奥入瀬渓流をEバイクで巡る!おすすめポタリングコースと十和田湖の魅力

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奥入瀬渓流をEバイクで巡るポタリングコースは、体力に自信がない方でも十和田湖畔から続く約14キロメートルの渓流美を存分に楽しめる新しい観光スタイルです。Eバイクとは電動アシスト機能を備えたスポーツ自転車のことで、緩やかな上り坂が続く奥入瀬渓流でも無理なく走行できます。十和田八幡平国立公園内に位置する奥入瀬渓流は、国の特別名勝および天然記念物に指定された日本屈指の景勝地であり、阿修羅の流れや銚子大滝といったダイナミックな景観から約300種類の苔が織りなす繊細な緑の世界まで、多彩な自然の表情に出会えます。

この記事では、奥入瀬渓流のEバイクポタリングコースの詳細やレンタル情報、十和田湖周辺の観光スポット、ヒメマスグルメ、四季ごとの楽しみ方、アクセス方法まで、旅の計画に必要な情報を網羅的にお届けします。

目次

奥入瀬渓流とは — 特別名勝に指定された十和田湖畔の景勝地

奥入瀬渓流は、青森県十和田市にある十和田湖畔の子ノ口(ねのくち)から焼山(やけやま)までの約14キロメートルにわたる渓流です。十和田湖から太平洋へと流れる奥入瀬川の最上流部にあたり、大小さまざまな滝や急流、淵が連続する変化に富んだ景観が広がっています。渓流沿いには遊歩道と国道102号線が並行しており、徒歩でもサイクリングでも楽しめるよう整備されています。

1952年(昭和27年)に国の特別名勝および天然記念物に指定されました。特別名勝とは、文化財保護法に基づき景観の優れた地域として特に重要なものを指す制度です。この指定により渓流の自然環境は厳重に保護されており、草木の伐採や石の持ち出しなどは禁止されています。

渓流の最大の魅力は、多様な水の表情にあります。激しく岩を噛む急流があれば、静かに水面を湛える淵もあり、渓流に沿って点在する14の滝はそれぞれに異なる表情を見せてくれます。両岸に広がるブナやカツラ、トチノキなどの落葉広葉樹林は季節ごとに劇的に姿を変え、新緑の時期には生命力あふれる緑のトンネルとなり、秋には赤や黄に染まる紅葉のパノラマが広がります。

奥入瀬渓流の成り立ちと十和田湖との関係

奥入瀬渓流の成り立ちは、十和田湖を生んだ火山活動と密接に関係しています。元々この地域は、カルデラから噴出した膨大な火砕流堆積物が堆積・圧縮されてできた溶結凝灰岩の台地でした。ある時、十和田湖の水が流出する子ノ口の部分が決壊して大洪水が発生し、この洪水が台地を激しく侵食して深い谷を刻みました。こうして現在見られるような滝や切り立った岩壁が形成され、奥入瀬渓流という唯一無二の景観が生まれたのです。渓流沿いの岩壁を観察すると、溶結凝灰岩の断面が露出している箇所があり、この地の成り立ちを直接目にすることができます。

奥入瀬渓流の苔の世界 — 約300種のコケが織りなす緑の絨毯

奥入瀬渓流のもう一つの大きな魅力が、約300種類にも及ぶ苔(コケ)の存在です。2013年に日本蘚苔類学会から「日本の貴重なコケの森」に選定されており、屋久島や北八ヶ岳と並んで「コケの三大聖地」とも称されています。

渓流沿いの岩や倒木、樹木の幹をびっしりと覆う苔は、まるで緑のビロードのような美しさを持っています。火山活動と洪水によってできた岩だらけの地形には、まず苔が定着し、その苔を足がかりにして他の植物が芽吹くという自然のサイクルが繰り広げられています。

注目すべき苔の種類として、学名に八甲田山の名前が含まれる「タカネカモジゴケ」や、青森の名を冠する「アオモリサナダゴケ」など、この地域にゆかりのある苔が確認されています。また、蛇の鱗のような模様を持つ「ジャゴケ」は、指でこすると独特の香りがすることでも知られています。

Eバイクでの散策中にゆっくりと自転車を降りて苔を観察する時間を設けると、ルーペを通して広がるミクロの世界に驚かされるでしょう。星野リゾート奥入瀬渓流ホテルでは「コケさんぽ」と呼ばれるネイチャーツアーも開催されており、専門ガイドの解説を聞きながら苔の世界を深く知ることができます。

Eバイクとは — 奥入瀬渓流を気軽に巡れる電動アシスト自転車

Eバイクとは、電動アシスト機能を備えたスポーツ自転車のことです。一般的な電動アシスト付き自転車(いわゆるママチャリ型)とは異なり、マウンテンバイクやクロスバイクをベースにした走行性能の高い車体に電動アシストユニットを搭載しています。

Eバイクの最大の利点は、坂道や長距離でも体力の消耗を大幅に抑えられることです。奥入瀬渓流は焼山から子ノ口に向かって緩やかな上り坂が続くため、通常の自転車では体力に不安がある方にとってはハードルが高い区間となります。しかしEバイクならば、電動アシストの力を借りて無理なく上流方向への走行が可能です。

安定性にも優れており、太めのタイヤを装着したモデルが多いため、渓流沿いの路面状況が変化する区間でも安心して走行できます。サイクリング初心者や体力に自信のないシニア層でも、気軽にポタリング(散策的なゆったりサイクリング)を楽しめるのがEバイクの大きな魅力です。

奥入瀬渓流のEバイクレンタル情報と料金

奥入瀬渓流でEバイクを楽しむには、十和田奥入瀬観光機構が運営するレンタサイクル事業を利用するのが便利です。Eバイクの主な貸出場所は奥入瀬湧水館(焼山バス停すぐ近く)で、Eバイクのレンタルは奥入瀬湧水館限定となっています。返却は奥入瀬湧水館のほか、石ヶ戸休憩所やJRバス子ノ口駅舎での乗り捨て返却も可能で、ルートの自由度が高い点が魅力です。

レンタサイクル料金比較

種類基本料金(4時間)特徴
Eバイク(MTBタイプ電動アシスト)3,000円走行性能が高く上り坂も楽
電動アシスト自転車(シティタイプ)2,000円街乗り感覚で利用可能
シティサイクル1,000円手頃な価格で気軽に利用

いずれも延長料金は30分ごとに300円です。レンタサイクルの営業期間は例年4月中旬から10月末までで、冬季は積雪のため利用できません。Web予約が可能で、特に繁忙期(ゴールデンウィーク、夏休み、紅葉シーズン)には事前予約が推奨されています。予約は午前利用分のみ対象で、午後分は当日在庫がある場合に利用可能です。Eバイクの利用は身長140センチメートル以上の方に限定されています。なお、2023年4月1日から道路交通法の改正により自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されており、レンタル時にはヘルメットの貸出も行われています。

おすすめのEバイクポタリングコース4選

奥入瀬渓流をEバイクで巡るにあたり、体力や時間、目的に応じた4つのモデルコースがあります。

コース1:奥入瀬渓流フルコース(焼山から子ノ口)

距離は約14キロメートル、所要時間は見学・休憩を含めて約2時間から3時間、難易度は初級から中級です。焼山の奥入瀬湧水館でEバイクを借り、渓流沿いの国道102号線を子ノ口まで走る全線コースとなります。焼山から子ノ口に向かうルートは基本的に緩やかな上り坂ですが、Eバイクの電動アシストがあれば無理なく走行できます。渓流沿いの全ての見どころを網羅でき、子ノ口で乗り捨て返却が可能なため、帰りはバスで焼山まで戻ることもできます。

このコースの主な見どころを焼山側から順に紹介します。まず渓流の入口付近にある三乱の流れは、三つの流れが合流する美しいポイントです。続いて石ヶ戸は、大きな岩が屋根のように突き出した独特の形状を持つ場所で、かつて鬼神のお松という女盗賊が住処にしていたという伝説が残っています。休憩所が隣接しておりトイレや自動販売機も利用できます。

さらに上流へ進むと、奥入瀬渓流を代表する景観の一つである阿修羅の流れが現れます。うっそうとした木々の間を激しく流れる水が白い飛沫を上げる様子は、まさに阿修羅のごとき迫力で、テレビや旅行雑誌でも頻繁に取り上げられる屈指の撮影スポットです。雲井の滝は森林に囲まれた断崖から三段になって落下する高さ約20メートルの滝で、水量も豊かで見応えがあります。国道からも見えるため、自転車を停めて気軽に鑑賞できるのも嬉しいポイントです。白糸の滝は繊細な水の糸が岩肌を伝うように流れ落ちる優美な滝で、阿修羅の流れとは対照的な静かで女性的な美しさを持っています。

そして渓流のクライマックスとなるのが銚子大滝です。奥入瀬渓流本流にかかる最大の滝で、高さ7メートル、幅20メートルという堂々たる規模を誇ります。水音高らかに水しぶきを上げる様は圧巻で、十和田湖から魚が遡上するのを防ぐ「魚止めの滝」としても知られています。

コース2:石ヶ戸から子ノ口ハイライトコース

距離は約8.9キロメートル、所要時間は約1.5時間から2.5時間、難易度は初級です。時間が限られている場合におすすめのコースで、石ヶ戸休憩所を起点に渓流の見どころが集中する上流部を重点的に巡ります。阿修羅の流れ、雲井の滝、銚子大滝といった主要スポットを効率よく回れます。ただし石ヶ戸ではEバイクの貸出はなく、電動アシスト自転車またはシティサイクルのみのレンタルとなる点にご注意ください。

コース3:十和田湖半周コース

距離は約12.5キロメートル、所要時間は約2時間から3時間、難易度は初級から中級です。子ノ口から十和田湖畔を走り、休屋(やすみや)エリアまでの半周コースで、渓流とは異なる雄大な湖の景色を楽しめます。途中、松倉神社や瞰湖台(かんこだい)などの絶景スポットに立ち寄ることができます。十和田湖観光交流センター「ぷらっと」での乗り捨て返却も可能です。さらに十和田湖遊覧船にEバイクを持ち込むこともでき、船上からの湖の眺めと組み合わせた観光プランを楽しめます。

コース4:渓流と湖を満喫する一日コース

距離は約26キロメートル以上、所要時間は約5時間から6時間、難易度は中級です。焼山から奥入瀬渓流を走破し、子ノ口から十和田湖畔を休屋まで走る充実のコースで、奥入瀬渓流の全ての見どころと十和田湖の絶景を一日で堪能できます。Eバイクのバッテリー容量に注意し、途中での節電走行も検討する必要があります。昼食は子ノ口や休屋エリアの飲食店が利用できます。

ポタリングコース比較表

コース名距離所要時間難易度
フルコース(焼山→子ノ口)約14km約2〜3時間初級〜中級
ハイライト(石ヶ戸→子ノ口)約8.9km約1.5〜2.5時間初級
十和田湖半周(子ノ口→休屋)約12.5km約2〜3時間初級〜中級
一日コース(焼山→休屋)約26km以上約5〜6時間中級

十和田湖の見どころと観光スポット

十和田湖は、青森県と秋田県にまたがるカルデラ湖で、周囲は約46キロメートル、最大水深は326.8メートルに達します。これは日本で3番目の深さであり、透明度の高い神秘的な碧色の水面が特徴的です。湖の中央には中ノ島(恵比須島)と呼ばれる島が浮かんでいます。

十和田湖の成り立ちは約20万年前に始まった十和田火山の活動に遡ります。約5万5千年前から1万5千年前にかけて大規模な噴火が繰り返され、火山体の中心部が陥没していきました。約1万5千年前に現在の十和田湖の原型となるカルデラが形成され、長い年月をかけて水がたまり現在のような湖になったと考えられています。二重式陥没カルデラ湖という地形学的にも珍しい存在です。

乙女の像 — 十和田湖のシンボル

十和田湖の休屋地区にある乙女の像は、1953年(昭和28年)に十和田湖国立公園指定15周年を記念して建立されたブロンズ像です。制作者は彫刻家であり詩人でもあった高村光太郎で、これが彼の最後の作品となりました。高さ2.1メートルの二人の裸婦像が左手を合わせて向かい合うデザインで、湖畔の木立の中にたたずむその姿は十和田湖のシンボルとして広く親しまれています。

十和田湖遊覧船で楽しむ湖上の絶景

十和田湖の雄大な景色を水上から楽しめるのが遊覧船です。営業期間は例年4月中旬から11月中旬までで、休屋を起点に2つのコースが運航されています。Aコースは休屋を出発し、中山半島や千丈幕などの断崖を眺めながら湖上を巡り休屋に戻る約50分の周遊コースです。Bコースは休屋から子ノ口までの片道コースで、奥入瀬渓流散策と組み合わせるのに便利です。料金は大人1,650円、子ども880円で、Eバイクの持ち込みも可能なため、自転車と遊覧船を組み合わせた観光プランが組めます。

十和田神社と瞰湖台

中山半島に鎮座する十和田神社は、平安時代の創建と伝えられる古社で、パワースポットとしても知られています。杉並木の参道を歩いた先にある本殿は荘厳な雰囲気に包まれており、湖畔散策の際にぜひ立ち寄りたいスポットです。瞰湖台は子ノ口から休屋方向に進んだ湖畔沿いにある展望台で、十和田湖を見下ろす絶景ポイントです。天気が良い日には湖の碧色と周囲の山々の緑が織りなすパノラマを一望でき、Eバイクで十和田湖半周コースを走る際の必見スポットとなっています。

十和田湖のヒメマスグルメを堪能する

十和田湖を訪れたならば、名物のヒメマス料理は外せません。ヒメマスとは、降海しない陸封型のベニザケのことで、「姫」の名が示す通り小ぶりなマスです。その身はサーモンピンクに染まり、柔らかく繊細な食感でありながら脂がしっかりと乗っています。臭みがなく上品な旨味が感じられる魚ですが、鮮度が落ちやすいため、本当に新鮮なヒメマスは現地でなければ味わえません。これこそが十和田湖でヒメマスを食べる最大の理由です。

食べ方は刺身、塩焼き、ムニエル、フライなど多彩で、どの調理法でもヒメマスの上品な旨味を堪能できます。十和田湖のヒメマスの漁期は4月から12月で、特に5月から6月と10月頃に漁のピークを迎えます。Eバイクのベストシーズンとヒメマスの旬が重なるのは嬉しいポイントです。

休屋地区には、ヒメマスの刺身や寿司、親子めし、塩焼きなど多様なヒメマスメニューを楽しめる「お土産とお食事の店もりた」があります。「食事処 とちの茶屋」では天然物のヒメマスやニジマスの魚料理に加え、南部そばや稲庭うどんなどの東北名物も味わえます。「レストランやすみや」は遊覧船乗り場からほど近い食事処で、きりたんぽやヒメマス料理が自慢の店です。

四季ごとの奥入瀬渓流とEバイクポタリングの楽しみ方

奥入瀬渓流と十和田湖は四季を通じてそれぞれ異なる魅力を見せます。Eバイクが利用できるのは4月中旬から10月末までですが、その期間だけでも多彩な自然の表情を楽しめます。

春(4月中旬から5月中旬)の奥入瀬渓流

雪解けの季節で、残雪が溶けて渓流の水量が増す時期です。木々はまだ芽吹き始めたばかりで、見通しのよい渓流を楽しめます。4月中旬はまだ肌寒い日もあるため防寒着は必須です。レンタサイクルの営業開始時期でもありますが、しっかりとした服装で臨む必要があります。

新緑(5月中旬から6月中旬)のベストシーズン

奥入瀬渓流のベストシーズンの一つです。若葉が一斉に芽吹き、渓流全体が鮮やかな緑に包まれます。苔も最も美しい時期を迎え、岩や倒木を覆う緑のビロードが一層輝きます。水面に映る新緑のグラデーションは息をのむ美しさです。気温も過ごしやすく、Eバイクでのポタリングに最適なシーズンといえます。

夏(7月から8月)の涼しい渓流走行

深い緑に覆われた渓流は天然のクーラーのような涼しさがあり、木々のトンネルの下を走るサイクリングは爽快そのものです。ただし夏休みシーズンは観光客が多く、特に阿修羅の流れ周辺は混雑することがあります。早朝の出発がおすすめで、にわか雨に備えてレインウェアの携帯も欠かせません。

秋・紅葉(10月中旬から11月上旬)のもう一つのベストシーズン

奥入瀬渓流の紅葉は上流の十和田湖付近から始まり、徐々に下流の焼山方面へと降りてきます。十和田湖付近の紅葉の見頃は10月中旬、焼山付近は11月上旬頃まで楽しめます。赤や黄色に色づいた木々と渓流の白い水しぶきのコントラストは、一年で最も華やかな景観を作り出します。

10月の紅葉最盛期には奥入瀬渓流の国道102号線でマイカー交通規制が実施されます。この期間はバス、レンタサイクル、徒歩のみの通行となるため、むしろEバイクでのポタリングには絶好の条件です。車の通行がない静かな渓流を紅葉を愛でながらゆったりと走ることができるのは、この時期ならではの贅沢です。

十和田湖一周サイクリング「トワイチ」の魅力と難易度

健脚のサイクリストには、十和田湖を一周する「トワイチ」と呼ばれるコースも選択肢の一つです。ただし、これはポタリングの域を超えた本格的なサイクリングコースであることを理解しておく必要があります。

十和田湖一周の距離は約45キロメートルから50キロメートルで、湖畔沿いの美しい区間もあれば、一度湖畔を離れて山中を走る区間もあり、距離以上の走りごたえがあります。最大の難関は青森県側にある御鼻部山(おはなべやま)周辺の峠道で、御鼻部山の標高は1,011メートル、湖面の標高400メートルとの標高差は約600メートルに達します。御鼻部山展望台から約11キロメートルにわたるダウンヒルは爽快ですが、逆方向から走ると相当な登りとなります。

時計回りに走る方が坂の傾斜が比較的楽だとされています。コース上で自動販売機や補給ポイントがあるのは子ノ口、休屋、および滝ノ沢手前のロッジ「レークサイド山の家」程度に限られるため、飲料や補給食は事前に十分に準備しておく必要があります。Eバイクのバッテリー容量を考えると、一周を走り切れるかどうかは機種や走行条件によるため、事前にレンタルショップでバッテリーの持続距離を確認しておくことが重要です。一般的なポタリング利用では、一周コースよりも半周コースや奥入瀬渓流コースの方が現実的でしょう。

奥入瀬渓流へのアクセス方法と駐車場情報

公共交通機関でのアクセス

最寄りの新幹線駅はJR東北新幹線の八戸駅です。八戸駅西口からJRバス東北の「おいらせ号」に乗車し、焼山バス停まで約1時間30分、子ノ口バス停まで約2時間で到着します。JR青森駅からもJRバスが運行しており、焼山まで約2時間10分です。渓流沿いのバス停は子ノ口から焼山の間に6か所ありますが、バスは約1.5時間に1本の運行間隔のため、事前に時刻表を確認しておくことが重要です。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードが利用可能です。

車でのアクセスと駐車場

東北自動車道の小坂インターチェンジから十和田湖方面へ約40分、または十和田インターチェンジから奥入瀬渓流方面へ約50分で到着します。渓流沿いの主な駐車場は3か所あり、いずれも無料で利用できます。渓流の下流側起点にある焼山駐車場は奥入瀬湧水館やレンタサイクル貸出所が隣接しています。渓流の中間地点にある石ヶ戸駐車場は休憩所やトイレが併設されています。十和田湖畔の上流側起点となる子ノ口駐車場は十和田湖へのアクセスにも便利な立地です。

Eバイクと組み合わせた効率的な回り方

子ノ口駐車場に車を停めてバスで焼山まで移動し、焼山でEバイクを借りて子ノ口まで走り戻るパターンが効率的です。あるいは焼山駐車場に車を停め、Eバイクで子ノ口まで走り、子ノ口でEバイクを乗り捨て返却してバスで焼山に戻ることもできます。

Eバイクポタリングの服装と持ち物ガイド

奥入瀬渓流でのEバイクポタリングを快適に楽しむためには、適切な服装と持ち物の準備が欠かせません。

服装のポイント

動きやすい服装が基本で、ジーンズよりもストレッチ性のあるパンツが快適です。渓流沿いは市街地より気温が低くなるため、夏でも薄手の長袖や羽織れるものを準備しておくとよいでしょう。特に新緑の時期や秋は朝夕の冷え込みがあるため、レイヤリング(重ね着)で調整できるようにしておくのが理想的です。靴は歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズがおすすめで、自転車を降りて遊歩道を歩く場面もあるためサンダルやヒールのある靴は避けるのが賢明です。

必携の持ち物

レインウェアは山間部で天候が変わりやすいため必須で、コンパクトに折りたためるものが便利です。飲み物と軽食は必ず事前に用意しておく必要があります。奥入瀬渓流沿いにはコンビニがなく、石ヶ戸休憩所に自動販売機がある程度です。そのほか日焼け止め虫除けスプレー(特に夏場)、絶景スポットが多いためカメラ(スマートフォンでも十分ですが防水ケースがあると安心)、写真撮影やマップ利用でスマートフォンのバッテリーを消耗するためモバイルバッテリー、そして国立公園内ではゴミは必ず持ち帰る必要があるためゴミ袋も忘れずに持参しましょう。

奥入瀬渓流Eバイクポタリングで押さえておきたい注意点

安全で快適なポタリングを楽しむために、いくつかの注意点があります。

交通ルールの遵守

奥入瀬渓流沿いの国道102号線はマイカー規制期間を除き一般車両も通行する道路です。自転車は車道の左側を走行し、歩行者には十分注意する必要があります。特に見どころスポット付近は歩行者が多いため、スピードを落として走行し、追い越しの際は声がけを忘れないようにしましょう。

バッテリー管理のコツ

Eバイクの電動アシストはバッテリーに依存しているため、長距離を走る場合はバッテリー残量への注意が欠かせません。上り坂でのアシストレベルを適度に抑えたり、平坦な区間ではアシストをオフにしたりするなど、バッテリーの節約を心がけることが大切です。

天候の急変への備えと自然保護マナー

渓流は山間部に位置するため天候が急変することがあります。雷雨の際は木の下に避難せず、建物のある石ヶ戸休憩所や奥入瀬湧水館に向かうようにしましょう。大雨の際は増水の危険があるため渓流から離れることが重要です。奥入瀬渓流は特別名勝・天然記念物に指定されており、植物の採取、石の持ち出し、ゴミの投棄は法律で禁止されています。苔や植物に触れる際は傷つけないよう注意し、遊歩道から外れて渓流に入ることは控えましょう。

渓流沿いの休憩スポットで一息つく

Eバイクポタリングの合間に立ち寄れる休憩スポットも充実しています。

渓流の下流側起点に位置する奥入瀬湧水館(焼山地区)は、レンタサイクルの貸出受付のほか、湧水を使ったコーヒーや地元の特産品を販売しています。奥入瀬の湧水は軟水で、まろやかな味わいが特徴です。隣接する奥入瀬渓流館は渓流の自然や文化を紹介する施設で、渓流の映像展示や苔の観察コーナーなどがあり、散策前に立ち寄ると渓流の楽しみ方がより深まります。カフェコーナーでは地元食材を使ったメニューも提供されています。

渓流の中間地点にある石ヶ戸休憩所はトイレや自動販売機が完備されており、ベンチで休息できます。レンタサイクルの乗り捨て返却ポイントとしても利用可能です。十和田湖畔に位置する子ノ口地区には小規模な飲食店や土産物店があり、十和田湖名物のヒメマス料理を楽しめます。十和田湖畔の中心的な観光拠点である休屋地区には飲食店、土産物店、宿泊施設が集まっており、十和田バラ焼きや十和田産の地酒なども堪能できます。

一泊二日で楽しむ奥入瀬渓流と十和田湖のおすすめ旅行プラン

奥入瀬渓流のEバイクポタリングと十和田湖を満喫するモデルプランを紹介します。

一日目は、午前中に八戸駅からバスで焼山へ移動し、奥入瀬渓流館で渓流の予習をするところから始まります。昼前に奥入瀬湧水館でEバイクをレンタルし、午後はEバイクで奥入瀬渓流を焼山から子ノ口まで走破します。各見どころで停車して写真撮影や遊歩道散策を楽しみ、夕方には子ノ口でEバイクを返却して十和田湖畔の宿に宿泊します。

二日目は、午前中に十和田湖遊覧船のAコースで湖上の絶景を楽しみ、昼前に休屋地区を散策して乙女の像や十和田神社を訪問します。昼食には十和田湖名物のヒメマス料理を堪能し、午後はバスで八戸駅へ戻ります。

日帰りの場合は奥入瀬渓流のEバイクコースに絞り、焼山から子ノ口までの全線コースを楽しむのがおすすめです。星野リゾート奥入瀬渓流ホテルに宿泊すれば、ホテル発着のEバイクレンタルや苔観察ツアーなどの自然体験プログラムも利用でき、より充実した滞在型の観光が楽しめます。

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