武蔵五日市のレンタサイクルで秋川渓谷をポタリングする方法

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秋川渓谷でのポタリングは、JR武蔵五日市駅前でレンタサイクルを借りれば、電車を降りてすぐに始められます。駅前には電動アシスト自転車を扱う東京裏山ベースと、乗り捨てができるシェアサイクル東京渓谷サイクリングの二つの窓口があり、体力や滞在時間に合わせて自転車を選べます。新宿駅からは乗り換え1回、最速でおよそ1時間15分というアクセスの近さも、日帰りポタリングを後押ししてくれます。この記事では、武蔵五日市駅周辺のレンタサイクル料金と乗り捨てサービスの使い方、石舟橋や瀬音の湯といった立ち寄りスポット、季節ごとの楽しみ方までをまとめました。

目次

秋川渓谷は多摩川最大の支流、秋川沿いに約20キロ続く渓谷

秋川渓谷は、東京都あきる野市から檜原村にかけて、秋川沿いに約20キロメートル続く渓谷です。秋川は多摩川の支流の中で最大とされていて、橋の上から水中の魚影が見えるほど透明度が高く、ヤマメやアユ、マス、ハヤといった川魚が生息しています。

渓谷沿いには温泉やバーベキュー場、キャンプ場が点在していて、休日や行楽シーズンには家族連れやグループでにぎわいます。玄関口となるJR武蔵五日市駅は新宿駅からおよそ1時間の距離にあり、都心から気軽に訪れられる自然として親しまれています。

自宅からおよそ1時間から2時間圏内の近場を日帰りや小旅行で楽しむマイクロツーリズムという旅のスタイルが広がっていて、地元での食事や施設利用が地域経済の後押しにもつながるとされています。新宿から1時間ほどで着く秋川渓谷は、こうした近場旅行の行き先としても選びやすい距離にあります。

ポタリングはサイクリングより「目的地を決めずに走る」ことを指す言葉

ポタリングという言葉は、ぶらつくという意味の英語ポターが語源とされていて、1950年代の日本のサイクリング関連の小冊子にはすでに使われていた記録が残っています。目的地を厳密に決めず、気になった景色があれば途中で足を止めながら自転車で散歩するように走ることを指す言葉です。

サイクリングは自転車で走ること全般を表す幅広い言葉で、山道を駆け上がるヒルクライムや長距離を走るロングライドも含みます。それに対してポタリングは、比較的短い距離から中距離を、のんびりとしたペースで走ることに重点を置いた楽しみ方です。ゴール地点を目指して走るサイクリングと違い、ポタリングは道中で気に入った場所に立ち寄ること自体が目的になります。

秋川渓谷は、橋や河原、温泉施設といった立ち寄りやすいスポットが渓谷沿いに点在していて、電動アシスト自転車を使えば体力を使いすぎずに何カ所も巡れます。この密度の高さが、目的地を厳密に決めないポタリングというスタイルと相性がよい理由になっています。

武蔵五日市駅へのアクセスは新宿から乗り換え1回で約1時間15分

秋川渓谷ポタリングの起点は、JR五日市線の武蔵五日市駅です。新宿駅からは乗り換え1回、最速でおよそ1時間15分というルートがあり、日帰りでも十分に渓谷を楽しめます。代表的な経路は、中央線で立川へ出て青梅線に乗り換え、拝島で五日市線へ乗り継ぐルートです。ほかにも南武線や京王線を使う経路、西武拝島線や西武新宿線を使う経路が案内されていて、出発する場所に応じて選べます。運賃はICカード利用でおよそ900円程度で、日帰りサイクリングの交通費としては手が届きやすい水準です。

駅前には観光案内所とレンタサイクルの拠点がまとまっていて、下車してすぐに情報収集と自転車の手配ができます。この立地の良さが、秋川渓谷を気軽な日帰り先として選ぶ人を増やしている理由のひとつになっています。

レンタサイクルの拠点は東京裏山ベース、電動アシストは1日4,400円から

武蔵五日市駅前にある東京裏山ベースは、地域の観光とアウトドア体験を扱う拠点施設です。ここでは電動アシスト自転車からマウンテンバイクまで、幅広い車種のレンタサイクルを扱っています。料金は次の通りです。

車種1日料金(9時〜17時、予約可)2時間以内(当日受付のみ)
電動アシスト自転車4,400円/台3,400円/台
チャイルドシート付き電動アシスト自転車5,800円/台4,800円/台
非電動レンタサイクル各種3,300円/台2,300円/台

坂道が多い渓谷エリアを楽に走りたい人には、電動アシスト自転車が向いています。小さな子どもと一緒に走りたい家族には、チャイルドシート付きの車種も用意されています。貸し出し時には、川への降り口などが載った東京裏山リバーサイドマップを受け取れることがあり、地元ならではの立ち寄りポイントを知る手がかりになります。

乗り捨てができるシェアサイクル、東京渓谷サイクリングは4ポートで利用可能

武蔵五日市駅前では、電動アシスト自転車のシェアサイクルサービス東京渓谷サイクリングも利用できます。東京裏山ベースが運営していて、駅前と十里木付近のポート間で乗り捨てができる点が、通常のレンタサイクルとの大きな違いです。貸し出しと返却ができるポートは、武蔵五日市駅、武蔵増戸駅、つるつる温泉、十里木交差点の4カ所です。

専用アプリに会員登録とクレジットカード情報を登録すれば、30分単位でいつでも利用できます。料金は30分ごとに330円で、1日の利用上限額は3,500円です。アプリを使いたくない場合は、駅前の東京裏山ベース店舗でアプリ不要の1日パスをカードキー形式で購入できて、この1日パスでも十里木ポートへの乗り捨てが可能です。

借りた場所に戻らなくてよいこの仕組みは、渓谷を上流方向へ走り、帰りはバスで駅まで戻るという片道型のポタリングを可能にしてくれます。体力や時間の余裕に応じて、コースの自由度を大きく広げられる点が魅力です。

ポタリングで立ち寄りたい見どころは石舟橋と瀬音の湯を中心に4カ所

石舟橋は全長96メートル、紅葉は11月中旬から12月初旬が見頃

石舟橋は、秩父多摩甲斐国立公園内の秋川に架かる全長96メートルの橋です。武蔵五日市駅からバスで十里木まで行き、徒歩約6分でアクセスできます。橋の上から見渡す渓谷の景観は、ポタリングの目的地として選ばれることが多いスポットです。11月中旬から12月初旬にかけては橋全体が紅葉に包まれ、近年は冬季のイルミネーションも実施されています。

瀬音の湯はpH10.1のアルカリ性温泉、石舟橋から徒歩5分

石舟橋から徒歩約5分の場所にある秋川渓谷瀬音の湯は、地下1,500メートルから湧き出すpH10.1のアルカリ性単純温泉を使った日帰り温泉施設です。なめらかな湯ざわりが特徴で、サイクリングで汗をかいた後に立ち寄る休憩ポイントとして人気があります。ポタリングコースの折り返し地点として組み込みやすい立地です。

払沢の滝は都内唯一の日本の滝百選、落差は約60メートル

檜原村にある払沢の滝は、東京都内で唯一日本の滝百選に選ばれている滝です。四段に分かれていて、落差はあわせて約60メートルあります。厳冬期には滝が凍りつく光景でも知られています。武蔵五日市駅からはバスで払沢の滝入口まで行き、そこから徒歩約15分で滝壺付近に到着します。自転車での直接アクセスはやや距離があるため、シェアサイクルとバスを組み合わせるか、体力に応じてルートを検討するとよいでしょう。

沢戸橋と十里木エリアは川遊びとBBQの拠点

秋川に架かる橋や河原へのアクセスポイントが点在する沢戸橋・十里木エリアは、夏場に川遊びやBBQを楽しむ人でにぎわいます。秋川の水は透明度が高く、橋の上から水中の魚影を目で追えるほどで、ヤマメやアユといった川魚の姿を見られることもあります。渓谷沿いの道を走りながら、気になった場所で川に降りて涼を取れるのも、自転車ならではの楽しみ方です。これらのスポットは互いに数キロ圏内にまとまっていて、電動アシスト自転車を使えば半日から1日でいくつも巡れます。

季節ごとの楽しみ方は11月中旬から12月初旬の紅葉シーズンが最も混み合う

秋川渓谷は季節によって表情が大きく変わるため、訪れる時期によって楽しみ方も変わってきます。

季節楽しみ方ポタリングのポイント
新緑が芽吹き始める気候が安定していて初心者やファミリーに向く
川遊びやBBQ、鮎釣りが最盛期を迎える木陰の多いルートを選び、こまめな休憩と水分補給を意識する
石舟橋周辺を中心に紅葉が見頃を迎える11月中旬から12月初旬は年間で最も混み合う時期になる
払沢の滝が結氷する防寒対策をしたうえで、観光客が少ない落ち着いた渓谷を楽しめる

春は気候が安定していて、自転車初心者やファミリーでのポタリングにも向いている時期です。夏は日中の気温が上がるため、こまめな休憩と水分補給を心がけながら、木陰の多いルートを選んで走ることがポイントになります。秋は気候が穏やかでサイクリングに適した気温になる一方、紅葉狙いの観光客も増えるため、早めの時間帯に出発すると余裕を持って回れます。冬は空気が澄み渡り、払沢の滝が結氷する様子など、他の季節にはない景観を楽しめる時期です。

つるつる温泉は檜原村数馬エリア、入浴料は大人820円

瀬音の湯とあわせて知っておきたいのが、檜原村にある生涯青春の湯つるつる温泉です。武蔵五日市駅から西東京バスで数馬方面へ約1時間ほど山あいに入った場所にあり、住所は東京都西多摩郡檜原村2430です。バスでのアクセスが基本になるため、シェアサイクルのポートやバス停の位置関係を先に調べておくと、ポタリングの行程に組み込みやすくなります。

泉質はアルカリ性単純温泉で、名前の由来にもなっているとろみのある柔らかな湯ざわりが特徴です。浴室は2階に2カ所あり、日によって男女が入れ替わる仕組みです。内湯に加えて木製の露天風呂も2つあり、大浴場とサウナも備えています。併設の川遊び広場ではバーベキューも楽しめます。入浴料は大人820円、小学生410円で、営業時間は10時から18時(閉館19時)、土日祝は19時まで(閉館20時)です。瀬音の湯より奥まった立地のぶん、静かな雰囲気の中でポタリングを締めくくれます。

初心者向けの目安になる紅葉コースは12.1キロ

JRの駅などで配布されている観光ガイド秋川渓谷秋冬編には、初心者向けの目安として紅葉コースが12.1キロメートルと紹介されています。武蔵五日市駅を起点に渓谷沿いの見どころを回って戻ってくる距離感で、電動アシスト自転車なら休憩を挟みながら半日ほどで走りきれます。

渓谷沿いの道は川に沿って緩やかに標高を上げていく構成で、上流に進むほど坂道が増えていく傾向があります。体力に自信がない人やファミリーには、石舟橋と瀬音の湯周辺までを電動アシスト自転車で往復し、その先はバスを使う組み立てが向いています。逆に走ること自体を楽しみたい人には、乗り捨て型のシェアサイクルで上流のポートまで走り、帰りはバスで戻る片道プランがおすすめです。

ポタリング中に立ち寄れるカフェと食事処

渓谷沿いを走っていると、地元の食材を活かしたカフェやレストランに立ち寄れるのも、秋川渓谷ポタリングの楽しみのひとつです。

店名立地特徴
do-mo factory blan.co武蔵五日市駅南側秋川渓谷の食材を使ったパニーニやあじさい茶ソフト、鮎おにぎり
canvas武蔵五日市駅前地元木材のテラス空間で無添加の手づくり料理とスイーツ
cafe-dining Kan-KURA秋川沿い天然酵母の自家製ピッツァとパスタ
石舟Dining秋川渓谷瀬音の湯内石舟鉄板ハンバーグ定食と天然鮎の釜めし
茶房糸屋(黒茶屋内)大正時代の古民家緑に囲まれた落ち着いた雰囲気での休憩

温泉施設と組み合わせて食事を楽しみたい場合は、瀬音の湯内にある石舟Diningが便利です。走ること自体の楽しさに加えて、地元の味覚や雰囲気をあわせて味わえるのが、電車や車だけの移動にはないポタリングならではの魅力になります。自転車で立ち寄れる範囲に飲食店が複数あるため、コースの途中で軽食を挟みつつ、最後にしっかり食事をとるといった組み立て方もできます。

ポタリングの持ち物と注意点

秋川渓谷でのポタリングを快適に楽しむために、押さえておきたい点がいくつかあります。

服装は、動きやすく天候の変化にも対応できる重ね着が基本です。渓谷エリアは都心部より気温が低くなりやすく、特に朝夕は冷え込むため、上着を1枚多めに持っていくと安心です。川沿いで足を水に浸けたり河原を歩いたりする予定があるなら、濡れてもよい靴やタオルも用意しておきましょう。

電動アシスト自転車を使う場合でも、渓谷沿いの道には上り下りの起伏があるため、無理のないペース配分を意識することが大切です。夏場は熱中症対策として、こまめな休憩と水分補給を欠かせません。日陰の少ない区間もあるため、帽子や日焼け止めがあると心強いです。

シェアサイクルを利用するときは、事前にアプリでの会員登録とクレジットカード登録が必要になることが多いため、出発前にスマートフォンで手続きを済ませておくとスムーズです。駅前店舗でアプリ不要の1日パスを買う方法もあるので、当日の混雑状況や自分のスタイルに合わせて選べます。返却ポートの場所と営業時間、最終返却時刻は事前に確認しておくと安心です。

渓谷沿いの道は地元の生活道路と重なる区間もあるため、交通ルールを守り、歩行者や対向車、ほかのサイクリストへの配慮を忘れないようにしたいところです。橋の上や見晴らしのよいポイントでは写真を撮る人も多いので、路肩に自転車を停める際は通行の妨げにならない場所を選びます。

東京都では2020年4月に自転車損害賠償保険等への加入が義務化されていて、自転車を貸し出す事業者にも保険加入が求められています。レンタサイクルやシェアサイクルを扱う店舗では保険が付帯していることが多いため、貸し出し時に補償内容を確認しておくと、もしものときも落ち着いて対応できます。

半日と1日、二つのモデルコース

初めて秋川渓谷でポタリングをする人向けに、モデルコースを二つ紹介します。

半日で回る場合は、武蔵五日市駅前の東京裏山ベースで電動アシスト自転車を借り、渓谷沿いの道を上流方向へ走りながら沢戸橋や十里木エリアの河原に立ち寄り、石舟橋で渓谷の景観を楽しんだ後、瀬音の湯で入浴して汗を流し、バスまたは自転車で駅へ戻るという流れが組みやすくなっています。所要時間はおおむね3時間から4時間程度が目安です。

1日かけてじっくり巡るなら、半日コースに払沢の滝方面へのバス移動や周辺散策を組み合わせるとよいでしょう。自転車の返却時間や借りている時間の上限(1日利用の場合は9時から17時までなど)を事前に確認したうえで、無理のない範囲でスケジュールを組むことが快適なポタリングのコツになります。シェアサイクルの乗り捨てサービスを使えば、行きは自転車で上流方向へ、帰りはバスで駅まで戻るという片道型のプランも実現しやすくなります。

どちらのコースを選ぶ場合も、出発前に東京裏山ベースで受け取れる地図で立ち寄り先の位置関係を確認しておくと、当日の移動がスムーズになります。バスの本数は都心ほど多くないため、上流エリアから駅方向へ戻る便の時刻をあらかじめ調べておくのもおすすめです。

秋川渓谷ポタリングは日帰りでも電動アシスト自転車で十分楽しめる

秋川渓谷でのポタリングは、都心から電車で1時間強という近さでありながら、清流と緑に囲まれた渓谷の空気を味わえる過ごし方です。武蔵五日市駅前には、電動アシスト自転車をはじめ豊富な車種を揃えたレンタサイクル拠点東京裏山ベースと、複数ポート間で乗り捨てができるシェアサイクル東京渓谷サイクリングの両方が整っていて、体力や滞在時間、旅のスタイルに合わせて自転車を選べます。

石舟橋や瀬音の湯、払沢の滝、沢戸橋・十里木エリアといった見どころは互いに近い距離に点在していて、電動アシスト自転車を使えば半日から1日でいくつも巡れます。春の新緑、夏の川遊び、秋の紅葉、冬の澄んだ空気と、季節ごとに違う魅力を持つ秋川渓谷は、訪れるたびに違う景色を見せてくれます。日帰りで自然を満喫したいときの選択肢として、武蔵五日市駅からのレンタサイクルポタリングを検討してみてはどうでしょうか。

電動アシスト自転車を使えば坂道の多い区間も体力を温存しながら走れますし、乗り捨て型のシェアサイクルを組み合わせれば、片道はしっかり走って帰りはバスで戻るといった変化のある行程も組めます。次の休日に近場でリフレッシュしたいと考えているなら、まずは武蔵五日市駅前のレンタサイクル拠点に立ち寄ってみてください。

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