霞ヶ浦一周ポタリングコースは、茨城県の日本第2位の湖面積を誇る霞ヶ浦を自転車でぐるりと一周する人気のサイクリングルートです。「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の一部として国土交通省認定のナショナルサイクルルートに選ばれており、その最大の魅力は「ド平坦」と称されるほどアップダウンが少ない点にあります。
関東からのアクセスも良好で、JR土浦駅を拠点とすれば都心から約1時間でスタート地点に到着できます。コース全体が自転車歩行者道として整備されており、交通量も少なく、初心者から上級者まで安心してロングライドを楽しめる環境が整っています。広大な湖面と田園風景、遠くに見える筑波山の雄大な景色を眺めながら、ゆったりとしたポタリングが満喫できる魅力的なコースです。

Q1: 霞ヶ浦一周ポタリングコースの距離と所要時間は?初心者でも完走できる?
霞ヶ浦一周ポタリングコースには、体力や経験に応じて選べる複数のルートが用意されています。
フルコースは霞ヶ浦を構成する西浦、北浦、外浪逆浦の3つすべてを巡るもので、距離は約154-160km、獲得標高は699mと比較的低く設定されています。一方、霞ヶ浦大橋を利用してショートカットする「ショートカスイチ」は約90-94kmと距離が短縮され、初心者や日帰りポタリングには最適です。
所要時間については、フルコースの場合、健脚のベテランライダーなら1日で走破可能ですが、休憩や観光を含めると10時間程度を見込んでおくのが現実的です。初心者の場合、平均時速10kmで計算すると140kmのコースでは15時間かかるため、2日間に分けて7.5時間ずつ走るスケジュールが推奨されます。
初心者の完走については、十分に可能です。コース全体がほぼ平坦で路面も整備されており、矢羽根型の路面表示が進行方向を明確に示してくれます。ただし、風の影響を受けやすい立地のため、天候確認と適切な準備が重要です。無理をせず、時計回り(左回り)で午後の追い風を活用し、こまめな休憩を心がければ、サイクリング初心者でも霞ヶ浦の美しい景色を楽しみながら完走できるでしょう。
Q2: 霞ヶ浦一周ポタリングに最適なレンタサイクルの選び方と予約方法は?
つくば霞ヶ浦りんりんロード周辺では、広域レンタサイクルシステムを利用して手ぶらでポタリングを楽しむことができます。コース沿線12ヶ所の施設でどこでも貸出・返却が可能な便利なシステムです。
自転車の種類と料金(2025年7月1日改定)は以下の通りです:
- クロスバイク:2,500円(1日)- フラットハンドルで運転しやすく、ポタリング初心者に最適
- ロードバイク:3,000円(1日)- より速く効率的に走りたい方向け
- Eバイク:3,500円(1日)- 電動アシスト付きで長距離も楽々
- ジュニアクロスバイク:1,000円(1日)- 子供用、保護者同伴が必要
- タンデム自転車:4,000円(1日)- 2人乗り用、ラクスマリーナのみ
初心者のポタリングにはクロスバイクがおすすめです。乗車姿勢が楽で疲れにくく、長時間のライドでも快適です。体力に自信がない方や坂道が心配な方はEバイクを選択すると、霞ヶ浦の強風にも対応しやすくなります。
予約方法では、利用日の3日前までに専用の予約システムから申し込みが必要です。個人予約は5台まで、6台以上は団体予約となります。週末は予約が集中するため、2-3週間前の早期予約が確実です。貸出時には代表者の身分証明書提示が必須で、ヘルメットは無料レンタル可能です。
2025年7月から、貸出場所と返却場所が異なる「乗り捨て利用」には1台500円の追加料金が発生します。支払いは現金のみの施設とキャッシュレス対応施設があるため、事前確認をおすすめします。
Q3: 霞ヶ浦一周ポタリングコースの休憩スポットとおすすめグルメは?
霞ヶ浦一周ポタリングでは、休憩スポットが限られているため、事前の情報収集が重要です。ただし、茨城県ではサイクルサポートステーションが500ヶ所以上設置されており、空気入れや工具の貸し出し、優待サービスを提供しています。
主要な休憩スポットをご紹介します:
道の駅たまつくりは霞ヶ浦大橋のたもとにあり、トイレ、駐車場、自動販売機、飲食施設が完備された重要な休憩ポイントです。ここの名物は霞ヶ浦のアメリカナマズを使った「なめパックン」バーガーで、淡白で食べやすい味が特徴です。
天王崎観光交流センターコテラスでは、カフェや物産販売に加え、あそう温泉白帆の湯が併設されています。黄褐色の美肌の湯として知られ、最上階からは霞ヶ浦や筑波山の絶景が楽しめます。ポタリング後の疲れを癒すのに最適です。
かすみがうら市交流センターには1階に「かすみマルシェ」、2階に「かすみキッチン」があり、地域食材を使ったメニューが味わえます。24時間利用可能な無料駐車場も魅力です。
グルメスポットでは、明治40年創業のこうの菓子店の大福がポタリングの補給食として人気です。地元モチ米を使ったもちもちの皮とたっぷりのあんが、消費カロリーの大きいサイクリングに最適です。ただし、夏期(7-9月)は大福の販売を休止するため注意が必要です。
土浦の中華の福来軒では、地元名産のレンコンを使った「自家製レンコンラーメン」が味わえ、志ち乃では茨城で大人気のどら焼きが楽しめます。定番から変わり種まで豊富な種類が揃っています。
Q4: 霞ヶ浦一周ポタリングで注意すべき風対策と迷いやすいポイントは?
霞ヶ浦一周ポタリングで最も注意すべきは「風」です。霞ヶ浦周辺は年間を通じて強い風が吹く特徴があり、特に冬には「筑波おろし」と呼ばれる強い北西風が吹きます。
風対策として最も効果的なのは、時計回り(左回り)でのルート選択です。霞ヶ浦周辺は西寄りの風が多いため、時計回りに走ることで午後からの追い風を活用でき、後半の体力消耗を抑えられます。出発前の天気予報チェックは必須で、風向きや風速を確認してからスタートしましょう。
コースは遮るものが少ない堤防上を走るため、風の影響をまともに受けやすい環境です。体力が消耗した後半で向かい風を受けると心が折れそうになることもあるため、ウインドブレーカーの携帯と、風が強い日は無理をしない判断が重要です。
迷いやすいポイントについては、基本的に矢羽根型の路面表示があるため迷うことは少ないものの、一部注意が必要な区間があります。霞ヶ浦の西側では用水路が多く、たびたび橋まで迂回することになります。特に51km地点の北利根橋は、公式ルートの歩道が急なスロープになっていたり、車道ルートが遠回りになったりするため、迷いやすい場所として知られています。
また、工事による迂回路が設定されている場合があり、迂回道路の案内が分かりにくいことがあります。道路標示が消えて住宅街に迷い込む可能性もあるため、スマートフォンのGPSナビを併用し、モバイルバッテリーを携帯しておくことをおすすめします。不安な場合は、近くのサイクルサポートステーションで道順を確認することも可能です。
Q5: 霞ヶ浦一周ポタリングと合わせて楽しめる観光スポットと宿泊施設は?
霞ヶ浦一周ポタリングでは、サイクリングと合わせて多彩な観光スポットを楽しむことができます。
霞ヶ浦総合公園はコース開始後3km地点にあり、シンボルのオランダ風車が目印です。春のチューリップ、夏の蓮、秋の紅葉、冬のイルミネーションと四季折々の景色が楽しめ、ネイチャーセンターでは野鳥や魚の観察も可能です。隣接する体育館には温水シャワーも設置されています。
霞ヶ浦ふれあいランドの高さ60mの「虹の塔」展望台からは霞ヶ浦の絶景を一望でき、晴れた日には富士山も望めます。2024年にオープンした「霞ヶ浦どうぶつとみんなのいえ」では、動物とのふれあいも楽しめます。
かすみがうら市水族館は2024年のリニューアルで展示室が一新され、霞ヶ浦の淡水魚を中心に約100種類を展示しています。パノラマ水槽やタッチプールなど体験型展示が充実しており、雨の日でも安心です。
夏から秋限定の霞ヶ浦観光帆引き船では、白い帆を広げて風を受けて進む伝統的な船を間近で観賞できます。平成30年には国選択無形民俗文化財にも認定された貴重な体験です。
宿泊施設では、星野リゾートBEB5土浦が特におすすめです。土浦駅直結のPLAYatre土浦内にあり、部屋に自転車を持ち込み可能で、ロードバイク用の空気入れや整備室も完備しています。輪行サイクリストには理想的な環境です。
土浦駅周辺のビジネスホテルも輪行に便利で、サイクリスト歓迎の宿ではバイクラック設置や洗車スペース、朝食時間の相談などのサービスを提供している場合があります。
より地域の魅力を味わいたい方には、かすみがうら市内の旅館・民宿がおすすめです。湖畔の景色を眺めながら地元料理を満喫でき、ポタリングの疲れを癒しながら茨城の食文化も楽しめます。宿泊を伴うことで、朝の清々しい空気の中でのスタートや、夕日に染まる霞ヶ浦の美しい景色も堪能できるでしょう。









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