましょう。初春・晩秋には真冬並みの万全な防寒装備が必要で、厚手の長袖ジャージやタイツ、長指グローブ、シューズカバー、フェイスカバーなどで末端部をしっかり防護することが大切です。

コース特有の安全対策として、定山渓方面にはトンネルがいくつかあるため、ライトの装備は絶対に必要です。昼間でもトンネル内は暗く、視認性を確保するためにも前後のライト装着は義務と考えましょう。また、長距離コースではパンク修理キットが必携です。山間部でのパンクは帰路に大きな支障をきたすため、基本的な工具セットとともに携行することをおすすめします。

野生動物との遭遇対策も重要なポイントです。郊外のコースでは、エゾシカやキタキツネなどの野生動物と遭遇する可能性があります。動物を驚かせないよう、発見した際はゆっくりと通過し、キタキツネにはエキノコックスという寄生虫がいるため、絶対に触れてはいけません。餌やりも厳禁です。また、クマの出没情報にも注意を払い、事前に最新の情報を確認しておきましょう。

2025年の道路状況対策として、道道京極定山渓線(天狗小屋〜豊羽鉱山の区間)では、法面崩壊による土砂崩れのため2024年5月10日以降、一部区間で幅員減少規制が継続中です。解除時期は未定のため、事前に道路情報を確認し、状況に応じて迂回ルートを検討することも必要です。

緊急時の備えとして、スマートフォンによる地図アプリの活用と緊急連絡先の把握は必須です。万が一の事故や故障に備え、近隣の修理店や医療機関の情報を事前に調べておくと安心です。また、自転車保険への加入も検討することをお勧めします。ポロクル利用者の場合は、利用者のケガに対応する損害保険が付保されている場合もあります。

定山渓ポタリング初心者におすすめのレンタサイクルとツアー情報は?

定山渓ポタリング初心者にとって、レンタサイクルサービスの活用は手軽にサイクリングを始められる最適な方法です。札幌市内では「ポロクル」というシェアサイクルサービスが非常に便利で、全台電動アシスト付き自転車となっています。札幌市内に50ヵ所以上あるポート(専用駐輪場)で自由に貸出・返却が可能で、借りたポートと異なるポートで返却できるため、片道利用や観光地巡りに最適です。

ポロクルの料金体系(2025年時点)は、1日パスが観光案内所やホテルでの購入で1,650円、Webまたはコンビニでの事前購入では1,430円となっています。利用日の23:59まで使用でき、JR札幌駅の北海道さっぽろ観光案内所でパスを購入し、駅北口のポートで借りればすぐに観光に出発できます。電動アシストにより移動が快適で、北海道大学のイチョウ並木、北海道庁旧本庁舎、札幌市時計台、大通公園などの主要観光地を効率よく巡ることができます。

定山渓エリア専用のレンタサイクルでは、「Locale定山渓(ロケール定山渓)」が特におすすめです。電動アシスト自転車(5段変速)をレンタル可能で、料金は2時間1,800円、4時間2,900円、1日3,500円に設定されています。営業期間は5月1日〜10月末(天候により変動)で、営業時間は10:00〜18:00です。坂の多い豊平峡ダムや八剣山エリアへの移動も電動アシストがあれば楽々で、初心者でも安心してポタリングを楽しめます。

その他の定山渓エリアのレンタサイクル施設として、定山渓観光協会のウェブサイトでは「TERMINAL」「埜のてらす」「FRILUFSLIV」などが紹介されています。これらの施設では様々なタイプの自転車をレンタルでき、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせた自転車選択が可能です。

サイクルフレンドリーなサービスとして、エリア内にはサイクルラックが各所に設置されており、持ち込み自転車のパンク修理やタイヤの空気入れが無料で利用できる店舗もあります。これにより、初心者でも安心してポタリングを楽しむことができます。

初心者におすすめのガイドツアーでは、「定山渓MTBサイクリング インドカレーランチ+源泉かけ流し豊平峡温泉入浴付きツアー」が人気です。北海道アウトドアツアーGiro21札幌が催行するこのツアーでは、豊平川の森や定山渓の温泉街をMTBでサイクリングし、豊平峡温泉で人気のインドカレーランチと源泉かけ流し温泉入浴を楽しめます。札幌市内からの送迎も含まれているため、交通手段を心配する必要がありません。

ピクニックライドツアー「大自然の中の絶景を楽しむコース」」は、定山渓の大自然をサイクリングで巡るツアーで、豊平峡ダムや木彫り作家の工房などを訪れ、地元のグルメやスイーツも楽しめる内容となっています。電動アシスト自転車のレンタルも可能で、初心者でも無理なく参加できるよう配慮されています。

これらのツアーに参加することで、地元ガイドから定山渓の歴史や文化、自然について詳しい説明を聞きながら、安全にポタリングを楽しむことができます。初心者にとっては、経験豊富なガイドと一緒に回ることで、コースの特徴や注意点を学びながら、より充実したポタリング体験が可能になります。

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