諏訪湖一周サイクリングロードは、長野県の諏訪湖を一周する全長約16キロメートルの自転車専用道で、2024年4月1日に全線開通しました。高低差がほぼゼロの平坦なコースは初心者や家族連れにも最適で、1泊2日の温泉ポタリングモデルコースなら、湖畔の温泉や足湯、諏訪大社、信州グルメを巡りながら心身ともにリフレッシュできる旅が実現します。東京から特急あずさで約2時間30分というアクセスの良さも魅力で、週末の小旅行にぴったりの目的地です。
諏訪湖は長野県のほぼ中央に位置する、周囲約16キロメートルの信州最大の湖です。湖畔には温泉施設や足湯、神社仏閣、美術館、地元グルメスポットが点在しており、自転車でのんびり巡るのに理想的な環境が整っています。この記事では、諏訪湖一周サイクリングロードを活用した温泉ポタリングの1泊2日モデルコースを、アクセス方法やレンタサイクル情報、温泉ガイド、グルメ情報、季節ごとの楽しみ方まで詳しく紹介します。

諏訪湖一周サイクリングロードの特徴と魅力
諏訪湖一周サイクリングロードは、諏訪湖の湖畔をぐるりと一周する全長約16キロメートルの自転車専用道です。長野県、諏訪市、岡谷市、下諏訪町がそれぞれの区間を整備し、2024年4月1日に全線が開通しました。この整備事業は令和6年度全建賞を受賞しており、その品質の高さが広く認められています。
路面は非常にきれいに整備されており、自転車道と歩行者道が明確に分離されています。センターラインも引かれているため、対向する自転車とも安全にすれ違うことができます。最大の特徴は高低差がほぼゼロという平坦さで、体力に自信のない方やお子さま連れでも安心して楽しめるコースです。
一周の所要時間は、ノンストップで走った場合は約1時間から1時間30分程度です。途中で観光やグルメを楽しみながらゆっくり走るなら3時間から4時間、さらにのんびりとポタリングを楽しむなら半日以上かけることもできます。サイクリングロードからは諏訪湖越しに富士山や八ヶ岳、北アルプスなどの雄大な山々を望むことができ、走りながら絶景を楽しめるのも大きな魅力です。
諏訪湖へのアクセス方法
諏訪湖の玄関口となるのはJR上諏訪駅です。東京方面からは新宿駅より特急あずさに乗車し、約2時間30分から2時間40分で到着します。名古屋方面からは中央西線で塩尻駅まで約2時間、そこからJR中央東線に乗り換えて約15分で上諏訪駅に着きます。高速バスを利用する場合は、新宿高速バスターミナルから約3時間30分で上諏訪駅前に到着します。車でアクセスする場合は、中央自動車道の諏訪インターチェンジまたは岡谷インターチェンジを利用し、東京(新宿)から約2時間30分です。
上諏訪駅は諏訪湖まで徒歩約10分という好立地にあり、駅を出ればすぐに湖畔の景色が広がります。レンタサイクルの拠点も駅周辺に集まっているため、電車でのアクセスが特に便利です。下諏訪駅や岡谷駅からもサイクリングロードにアクセスすることができます。
| 出発地 | 交通手段 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 東京(新宿) | 特急あずさ | 約2時間30分〜2時間40分 |
| 東京(新宿) | 高速バス | 約3時間30分 |
| 東京(新宿) | 車(中央自動車道) | 約2時間30分 |
| 名古屋 | JR中央西線+中央東線 | 約2時間15分 |
諏訪湖周辺のレンタサイクル情報
自分の自転車を持っていなくても、諏訪湖周辺にはレンタサイクルの拠点が複数あり、手軽にサイクリングを楽しめる環境が整っています。
上諏訪駅エリアの「Activity Base Cogue(アクティビティベース コグー)」は、2023年にオープンしたレンタサイクル店です。営業時間は9時から17時で、シティサイクルや電動アシスト付き自転車、クロスバイク、Eバイク(電動スポーツ自転車)など、用途や体力に合わせて多種多様な自転車を選ぶことができます。特にEバイクは坂道でも楽に走れるため、諏訪大社への寄り道なども快適にこなせます。上諏訪駅から近い立地で、電車到着後すぐにサイクリングをスタートできるのも魅力です。
岡谷駅前にもレンタサイクルがあり、営業時間は8時30分から19時、料金は1日500円と非常にリーズナブルです。岡谷側からスタートしたい場合に便利な拠点となっています。
下諏訪エリアでは、下諏訪町の「錦策館」でEバイクのレンタルが可能で、事前予約にも対応しています。繁忙期であるゴールデンウィークや夏休み、紅葉シーズンなどは自転車が借りられなくなることもあるため、早めの予約をおすすめします。
スワイチ(諏訪湖一周チャレンジ)の楽しみ方
「スワイチ」とは、諏訪湖一周をコンセプトに諏訪湖の魅力を発信・応援するプロジェクトです。琵琶湖一周の「ビワイチ」にちなんで名付けられたもので、自転車で諏訪湖を一周し、指定された3か所で写真を撮影することで、諏訪湖一周の認定証と缶バッジがもらえる楽しい取り組みです。
参加方法はシンプルで、任意の場所からスタートして自転車で諏訪湖を一周し、その途中で指定の3か所で写真を撮影します。1つ目の撮影スポットは岡谷市にある「SUWAKOモニュメント」で、諏訪湖のシンボル的なモニュメントとしてSNS映えすると人気があります。2つ目は下諏訪町にある「富士山と諏訪湖の眺望ポイント」で、天気が良ければ諏訪湖越しに富士山を望む絶景を写真に収められます。3つ目は諏訪市にある「諏訪湖間欠泉センター」で、間欠泉を見学しながら写真を撮ることができます。
3か所すべてで写真を撮影したら、観光案内所の窓口で写真を提示します。確認が取れるとその場で認定証と缶バッジがもらえます。認定窓口は諏訪市観光案内所(JR上諏訪駅内、営業時間9時から17時30分)などが利用できます。ゴールした時の達成感と認定証をもらった時の喜びは格別ですので、諏訪湖を一周する際にはぜひ挑戦してみてください。
1泊2日温泉ポタリングモデルコース【1日目】
午前:上諏訪駅到着からサイクリングスタート
1日目は9時30分頃に特急あずさで上諏訪駅に到着するプランです。まず駅構内にある「諏訪市観光案内所」で観光パンフレットや地図を入手しましょう。上諏訪駅のホームには全国的にも珍しい足湯が設置されており、無料で利用できます。旅の始まりにふさわしいスポットです。
10時頃に駅近くの「Activity Base Cogue」で自転車をレンタルします。ポタリングには電動アシスト付き自転車がおすすめです。風が強い日でも楽に走れますし、少し高台にあるスポットへの寄り道も快適にこなせます。スタッフにおすすめルートや所要時間を聞いてみるのもよいでしょう。
10時15分にサイクリングをスタートし、上諏訪駅側から諏訪湖畔に出て反時計回りに走り始めます。右手に諏訪湖の水面がきらきらと輝き、天気が良ければ対岸の山々や遠くに富士山のシルエットが見えます。
午前の立ち寄りスポット:間欠泉センターから片倉館へ
10時30分頃に諏訪湖間欠泉センター(スワイチ撮影スポット1か所目)に到着します。入館無料で、約90分おきに高さ約5メートルまで噴き上がる間欠泉を見学できます。噴出の待ち時間には、上諏訪温泉の湯を利用した温泉たまご作り体験も楽しめます。2階には映画やドラマの撮影地を紹介する「諏訪のロケ地レビュー展」が、3階の「花火館」には諏訪湖の花火に関する写真や資料が展示されています。ここでスワイチの写真撮影も忘れずに済ませましょう。
間欠泉センターからほど近い湖畔公園の足湯では、上諏訪温泉「七ツ釜源泉」を引いた天然温泉に無料で足を浸けることができます。諏訪湖や日本アルプスの絶景を眺めながらのんびり浸かれる、サイクリング途中の休憩に最適なスポットです。営業時間は4月から11月が9時から18時30分、12月から3月が9時から17時30分で、年中無休です。タオルは隣の間欠泉センターで購入可能です。
11時30分頃には片倉館で千人風呂を体験します。片倉館は昭和3年(1928年)に建てられた国指定重要文化財の温泉浴場です。最大の見どころは、大理石造りの「千人風呂」と呼ばれる大浴場で、底に玉砂利が敷き詰められた深さ1.1メートルの立ち湯という独特の入浴体験ができます。ゴシック様式の洋風建築である建物自体も一見の価値があり、外観を眺めるだけでも楽しめます。サイクリングの途中にひと風呂浴びて、体をリフレッシュさせましょう。
ランチタイム:諏訪湖名物のうなぎと信州そば
12時30分頃にランチタイムです。諏訪湖周辺は古くからうなぎの名産地として知られています。天竜川の源流にあたる諏訪湖で育ったうなぎは、江戸時代から庶民に親しまれてきた歴史があり、周辺には多くのうなぎ専門店が軒を連ねる激戦区です。
上諏訪エリアの「うなぎ古畑」は、腹開きで蒸しありの関東風うなぎを味わえる名店です。ふっくらとした食感が特徴で、ランチの営業時間は11時30分から13時50分(ラストオーダー)、ディナーは17時から19時50分(ラストオーダー)、定休日は水曜日と第1木曜日です。
岡谷市エリアの「うなぎ水門」は、諏訪湖から天竜川へと流れる釜口水門の近くに位置し、活うなぎを備長炭でじっくり焼いた皮の香ばしさと甘めのこってりしたタレが特徴です。ランチ営業は11時から13時30分、ディナーは17時から20時30分、木曜日が定休日です。いずれも人気店のため、昼食時は行列ができることもあります。時間に余裕を持って訪れましょう。
信州名物のそばもおすすめで、「石挽そばや わかば」では八ヶ岳産玄そばの実を石臼で挽いた手打ちそばを味わえます。くるみ蕎麦など信州ならではの変わり種メニューも人気があります。
午後:岡谷・下諏訪エリアの散策とスワイチ撮影
13時30分にサイクリングを再開して岡谷方面へ向かいます。諏訪湖の西岸を走るルートでは、湖越しに八ヶ岳連峰を望む開放的な景色が広がります。
14時頃に岡谷市側の湖畔にある「SUWAKOモニュメント」(スワイチ撮影スポット2か所目)で写真撮影をしましょう。大きな文字のモニュメントはSNS映えするフォトスポットとしても人気です。
14時30分には釜口水門に到着します。諏訪湖から天竜川が流れ出す唯一の地点で、諏訪湖の水位を調整する重要な施設です。水門の上は遊歩道になっており、諏訪湖を一望できる眺望スポットでもあります。ここから天竜川が太平洋に向かって約213キロメートルの旅を始めると思うと、感慨深いものがあります。
15時頃に岡谷から下諏訪方面へ進みます。この区間は比較的静かで、のどかな風景の中を走ることができます。15時30分に下諏訪町にある「富士山と諏訪湖の眺望ポイント」(スワイチ撮影スポット3か所目)へ到着します。天気に恵まれれば、諏訪湖越しに富士山が見える絶景スポットです。ここでスワイチの写真撮影をすべて完了させましょう。
下諏訪温泉と諏訪大社参拝
16時頃に下諏訪温泉の共同浴場で汗を流します。「旦過の湯(たんがのゆ)」は、鎌倉時代に修行僧のために建てられた旦過寮が始まりとされる由緒ある公衆浴場です。営業時間は5時30分から22時(最終受付21時30分)、料金は大人300円、小人150円と非常にリーズナブルです。湯口は52度と高温で、切り傷に効く源泉と伝えられています。もう一つの「菅野温泉(すげのおんせん)」も営業時間6時から22時、料金は大人300円、小人150円で、源泉かけ流しの本格的な温泉をわずか300円で楽しめるのが下諏訪温泉の共同浴場の大きな魅力です。
16時30分に「諏訪大社 下社秋宮」を参拝します。諏訪大社は全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社で、上社(前宮・本宮)と下社(春宮・秋宮)の4つの宮から成る珍しい構造を持っています。下社秋宮は下諏訪駅から近く、サイクリングルートからのアクセスも良好です。境内には樹齢約800年のケヤキの御神木がそびえ立ち、その壮大さに圧倒されます。御柱祭で知られる4本の御柱も必見です。
17時に「諏訪大社 下社春宮」を参拝します。秋宮から春宮までは約1キロメートルで、自転車なら10分もかかりません。春宮は秋宮に比べて参拝客が少なく、静かな雰囲気の中で参拝できます。春宮の奥には「万治の石仏」というユーモラスな姿で話題のパワースポットもあります。諏訪大社の4社すべてで御朱印を集めると記念品がもらえる「四社まいり」もありますが、上社(前宮・本宮)は諏訪湖から離れた場所にあるため、1日目に無理に回る必要はありません。
温泉旅館でくつろぐ夜
17時30分にレンタサイクルを返却し、宿泊先へ向かいます。返却時間は店舗によって異なるため、事前に確認しておきましょう。返却後は徒歩またはタクシーで宿泊先の温泉旅館へ移動します。
上諏訪温泉には多彩な宿泊施設があります。「RAKO華乃井ホテル」は客室数155室を誇る大型ホテルで、諏訪湖を望む露天風呂や地酒の湯、薬草風呂、サウナなど、バラエティ豊かなお湯が楽しめます。大理石をふんだんに使ったラグジュアリーなロビーも印象的です。「ホテル紅や」は最上階14階の展望風呂から諏訪湖を一望でき、岩盤浴やエステ、レストランなどの施設も充実しています。「湖泉荘」は全17室のこぢんまりとした宿で、天然温泉かけ流しの湯と地元食材にこだわった和創作料理が特徴です。「朱白(あけしろ)」は上諏訪駅から徒歩8分のロケーションで、上諏訪温泉で唯一2種類の温泉「朱の泉」と「白の泉」を堪能できます。「ホテル鷺乃湯」は琥珀色の自家源泉を持つ歴史ある宿で、庭園露天風呂が自慢です。
チェックイン後は温泉にゆっくり浸かって1日の疲れを癒しましょう。サイクリングで使った筋肉を温泉でほぐすのは最高のご褒美です。夕食は宿の会席料理や信州の地酒を楽しんでください。
1泊2日温泉ポタリングモデルコース【2日目】
朝の過ごし方
2日目は7時頃に朝風呂からスタートします。朝の清々しい空気の中で入る温泉は格別で、諏訪湖に朝日が反射してきらめく景色を眺めながらの入浴は、何物にも代えがたい贅沢な時間です。朝食後はチェックアウトまでの時間をのんびり過ごしましょう。
午前の観光スポット巡り
9時にチェックアウト後、荷物を宿に預けるかコインロッカーに預けて身軽になったら、2日目の観光をスタートします。
9時30分に「タケヤ味噌会館」を訪れます。諏訪市に本社を置くタケヤ味噌は、信州味噌の代表的なメーカーの一つです。工場見学や味噌の試食が楽しめるほか、直売所では限定商品を購入できます。信州味噌を使った料理の試食も人気で、お土産選びにもぴったりのスポットです。
10時には諏訪湖畔にある複合健康運動施設「すわっこランド」を訪れます。上諏訪温泉を豊富に使った浴室で温泉を楽しめるほか、洞窟風呂や寝湯など個性あふれる温泉が揃っています。眼前に諏訪湖を臨むロケーションも見事で、プールやトレーニングジムもありアクティブに過ごしたい方にもおすすめです。
10時30分に諏訪湖畔の「ハーモ美術館」を訪れます。アンリ・ルソーやグランマ・モーゼスといった素朴派の作品を数多く収蔵する穴場的な美術館で、小規模ながらも質の高いコレクションが魅力です。湖畔の静かな環境の中でゆっくりと鑑賞できます。
ランチと帰路
11時30分に2日目のランチです。初日にうなぎを食べたならそばを、そばを食べたならうなぎを試してみましょう。上諏訪エリアに戻って香り高い十割そばを味わうのもよいですし、信州十四豚のカツサンドなどの軽食を湖畔のカフェで楽しむのもおすすめです。
時間に余裕があれば、13時頃に「立石公園」を訪れてみてください。上諏訪駅から車で約10分の高台にある絶景スポットで、大ヒットアニメ映画「君の名は。」に登場する「糸守湖」の風景に似ていると話題になりました。2018年に「信州ふるさとの見える丘」に認定された景色は、諏訪湖を一望する開放的な眺めで、夕焼けや夜景の名所としても知られています。タクシーやバスでのアクセスとなりますが、時間があればぜひ足を運んでみてください。
14時頃に上諏訪駅に戻り、お土産を購入したら帰路につきましょう。スワイチの認定がまだの場合は、駅構内の観光案内所で写真を提示して認定証と缶バッジを受け取ることをお忘れなく。特急あずさで新宿まで約2時間30分、車窓から流れる信州の風景を眺めながら、楽しかった旅の余韻に浸りましょう。
諏訪湖周辺の温泉を徹底ガイド
諏訪湖周辺は上諏訪温泉と下諏訪温泉という2つの温泉地に恵まれています。特に上諏訪温泉は1日約15,000キロリットルもの湯が湧き出る、全国屈指の豊富な湯量を誇る温泉郷です。サイクリングの疲れを癒すのに最適な温泉施設が多数あります。
日帰りで利用できる温泉施設としては、前述の片倉館(千人風呂)や旦過の湯、菅野温泉、すわっこランドのほかに、「渋の湯」があります。渋の湯は大正時代から湧き続ける自家源泉を100パーセントかけ流しで楽しめる上諏訪温泉の老舗旅館で、日帰り入浴は13時から15時、料金は1,000円です。こじんまりとした浴場で贅沢な源泉かけ流しを堪能できます。
無料の足湯スポットとしては、湖畔公園足湯と上諏訪駅足湯の2か所が利用できます。湖畔公園足湯は上諏訪温泉「七ツ釜源泉」を引いた天然温泉で、JR上諏訪駅から徒歩約13分です。上諏訪駅足湯はJR上諏訪駅のホーム内にあり、電車の待ち時間に無料で利用できる全国的にも珍しい足湯です。
| 施設名 | エリア | 料金 | 営業時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 片倉館 | 上諏訪 | 有料 | — | 国指定重要文化財の千人風呂 |
| 渋の湯 | 上諏訪 | 1,000円 | 13:00〜15:00 | 源泉100%かけ流しの老舗旅館 |
| すわっこランド | 上諏訪 | 有料 | — | 洞窟風呂・寝湯・諏訪湖ビュー |
| 旦過の湯 | 下諏訪 | 大人300円 | 5:30〜22:00 | 鎌倉時代起源の52度高温泉 |
| 菅野温泉 | 下諏訪 | 大人300円 | 6:00〜22:00 | 源泉かけ流しの共同浴場 |
| 湖畔公園足湯 | 上諏訪 | 無料 | 9:00〜18:30(夏)/17:30(冬) | 天然温泉の足湯・諏訪湖ビュー |
| 上諏訪駅足湯 | 上諏訪 | 無料 | — | ホーム内にある全国的にも珍しい足湯 |
諏訪湖周辺のグルメガイド
諏訪湖周辺には地元ならではのグルメが豊富に揃っています。サイクリングの途中やランチ、ディナーで味わいたいおすすめグルメを紹介します。
諏訪湖周辺は長野県内でも有数のうなぎの名産地です。天竜川の源流にあたる諏訪湖で育ったうなぎは江戸時代から地元の人々に愛されてきました。「うなぎ古畑」は関東風の蒸してから焼くスタイルでふっくらとした食感が特徴で、「うなぎ水門」は備長炭で焼いた皮の香ばしさと甘めのタレが絶品です。
長野県といえば信州そばも外せません。「石挽そばや わかば」は八ヶ岳産の玄そばを石臼で挽いた自家製粉のそばが自慢で、くるみ蕎麦など信州ならではの変わり種メニューも楽しめます。
その他にも、信州十四豚(じゅうしぶた)を使ったカツサンドやトンカツも人気があります。また、諏訪は5つの酒蔵が上諏訪駅から徒歩圏内に集まる「諏訪五蔵」が有名で、日本酒の飲み比べも楽しめます。自転車を返却した後の夕方や2日目に訪れるのがおすすめです。湖畔にはおしゃれなカフェも点在しており、地元の食材を使ったスイーツやコーヒーを楽しみながら諏訪湖の景色を眺めてひと息つくのもよいでしょう。
諏訪大社四社巡りの見どころ
諏訪大社は日本最古の神社の一つとされる由緒ある神社で、全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社です。上社(前宮・本宮)と下社(春宮・秋宮)の4つの宮から成り、諏訪湖を挟んで南側に上社、北側に下社が鎮座するという独特の構造を持っています。
サイクリングで最もアクセスしやすいのは下社の2社(秋宮・春宮)で、いずれも諏訪湖の北側、下諏訪町にあります。秋宮から春宮までは約1キロメートルと近く、自転車なら10分もかかりません。一方、上社の前宮と本宮は諏訪湖の南側、茅野市と諏訪市にまたがるエリアにあり、湖畔からは少し離れています。Eバイクなら比較的楽にアクセスできますが、通常の自転車では坂道もあるため体力が必要です。4社すべてを巡ると約40キロメートルの行程になります。
4社すべてで御朱印を集めると「四社まいり」の記念品がもらえます。時間と体力に余裕があればぜひ4社すべてを巡ってみてください。ポタリングで無理なく楽しむなら、下社2社のみの参拝でも十分に諏訪大社の荘厳さを感じることができます。
諏訪湖サイクリングの季節ごとの楽しみ方とベストシーズン
諏訪湖のサイクリングは四季を通じて楽しめますが、季節によって異なる魅力があります。
春(4月から5月)の諏訪湖ポタリング
桜の季節は諏訪湖畔が最も華やかになる時期です。湖畔公園の桜並木を眺めながらのサイクリングは格別で、4月中旬から下旬にかけてが見頃となります。桜と諏訪湖、背景の山々が織りなす風景は息をのむ美しさです。気温も上がり始めてサイクリングに適した陽気になりますが、朝晩はまだ冷え込むことがあるため、上着を1枚持っておくと安心です。
夏(6月から8月)の諏訪湖ポタリング
夏の諏訪湖は花火の季節でもあります。毎年8月15日に開催される「諏訪湖祭湖上花火大会」は全国でも有数の規模を誇り、約4万発の花火が夜空と湖面を彩ります。7月下旬から8月下旬までは毎晩花火が打ち上げられる「サマーナイト花火」も楽しめます。夏のサイクリングでは帽子や日焼け止め、こまめな水分補給が欠かせません。花火大会当日(8月15日)はサイクリングロードの一部が8時から23時まで通行止めになるため注意が必要です。
秋(9月から11月)の諏訪湖ポタリング
秋は気温が落ち着き、サイクリングに最も適した季節と言えます。紅葉シーズンの10月中旬から11月中旬にかけては、片倉館周辺のイチョウやカエデが色づき、サイクリングロード沿いにも紅葉スポットが点在します。澄んだ空気の中、紅葉と湖のコントラストを楽しみながら走る贅沢は、秋ならではの体験です。
冬(12月から3月)の諏訪湖ポタリング
冬の諏訪湖は厳寒期に全面結氷することがあり、氷が山脈状にせり上がる「御神渡り(おみわたり)」という自然現象が見られることもあります。冬のサイクリングは凍結区間や滑りやすい路面があるため注意が必要ですが、防寒対策をしっかりすれば、澄んだ空気の中で冬ならではの絶景を楽しめます。レンタサイクル店「Activity Base Cogue」は冬季も営業しています。
総合的に見ると、ポタリングのベストシーズンは春(4月下旬から5月)と秋(9月下旬から11月上旬)です。気温が穏やかで天候も比較的安定しており、自然の景色も美しい時期です。
諏訪湖ポタリングの持ち物と注意点
諏訪湖ポタリングを快適に楽しむためには、いくつかの準備と心がけが大切です。
服装は動きやすく速乾性のあるものがおすすめです。朝晩の寒暖差に備えて羽織れる上着も用意しましょう。日焼け止めや帽子(サイクルキャップ)、タオルは足湯や温泉用に複数枚あると便利です。飲み物はこまめな水分補給のために必須で、共同浴場でのタオル購入用に小銭も持参すると安心です。スワイチの写真撮影やSNS投稿用にカメラまたはスマートフォン、充電切れ対策のモバイルバッテリー、急な天候変化に備えたレインウェアも忘れずに準備しましょう。
サイクリングロードは自転車と歩行者の道が分離されていますが、歩行者やランナーへの配慮は忘れずに心がけてください。特に湖畔公園周辺や間欠泉センター付近は人通りが多いため、スピードを落として安全に走行しましょう。
諏訪湖は標高約759メートルに位置しているため、平地に比べて気温が低くなります。特に春や秋は朝晩の冷え込みが大きいので、上着の準備は必須です。湖畔は風が強くなることもあり、向かい風の中での走行は予想以上に体力を消耗します。電動アシスト付き自転車を選べば、風が強い日でも楽に走ることができます。
レンタサイクルの返却時間にも注意が必要です。多くの店舗が17時までの営業となっているため、観光に夢中になりすぎて返却時間を過ぎてしまわないよう、時間配分に気をつけましょう。夏場は熱中症対策としてこまめな水分補給と休憩を心がけてください。サイクリングロード沿いには自動販売機やコンビニもあるので、水分補給には困りません。花火大会の時期(特に8月15日前後)は混雑が予想されるため、宿泊施設の予約は早めに行い、サイクリングロードの通行止め情報も事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
諏訪湖一周サイクリングロードは、2024年4月の全線開通により、初心者から上級者まで誰もが楽しめる理想的なポタリングコースとなりました。全長約16キロメートル、高低差ほぼゼロの平坦なコースは、のんびりと自転車を走らせながら諏訪湖の絶景や温泉、グルメ、歴史文化を満喫するのにぴったりです。
1泊2日の行程なら、1日目はサイクリングで湖を一周しながら間欠泉センターや足湯、片倉館の千人風呂、諏訪大社を巡り、下諏訪温泉の共同浴場で汗を流した後、上諏訪温泉の宿で贅沢な温泉時間を過ごせます。2日目は湖畔の美術館やタケヤ味噌会館などの観光スポットをゆっくり巡り、信州グルメを堪能して帰路につくプランです。スワイチの認定チャレンジも忘れずに楽しみましょう。
東京から特急あずさで約2時間30分というアクセスの良さも魅力で、週末の小旅行にぴったりの目的地です。温泉とサイクリングという最高の組み合わせで、心身ともにリフレッシュできる諏訪湖ポタリングの旅を、ぜひ次の休日に計画してみてはいかがでしょうか。









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