雲仙温泉のEバイクポタリングは、日本初の国立公園である雲仙の大自然を電動アシスト自転車で気軽に巡る新しい観光スタイルです。仁田峠コースは標高約1,080メートルの絶景スポットまで続く人気ルートで、四季折々の美しい景観を満喫でき、白雲の池コースは豊かな森に囲まれた静かな人工湖周辺をのんびり散策できるミドルコースとなっています。長崎県雲仙市に位置する雲仙温泉は、標高約700メートルの高原に広がり、1934年に日本初の国立公園として指定された歴史ある温泉リゾート地です。開湯1300年の歴史を持つこの地で、おいしい空気と心地よい風を感じながらのサイクリングは、体力に自信のない方や70代の方でも電動アシストの力で楽しめると評判を集めています。この記事では、雲仙温泉でのEバイクポタリングの魅力から、仁田峠コースと白雲の池コースの詳細情報、レンタル方法、周辺の観光スポットやグルメ情報まで、雲仙を満喫するために必要な情報を詳しくお伝えします。

雲仙温泉とは
雲仙温泉は長崎県雲仙市に位置し、九州・島原半島のほぼ中央、標高約700メートルの場所にある高原リゾートです。「九州の軽井沢」とも呼ばれるこの温泉地は、戦前には外国人が避暑に利用した歴史ある温泉リゾート地として知られています。温泉は開湯1300年といわれる古い歴史を持ち、昔から地元の人が親しんでいる古湯、外国人が利用していた新湯、少し離れた小地獄の3つのエリアから構成されています。
雲仙の夏は平均気温21〜22度と涼しく、特に8月の平均気温は21.7度程で、北海道の札幌と同じ涼しさを誇ります。明治時代から避暑地・保養地として多くの人々に愛されてきた理由がここにあります。雲仙の温泉の泉質は硫酸酸性の硫黄泉で、強い酸性を示しており、温泉の最高温度は98度に達します。主成分は鉄イオン、アルミニウムイオン、硫酸イオンで、リウマチ、糖尿病、皮膚病に良いとされています。
特に「小地獄温泉」は1919年(大正8年)に共同浴場として開館し、1日約440トンと雲仙温泉随一の湧出量を誇っています。白濁の湯は単純硫黄泉でpH4.3の弱酸性となっており、湯上がりは肌がしっとりスベスベになると多くの方から好評を得ています。
Eバイクとポタリングの魅力
Eバイクとは何か
Eバイク(E-Bike)とは、電気モーターのアシスト力でペダルへの負担を軽減してくれる自転車のことです。スタート時の瞬発力に優れ、坂道でもスイスイ走れて疲れにくいのが最大の特徴となっています。また赤や黄色とカラフルでスタイリッシュなデザインも人気を集めている理由の一つです。
雲仙温泉街では5か所でEバイクのレンタルを実施しており、国立公園の豊かな自然の中を、坂道もスイスイ手軽に走ることができます。フル充電で約90キロメートル走行可能なため、長距離のサイクリングにも十分対応できる性能を備えています。
ポタリングとは何か
ポタリングとは、目的地を特に決めずに気ままに自転車を走らせることを指します。近所を散策する感覚で自転車に乗ることで、新たな発見や景色を楽しむことができるのが魅力です。雲仙では電動アシスト自転車(Eバイク)で、日本初の国立公園「雲仙」の魅力を気軽に体験できるアクティビティとして人気を集めています。
おいしい空気と心地よい風を感じながら雲仙の大自然を満喫できるポタリングは、体力に自信のない方や普段自転車に乗らない方でも、電動アシストの力で十分楽しめるのが大きな魅力となっています。
仁田峠コースの魅力と詳細
仁田峠コースの概要
仁田峠コースはUNZEN旅チャリが提供する4つのコースの中で一番人気のある絶景コースです。雲仙温泉街からなだらかな坂道が約6キロメートル続きますが、Eバイクのおかげで意外とスムーズに登ることができ、70代の方でもチャレンジしているほど幅広い年齢層に楽しまれています。
仁田峠は観光客にも地元の方にも人気の絶景スポットで、シーズン中には渋滞が発生することも多いため、温泉街全体の新たな取り組みとしてレンタサイクルのサービスが始まりました。自転車なら渋滞を気にせず、車が停められないビュースポットもゆっくり見られるのが大きなメリットです。
コースの詳細データ
H.U.B雲仙からのコースを参考にすると、標高は約680メートルから1,080メートル(仁田峠)まで上がり、往復距離は14キロメートルとなります。所要時間は約1時間50分で、全工程はロープウェイや徒歩を含めて約3時間を見込んでおくとよいでしょう。
仁田峠への循環道路では協力金(100円目安)を支払い、坂道を登っていきます。ただし、案内所で100円の自然保護協力金を払う流れになりますが、これは通行料金と違って義務ではありません。料金所から頂上までは5.3キロメートルあり、料金所から3.7キロメートル地点にある仁田峠第二展望所までが平均7パーセント強の勾配となり、この峠の難所と言えます。特に料金所から最初の1キロメートル強は10パーセント強の勾配が続き、場所によっては13パーセントになる箇所もあります。
狭く曲がりくねった林道風の道ですが、一方通行なので対向車が来ない安心感があるのがポイントです。
仁田峠第二展望所の絶景
仁田峠第二展望所は雲仙岳と島原市内を見渡せる絶景スポットとなっています。左側に青々とした普賢岳と土が剥き出しの平成新山が見え、眼下には有明海と島原市内を望めます。左回り一方通行の道路が雲仙岳の斜面をぐるっと回り込みながら通っているため、走るごとにどんどん景色が移り変わっていく楽しさを味わえます。
仁田峠の魅力
仁田峠は長崎の1,000メートル級峠で、雲仙普賢岳にある絶景スポットです。仁田峠循環自動車道路という一方通行の道路を通ってアクセスします。春はピンクのミヤマキリシマ、夏は新緑と白いヤマボウシ、秋は燃えるような紅葉、そして冬は神秘的な霧氷と、四季を通して美しい景観を見せてくれます。
仁田峠から妙見山頂へはロープウェイが運行しており、峠へは全長11.3キロメートルのスカイラインが通じています。途中、有明海や橘湾の海洋美、九重連山の展望を楽しみながらのサイクリングが可能です。
白雲の池コースの魅力と詳細
白雲の池コースの概要
白雲の池コースはUNZEN旅チャリの「自然コース」として提供されており、エコ・パーク論所原から白雲の池をめぐるミドルコースです。季節に見られる植物を観察しながら、池の原園地や宝原園地などを周るルートとなっています。
雲仙白雲の池について
雲仙温泉街のすぐ近くにある雲仙白雲の池は、約1ヘクタールの人工湖で、周辺は豊かな森に囲まれた自然環境に恵まれた静かな散策ポイントです。温泉街からほど近いため、オシドリの池と並ぶ定番のお散歩コースとしても地元住民に愛される場所となっています。
すぐそばにはキャンプ場があり、池のほとりには管理棟が設置されています。池では足漕ぎボートや手漕ぎボート、アラスカ発祥のパックラフト等、様々な体験プログラムを楽しむことができます。また、管理棟のすぐそばからは、かつて「サンセットヒル」とも呼ばれた絹笠山へ登ることも可能です。標高700メートルに位置するため、夏でも涼しく避暑地としても人気が高いエリアとなっています。
Eバイクレンタル情報
雲仙温泉街では複数の施設でEバイクのレンタルサービスを提供しています。以下に主要なレンタルスポットの情報をまとめました。
H.U.B雲仙
H.U.B雲仙は雲仙温泉街にある本格的コワーキングスペースで、おしどりの池の湖畔に位置しています。レンタサイクルサービスも提供しており、仁田峠への山道も走行可能な電動自転車(BESV PSA1)を2台用意しています。
| 利用時間 | 料金(税込) |
|---|---|
| 1時間 | 1,500円 |
| 3時間 | 3,000円 |
| 5時間 | 5,000円 |
宿泊者割引も設けられており、営業時間は10時から17時までで、木曜日が定休日となっています。ヘルメットやリュック等の貸出も行っているため、手ぶらでも気軽にサイクリングを楽しめます。所在地は長崎県雲仙市小浜町雲仙138-38です。
BESVはスタイリッシュな車体がかっこいい電動自転車メーカーとして知られており、操作は簡単です。「ギア」と「アシスト」の組み合わせで負荷が変わり、急な坂ではアシストを強く、ギアを軽くするのが楽な乗り方のコツとなっています。
UNZEN旅チャリ
「UNZEN(ウンゼン)旅チャリ」では長崎県雲仙国立公園で電動アシスト自転車のレンタルサービスを実施しています。自然溢れる雲仙をスタイリッシュな電動アシスト自転車で快適にめぐることができます。店舗は「雲仙ゴルフ場」バス停から徒歩約30秒とアクセスが良い場所に位置しています。
電動アシストサイクルはフル充電で90キロメートル走行できるため、行動範囲も広がります。上り坂も電動アシストで楽に登れるのが魅力です。UNZEN旅チャリでは4つのコースを用意しており、歴史コース、絶景コース(仁田峠コース)、自然コース(白雲の池コース)、清流コースから選ぶことができます。
その他のレンタルスポット
雲仙温泉街の観光案内所でもEバイクのレンタルを行っています。島原半島サイクリング「イコモン」の拠点の一つとして、サイクリング観光の情報提供も実施しています。
また、雲仙福田屋でもレンタサイクルを実施しており、電動自転車なので普通の自転車だと登れない坂道もらくらく登ることができます。コース例として「雲仙福田屋→小地獄温泉→宝原つつじ公園→林間道路→おしどりの池→雲仙温泉街→雲仙福田屋」などが提案されています。
雲仙ロープウェイで空中散歩
仁田峠コースを訪れたら、ぜひ雲仙ロープウェイも体験してみてください。標高差約174メートル、距離約500メートルの仁田峠駅から妙見岳駅間を約3分で結んでいます。ゴンドラは足元近くも見られるような広い窓が特徴で、三線交走式を採用しています。
四季折々の景観が美しく、妙見駅にある妙見岳展望所からは普賢岳と平成新山を望むことができます。海抜1,300メートルの上空を空中散歩しながら眼下に見渡す広大な景色は抜群で、ロープウェイから見下ろすミヤマキリシマも絶景として知られています。
| 区分 | 大人(中学生以上) | 小人 |
|---|---|---|
| 往復 | 1,500円 | 750円 |
| 片道 | 830円 | 420円 |
団体割引も用意されています。営業時間は夏季が8時31分から17時23分(切符販売17時まで)、冬季が8時51分から17時11分(切符販売16時50分まで)となっています。所在地は長崎県雲仙市小浜町雲仙551番地です。
雲仙の四季と見どころ
雲仙は四季を通じて様々な表情を見せてくれる場所です。Eバイクポタリングでは、訪れる季節によって異なる景観を楽しむことができます。
春のミヤマキリシマ
木々がきみどり色の衣に着替えると、山はピンクのミヤマキリシマで見事に染め尽くされていき、雲仙は彩り豊かな季節を迎えます。「ウンゼンツツジ」とも呼ばれるミヤマキリシマは、雲仙地獄周辺では4月下旬頃から咲き初め、仁田峠では5月中旬から下旬頃が見ごろとなります。
九州固有のツツジともいわれるミヤマキリシマは、4月下旬から5月下旬にかけて、阿蘇・霧島・久住・鶴見岳そして雲仙岳などの標高の高い高山地帯に一斉に咲きます。仁田峠は標高1,100メートルで、雲仙天草国立公園の中でも特別保護地区に指定されており、約10万本のミヤマキリシマは圧巻の景観を作り出しています。
夏の避暑
雲仙は標高700メートル程の高地のため、温泉街の温度は低く、明治時代から避暑地・保養地として有名でした。8月の平均気温は21.7度程で、北海道の札幌と同じ涼しさを誇ります。新緑と白いヤマボウシが美しい季節で、サイクリングにも最適な気候となっています。暑い季節こそ、雲仙でのEバイクポタリングがおすすめです。
秋の紅葉
燃えるような鮮やかな紅葉が山々を染め尽くし、全てが清らかに澄みわたります。木々の実も彩りを添えて、一年のクライマックスを迎えます。紅葉は仁田峠が10月末から見頃を迎えますので、この時期に仁田峠コースを走ると格別の景色を楽しめます。
冬の霧氷
冬には神秘的な霧氷(むひょう)を見ることができます。ロープウェイで山頂付近まで行くと、そこは日常では味わえない「記憶に残る別世界」を堪能できます。冬のサイクリングは防寒対策が必要ですが、雲仙ならではの幻想的な景色を楽しむことができます。
雲仙地獄めぐり
雲仙温泉を訪れたら、雲仙地獄めぐりもぜひ体験してください。雲仙の古湯と新湯の間の白い土(温泉余土)におおわれた一帯が雲仙地獄地帯です。地獄とは仏教の教えで前世の悪業の苦報を受ける所という意味ですが、至る所から高温の温泉と噴気が激しく噴出し、強い硫黄臭が漂う中、湯けむりをもうもうと立たせるさまは、恐ろしげな地獄の景色そのものと言えます。
大叫喚地獄やお糸地獄、清七地獄など30あまりの地獄からなり、さまざまな哀史や伝説を今に伝えています。地獄内は遊歩道が整備されており、約60分ほどの地獄めぐりを楽しむことができます。2016年秋にリニューアルされ、「見る地獄」から「体感する地獄」へと生まれ変わりました。
主な見どころスポット
大叫喚地獄は雲仙地獄のなかで最も噴気が活発なスポットです。噴出する熱水は100度近くになり、30〜40メートルにも及ぶ白い噴気が目印となっています。
邪見地獄は、嫉妬心(邪見)が生まれた時にこの湧き出る湯を飲むと解消されるという言い伝えが由来とされています。
泥火山は雲仙地獄の中で独特な景観を成しており、灰白色の粘着性のある土質のため、地中から噴気で盛り上がり成長する円すい形の小さな山が幾つも形成されています。
地獄の体験施設
地獄では「雲仙地獄 足蒸し」という足を置くと地熱や噴気を体感できる休憩所が設けられています。また、地獄の蒸気を使って蒸しあげている名物温泉たまごを販売する「雲仙地獄工房」も人気です。温泉たまごは「1個食べたら、1年長生き。2個食べたら2年長生き。3個食べたら死ぬまで長生き」と言われる人気商品で、秋の繁忙シーズンには1日に2,000個以上売れるほどです。
キリシタン殉教の歴史
雲仙地獄には悲しい歴史もあります。1627年(寛永4年)から1631年(寛永8年)まで雲仙の焦熱地獄で、キリシタンに信仰を棄てさせるための拷問と処刑がおこなわれた記録が残されています。殉教碑はここ雲仙地獄で殉教した人々の鎮魂の碑として建てられており、有馬晴信の家臣・パウロ内堀ら16人が最初の殉教者で、188福者となっています。毎年5月の第3日曜日にはこの地でキリシタン殉教祭が行われています。
おしどりの池と周辺散策
1968年(昭和43年)に雲仙温泉街の北部に灌漑用ダムとして造られた「おしどりの池」は、23万5,000平方メートルの人工湖で、別所ダムとも呼ばれています。周囲2.7キロメートルの人工湖で、池の周辺は遊歩道になっているためウォーキングを楽しむのにおすすめのスポットです。
初夏には一万本のアジサイが咲き、天気の良い日には湖面がエメラルドグリーンに染まります。秋には渡り鳥が訪れ、周囲の山々は紅葉で赤く色づき、一年を通して様々な景色を見せてくれます。
自然歩道の途中には巨大な岩に彫られた磨崖仏の「大黒天」があり、神秘的な空間が広がっています。「おしどりの池」を俯瞰してみるなら妙見岳駅(山頂展望所)からがおすすめで、晴れた日には隣にある絹笠山と一緒によく見えます。
雲仙の温泉街から歩いて10分のところにあり、池の南側には散策できる遊歩道が整備されています。池の畔からは、正面に雲仙の妙見岳・国見岳を望む風景が広がります。Eバイクで訪れて、湖畔を散策するのも雲仙ポタリングの楽しみ方の一つです。
平成新山と雲仙普賢岳
噴火の歴史
雲仙火山は島原半島の中央部の普賢岳を中心とするいくつもの山々の総称であり、噴火活動はおよそ50万年前に始まりました。寛政4年(1792年)の大噴火から約200年後の1990年(平成2年)11月17日、雲仙火山の最高峰である普賢岳は再び噴火活動を開始しました。
1991年(平成3年)5月から1996年(平成8年)5月に9,432回の火砕流が観測されました。特に1991年6月に発生した大規模火砕流では43人、1993年6月の火砕流でも1人が死亡するという大きな被害をもたらしました。被災家屋は251棟、経済被害は約2,300億円に達したとされています。
平成新山の誕生
1991年(平成3年)5月20日に初めての溶岩ドームが出現して以来、実に13の溶岩ドームが誕生しました。島原市は小浜町とともに、最初の溶岩ドームが出現して5年目を迎えた1996年(平成8年)の5月20日に、このドーム部分を「平成新山」と名付け、長く続いた災害と新たな復興の記念としました。
平成新山は長崎県の最高峰であり、1996年当時の標高は1,486メートルでしたが、その後の崩落等により現在は1,483メートルになっています。平成新山は2004年4月5日に国指定の天然記念物に指定されました。また、雲仙岳は国際地質科学連合(IUGS)により「世界地質遺産」の1つに選ばれています。
観光施設
島原市の西側のしまばらまゆやまロードの途中には「平成新山ネイチャーセンター」があり、普賢岳噴火で生まれた平成新山をとても間近で観察できるとともに、普賢岳噴火災害によって荒廃した垂木台地の自然環境の回復の様子を直接観察し、学べる自然観察・学習施設となっています。
島原市内には「がまだすドーム」(雲仙岳災害記念館)があり、火砕流や土石流の体験映像の大噴火シアターや火砕流のスピード映像の「火砕流の道」などを体験できます。
サイクリングの準備と注意点
服装について
最初は動きやすい服装であれば問題ありませんが、安全性や機能性を考えると専用ウェアを着用することをおすすめします。夕方や夜間の走行、トンネルを通る場合は、車のライトが反射する素材が使われているものを選びましょう。アウトドアの基本は必要最低限のものを軽量で持っていくことがポイントで、参加する季節に合わせて必要な持ち物を調整しましょう。
持ち物
サイクリングに持っていくと良いものとして、ドリンク、フェイス(ハンド)タオル、日焼け対策用品、サングラス(夏はあると大活躍)、手袋(肌寒い時期はあると便利)、帽子などが挙げられます。
走行中は想像以上にパワーを消耗するので、なるべくカロリーが高いものを持っていきましょう。糖分が摂れるうえに溶けにくい「スポーツ羊羹」や、摂取しやすいエネルギーゼリーも携帯しておくと便利です。
自転車のタイプによってはカゴがついていないため、両手を空けられる「ザック(リュック)」や「肩掛けバッグ」を選びましょう。レンタルの場合、H.U.B雲仙ではヘルメットやリュック等の貸出も行っています。
注意点
仁田峠への道はゲートで協力金(100円目安)を支払い、一方通行の循環道路になっています。電動自転車といえども坂道を登る際は、日頃の運動不足があると軽く息切れすることがあります。無理をせず、休憩を取りながら楽しむことが大切です。
「まゆやまロード」は雲仙普賢岳の噴火でできた平成新山を取り囲むように作られた復興道路で、普段は車が少なくサイクリングにオススメですが、斜度が平均10パーセントとかなりの坂道となっていますので、体力と相談しながら挑戦してください。
千々石エリアから小浜温泉までの「汽車道」は道幅が狭く、通行の際は安全運転に努め、十分に注意が必要です。
周辺グルメ情報
雲仙エリアのカフェ・レストラン
雲仙温泉にある宮崎旅館では、2023年5月に「Bon voyage cafe」がオープンしました。雲仙の自然美を借景にした日本庭園も楽しめる素敵な空間です。人気メニューは「お花篭と釜炊きおにぎり」(1,800円)で、旬の雲仙野菜を活かした日替わり小鉢5品と、牛味噌・梅干し入りのおにぎり2つがセットになっています。スパイスカレーも1,300円で楽しめます。
島原半島のおすすめグルメ
「cafe kULa」では前日までの予約制でランチを提供しています。イチ押しは「甘酒グリーンカレー」1,000円で、酒蔵カフェならではの「甘酒プリン」350円や「大吟醸シャーベット」400円などのデザートも人気となっています。
「山の上のカフェGarden」は絶好のロケーションが魅力で、開放的な空間でゆっくり過ごせます。「CAFE COZY」では旬の野菜や果実を使った身体にやさしいランチが楽しめ、オーガニックにこだわり、パンやスイーツまで全て手作りです。プレートランチは1,260円(税込)となっています。
島原の名物
島原の伝統的な冷製スイーツ「かんざらし」は、白玉粉で作った小さな団子を島原の湧水で冷やし、砂糖や蜂蜜などで作った特製の蜜をかけたもので、つるんとした喉越しと優しく素朴な味わいが特徴です。島原市には港町ならではの新鮮な魚介や、鮮度抜群の海鮮丼が楽しめるお店も多数あります。サイクリングの後に地元グルメを堪能するのも、雲仙ポタリングの楽しみの一つです。
宿泊・温泉施設
おすすめの旅館・ホテル
雲仙には、大自然の中に調和する数々のホテル・旅館があり、どのホテル・旅館からも四季折々に表情を変える景観を楽しめます。
「雲仙福田屋」は1968年創業以来110万人以上のお客様を迎えており、2023年春に本館客室がリニューアルしました。雲仙初のプライベートジムやサウナ付きルームなど今のニーズを取り入れた宿となっており、白濁源泉掛け流し八湯めぐりの湯が楽しめます。
その他、「雲仙宮崎旅館」「Mt.Resort 雲仙九州ホテル」「雲仙観光ホテル」なども評価が高い宿として知られています。
日帰り温泉
雲仙温泉商店街裏通りには、雲仙温泉で最も古い歴史を持つ共同浴場施設があります。昔ながらの共同浴場は新湯、古湯、小地獄に1軒ずつあり、各ホテルにはそれぞれ趣向をこらした露天風呂や展望風呂などが設けられています。
「雲仙よか湯」は、源泉100パーセントかけ流しの温泉をゆっくりと楽しめる日帰り温泉と素泊りの宿で、pH2.3の温泉を新鮮なまま堪能できます。男女別の大浴場・露天風呂と貸切の家族風呂があります。
足湯
雲仙温泉街には屋根付きの足湯があり、直径4メートルほどの円形の湯船で10人程度座ることができます。無料で利用でき、近くの駐車場料金所では足湯タオルを1枚100円で販売しています。雲仙温泉街の飲食店や旅館の敷地内では、足湯や手湯、さらには指湯のサービスを行っているところもあります。サイクリングの疲れを癒すのに最適です。
アクセス情報
長崎市内からのアクセス
長崎市内からお越しの方は、長崎県営バス「長崎-小浜・雲仙線(特急)」のご利用がおすすめです。JR長崎駅からは県営の特急バスが運行しており、乗り換えなしで雲仙温泉まで100分ほどでアクセスできます。
電車とバスを乗り継ぐ場合は、JR長崎駅から区間快速シーサイドライナーで24分、西九州新幹線で9分のJR諫早駅まで出ます。JR諫早駅前バス停から雲仙温泉中心部にあるバス停までは86分です。乗り換え時間などを含めると2時間程度を見込んでおくとよいでしょう。
諫早市内からのアクセス
諫早市内からお越しの方は、島鉄バス「小浜・雲仙・有家方面」のバスをご利用ください。「諫早駅バスターミナル」から「雲仙」までは、島鉄バスで運賃片道(大人)1,400円となっています。
長崎空港からのアクセス
長崎空港から雲仙温泉まではおよそ50キロメートルの距離があります。バスを利用した場合、雲仙温泉にある「島鉄バス停」までの所要時間は約1時間40分です。マイカーやレンタカーでは所要時間は約1時間15分かかります。
長崎空港から本諫早駅前までの料金は680円で、本諫早駅前から雲仙までの料金は1,300円です。長崎空港からはレンタカーもおすすめで、所要時間は約1時間30分となっています。
熊本方面からのアクセス
JR熊本駅から雲仙温泉にアクセスするには、フェリーを使う方法があります。JR熊本駅から路線バスで熊本港フェリー乗り場まで行き、フェリー・オーシャンアローで対岸へ、島原港から雲仙までもバスを使って行きます。所要時間は3時間ちょっとかかりますが、費用は電車より安く済みます。船旅を楽しみながらのアクセスも、旅の思い出になるでしょう。
UNZEN旅チャリの4つのコース
雲仙でのEバイクポタリングを楽しむなら、UNZEN旅チャリが提供する4つのコースから選ぶのがおすすめです。雲仙ゴルフ場をスタート地点に、それぞれ異なる魅力を持ったコースが用意されています。
歴史コースは温泉街を走るコースで、避暑地時代の雲仙の歴史を辿りながら、雲仙地獄地帯とその周辺をめぐるショートコースです。初心者やサイクリングに慣れていない方におすすめです。
絶景コース(仁田峠コース)は仁田峠へチャレンジするコースで、一番人気があります。雲仙温泉街からなだらかな坂道が約6キロメートル続きますが、Eバイクのおかげで意外とスムーズに登ることができ、70代の方でもチャレンジしています。
自然コース(白雲の池コース)はエコ・パーク論所原から白雲の池をめぐるコースで、季節に見られる植物を観察しながら池の原園地、宝原園地などを周るミドルコースです。
清流コースは修験道の場所・一切経の滝をめざすコースです。水の流れる音を聞きながら、神秘的な雰囲気の中をサイクリングできます。
まとめ
雲仙温泉でのEバイクポタリングは、日本初の国立公園の大自然を気軽に楽しめる新しい観光スタイルとして、多くの方に支持されています。仁田峠コースでは標高1,080メートルの絶景スポットまで電動アシストの力で楽に登ることができ、四季折々の美しい景観を満喫できます。白雲の池コースでは、豊かな森に囲まれた静かな人工湖と周辺の自然を散策しながら、のんびりとしたポタリングを楽しめます。
1300年の歴史を持つ温泉、30あまりの地獄からなる雲仙地獄、平成新山の雄大な景観、そして美味しいグルメと、雲仙には見どころが満載です。体力に自信のない方でも、70代の方でも楽しめるEバイクポタリングで、ぜひ雲仙の魅力を体験してみてください。
おいしい空気と心地よい風を感じながら、日本初の国立公園「雲仙」の絶景を自転車で巡る旅は、きっと忘れられない思い出になることでしょう。温泉街では5か所でEバイクのレンタルを実施しており、手ぶらでも気軽にサイクリングを始められます。春のミヤマキリシマ、夏の避暑、秋の紅葉、冬の霧氷と、どの季節に訪れても雲仙ならではの魅力を発見できます。次の休日は、雲仙温泉でEバイクポタリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。









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