鳥取うみなみロードは、鳥取県の日本海沿岸を東西に横断する全長約152kmのサイクリングルートで、Eバイクを使ったポタリングで絶景と観光を気軽に楽しめる注目のコースです。2020年3月に全線開通して以来、日本海シーサイドの美しい海岸線を走るサイクリストが増え続けています。体力に自信がない方でも、Eバイクの電動アシスト機能を活用すれば、浦富海岸や鳥取砂丘、弓ヶ浜といった絶景スポットを巡るポタリングを無理なく楽しむことができます。
本記事では、鳥取うみなみロードの全容からEバイクの魅力、おすすめのポタリングコース、沿線のグルメや温泉情報まで、日本海シーサイドサイクリングを満喫するための情報を詳しくお届けします。美しい海岸線、歴史ある温泉地、新鮮な海の幸、そして鳥取砂丘や水木しげるロードといった人気観光スポットを一度に楽しめる贅沢なルートの魅力を、余すところなくご紹介します。

鳥取うみなみロードとは?全長152kmの日本海シーサイドルートの全容
鳥取うみなみロード(正式名称:とっとり横断サイクリングルート)は、鳥取県が整備した県内を東西に横断するサイクリングルートです。東のJR東浜駅(岩美郡岩美町)から西のJR境港駅(境港市)までを結び、全長は約152km、獲得標高は1,086mとなっています。令和2年(2020年)3月22日に全線開通しました。
このルートの最大の特長は、日本海の雄大な景色を眺めながら走れることです。リアス式海岸の浦富海岸、広大な鳥取砂丘、白砂青松の弓ヶ浜など、変化に富んだ海岸線の風景が次々と現れます。さらに、ルート沿線には鳥取を代表する観光スポットが数多く点在しており、サイクリングと観光を同時に楽しめる点が大きな魅力です。
ナショナルサイクルルート指定を目指す整備状況
鳥取県では、この鳥取うみなみロードのナショナルサイクルルート指定を目指して整備を進めています。令和4年(2022年)4月に開催されたサイクルツーリズム推進・連携会議で正式にナショナルサイクルルート指定を目指すことが決定され、走行環境の整備や受入環境の充実に向けた取組が本格化しました。令和5年度(2023年)からは一般道の路面に矢羽根や自転車ピクトグラムなどの路面標示の設置が進められているほか、路肩の狭い部分の解消や自転車専用通行帯の整備、交通結節点におけるゲートウェイ整備やレンタサイクルの拠点整備なども推進されています。サイクリストのための休憩施設や案内看板も充実してきており、安心して走れる環境が年々整ってきています。
サイクリングマップも制作されており、鳥取うみなみロード以外にも県内9つのサイクリングルートの情報や、県内の観光施設、フォトスポット、グルメ、ダイジョウブシステム(安心サポートシステム)などの情報が掲載されています。マップにはQRコードが掲載されており、StravaやRide with GPSでルート情報にスマートフォンからアクセスすることも可能です。
鳥取うみなみロードの区間ごとの見どころと日本海シーサイドの絶景
鳥取うみなみロードは、大きく東部・中部・西部の3つのエリアに分けることができます。それぞれのエリアに個性的な見どころがあり、どの区間を走っても充実した体験が待っています。
東部エリア(岩美町~鳥取市):浦富海岸と鳥取砂丘の絶景ポタリング
東部エリアの起点は、JR東浜駅がある岩美町です。このエリアの最大の見どころは、浦富海岸と鳥取砂丘の2大スポットです。
浦富海岸は、「日本の渚100選」にも選ばれた景勝地で、東西約15kmにわたるリアス式海岸が広がっています。断崖絶壁、洞門、洞窟、大小さまざまな奇岩が織りなすダイナミックな地形は圧巻です。海の透明度は約25mを誇り、「岩美ブルー」と呼ばれるエメラルドグリーンの海は、沖縄の海にも引けを取らない美しさです。浦富海岸島めぐり遊覧船に乗れば、この絶景を船上から堪能できます。「西の松島」とも評されるその光景は、Eバイクでのポタリングの途中にぜひ立ち寄りたいスポットです。
岩美町では、電動アシスト機能付きのレンタサイクルも利用可能で、このエリアだけをじっくりポタリングするのもおすすめです。
鳥取砂丘は、南北2.4km、東西16kmにも及ぶ日本最大級の砂丘で、鳥取を代表する観光名所です。砂丘では、パラグライダー、セグウェイ体験、らくだライドなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。特にユニークなのが、極太タイヤのファットバイクで砂丘の上を走るサイクリング体験です。砂地走行に強いファットバイクならではの不思議な走行感覚は、ここでしか味わえない貴重な体験となります。鳥取砂丘を眺めながら走る自転車道もあり、砂丘の壮大な景色をサイクリングしながら楽しめます。アップダウンがあるため、Eバイクの電動アシストが特に頼もしい区間でもあります。
中部エリア(鳥取市~北栄町・湯梨浜町):名探偵コナンと温泉の癒し
中部エリアには、名探偵コナンの作者・青山剛昌の出身地である北栄町があります。「青山剛昌ふるさと館」では、名探偵コナンの世界観を存分に楽しめます。コナンファンにとっては聖地巡礼の場所としても知られています。
このエリアからは鳥取うみなみロードから少し足を延ばして、東郷湖周辺や倉吉方面へのサイクリングも楽しめます。倉吉市内と東郷湖周辺(湯梨浜町)を結ぶ約24.3kmのルートがあり、海沿いのうみなみロードから県中部の観光地へアクセスするのに最適です。
湯梨浜町には、「はわい温泉」と「東郷温泉」という2つの温泉地があります。はわい温泉は明治35年(1902年)に開湯した歴史ある温泉で、東郷湖の湖底から湯が湧き出すというユニークな特徴を持っています。湖にせり出すように建てられた宿の露天風呂から眺める東郷湖の景色は格別です。名物の「湖上温泉」は、まるで湖に浮かんでいるかのような開放感を味わえます。
東郷温泉には、水着で楽しめる7種の浴槽、露天風呂、サウナ、プールなどを備えたスパリゾート施設があり、温泉街には誰でも利用できる足湯も2か所設置されています。サイクリングで疲れた体を温泉で癒すという贅沢な組み合わせが楽しめます。
西部エリア(大山町~米子市~境港市):弓ヶ浜と水木しげるロード
西部エリアのハイライトは、白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースと水木しげるロードです。
弓ヶ浜サイクリングコースは、境港市の夢みなとターミナルから米子市の皆生温泉(日野川河口)までの全長約15.8kmのコースで、うち約7.0kmが国道431号の自転車歩行者専用道として整備されています。砂浜や松林の中を走りながら、海越しに中国地方最高峰の大山(標高1,729m)を眺められる風光明媚なコースです。傾斜がほとんどないため、初心者やファミリーでも安心してサイクリングを楽しめます。弓ヶ浜展望台からは、右手に雄大な大山、左手には米子鬼太郎空港に離発着する飛行機が見られることもあり、開放感あふれる眺望が広がります。
水木しげるロードは、JR境港駅から続く約800mの通りに177体の妖怪ブロンズ像が並ぶ人気の観光スポットです。ゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげるの出身地として知られる境港市ならではの観光名所で、散策しながら妖怪たちとの記念撮影を楽しめます。
米子市の皆生温泉は、山陰最大級の温泉地で、鳥取県内の温泉では最も入湯客が多い温泉地です。海中から湧き出す塩の湯は海洋性ミネラルが豊富で、保湿効果が高く、疲れた体と心を癒してくれます。サイクリングのゴール地点として、温泉で汗を流すのは最高の締めくくりです。
Eバイクとは?ポタリングに最適な電動アシストスポーツ自転車の特徴
Eバイクとは、スポーツ走行に特化して設計された電動アシスト機能搭載の自転車のことです。一般的な電動アシスト自転車(いわゆるママチャリ型の電動自転車)とは異なり、クロスバイクやマウンテンバイクなどのスポーツ自転車をベースに、高性能なモーターユニットとバッテリーを搭載しています。
Eバイクと一般的な電動アシスト自転車には、いくつかの重要な違いがあります。
| 項目 | Eバイク | 一般的な電動アシスト自転車 |
|---|---|---|
| 走行性能 | 長距離・山道などスポーツ走行に対応 | 日常の買い物・通勤通学向け |
| 車体設計 | スポーツ自転車ベースで軽量・高安定性 | 前カゴ・荷台を備えた実用的デザイン |
| バッテリー | 大容量(1回の充電で100km以上走行可能なモデルも) | 標準的な容量 |
| ギア | 多段変速でさまざまな路面状況に対応 | 少ない段数で平坦路向け |
| 価格帯 | 30万円を超えるモデルが多い | 5万円~20万円程度が主流 |
| 主な用途 | サイクリング・ポタリングなどレジャー | 日常の移動手段 |
レンタルで利用する場合には価格差を気にする必要はなく、メンテナンスもショップが対応してくれるため、利用者が心配する必要はありません。ポタリングとは、目的地を特に決めず、のんびりと自転車散歩を楽しむスタイルのサイクリングのことで、Eバイクはまさにこのポタリングに最適な自転車です。
Eバイクでポタリングを楽しむメリットとは
Eバイクでのポタリングには、従来のサイクリングにはない多くのメリットがあります。
まず、体力差を気にせず楽しめる点が大きな魅力です。カップルや親子、友人グループなど、体力差がある仲間同士でもEバイクなら同じペースで走ることができます。電動アシストの力で、体力に自信がない人でも坂道を楽々と上ることができ、長距離走行も無理なくこなせます。鳥取うみなみロードの獲得標高1,086mというアップダウンも、Eバイクなら心配いりません。
次に、観光を存分に楽しめるという点です。通常のサイクリングでは体力の消耗を考慮してペース配分を気にする必要がありますが、Eバイクなら余裕を持って走れるため、途中の観光スポットやグルメスポットにゆっくり立ち寄る時間を確保できます。ポタリングの醍醐味である「寄り道」を心ゆくまで楽しめるのです。
さらに、風景を楽しむ余裕が生まれることも見逃せません。坂道で息切れすることなく走れるため、周囲の景色を楽しみながらゆったりとペダルを漕ぐことができます。日本海の絶景や大山の雄姿を、走りながらじっくり味わえるのはEバイクならではの楽しみ方です。
健康面でのメリットも注目すべきポイントです。Eバイクはあくまでも「アシスト」であり、ペダルを漕がなければ進みません。適度な運動をしながら長距離を移動できるため、サイクリングから遠ざかっていた人にとっても、自転車の楽しさを再発見するきっかけになります。電動アシストがあることで無理のない運動量を維持でき、膝や腰への負担も軽減されます。
そして、行動範囲が広がることも重要です。通常の自転車では往復の体力を考慮して行動範囲が限られますが、Eバイクなら遠くのスポットまで足を延ばすことができます。鳥取うみなみロードから少し離れた東郷湖や倉吉方面への寄り道も、Eバイクなら気軽に楽しめます。
鳥取でのEバイクレンタル情報と観光サイクリングツアー
鳥取県内では、複数の場所でEバイクやレンタサイクルを借りることができます。
鳥取市では、観光レンタサイクルとして普通車と電動の2種類が用意されており、20インチと26インチの2サイズ、計4車種から選べます。すべて3段変速付きで、坂道も楽に走れる仕様です。さらに、Eバイク(電動マウンテンバイク)を使った観光サイクリングツアーも提供されています。海や山といった鳥取の自然を感じながら、鳥取城跡や中心市街地の歴史的スポットを、地元ガイドの説明を聞きながらサイクリングできるプログラムです。専用ヘルメットは無料レンタルされるので、手ぶらで参加できます。体力に自信のない方でも安心して楽しめると好評です。
岩美町では、岩美町観光協会が電動アシスト機能付きのレンタサイクルを提供しており、浦富海岸周辺のポタリングに最適です。西部エリアでは、弓ヶ浜周辺でレンタサイクルが利用可能で、弓ヶ浜サイクリングコースを手軽に楽しめます。
大山エリアでは、電動MTB(マウンテンバイク)ツアーが提供されており、日本でも最大規模のブナの原生林の中を走るという貴重な体験ができます。うみなみロードから少し足を延ばして大山方面を訪れるなら、ぜひ体験したいアクティビティです。
鳥取うみなみサイクルトレインの活用方法とEバイクポタリングとの相性
鳥取うみなみロードでのサイクリングをさらに便利にするのが、「鳥取うみなみサイクルトレイン」です。これは、JR山陰本線の鳥取駅から米子駅間で、自転車をそのまま輪行袋に入れずに列車に乗せることができるサービスです。
2025年4月5日から通年運行(12月から2月の冬季を除く)が開始されました。土休日に1日3往復で運行されています。2026年度も引き続き運行が決定しており、春から秋のサイクリングシーズンに合わせた計画が立てやすくなっています。
利用料金は一律300円(別途乗車券が必要)で、事前予約が必須です。当日の午前5時までに予約を完了する必要があります。対象駅は、鳥取大学前駅と東山公園駅を除く山陰本線鳥取駅から米子駅間の22駅で乗降が可能です。
このサイクルトレインを活用すれば、うみなみロードの全区間を走り切る必要がなく、好きな区間だけをピックアップしてサイクリングを楽しむことができます。行きはサイクリングで絶景を楽しみ、帰りはサイクルトレインで列車旅を満喫するという贅沢なプランも可能です。体力やスケジュールに合わせて柔軟にコースを組み立てられるのは大きなメリットです。
特にEバイクでのポタリングでは、観光スポットでゆっくり時間を過ごしたい場合に、帰路をサイクルトレインに任せることで、時間に追われることなく旅を楽しめます。
Eバイクで巡るおすすめポタリングコース4選
鳥取うみなみロードの全長152kmを一度に走破するのは、初心者にはハードルが高いものです。ここでは、Eバイクでのポタリングに最適な区間をご紹介します。
コース1:浦富海岸~鳥取砂丘コース(約20km)
東部エリアの人気コースで、日本海の絶景を堪能できます。JR東浜駅を起点に、浦富海岸の断崖美を眺めながら西へ向かい、鳥取砂丘を目指します。途中、岩美ブルーの海を眺められるビュースポットが多数あり、カメラが手放せない区間です。鳥取砂丘では砂丘散策やファットバイク体験を楽しんでから、鳥取駅方面へ向かうか、サイクルトレインで戻ることもできます。比較的アップダウンがある区間ですが、Eバイクなら快適に走破できます。
コース2:弓ヶ浜サイクリングコース(約16km)
西部エリアの定番コースで、初心者やファミリーに特におすすめです。境港市の夢みなとターミナルから皆生温泉までの約15.8kmは、ほぼ平坦で走りやすいルートです。白い砂浜と松林の中を走りながら、海越しに大山の雄姿を望む絶景が楽しめます。弓ヶ浜展望台で絶景を満喫し、ゴール地点の皆生温泉で汗を流すのが定番の楽しみ方です。
コース3:境港・水木しげるロード周遊コース(約10km)
境港駅周辺を中心に、水木しげるロードと夢みなとタワー周辺をのんびり巡るコースです。距離が短いため、お子さん連れや、サイクリングよりも観光をメインに楽しみたい方に最適です。177体の妖怪ブロンズ像が並ぶ水木しげるロードでは、お気に入りの妖怪を探しながら散策を楽しめます。境港の新鮮な海鮮グルメもぜひ味わいたいところです。
コース4:東郷湖・はわい温泉周遊コース(約25km)
うみなみロードの中部エリアから東郷湖方面へ足を延ばすコースです。東郷湖の穏やかな湖畔を走りながら、はわい温泉や東郷温泉を巡ります。湖上温泉の風情ある宿が建ち並ぶ景色は、日本海沿いとはまた違った趣があります。足湯スポットもあるため、サイクリングの途中で気軽に温泉を楽しめます。Eバイクなら、うみなみロード本線との往復も含めて余裕を持って走ることができます。
鳥取うみなみロード沿線の絶品グルメ情報
鳥取うみなみロード沿線には、日本海の恵みを活かした絶品グルメが揃っています。Eバイクでのポタリングの途中に立ち寄りたいグルメスポットをご紹介します。
まず外せないのが、鳥取を代表するカニ料理です。鳥取県では松葉ガニ、親ガニ(セコガニ)、紅ズワイガニの3種類のカニが水揚げされます。松葉ガニの漁期は11月から3月で、冬のサイクリング前後にぜひ味わいたい逸品です。かに刺身は、新鮮な松葉ガニを生で味わえる贅沢な一品です。親がに丼は、かにの身に加え、内子やかに味噌が盛られた満足感たっぷりのメニューです。
鳥取県中西部のソウルフードとして知られる牛骨ラーメンも見逃せません。牛骨を何十時間も沸騰させずにじっくり煮込んで作る澄んだスープが特徴で、あっさりとしながらも深い旨味が広がります。鳥取市内でも味わえる店があり、サイクリング途中のランチに最適です。鳥取砂丘からも徒歩圏内に人気店があります。
境港は日本有数の水揚げ量を誇る漁港で、新鮮な海鮮が楽しめます。大漁丼は定番の海鮮丼にウニとイクラを追加した贅沢メニューで、鮮度抜群の魚介を堪能できます。
鳥取の日本海では、カニ以外にも極上の魚介類が水揚げされます。モサエビは地元でしか味わえない幻のエビで、甘エビよりも甘みが強いと言われています。白イカは透き通るような美しさと上品な甘みが特徴です。岩ガキは夏が旬で、大ぶりでクリーミーな味わいが楽しめます。ハタハタは冬の味覚で、焼いても煮ても絶品です。
賀露港は日本海でも有数の好漁場として知られ、港の近くには新鮮な魚介を提供する食堂や市場が並んでいます。元祖いか丼は、ご飯の上にシロイカの刺身と長芋の短冊、薬味がのった名物メニューです。
鳥取うみなみロード沿線の温泉でポタリングの疲れを癒す
鳥取うみなみロード沿線とその周辺には、個性豊かな温泉地が点在しています。サイクリングの疲れを癒す温泉は、Eバイクポタリングの旅の大きな楽しみの一つです。
鳥取温泉は、JR鳥取駅から徒歩圏内という全国的にも珍しい市街地温泉です。鳥取砂丘サイクリングの前後に気軽に立ち寄れます。
はわい温泉は、東郷湖のほとりに佇む風情ある温泉地です。明治35年(1902年)に開湯し、湖底から温泉が湧き出すというユニークな特徴を持っています。湖にせり出すように建てられた旅館の露天風呂から眺める東郷湖の景色は格別で、「湖上温泉」として知られています。
東郷温泉は、はわい温泉と同じ東郷湖のほとりにあり、水着で楽しめるスパリゾート施設が人気です。7種の浴槽、露天風呂、サウナ、プールなど充実した施設で、家族連れにもおすすめです。温泉街には無料の足湯が2か所あり、サイクリングの途中で気軽に利用できます。
三朝温泉は、うみなみロードから南に少し入った場所にある山陰を代表する名湯です。世界屈指のラジウム温泉として知られ、多くの文人墨客に愛されてきた歴史があります。12種類もの温泉を持つ宿もあり、湯治場としての雰囲気も残る趣深い温泉地です。
皆生温泉は、うみなみロードの西端近くに位置する山陰最大級の温泉地です。鳥取県内で最も入湯客が多く、海中から湧き出す塩の湯が特徴です。海洋性ミネラルが豊富で保湿効果が高く、サイクリングで疲れた体のケアに最適です。弓ヶ浜サイクリングコースのゴール地点にあるため、サイクリング後の温泉入浴にぴったりの立地です。
鳥取うみなみロードの季節ごとのポタリングの楽しみ方
鳥取うみなみロードは、春から秋にかけてがサイクリングのベストシーズンです。季節ごとに異なる魅力を楽しめます。
春(3月から5月)は、穏やかな気候のもと、桜や新緑を楽しみながらのサイクリングが気持ちいい季節です。海沿いの風も心地よく、サイクリングデビューに最適です。サイクルトレインの運行もこの時期から始まります。
夏(6月から8月)は、日本海の青さがひときわ輝く季節です。浦富海岸の岩美ブルーが最も美しく映える時期です。ただし、日差しが強いため、こまめな水分補給と日焼け対策が必要です。早朝や夕方のサイクリングがおすすめです。岩ガキが旬を迎えるのもこの時期で、プリプリのクリーミーな味わいを堪能できます。
秋(9月から11月)は、気温が落ち着き、サイクリングに最も適した季節と言えます。紅ズワイガニのシーズンが始まり、11月からは高級ブランドの松葉ガニも解禁されます。日本海に沈む夕日を眺めながらのサイクリングは、秋ならではの贅沢です。
冬(12月から2月)は、サイクルトレインの運行が休止となり、天候も厳しいため、本格的なサイクリングには向きません。ただし、この時期こそ松葉ガニの最盛期であり、温泉とグルメを主目的とした旅行には最高の季節です。
鳥取うみなみロードをEバイクで安全に楽しむための実用情報
鳥取うみなみロードでのEバイクポタリングを安全かつ快適に楽しむための情報をお伝えします。
アクセス方法
JR山陰本線が鳥取駅から米子駅を結んでおり、各駅からうみなみロードにアクセスできます。鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港)や米子空港(米子鬼太郎空港)からのアクセスも便利です。
服装と持ち物の準備
服装は、吸汗速乾性のあるスポーツウェアが基本です。ポタリングではそれなりの距離を走ると汗をかくため、速乾性のあるTシャツやパンツがおすすめです。ヘルメットの着用が推奨されており、レンタルの場合は無料で貸し出されることが多いです。日焼け止め、サングラス、手袋なども忘れずに持参したいところです。ひらひらした服やマフラーは車輪に巻き込まれる危険性があり、裾の広いパンツはチェーンに引っかかる可能性があるため注意が必要です。サンダルやヒールは足を踏み外すリスクが高いため、スニーカーなど足全体を覆う靴を選びましょう。夕暮れ時に備えて、明るい色の服も取り入れると視認性が高まり安全です。
持ち物としては、飲料水が最も重要です。ルート上に自動販売機や売店がない区間もあるため、必ず持参するのが確実です。そのほか、軽食や補給食、スマートフォン(ルートマップのQRコードを読み取るため)、カメラ、雨具を用意しておくと安心です。コンパクトに折りたためるレインコートを常備しておくとよいでしょう。傘差し運転は道路交通法で禁止されているため避けてください。Eバイクのバッテリー残量にも注意し、充電スポットの確認をしておくことをおすすめします。
休憩とトラブル対策
うみなみロード沿線にはサイクリストのための休憩施設が整備されています。道の駅や観光案内所なども利用可能で、トイレや自動販売機も比較的充実しています。万が一のトラブルに備え、パンク修理キットやポンプを携帯するか、最寄りの自転車ショップの場所を確認しておくと安心です。レンタルの場合は、ショップのサポート体制を事前に確認しておきましょう。
鳥取うみなみロードのEバイクポタリングで日本海シーサイドの魅力を満喫しよう
鳥取うみなみロードは、日本海の絶景、歴史ある温泉、新鮮な海の幸、そして個性豊かな観光スポットをすべて楽しめる、日本有数のサイクリングルートです。Eバイクを活用すれば、体力や経験に関係なく、誰でもこの壮大なルートの魅力を存分に味わうことができます。
2025年からサイクルトレインが通年運行となり、2026年度も継続が決定しているため、好きな区間だけをピックアップして楽しむことも容易になりました。ポタリングスタイルで、のんびりと日本海の風を感じながら、鳥取の魅力を自転車で巡る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
浦富海岸の岩美ブルー、鳥取砂丘の壮大な景色、弓ヶ浜から望む大山の雄姿、水木しげるロードの妖怪たち、そして皆生温泉の癒しの湯と、鳥取うみなみロードには一度の旅では味わいきれないほどの魅力が詰まっています。ナショナルサイクルルート指定を目指した整備も着々と進んでおり、矢羽根や路面標示の設置、自転車専用通行帯の整備など、サイクリスト向けの環境は年々向上しています。
初めての方は、弓ヶ浜サイクリングコースのような平坦で距離の短いコースからスタートし、慣れてきたら浦富海岸や東郷湖方面へと徐々に範囲を広げていくのがおすすめです。サイクルトレインを組み合わせれば、1日では巡りきれない広大なルートも、何度かに分けて少しずつ制覇する楽しみ方もできます。Eバイクとともに、あなただけのポタリングコースを見つけて、鳥取の日本海シーサイドの魅力を存分に満喫してください。









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