熱海のポタリングは電動アシストで坂道も楽に、海岸線と温泉街を半日で

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熱海の坂を苦にせず街を走るなら、駅前で借りられる三輪の電動アシスト自転車が現実的な選択肢です。熱海駅前の「熱海トライサイクル」が約50台を貸し出していて、料金は1日2,500円、4時間の半日なら1,500円です。

熱海は海のすぐそばまで山が迫る街で、駅から海岸へは下り、海岸から駅へ戻る道は上りになります。歩いて回ると、帰りの上りで脚にきます。アシスト付きの自転車なら、その上りの負担がぐっと軽くなります。

この記事では、2026年9月19日の時点で確認できた情報をもとに、レンタサイクルの料金と予約方法、営業時間、海沿いの走りどころ、坂の途中で立ち寄る神社と温泉の名所、公式の半日モデルコースをまとめました。確認できなかった点は、確認できなかったとそのまま書いています。

目次

熱海駅前の熱海トライサイクルは三輪の電動アシストを約50台そろえています

熱海駅前の熱海第一ビル1階にあるレンタサイクル店が、熱海トライサイクルです。駅の改札を出て、足湯側の正面にあるビルの1階と考えると探しやすいでしょう。貸し出しているのは三輪の電動アシスト自転車で、台数は約50台です。

導入の経緯は、当時のニュースでも取り上げられました。東京新聞デジタルは「熱海の坂を三輪がアシスト」という見出しで、観光客向けに市内で50台を導入したことを伝えています。熱海経済新聞も、熱海駅前に電動アシスト付き自転車50台を導入したと報じました。坂の街に三輪の電動アシストを持ち込んだ取り組みとして、新聞に載りました。

三輪と油圧式ディスクブレーキが熱海の急坂に向いています

この自転車は前輪が2つの三輪です。前輪が2輪あるため、安定感があります。電動アシストが付いているので、坂道もスイスイ登れます。

下りの安心感を左右するのはブレーキです。熱海トライサイクルの自転車は、油圧式のディスクブレーキを積んでいます。熱海のような急な坂でも、ブレーキが効きやすい仕様です。登りのアシストばかりが注目されがちですが、坂の街では下りこそ怖い場面が多く、ここは見逃せない点でしょう。

料金は4種類で、4時間の半日割は1,500円です

料金は次のとおりです。

区分料金
通常(1日)2,500円
半日割(4時間)1,500円
ペア割2,000円
グループ割2,000円

1日と半日の差は1,000円です。半日割は4時間なので、1時間あたりに直すと375円になります。1日借りても2,500円ですから、時間を気にして走るより、1日借りて気楽に回るほうが自分には合っています。

ペア割とグループ割の適用条件は、今回確認できた範囲では分かりませんでした。2人以上で借りる場合は、予約の前に公式サイトで条件を見ておくのが確実です。

乗れる人の条件は、身長145センチ以上です。この身長を満たせば、子どもも乗車できます。

予約はWEBで30日前から前日24時まで、電話なら当日でも間に合います

予約の方法は2通りあります。WEB予約は、30日前から前日の24時まで受け付けています。電話予約は、当日でも可能です。前日の夜までにWEBで押さえるのが基本で、予定が急に決まった日は電話、と使い分ければ困りません。

WEB予約の受付は30日前に始まり、前日の24時に締め切られます。出かける日が決まっているなら、1か月近く前から予約できる計算です。三輪の電動アシストは約50台ですから、旅行の日程が固まった時点で先に押さえておけば、当日の心配が減ります。

営業時間は夏期が9時30分から18時、冬期は17時までです

営業時間は季節で変わります。4月から10月の夏期は9時30分から18時、11月から3月の冬期は9時30分から17時です。2026年9月19日の時点では夏期にあたります。

冬期は日が落ちるのが早く、返却の17時までにも余裕がありません。冬に借りるなら、行き先を欲張らず、返却時刻から逆算して動くのがよいでしょう。料金や営業時間、台数は変わることがあります。出かける前に、公式サイトで最新の内容を確認してください。

熱海のポタリングは駅から海へ下り、帰りに上る坂の街の走り方です

ポタリングとは、目的地に急ぐのではなく、自転車で散歩するように走ることです。速さや距離は競いません。気になった場所で止まって眺め、また走り出します。

熱海は、この楽しみ方と電動アシストの相性がよい街です。街の多くが斜面に広がっていて、駅から海岸へ向かう道は下り、海岸から駅へ戻る道は上ります。歩いて巡ると、この上りが体力を奪います。脚力に差のある人同士でも、電動アシストがあれば同じペースで走れます。

海岸線はサンビーチの歩道から親水公園へ続きます

海岸線を走るなら、まず熱海サンビーチです。青い海と白い砂浜、ヤシの並木が続き、海外のリゾートを思わせる雰囲気があります。サンビーチ沿いの歩道は、自転車で走れると案内されています。

ただし、歩道は歩行者の場所でもあります。人が多い時間帯は速度を落とし、歩行者を優先してください。親水公園やサンビーチの周辺について、自転車の通行ルールと駐輪場の具体的な情報は、今回の確認では見つかりませんでした。熱海市観光建設部の公園緑地課維持管理室が問い合わせ先として案内されているので、不明な点はそこに聞くのが近道です。

親水公園は北イタリアのサンレモ市をイメージして整備されました

サンビーチから南に続く親水公園は、熱海市が北イタリアのサンレモ市と姉妹都市であることが背景にあります。地形と街並みが似ていることから、地中海北部のリゾート地のイメージで整備されました。

公園は複数の工区に分かれていて、ムーンテラス、スカイデッキ、レインボーデッキ、渚デッキがあります。散歩、日光浴、記念撮影の場所として親しまれています。熱海市の公式サイトも、ムーンテラス、スカイデッキ、レインボーデッキ、渚デッキをひとまとめにして案内しています。

ムーンテラスは、海の上に大きく突き出した展望テラスです。サンビーチとムーンテラスは、どちらも「恋人の聖地」に認定されています。テラスの先端には噴水があり、恋人たちが愛を誓うためのモニュメントが置かれています。

来宮から下る半日モデルコースは荷物を駅に預けて手ぶらで始めます

熱海市の公式観光サイト「あたみニュース」に、「来宮から始まる下り坂の熱海半日コース」が載っています。来宮駅から手ぶらでのんびり、半日かけて神社、街中、ビーチを回る内容です。

流れはこうです。まず熱海駅で荷物を預けます。次に、JR伊東線でひと駅、約3分乗って来宮駅へ向かいます。荷物がなければ、身軽に歩き出せます。このコースは、標高の高い来宮から低い海へ向かう順路です。上りを減らすという考え方が、はっきり出ています。

來宮神社の大楠は樹齢約2,100年で国の天然記念物です

最初の立ち寄り先は來宮神社です。福を招く縁起のよい神社として案内されています。境内の大楠は、樹齢が約2,100年、幹の太さは24メートルとされる御神木で、パワースポットとして知られています。

1933年(昭和8年)2月28日に、国の天然記念物に指定されました。指定から、2026年で93年が経ちました。幹を一周すると寿命が一年延びると伝えられていて、長寿や健康を祈る参拝者が多く訪れます。日没から23時までは、ライトアップも行われます。

湯前神社と大湯間歇泉ではアルコックの愛犬トビーの墓に出会えます

次が湯前神社と、熱海七湯のひとつである大湯間歇泉です。大湯間歇泉の近くには、アルコックの愛犬トビーの墓があります。

糸川沿いの道を通ってサンビーチで終えます

コースは糸川沿いの道を通り、最後は熱海サンビーチに着きます。神社で始まり、温泉の名所と川沿いの道を経て、海に出て終わる順番です。

大湯間歇泉はかつて世界三大間欠泉に数えられ、昭和37年に人工の噴出へ再整備されました

大湯間歇泉は、熱海の銀座通りの山側、湯前神社のそばにあります。かつては、世界の三大間欠泉のひとつに数えられていました。ほかの2つは、アメリカのイエローストーン公園にあるオールドフェイスフルと、アイスランドのグレートガイザーです。

大正時代の初期までは、一定のリズムで規則正しく、多量の熱湯を吹き上げる自噴泉でした。ところが、大正12年の関東大震災のあとに噴出が衰えます。昭和37年に、人工的に噴出させる間欠泉として再整備され、市の文化財として保存されて現在に至ります。震災から再整備まで、約39年かかりました。

熱海七湯は坂道のところどころに湯気が立つ七つの源泉です

熱海の街を歩くと、坂道のところどころから湯気が立ちのぼっています。それが「熱海七湯」と呼ばれる源泉です。大湯、小沢の湯、風呂の湯・水の湯などがあります。

源泉を一つずつ巡ると、熱海の長い歴史と温泉の情緒に触れられます。熱海市の公式サイトには、「熱海七湯めぐり」のページもあります。公式サイトのスポット案内では、大湯間歇泉、小沢の湯、風呂の湯・水の湯が、それぞれ別のページで載っています。自転車で回る場合は、道の端に止めて、歩いて眺めるのが落ち着きます。

銀座商店街は干物と昭和の喫茶店が残る、かつての熱海の中心です

銀座商店街は、かつて熱海の中心部として、多くの観光客でにぎわった通りです。歩くと、軒先に吊るされた干物や、昭和のままの姿で営業を続ける喫茶店に出会えます。昔ながらの日本の風景が、そのまま残っています。

歩行者の多い時間帯は、自転車を押して歩いたほうがよいでしょう。周りに気を配る場所です。

「坂を下って街めぐり」は來宮神社から甘味処を巡る公式コースです

熱海市観光協会の公式サイトには、もう一つ、「坂を下って街めぐり」というモデルコースがあります。來宮神社のパワースポットに立ち寄ったあと、街を歩いて甘味処を巡る内容です。歴史ある店、新しい店、レトロな洋館、懐かしい娯楽施設が出てきます。

菓子店では、二つの名が挙がっています。ひとつは、御用邸に出入りを許された唯一の菓子店とされる、和菓子の老舗です。もうひとつは、作家の谷崎潤一郎が好んだ「モカロール」で知られる洋菓子の老舗「モンブラン」です。和と洋の老舗が、同じコースに並んでいます。

起雲閣は入館が16時30分までで、返却時刻との兼ね合いが決め手です

熱海トライサイクルの公式モデルコースには、來宮神社と起雲閣のほか、グルメや買い物のスポットが入っています。所要時間の詳細は、今回確認できませんでした。公式サイトのモデルコースのページで確かめてください。

起雲閣の営業時間は9時から17時で、入館は16時30分までです。夏期の返却は18時ですから、時間には余裕があります。冬期は返却が17時なので、起雲閣の閉館時刻と重なります。冬に立ち寄るなら、午前のうちに済ませたほうが安心です。入館料は今回の確認では分からなかったので、公式サイトで見てください。

伊東方面の海岸線は国道135号を通りますが、三輪の半日ポタリングとは性格が違います

熱海の海岸線を南へ走る情報もあります。ロードバイク向けの案内では、熱海駅を出て国道135号を伊東方面へ進み、熱海城の下のトンネルを抜けます。その先は海岸線に沿って走り、長浜海浜公園の前を通って、網代を経由します。

伊東までは海沿いを基本とした景色のよい道です。一方で、土日はやや交通量が多いと案内されています。安全を第一に走る必要があります。

さらに遠くへ行くコースもあります。熱海から伊豆半島東側の海沿いを、下田まで南下するコースです。距離は78.0キロ、獲得標高は1,547メートルです。これは1日がかりの本格的なコースで、4時間の半日割で走る距離ではありません。

自分なら、熱海トライサイクルの三輪で市街地の坂と海沿いを回る半日を選びます。伊東や下田への長距離は、スポーツ自転車の人向けの話です。三輪の電動アシストは、熱海の坂道と海沿いの歩道を、周りに気を配りながらゆっくり走るのに向いています。

熱海港には海釣り施設があります。全長300メートルに近い大型の堤防で、堤防全体が柵で覆われた有料の海釣り公園として開放されています。

坂道を走るときの3つの心得は、アシスト任せ、早めのブレーキ、歩行者優先です

上りはアシストに任せ、ギアを軽くして一定のペースで踏みます。下りはブレーキを早めに、こまめにかけます。歩行者の多い海沿いの歩道では、速度を落として歩行者を優先します。

電動アシストがあっても、上りは少ないほうが楽です。坂の多い熱海では、高い場所から低い場所へ向かう順路にすると、負担が減ります。公式の半日コースが来宮から始まる下りの順路になっているのも、同じ理由でしょう。三輪の電動アシストを借りる場合も、下りを先に組み、上りは最後に少しだけ残す並びが楽です。

夏期と冬期で走れる時間は1時間違い、起雲閣の閉館と重なるのは冬期です

ここまでの時刻を、季節ごとに並べます。夏期は4月から10月、冬期は11月から3月です。

項目夏期(4月から10月)冬期(11月から3月)
熱海トライサイクルの営業9時30分から18時9時30分から17時
起雲閣の営業9時から17時(入館は16時30分まで)季節別の記載は確認できませんでした
來宮神社の大楠のライトアップ日没から23時季節別の記載は確認できませんでした

夏期の営業は8時間30分、冬期は7時間30分です。差は1時間で、日の短い冬期のほうが短くなります。起雲閣の営業時間に季節の区別が書かれていない以上、17時に閉まる前提で動くのが無難です。その前提だと、冬期は熱海トライサイクルの返却時刻と起雲閣の閉館時刻がどちらも17時になります。冬期に起雲閣まで組み込むなら、入館の16時30分から逆算して、返却の手間を見込んでおきたいところです。

大楠のライトアップは日没から23時までですが、熱海トライサイクルは夜には営業していません。自転車で回った日の夜に大楠の灯りを見たい場合は、返却したあとに歩いて向かう形になります。

今回の確認で分かったことと分からなかったことは表にまとめられます

最後に、分かった点と分からなかった点を、はっきり分けておきます。

項目状況
熱海トライサイクルの料金、台数、営業時間、予約方法確認できました
身長145センチ以上で子どもも乗車できること確認できました
ペア割とグループ割の適用条件確認できませんでした
公式モデルコースの所要時間確認できませんでした
起雲閣の入館料確認できませんでした
サンビーチと親水公園周辺の自転車通行ルール、駐輪場確認できませんでした
熱海駅周辺の、ほかの電動アシスト貸し出し店確認できませんでした

確認できなかった項目は、無理に書かずに空けてあります。ここを推測で埋めると、行った人が困ります。

熱海のポタリングについてよくある疑問

子どもは乗れるのかという疑問には、身長145センチ以上なら乗れる、と答えられます。当日でも借りられるのかという点は、電話予約なら当日でも可能です。WEB予約は前日の24時までなので、当日に思い立った日は電話が頼りになります。冬期も営業していて、時間は9時30分から17時です。

熱海駅周辺に、ほかの電動アシスト貸し出し店はあるのかという疑問もあります。今回の確認では、熱海トライサイクル以外に、熱海駅周辺で電動アシスト自転車を貸す事業者は見つかりませんでした。シェアサイクルのHELLO CYCLINGには、熱海市のステーションを案内するページがあります。

最後に、坂の途中で寄りたい場所を欲張ると時間が足りなくなります。半日割は4時間、1日でも営業は夏期で18時までです。來宮神社、大湯間歇泉、サンビーチと絞って、余った時間で親水公園やムーンテラスに足を伸ばす。それくらいの余裕が、ポタリングには合っています。

熱海の坂と海と温泉街を三輪の電動アシストで回る計画の立て方

熱海駅前で、熱海トライサイクルの三輪の電動アシストを借ります。前日24時までにWEBで予約するか、当日は電話で申し込みます。料金は、半日なら1,500円、1日なら2,500円です。返却は営業終了の時刻までに済ませます。夏期は18時、冬期は17時です。

走る順路は、高いほうから低いほうへ。來宮神社と湯前神社、大湯間歇泉、糸川沿いの道を通って、サンビーチと親水公園に出ます。海岸線はサンビーチの歩道と親水公園を走り、温泉街では七湯の湯気と銀座商店街を眺めます。

料金、営業時間、予約の受付期間は変わることがあります。出かける前に、熱海トライサイクルの公式サイトで確認してください。

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