つくはら湖は、神戸市北区から西区にかけて広がる自然豊かなエリアに位置する美しいダム湖です。都心部から車でわずか30分、電車でも約11分という抜群のアクセスの良さでありながら、まるで別世界のような豊かな自然を楽しめるのが最大の魅力。湖畔に整備された「神出山田自転車道」は、サイクリング初心者から上級者まで幅広く愛される人気のポタリングコースとなっています。コースの大半が歩行者と自転車の専用道路で構成されているため、交通量を気にすることなく安心してサイクリングを楽しめます。春には桜が満開となり、季節ごとに異なる表情を見せてくれるつくはら湖周辺は、写真映えするスポットも豊富で、サイクリングと観光を同時に満喫できる贅沢なコースです。

つくはら湖のポタリングコースはどんな特徴がありますか?初心者でも楽しめる?
つくはら湖のポタリングコースは、初心者から家族連れまで安心して楽しめるのが最大の特徴です。神出山田自転車道として整備されたこのコースは、全長約19kmの自転車・歩行者専用道路で、コースの大半が車道から分離された専用道となっているため、交通事故のリスクを大幅に軽減できます。
地形的には比較的平坦な区間が多く、大きなアップダウンは限られているため、普段あまり運動をしない方でも無理なく走破できます。ただし、コース中間部には高低差約85mの階段区間があり、ここでは自転車を押して歩く必要がありますが、時間にして約8分程度と短時間で通過できます。
コース沿いには要所要所に休憩所が設置されており、トイレや自動販売機も完備されているため、自分のペースでゆっくりと進むことができます。また、レンタサイクルサービスも利用できるため、自転車を持っていない方でも気軽にチャレンジできるのも嬉しいポイントです。
さらに、田園風景や山間部、湖畔などバラエティに富んだ景色を楽しみながら走れるため、単調になりがちな長距離サイクリングでも飽きることがありません。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の美しさを堪能できるのも魅力の一つです。
つくはら湖ポタリングの距離や所要時間、難易度はどれくらいですか?
つくはら湖ポタリングコースの基本距離は片道約19kmで、往復する場合は約38kmとなります。所要時間は片道1時間半~2時間程度が目安となりますが、写真撮影や休憩、グルメスポットでの立ち寄りを含めると、ゆっくり楽しむ場合は3~4時間程度を見込んでおくと良いでしょう。
難易度は★★☆☆☆(5段階中2)と初心者向けで、普段自転車に乗り慣れていない方でも十分に完走可能です。コースの大部分は平坦または緩やかな勾配で構成されており、激しいアップダウンは少なめです。
ただし、コース中間地点付近には唯一の難所となる階段区間があります。この区間は高低差約85m、距離約1kmにわたって自転車を押して歩く必要がありますが、木々に囲まれた自然豊かな環境で、野鳥のさえずりを聞きながら歩けるため、それほど苦にはならないでしょう。
西スタートの場合は前半が比較的楽で、後半に階段区間が待っています。東スタートの場合は最初に階段を下り、中間地点以降に長い上り坂が続くコース設定となります。初心者の方には、前半がゆったりとした西スタートがおすすめです。
体力に自信のない方は、コース途中での折り返しも可能で、つくはら湖展望台までの往復約16kmや、BE KOBEモニュメントまでの往復でも十分に楽しめます。
つくはら湖ポタリングコースの見どころやフォトスポットを教えてください
つくはら湖ポタリングコースには、SNS映え必至のフォトスポットが数多く点在しています。最も人気が高いのは、つくはら大橋休憩所にある「BE KOBEモニュメント」です。このモニュメントは自然に囲まれた立地を活かし、風景に溶け込むようなナチュラルテイストのデザインが特徴的。自転車を立てられるくぼみも設置されているため、愛車との記念撮影も楽しめます。
つくはら湖の湖畔では、美しい湖面と周囲の山々が織りなす絶景を堪能できます。特につくはら湖展望台からの眺めは圧巻で、対岸の呑吐ダムを背景にした写真撮影スポットとして人気です。湖面に映る空や雲の反射が美しく、朝夕の光の変化も見どころの一つです。
歴史を感じさせるスポットとしては、旧神戸電鉄三木線の橋脚跡があります。湖の中から突き出すように立つコンクリートの橋脚群は、かつてここを列車が走っていた歴史の証人として、ノスタルジックな雰囲気を演出しています。
春の桜シーズンには、明石川沿いの桜並木が満開となり、桜のトンネルを自転車で駆け抜ける爽快感は格別です。また、田園風景や山間部では、季節ごとに異なる表情を見せる里山の風景を楽しめ、都市部では味わえないのどかな時間を過ごせます。
衝原大仏(白光大日如来像)も立ち寄りスポットとして人気で、サイクリングの安全を祈願する方も多くいらっしゃいます。
つくはら湖ポタリング中に立ち寄れるグルメスポットやカフェはありますか?
つくはら湖ポタリングコースには、サイクリストに愛される魅力的なグルメスポットが点在しています。最も人気が高いのは、コース中間地点にある「音の葉カフェ」です。ゆったりとくつろげる店内で身体をじっくり休めることができ、名物のプリンやチーズケーキ、香り豊かなコーヒーが疲れた身体に染み渡ります。サイクリング談義にも花が咲く、アットホームな雰囲気が魅力的です。
コース最東端付近には、隠れ家的レストラン「日曜舎」があります。古材とアンティーク家具を基調としたホッとする店内で、和洋食からデザートまで幅広いメニューを提供。旬の野菜を使って手間暇かけて作られた料理は絶品で、温かいおもてなしが疲れた身体を癒してくれます。
兵庫楽農生活センターの敷地内にもカフェや自動販売機が設置されており、コース序盤での水分・栄養補給に便利です。トイレも完備されているため、スタート前の準備を整えるのに最適なスポットです。
また、つくはら湖周辺で特にサイクリストに大人気なのが「BOX BURGER(ボックスバーガー)」です。オーダーしてから焼き上げるジューシーなパティと、こだわりのバンズの相性は抜群で、ボリューム満点のハンバーガーはサイクリングで消費したカロリーを一気に回復できます。週末は行列必至の人気店なので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
道中の休憩所には自動販売機も設置されているため、こまめな水分補給も可能です。ただし、コンビニなどは少ないため、事前の準備も大切です。
つくはら湖ポタリングのアクセス方法や駐車場、レンタサイクルについて知りたい
つくはら湖ポタリングコースへのアクセスは、車と電車の両方で可能ですが、それぞれに特徴があります。
車でのアクセスの場合、都心部から約30分と非常に便利です。主要な駐車場は「つくはらサイクリングターミナル」に約20台分が用意されており、こちらが最も利用しやすいスタート地点となります。また、「老ノ口休憩所」周辺にも駐車スペースがあり、西スタートを希望する方はこちらを利用できます。
電車でのアクセスは少し工夫が必要です。神戸電鉄三田線(有馬線)箕谷駅から市バス111系統で約15分、または北神急行谷上駅からスタート地点まで約6.5kmをサイクリングするという方法があります。最もおすすめなのは、神戸電鉄粟生線栄駅を起点として、つくはら湖方面へ向かうルートです。
レンタサイクルサービスは「つくはらサイクリングターミナル」で利用可能です。営業時間は9:00~17:00、休業日は火・水曜日および12月29日~1月3日となっています。レンタサイクルの貸し出しは土・日曜日、祝日限定で、親子連れには安全性を重視した一般車両、カップルにはタンデム車(二人乗り自転車)も用意されています。
事前予約は特に必要ありませんが、週末や祝日は混雑が予想されるため、早めの到着がおすすめです。レンタル料金や詳細については、事前にTEL 078-581-8461で確認することをお勧めします。
また、コース途中にはシェアサイクルのスポットも設置されているため、途中でのレンタルも可能です。
コメント