滋賀でポタリングを満喫!琵琶湖周辺の絶景スポットと季節別おすすめコース

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琵琶湖の爽やかな風を感じながら、歴史ある街並みや美しい自然を楽しむ滋賀県のポタリング(気軽な自転車散歩)。初心者からベテランまで楽しめる滋賀サイクリングの魅力は、何と言っても変化に富んだ景観と豊かな文化体験にあります。県内には「ビワイチ」(琵琶湖一周)をはじめとする様々なコースが整備され、自転車愛好家から観光客まで多くの人々を魅了しています。東海道や中山道といった歴史街道、水郷地帯や城下町、さらには山間部の自然景観まで、滋賀県は一日で様々な表情を楽しめる自転車旅の宝庫です。四季折々の風景も見どころで、春の桜、夏の青々とした湖面、秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れる季節によって全く異なる魅力を発見できます。また、地元の食文化を味わえるカフェや休憩スポットも充実しており、自転車旅ならではの「寄り道の楽しさ」も滋賀ポタリングの大きな魅力となっています。今回は滋賀県でポタリングを楽しむための完全ガイドをお届けします。

目次

滋賀県でのポタリングに最適な季節はいつですか?四季の魅力を解説

滋賀県でのポタリングは一年を通して楽しめますが、季節ごとに特有の魅力があります。特に**春(4月〜5月)と秋(10月〜11月)**が最も人気があり、ポタリングに最適な時期とされています。

春は桜の季節が最大の見どころです。特に琵琶湖周辺や河川沿いのサイクリングロードでは、満開の桜のトンネルをくぐるような感覚を味わえます。海津大崎の桜並木や草津市の笠原の桜は特に有名で、湖面に映る桜の姿は格別の美しさです。また、琵琶湖岸では菜の花も見頃を迎え、黄色い絨毯が広がります。気温も15〜20度前後と自転車で走るのにちょうど良く、汗をかきすぎることなく快適に過ごせます。

夏(6月〜9月)は緑豊かな景色と水辺の涼しさを求めてのポタリングが人気です。この時期は朝早くか夕方に出発することをおすすめします。琵琶湖の湖岸を走れば水辺の風が心地よく、暑さを和らげてくれます。特に琵琶湖西岸(湖西)のコースは山側の木陰もあり、夏でも比較的涼しく走れるスポットです。ただし、8月上旬は気温が30度を超える日が多いので、熱中症対策は必須です。水分補給と日焼け対策をしっかりと行いましょう。

秋は何と言っても紅葉の季節。湖東三山(西明寺、金剛輪寺、百済寺)周辺や比叡山、メタセコイア並木など、色づく木々を眺めながらのサイクリングは絶景そのものです。気温も15〜20度と過ごしやすく、空気も澄んでいるので遠くの山々までくっきりと見渡せる日が多くなります。特に10月下旬から11月中旬にかけての紅葉シーズンは、サイクリストで賑わいます。

冬(12月〜3月)は寒さと雪の心配がありますが、晴れた日は空気が澄み渡って琵琶湖や周囲の山々が美しく見える日が多くあります。特に湖北地域では雪景色の中でのポタリングも楽しめることがありますが、路面の凍結に注意が必要です。この季節は防寒対策をしっかりとして、無理のない計画を立てることが大切です。

季節を問わず訪れたいのが、朝霧の立ち込める早朝の琵琶湖です。特に秋から冬にかけての朝は、湖面から立ち上る霧が幻想的な風景を作り出します。写真好きなサイクリストには特におすすめのシーンです。

どの季節に訪れるにしても、滋賀県の気象情報をチェックすることをお忘れなく。特に梅雨時期(6月〜7月上旬)は突然の雨に備えて雨具を持参することが大切です。また、季節ごとの地元のイベントやお祭りとの組み合わせも、ポタリングをより楽しくする要素となるでしょう。

初心者でも安心!滋賀県の平坦で走りやすいおすすめポタリングコースは?

滋賀県には初心者でも安心して楽しめる、平坦で走りやすいポタリングコースがたくさんあります。体力に自信がない方や、家族連れでも気軽に楽しめるコースをご紹介します。

1. 琵琶湖湖岸コース(大津〜草津)

大津市から草津市にかけての琵琶湖湖岸沿いのサイクリングロードは、初心者に最も人気のあるコースの一つです。ほぼ平坦な道が続き、信号も少ないため、ペダルをこぐことに集中してリズムよく走ることができます。距離は約10kmから自分の体力に合わせて調整可能で、途中には休憩スポットも多くあります。

コース上では、膳所城跡公園、矢橋帰帆島など見どころも豊富。特に粟津の晴嵐は琵琶湖八景の一つとして有名で、湖面に映る景色は絶景です。また、琵琶湖大橋周辺からは比良山系の山々を望むことができ、晴れた日の眺望は格別です。

このコースは初心者でも2〜3時間でゆっくり走破できるため、半日の計画でちょうど良いでしょう。大津市や草津市内には観光レンタサイクルも充実しているので、手ぶらで訪れても問題ありません。

2. 草津川跡地公園サイクリングロード

かつての天井川だった草津川の跡地を利用して整備された公園内のサイクリングロードは、初心者にとって安全で走りやすいコースです。全長約7.4kmの直線コースは完全に平坦で、車の心配もないため、小さなお子様連れでも安心です。

草津駅側の「de愛ひろば」と琵琶湖側の「ai彩ひろば」を結ぶこのコースでは、両端の広場で様々なイベントが開催されていることもあります。特に「くさつFarmers’ Market」が開催される日に訪れると、地元の新鮮な農産物や加工品を楽しむこともできます。

周辺には草津宿本陣など歴史スポットもあるので、サイクリングの合間に立ち寄ってみるのもおすすめです。自転車専用の空間なので、初めての長距離サイクリングでも安心して挑戦できます。

3. 野洲川サイクリングロード

守山市から野洲市にかけて整備された野洲川サイクリングロードも、初心者におすすめのコースです。琵琶湖に注ぐ野洲川の堤防上に整備された道は、勾配がほとんどなく、直線的で走りやすいのが特徴です。

守山市埋蔵文化財センターをスタート地点とした場合、野洲川河川公園や野洲川落差工など、水辺の景観を楽しみながら走ることができます。特に春には桜、秋にはコスモス畑など、季節の花々も見どころです。

ほぼ一本道なので迷う心配がなく、距離も自分のペースで調整できるため、初めてのポタリングにぴったりです。道中、近江富士(三上山)の眺望ポイントもあり、写真撮影にも最適なスポットがあります。

4. 近江八幡水郷めぐりコース

近江八幡の水郷地帯をのんびりと巡るコースは、平坦でありながらも日本の原風景ともいえる美しい景観を楽しめます。八幡掘周辺の歴史的な街並みや、西の湖の水辺風景など、景色の変化も多彩です。

コース全体は約15〜20kmほどですが、八幡堀周辺だけでも十分に楽しめるので、体力に合わせて調整可能です。八幡堀周辺の街並みでは、白壁の町家や土蔵が立ち並び、タイムスリップしたような気分を味わえます。

坂道がほとんどなく、休憩できるカフェやレストランも多いため、のんびりとしたポタリングを楽しみたい初心者に最適です。レンタサイクルも充実しており、JR近江八幡駅から気軽にスタートできます。

5. 瀬田川リバーサイドコース

琵琶湖から流れ出る瀬田川沿いのコースも、初心者にやさしい平坦な道が続きます。瀬田の唐橋を起点に、川沿いの遊歩道を利用したコースで、景色を楽しみながらのんびりとポタリングが楽しめます。

途中、建部大社や石山寺など歴史的な見どころにも立ち寄ることができ、文化的な要素も満喫できます。特に「瀬田の唐橋」は「急がば回れ」の格言で知られる歴史的な橋で、「ビワイチ出発の地」のモニュメントもあり、記念撮影スポットとなっています。

このコースは、JR瀬田駅や石山駅からのアクセスも良く、レンタサイクルショップも点在しているため、気軽に訪れることができます。川沿いの風を感じながらの走行は、特に夏場の暑い時期でも比較的涼しく感じられる点も魅力です。

いずれのコースも、途中で無理せず休憩を取りながら、自分のペースで楽しむことが大切です。また、観光スポットやカフェでの休憩時間も含めて余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。初心者でも安心の平坦なコースで、滋賀県の豊かな自然と文化を堪能してください。

滋賀ポタリングで押さえておきたい絶景スポットと撮影ポイントは?

滋賀県のポタリングでは、琵琶湖をはじめとする素晴らしい景観や歴史的建造物など、カメラに収めたい絶景ポイントが数多くあります。SNS映えする写真撮影ポイントをご紹介します。

1. メタセコイア並木(マキノ町)

滋賀県のポタリング撮影スポットとして最も人気があるのが、マキノ町のメタセコイア並木です。約500mにわたって直線上に植えられた約400本のメタセコイアの木々は、四季を通じて異なる表情を見せます。特に秋の紅葉シーズン(11月中旬〜下旬)には赤茶色に色づき、冬には雪化粧した姿が見られることも。写真撮影のベストアングルは、並木道の中央から両端を見渡す構図です。自転車と並木道を一緒にフレームに収めれば、インスタ映え間違いなしの一枚になります。

2. 白鬚神社の湖中鳥居(高島市)

琵琶湖に立つ朱色の鳥居が印象的な白鬚神社は、「近江の厳島」とも呼ばれる絶景スポットです。特に朝日や夕日に照らされた鳥居は神秘的な雰囲気をまとっています。湖岸の遊歩道沿いからでも素晴らしい写真が撮れますが、ポタリング中なら少し離れた湖岸道路からの眺めもおすすめです。天気の良い日には、鳥居と琵琶湖、そして比良山系を一枚に収めることができます。スマートフォンのパノラマ機能を使えば、湖と山の壮大な風景と鳥居のコントラストを表現できるでしょう。

3. 近江八幡の水郷地帯(近江八幡市)

近江八幡の八幡堀や西の湖一帯の水郷地帯は、ヨシ原と水路が織りなす日本の原風景が魅力です。特に八幡堀周辺は、白壁の蔵や古い町並みと水面が美しいコントラストを生み出しています。早朝は霧がかかることもあり、幻想的な雰囲気を撮影できるチャンスです。また、西の湖では、ヨシ原の間を縫うように走る小道からの写真も趣があります。周辺のサイクリングロードは平坦で走りやすく、カメラを持ちながらでも安全に撮影を楽しめます。

4. 琵琶湖大橋(大津市・守山市)

琵琶湖を横断する全長約1.4kmの琵琶湖大橋は、湖の雄大な景色を一望できるスポットです。橋の上からは琵琶湖の東岸と西岸、そして比良山系の山々までを見渡すことができます。晴れた日には、湖面に反射する光と山々のシルエットが絵画のような景色を作り出します。橋の袂にある「道の駅 びわ湖大橋米プラザ」は休憩にも最適で、ここから見る橋と湖の風景も絶好の撮影ポイントです。橋を渡る際は、自転車道を利用し、立ち止まって撮影する際は安全に配慮しましょう。

5. 彦根城と琵琶湖(彦根市)

国宝の彦根城と琵琶湖が同時に楽しめるビュースポットは、ポタリングの写真撮影に最適です。特に彦根港周辺からは、天守閣と湖、そして遠くの山々を一度に収めることができます。天気の良い日には、湖面に映る彦根城が美しいリフレクション写真を撮影できるチャンスも。また、彦根城の天守閣からは琵琶湖と城下町を一望でき、ポタリングの途中で城内に入るのもおすすめです。彦根城周辺は自転車で移動しやすく、様々な角度からの撮影が可能です。

6. 海津大崎の桜並木(高島市)

春のポタリングで訪れたいのが海津大崎の桜並木です。約4kmにわたって琵琶湖岸に約800本の桜が植えられており、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。例年4月上旬から中旬にかけての満開時には、湖面に映る桜と比良山系の組み合わせが絶景です。特に朝日が昇る瞬間の桜は、ピンク色に輝き、幻想的な雰囲気を演出します。桜並木沿いのサイクリングロードは平坦で走りやすく、至る所に写真映えするスポットがあります。

7. 朝霧橋からの朝日(守山市)

守山市の琵琶湖岸にある朝霧橋は、その名の通り朝霧と朝日の絶景スポットです。特に秋から冬にかけての早朝に訪れると、湖面から立ち上る霧と朝日が神秘的な光景を作り出します。橋の上からは琵琶湖と比良山系を一望でき、朝日が山の稜線から昇る瞬間は絶好の撮影タイミングです。早朝のポタリングで訪れれば、観光客も少なく、静かな雰囲気の中で撮影を楽しめます。

8. 石山寺と瀬田川(大津市)

紫式部が「源氏物語」を執筆したことで知られる石山寺は、瀬田川のほとりに位置する風光明媚なスポットです。寺院の庭園からは瀬田川の流れを見下ろすことができ、特に紅葉の季節には色とりどりの景色が楽しめます。また、瀬田川沿いのサイクリングロードからは、石山寺の山門や多宝塔を遠景に収めた写真が撮影できます。瀬田の唐橋周辺も歴史的な景観と川の風景が融合した撮影ポイントとして人気です。

9. びわ湖テラス(大津市)

琵琶湖バレイのびわ湖テラスは、琵琶湖を一望できる絶景スポットです。標高約1,100mの山頂からは、琵琶湖全体を見下ろすパノラマビューを楽しめます。ここは本格的なヒルクライムルートとなるため、上級者向けですが、ロープウェイを利用することもできます。空気の澄んだ日に訪れれば、琵琶湖と周囲の山々、そして遠くの街並みまでをクリアに写真に収めることができます。山頂のカフェで休憩しながら、達成感とともに絶景を満喫しましょう。

10. 伊吹山ドライブウェイ(米原市)

上級者向けのヒルクライムコースである伊吹山は、頂上へと続くドライブウェイからの眺望が素晴らしい撮影スポットです。標高差約1,000mを登り切ると、琵琶湖をはじめとする滋賀県の広大な景色が広がります。特に夏には高山植物のお花畑、秋には紅葉と雲海など、季節によって異なる絶景を楽しめます。ヒルクライムの経験者でなければ厳しいコースですが、その分だけ達成感と共に素晴らしい写真が撮影できるでしょう。

撮影の際は、交通ルールを守り、安全な場所で立ち止まって撮影することを心がけてください。また、早朝や夕暮れ時は特に美しい光の中で撮影できますが、視界の確保にも注意しましょう。季節や天候によって景色は大きく変わりますので、事前にベストなタイミングを調べておくことをおすすめします。

ポタリング中に立ち寄りたい!滋賀のおすすめカフェと休憩スポット

滋賀県のポタリングでは、途中で立ち寄る休憩スポットも旅の大きな楽しみです。特に地元の食材を使った美味しいメニューを提供するカフェや、サイクリスト向けのサービスが充実した施設は、サイクリングの疲れを癒し、新たなエネルギーを補給する大切な場所となります。ここでは、ポタリング中に立ち寄りたいおすすめスポットをご紹介します。

1. なぎさのテラス(大津市)

大津市の琵琶湖岸に位置する「なぎさのテラス」は、湖を一望できるロケーションが魅力のカフェ複合施設です。4つの異なるレストラン・カフェがあり、それぞれ特色のあるメニューを提供しています。オープンテラスでは湖風を感じながら食事やドリンクを楽しめるため、暑い夏のポタリング中の休憩にも最適です。

特におすすめは、地元食材を使ったヘルシーメニューが豊富な「Nagisa WARMS」。サイクリストに嬉しい高タンパク低脂肪のメニューもあります。また、「Colony」ではクラフトビールと滋賀県産の食材を使ったピザが楽しめます。大津駅からもアクセスしやすく、レンタサイクルの拠点としても便利なスポットです。

2. くさつFarmers’ Market(草津市)

草津川跡地公園「de愛ひろば」で定期的に開催される「くさつFarmers’ Market」は、地元の新鮮な農産物や加工品を購入できる人気のマーケットです。開催日に合わせてポタリングプランを立てれば、地元の味を楽しみながら休憩することができます。

市場内では、地元農家の野菜や果物はもちろん、手作りパンや菓子、コーヒーなどの飲食店も出店しています。青空の下でのんびりと食べ歩きを楽しんだり、芝生エリアでピクニック気分で休憩したりと、ポタリングの合間のリフレッシュに最適です。草津駅からも近く、アクセスも良好です。

3. パンカフェスズヤ(大津市)

大津市石山にある「パンカフェスズヤ」は、地元で長く愛されているパン屋さんです。焼きたてのパンの香りが漂う店内には、ハード系から菓子パンまで様々な種類のパンが並び、サイクリストの補給食としても人気があります。店内にはカフェスペースもあり、コーヒーやジュースと一緒にその場で食べることもできます。

瀬田川沿いのサイクリングルート上にあるため、瀬田の唐橋や石山寺を巡るコースでの立ち寄りスポットとして最適です。テイクアウトしてサイクリング途中の景色のよい場所で食べるのもおすすめです。

4. 道の駅 びわ湖大橋米プラザ(守山市)

琵琶湖大橋の東側たもとにある「道の駅 びわ湖大橋米プラザ」は、サイクリストに便利な施設が揃う休憩スポットです。地元の農産物や特産品を販売するマーケットや、滋賀の名物を味わえるフードコートがあります。特に近江牛コロッケや近江米を使ったおにぎりなど、手軽に地元の味を楽しめるメニューが人気です。

琵琶湖を一望できる展望デッキもあり、大橋と湖の景色を眺めながら休憩できます。サイクルラックも設置されているので、自転車を安全に停めることができるのも嬉しいポイントです。琵琶湖大橋を渡るサイクリングルートの中間地点として立ち寄るのがおすすめです。

5. クラブハリエ ジュブリルタン(近江八幡市)

近江八幡市にある「クラブハリエ ジュブリルタン」は、滋賀県を代表する洋菓子店のカフェです。特に人気のバームクーヘン「バームブリュレ」や季節のケーキなど、自転車で消費したカロリーを補給するのにぴったりの甘いメニューが豊富です。また、軽食メニューも充実しており、サイクリストの休憩にも最適です。

店舗は琵琶湖東岸のサイクリングルート上にあり、近江八幡の水郷地帯を巡るコースでの立ち寄りスポットとして人気があります。特に2階のカフェスペースからは琵琶湖の景色を望むことができ、景観を楽しみながらの休憩タイムを過ごせます。

6. ラ コリーナ近江八幡(近江八幡市)

安藤忠雄氏が設計した建築も見どころの「ラ コリーナ近江八幡」は、お菓子メーカー「たねや」のフラッグシップ施設です。緑豊かな丘の上に位置し、和菓子や洋菓子を楽しめるカフェやレストランがあります。特に「クラブハリエ」のバームクーヘンや、「たねや」の季節の和菓子は絶品です。

広大な敷地内には遊歩道や芝生広場もあり、自転車を停めてゆっくりと散策することもできます。屋根の上に芝生が広がる独特の建築デザインも見どころの一つです。近江八幡からのサイクリングルートにあり、少し小高い丘にありますが、その分、到着したときの達成感と絶景が楽しめます。

7. 水茎の里(守山市)

琵琶湖に近い守山市の「水茎の里」は、地元の農産物直売所とレストランが一体となった施設です。地元農家から直接仕入れた新鮮な野菜や果物、加工品などを購入できるほか、それらを使った料理を提供するレストランでは、滋賀の郷土料理を味わうことができます。

特に人気なのが「近江牛コロッケ」や「しじみ汁」など、地元の特産品を使ったメニューです。琵琶湖周辺のサイクリングルート上にあり、野洲川サイクリングロードからもアクセスしやすい位置にあります。駐輪スペースも確保されているため、サイクリストに優しい施設となっています。

8. ai彩ひろば(草津市)

草津川跡地公園の西側(びわ湖側)の拠点「ai彩ひろば」は、サイクリストの休憩スポットとして最適な施設です。広場やバーベキュー場などがあり、「にぎわい活動棟」のベンチでは持参したお弁当や購入したパンなどを食べることができます。

トイレや水飲み場が整備されているほか、日陰になるスペースもあるため、夏場のポタリング中の休憩にも快適です。サイクリングロードに直結しているため、アクセスも容易で、草津駅方面へ向かう前の休息ポイントとして利用する人も多いです。

9. 彦根港周辺(彦根市)

彦根城の近くにある彦根港周辺は、琵琶湖の景色を楽しみながら休憩できる開放的なスポットです。港周辺には休憩ベンチが設置されており、城下町の雰囲気を感じつつ、湖を眺めることができます。周辺には「キャッスルロード」と呼ばれる商店街があり、地元の食材を使った料理や彦根の名物「ひこにゃんまんじゅう」などを楽しむこともできます。

彦根城を訪れるポタリングコースでは、城内を観光した後の休息ポイントとして最適です。港からは遊覧船も出ており、足を伸ばして湖上からの景色を楽しむのもおすすめです。

10. 道の駅 アグリパーク竜王(竜王町)

竜王町にある「道の駅 アグリパーク竜王」は、農業体験や地元の食材を楽しめる複合施設です。広大な敷地内には、新鮮な野菜や果物を販売する直売所や、それらを使った料理を提供するレストラン、アイスクリームショップなどがあります。

特におすすめは「近江牛レストラン 岡崎」で提供される近江牛料理。ポタリングで消費したエネルギーを補給するのに最適です。また、ソフトクリームやフルーツパフェなど、甘いものを求めるサイクリストにも嬉しいメニューが揃っています。駐輪スペースも広く、自転車を停めやすいのも魅力です。

滋賀県でのポタリング中の休憩は、単に疲れを癒すだけでなく、地元の食文化に触れる貴重な機会でもあります。季節ごとに変わる名物料理や特産品を味わいながら、滋賀の魅力をより深く体感してください。また、人気のカフェは週末になると混雑することもあるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

滋賀ポタリングの持ち物と準備は?地元サイクリストが教える必須アイテム

滋賀県でのポタリングを快適に楽しむためには、適切な準備と必要なアイテムの持参が重要です。地元サイクリストが実際に活用している必須アイテムと準備のポイントをご紹介します。

1. 自転車関連の必須アイテム

まず最も重要なのは、安全に走行するための自転車関連アイテムです。

  • ヘルメット: 安全のために必ず着用しましょう。特に琵琶湖周辺は風が強い日もあるので、しっかりとフィットするものを選びましょう。
  • グローブ: 手のひらを保護し、長時間の走行でも疲れにくくなります。季節に合わせた素材のものを選びましょう。
  • 携帯ポンプと予備チューブ: 滋賀県は自転車専門店が点在していますが、人里離れた場所でのパンクに備えて、基本的な修理道具は持参すると安心です。
  • マルチツール: 簡単な調整やメンテナンスができるマルチツールがあると便利です。特にサドルやハンドルの高さ調整が途中で必要になることもあります。
  • ライト: 琵琶湖周辺は日が暮れると暗くなる場所も多いため、前後のライトは必須です。予定より遅くなることも考慮して、常に携帯しましょう。
  • : 観光スポットや食事の際に自転車を停める時に必要です。滋賀県は比較的安全ですが、貴重品は必ず持ち歩きましょう。

2. 快適に走るための装備

快適なポタリングのためには、適切なウェアと装備が重要です。

  • パッド入りのサイクルパンツ: 長時間の走行でもお尻の痛みを軽減します。ポタリングであれば普段着の下に着用するタイプもおすすめです。
  • 重ね着できる服装: 特に春秋は朝晩と昼間の気温差が大きいため、脱ぎ着しやすい服装が便利です。薄手のウインドブレーカーやアームカバーなどを活用しましょう。
  • サングラス: 琵琶湖周辺は開けた場所が多く、日差しが強いです。目の保護と疲労軽減のために着用しましょう。
  • 日焼け止め: 特に夏場は必須です。琵琶湖の水面からの照り返しもあるため、こまめな塗り直しが必要です。
  • 速乾性のタオル: 汗を拭いたり、急な雨で濡れた時に役立ちます。コンパクトなものを選びましょう。
  • サドルバッグやフロントバッグ: 荷物はなるべく自転車に取り付けるタイプのバッグに収納すると、背中の負担が減ります。

3. 水分・補給食と関連アイテム

滋賀でのポタリングでは、特に夏場は水分補給が重要です。

  • ボトルとボトルケージ: 最低でも500mlのボトルを2本持参することをおすすめします。特に湖西や湖北エリアは給水ポイントが少ない場所もあります。
  • 携帯食料: エネルギー補給用のゼリーやバー、軽食などを持参しましょう。地元サイクリストに人気なのは、長浜の「あんどーなつ」や近江八幡の「たねや」のどら焼きなど、コンパクトで携帯しやすい和菓子です。
  • 塩分タブレット: 特に暑い時期は汗で塩分も失われるため、塩分補給ができるタブレットやドリンクがあると便利です。
  • 保冷ボトル: 夏場は氷入りの保冷ボトルがあると快適です。湖岸の道の駅やコンビニで補充できます。

4. 便利なデジタルアイテム

スマートな旅をサポートするデジタルアイテムも重要です。

  • スマートフォン用防水ケースまたはマウント: 地図アプリの確認やカメラ撮影に便利です。琵琶湖周辺は突然の雨も考慮して防水対策をしましょう。
  • モバイルバッテリー: 長時間のGPS使用でバッテリーが消耗します。特に1日以上の行程では必須です。
  • サイクルコンピューター: 距離や速度を確認できると、ペース配分がしやすくなります。スマートフォンのアプリでも代用可能です。
  • 観光情報アプリ: 「ビワイチ公式サイト」や「滋賀県観光ナビ」など、地元の情報が詳しいアプリをダウンロードしておくと便利です。

5. 安全と緊急時のための準備

安全に楽しむための準備も忘れずに。

  • 保険加入: 自転車保険への加入は、万が一の事故に備えて重要です。滋賀県では自転車保険加入が条例で義務付けられています。
  • 救急セット: 絆創膏や消毒液など、簡単な応急処置ができるものを持参しましょう。
  • 緊急連絡先リスト: 地元の自転車ショップや病院、タクシー会社などの連絡先をメモしておくと安心です。
  • 天気予報の確認: 出発前日と当日朝に必ず確認しましょう。特に琵琶湖周辺は局地的な天候変化があることも。

6. 地元サイクリストのおすすめ追加アイテム

地元サイクリストが特に重宝しているアイテムもご紹介します。

  • 防虫スプレー: 特に湖岸や水辺のコースでは虫が多いことがあります。春から秋にかけては必須です。
  • ウェットティッシュ: 休憩時の手の汚れ落としや、汗を拭くのに便利です。
  • 小銭入れ: 自動販売機での飲み物購入や、小さな土産物店での支払いに便利です。
  • 着替え: 特に汗をかきやすい夏場は、目的地での着替えがあると快適です。特に靴下の替えは重宝します。
  • 折りたたみ傘や雨具: 滋賀県は突然の雨が多いエリアです。コンパクトな雨具があると安心です。

7. レンタサイクル利用時の注意点

自転車を持参せずにレンタサイクルを利用する場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 事前予約: 人気の観光シーズンは特に、事前予約が必要なことがあります。
  • 営業時間の確認: 返却時間に注意しましょう。多くの場所は17:00までの返却が多いです。
  • 身分証明書: レンタル時には免許証などの身分証明書が必要です。
  • 自分に合った自転車選び: 長時間乗るので、サイズやタイプはしっかり確認しましょう。
  • コース選定: レンタサイクルのタイプによって走行可能な距離や地形が変わります。スタッフに相談するのがおすすめです。

滋賀県でのポタリングは、湖や山、歴史的な街並みなど、多様な景観を楽しめる魅力的な体験です。適切な準備をして、安全かつ快適な自転車旅を楽しんでください。また、天候や体調に合わせて無理のない計画を立てることも大切です。地元の人との交流を楽しみながら、滋賀の魅力を存分に味わってください。

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