江の川をEバイクでポタリング!常清滝と古民家カフェを巡る旅

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江の川をEバイクでポタリングする旅は、広島県唯一の日本の滝百選「常清滝」の壮大な滝と、地元食材にこだわった古民家カフェの温かなもてなしを同時に楽しめる、中国地方ならではの贅沢な体験です。中国地方最大の河川である江の川の流域には、落差126メートルの常清滝をはじめ、廃線となったJR三江線の鉄道遺産、カヌー体験ができるアウトドア施設、そしてイノシシ肉のブランド「おおち山くじら」のグルメまで、多彩な魅力が詰まっています。電動アシスト付きスポーツ自転車「Eバイク」を活用すれば、アップダウンのある中山間地域でも体力に自信のない方やシニアの方でも快適に走行でき、車では通り過ぎてしまう里山の小さな発見を自分のペースで楽しむことができます。この記事では、江の川流域をEバイクでポタリングする際のおすすめスポットやモデルコース、古民家カフェの情報、そしてアクセス方法まで、旅を計画するうえで知っておきたい情報を詳しくお伝えします。

目次

江の川とはどんな川?中国地方最大の河川の魅力

江の川(ごうのかわ)とは、広島県と島根県を流れる一級水系の本流で、流路延長194キロメートル、流域面積3,900平方キロメートルを誇る中国地方最大の河川です。全国の河川と比較しても延長では第12位、流域面積では第16位に位置する大河となっています。

その源は広島・島根両県境にある阿佐山(標高1,218メートル)にあり、広島県北部の三次盆地で馬洗川、西城川、神野瀬川などの主要な支流と合流します。その後、中国山地を横断するように北西へ流れ、島根県江津市で日本海に注いでいます。特に中国山地を貫流する区間では雄大な峡谷を形成しており、ゆったりと流れる川面に空や周囲の山々が映り込む美しい景観が広がっています。

江の川は古くから人々の暮らしと密接に結びついてきました。江戸時代には川舟による水運が盛んで、三次から江津まで物資が運ばれ、さらに北前船で北陸や北海道へと届けられていました。現在でも鮎やツガニ(モクズガニ)が名物として知られ、釣りやカヌーなどのアウトドアアクティビティの場としても親しまれています。毎年8月16日に開催される「江の川祭花火大会」では、約6,000発の花火と約4,000個の灯籠流しが行われ、川面に映る花火と灯籠が幻想的な雰囲気を演出する三次市の夏の風物詩です。

Eバイクとポタリングとは?初心者にもおすすめの自転車旅スタイル

ポタリングの楽しみ方

ポタリングとは、自転車でのんびりと気ままに走ることを指す自転車散歩のスタイルです。競技的なサイクリングとは異なり、距離やスピードを競うことなく、自分のペースで好きな場所を巡るのが特徴となっています。途中でカフェに立ち寄ったり、気になる風景を写真に収めたり、地元の特産品を探したりと、走ること自体を目的とするのではなく、移動の過程そのものを楽しむのがポタリングの醍醐味です。

一人で気分に合わせて走ることもできますし、友人や家族と一緒にグループで走るのも楽しい過ごし方です。「雑貨屋さん巡りをする」「カフェを探す」「季節の花を撮影しながら走る」など、自分なりのテーマを持って走るのもよいですし、何も決めずに気持ちのおもむくままにゆるゆると走るのも、ポタリングならではの楽しみ方です。

なぜEバイクがポタリングに最適なのか

Eバイクとは、電動アシスト機能を搭載したスポーツ自転車のことです。一般的な電動アシスト自転車(いわゆるママチャリタイプ)とは異なり、クロスバイクやマウンテンバイク、ロードバイクといったスポーツ自転車をベースに設計されているため、走行性能が高く、長距離でも快適に走ることができます。

江の川流域のような中山間地域をポタリングする場合、避けられないのが坂道です。里山の風景は美しいですが、アップダウンの連続は体力を消耗します。Eバイクの電動アシスト機能があれば、上り坂でも軽い力でペダルを漕ぐことができ、体力に自信のない方やシニア層でも無理なく遠出が可能になります。下り坂や平地ではアシストをオフにして自分の脚力で走り、上り坂だけアシストを使うといった柔軟な使い方もできるため、適度な運動効果も得られます。

バッテリーの持ちも年々向上しており、1回の充電で80キロメートルから100キロメートル以上走れるモデルも珍しくありません。ポタリング中は自転車を停めて観光や休憩、食事をすることが多いため、スタンド付きのモデルが便利です。最近のEバイクにはスタンドが標準装備されているものも多く、気軽に駐輪できます。

Eバイクの主なタイプとしては、街乗りにも適した「Eクロスバイク」、未舗装路にも対応できる「EマウンテンバイクやEグラベルロード」、コンパクトで持ち運びやすい「E折りたたみ自転車」や「Eミニベロ」などがあります。ポタリングには、太めのタイヤで安定感のあるEクロスバイクやEグラベルロードが特に適しています。舗装の荒れた道や段差のある場所も走れるため、田舎道の奥にあるカフェや観光地にもアクセスしやすいのが魅力です。

なお、2023年4月の道路交通法改正により、全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となりました。ポタリングでもおしゃれな服装を楽しみつつ、安全に配慮してヘルメットを着用することが推奨されています。

常清滝の見どころと四季折々の絶景|広島県唯一の日本の滝百選

常清滝とは

常清滝(じょうせいだき)とは、広島県三次市作木町下作木にある落差126メートルの名瀑です。この高さは日光の華厳滝や熊野の那智滝に匹敵するスケールとなっています。1960年(昭和35年)に広島県の名勝に指定され、1990年(平成2年)4月には広島県で唯一「日本の滝百選」に選ばれました。

滝は中生代白亜紀の中期に噴出した流紋岩の断崖にかかっており、瀑水は三段に分かれて流れ落ちます。最上段が「荒波の滝」(36メートル)、中段が「白糸の滝」(69メートル)、下段が「玉水の滝」(21メートル)と名付けられています。最上部から突き出た岩肌に当たりながら、一つの水流が二つに分かれ、また一つになり、さらに分かれて下に落ちていくその表情豊かな水の流れは、訪れた人々を魅了し続けています。

常清滝の四季の楽しみ方

常清滝は秋の紅葉シーズンだけでなく、一年を通じて異なる表情を見せてくれます。春は新緑の中を白い水流が映え、生命力あふれる景色が広がります。夏は木々の緑が深まり、滝の飛沫が天然のミストとなって涼しさを運んでくれます。秋は赤や黄色に染まる紅葉と白い滝のコントラストが絶景を作り出し、紅葉の色づき始めは例年10月下旬で、11月上旬から中旬が最盛期です。冬は雪景色の中に力強く流れ落ちる滝の姿が荘厳な雰囲気を醸し出します。

特に紅葉シーズンの常清滝は広島県を代表する紅葉スポットとして知られ、多くの観光客やカメラマンが訪れます。また、近くの迦具(かぐ)神社にある「香淀の大イチョウ」も見逃せません。樹齢約600年を誇るこの大イチョウは、全国でも珍しいラッパ状の葉を広げることで知られています。

常清滝への遊歩道と散策のポイント

常清滝へは、三次市役所作木支所のすぐ裏にある無料駐車場から遊歩道を歩いて約560メートルで到着します。遊歩道は半日陰で比較的涼しく、蒸し暑い季節でもそれほど苦痛ではありません。中年から高齢の方まで問題なく歩けるコースですが、一部階段が急な箇所があるため、歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。

遊歩道を進むと、西側から滝の真下に到着し、正面から滝の全貌を見ることができます。展望台では無人のアクセサリー売り場があり、その売上は環境保全活動に活用されています。

この地域は熊が出没しやすいため、散策の際は十分に気をつける必要があります。駐車場には熊よけの鈴付きの杖が無料で貸し出されているので、必ず利用しましょう。カーナビやインターネットの検索では、東側から滝の頂上に向かう山道ルートを示す場合がありますが、このルートは非常に狭い道で、頂上から覗き込む形になるため滝の一部しか見えません。必ず西側の駐車場からのルートを利用してください。

常清滝へのアクセス情報

車でのアクセスは、中国自動車道の三次インターチェンジから約30分(国道54号経由)です。無料駐車場には普通車31台、大型車3台が駐車でき、二輪車専用スペースも完備されています。入場料は無料で、24時間開放されています。

公共交通機関の場合は、JR三次駅から備北交通バス(都賀橋行きまたは伊賀和志行き)で約40分、「作木役場前」停留所下車、徒歩約20分です。ただし、バスの本数は限られているため、事前にダイヤを確認しておくことが重要です。Eバイクでのポタリングであれば、三次市街地から自分のペースで江の川沿いを走りながらアクセスでき、途中の景色も存分に楽しめます。

三江線廃線跡を巡るEバイクポタリングと新アクティビティ

三江線の歴史と廃線の経緯

JR三江線は、広島県三次市と島根県江津市を結ぶ全長約108キロメートルのローカル線で、全線のほとんどが江の川に沿って建設されていました。「江の川鉄道」の愛称で沿線住民や全国の鉄道ファンに親しまれていましたが、利用者の減少により2018年(平成30年)4月1日をもって廃止されました。廃止が決定された後は、最期の雄姿を一目見ようと全国から鉄道ファンが詰めかけ、大きな話題となりました。

旧三江線沿いの廃線跡サイクリングコース

三江線の廃線後、旧三江線沿いと江の川に並行する約87キロメートルのサイクリングコースが注目されています。三次から江津まで江の川に沿って走るこのルートは、基本的に下り基調で適度なアップダウンがあり、中級者向けのサイクリングに理想的です。四万十川にも似た雄大な自然の中を走れるのが特徴で、「秘境」とも呼べるような手つかずの自然に囲まれた景色が続きます。Eバイクであれば、アップダウンのある区間も楽に走破できるため、初心者でもこの魅力的なルートを楽しむことができます。

レールマウンテンバイクで廃線を体感する

廃線後の三江線の線路を活かした新感覚のアクティビティも誕生しています。三次市の旧尾関山駅では、「レールマウンテンバイク さくらサイクル」が運営されています。これは西日本初のレールマウンテンバイクで、電動アシスト付きEマウンテンバイクを改造した車両で廃線後の鉄路を走るアトラクションです。

乗車コースは旧尾関山駅から約1.5キロメートルで、途中のトンネル内ではプロジェクションマッピングやライトアップも楽しめます。春には桜やツツジ、夏は青葉、秋はモミジ、冬は雪景色と、四季折々の景色を感じながら走行できます。体験料金は1車両1人乗車で1,000円、2人乗車で1,500円(補助席は追加500円)と手頃で、電動アシスト付きなので体力に自信のない方でも気軽に楽しめます。

島根県川本町の旧石見川本駅でも、駅舎を利用したワークショップやコンサートの開催、原動機付レールバイクを線路上で走らせるイベントなどが実施されており、観光資源としての駅舎利用が積極的に進められています。また、「天空の駅」として全国的に知られる旧宇都井駅は、地上からホームまでの高さが約20メートルという日本一高い場所にあった駅で、廃線後も多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

江の川カヌー公園さくぎでEバイクポタリングにカヌー体験をプラス

常清滝の近くにあるもう一つの注目スポットが、「江の川カヌー公園さくぎ」です。広島県三次市作木町に位置するこのアウトドア施設では、カヌー体験や水遊びをはじめ、コテージやキャンプでの宿泊も楽しめます。

カヌースクールは小学1年生から参加可能で、インストラクターが丁寧に指導してくれるため、カヌー初心者でも安心して体験できます。3歳から小学校低学年の子どもであれば、大人と一緒に乗船することもでき、家族みんなで楽しめるのが嬉しいポイントです。ライフジャケットやヘルメットなどの装備は全て施設側で用意されているため、手ぶらで訪れることができます。ただし、事前予約が必要で、毎週火曜日は定休日です。

Eバイクポタリングの途中に立ち寄って、カヌー体験で川からの景色を楽しむというのは、江の川ならではの贅沢な過ごし方です。

島根県側には「カヌーの里おおち」もあり、こちらでは江の川を約5キロメートル下る1人乗りカヤックコースが人気です。流れのある箇所もありますが、初心者でも無理なく楽しめるコース設計になっています。春は山桜、初夏は新緑、夏は水遊び、秋は紅葉、初冬は遡上する鮭、冬は雪景色と、四季折々の自然を川の上から眺めることができます。小学4年生以上から参加可能で、トレーラーハウスやキャンプ場の設備も充実しているため、1年を通じて快適にアウトドアを楽しめます。

江の川流域のおすすめ古民家カフェ|Eバイクポタリングの休憩に最適

江の川流域をEバイクでポタリングする際の大きな楽しみの一つが、途中で立ち寄る古民家カフェです。三次市とその周辺には、古い民家を改装したおしゃれなカフェがいくつかあり、地元の食材を活かしたランチやスイーツを提供しています。

唄種cafe(うたたねカフェ)の有精卵ランチ

三次市廻神町にある「唄種cafe」は、築年数の古い民家を改装した和風のカフェです。店主の山田ミユキさんは、広島市内で保育園の調理師として長年勤めた経験を持ち、2023年4月にご主人の生家の一部を縁側からの光が差し込む居心地のよいカフェに改修してオープンしました。

看板メニューは、裏庭で平飼いされている純国産種「岡崎おうはん」が毎日産む有精卵を使ったランチです。「日替わりランチ」と「卵かけごはんランチ」の2種類が用意されており、どちらにも食べ放題のサラダが付きます。お米は庄原市高野産を使用するなど、素材へのこだわりが感じられます。営業時間は11時30分から15時30分で、定休日は火曜・木曜・日曜です。

Cafe 月と花の田園風景とランチ

三次市甲奴町の高台にある「Cafe 月と花」は、大自然と田園風景に囲まれた築約100年の古民家を改修したカフェです。2021年11月のオープン以来、新鮮な野菜をふんだんに使ったランチが好評で、カフェとしての利用のほか、野菜市や雑貨販売も行っています。ランチは木曜・金曜・土曜・日曜の11時から13時30分、カフェタイムは13時30分から16時までです。高台から見下ろす里山の風景は、ポタリングの疲れを癒してくれること間違いなしです。

mugimugi cafeの焼きたてパン

三次市の風情ある町並みの一角にある「mugimugi cafe」は、古民家をリノベーションしたベーカリーカフェです。焼きたてのパンとともにランチやお茶が楽しめ、特にランチがおいしいと地元でも評判です。古民家ならではの落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

喫茶キナリのフィンランドスタイル

三次市十日市にある「喫茶キナリ」は、古民家を改修したコワーキングスペース「巴家」の中にオープンしたカフェです。フィンランドスタイルをイメージした雰囲気で、手作りシナモンロールが看板メニューとなっています。営業時間は11時から16時で、定休日は日曜・水曜と月に2回の月曜(詳細はInstagramで確認可能)です。コワーキングスペースに併設されているため、ポタリングの合間にパソコン作業をしたいリモートワーカーにもおすすめです。

これらの古民家カフェに共通しているのは、古い建物の良さを活かしながら現代的なセンスで改装されており、地元の食材や素材にこだわったメニューを提供している点です。Eバイクのバッテリーを休ませながら、ゆっくりとした時間を過ごすのは、ポタリングの大きな楽しみの一つです。以下に4店舗の基本情報をまとめます。

カフェ名所在地特徴営業時間定休日
唄種cafe三次市廻神町有精卵を使ったランチ11:30〜15:30火・木・日
Cafe 月と花三次市甲奴町新鮮野菜のランチと田園風景ランチ11:00〜13:30 カフェ〜16:00月〜水
mugimugi cafe三次市三次町焼きたてパンのベーカリーカフェ
喫茶キナリ三次市十日市シナモンロールとコワーキング併設11:00〜16:00日・水+月2回月曜

美郷町のおおち山くじらグルメと観光スポット

イノシシ肉ブランド「おおち山くじら」とは

江の川の中流域に位置する島根県邑智郡美郷町を代表するグルメが「おおち山くじら」と呼ばれるイノシシ肉です。株式会社おおち山くじらは年間約500頭の野生イノシシを受け入れて食肉処理しており、上質な脂がのった冬の肉と、力強い旨みのある夏の肉、それぞれの季節で異なる味わいを楽しめます。

2004年に「おおち山くじら生産者組合」が結成され、捕らえたイノシシを生きたまま処理施設に運べる箱ワナに切り替えるなどして、高品質な猪肉の生産とブランド化を推進してきました。2017年には株式会社へ事業承継され、現在に至っています。

おおち山くじらを味わえる飲食スポット

「和洋猪食処 またたび」は、かつて閉店した日本料理店で提供されていた名物「山くじらラーメン」の復活を望む地元の声に応えて開業した店です。美郷町で捕獲したイノシシを使い、7時間煮込んだ猪骨出汁に美郷町産「まほろば味噌」をブレンドした味噌スープが特徴の「山くじらラーメン」が看板メニューとなっています。営業時間は11時から14時30分で、夜は予約制、定休日は日曜日です。

道の駅グリーンロード大和に併設された「カフェグリーンロード」でも、おおち山くじらを使ったメニューを手軽に楽しめます。テイクアウトできる「おおち山くじらご飯」が好評です。

美郷町のその他の観光スポット

美郷町には、足元から湧き出る珍しい源泉を持つ「千原温泉」や、江の川を一望できる展望台、秋から春にかけて条件が揃えば見られる雲海の絶景スポットなど、自然を活かした観光スポットが充実しています。春にはシャクナゲが楽しめる公園でシャクナゲ祭りも開催されます。Eバイクポタリングで三次市から江の川沿いを北上すれば、美郷町にも足を延ばすことができます。

道の駅ゆめランド布野はEバイクポタリングの補給拠点

Eバイクポタリングの補給拠点としてぜひ立ち寄りたいのが、国道54号線と国道184号線沿いにある「道の駅 ゆめランド布野」です。高原野菜を使ったバイキングランチのパイオニアとして知られています。

ふれあい市場と地産地消

敷地内の「ふれあい市場」には、三次市布野町と作木町の生産者が直接出荷する新鮮な旬の野菜が並んでいます。レストランの食材としても活用されており、地産地消を実践しています。

ふるさと惣菜バイキング

「ふるさと惣菜バイキング」は、「こんなにたくさんの種類の野菜を食べられるバイキングはここしかない」と評判の名物メニューです。テーマは「家庭的なおふくろの味」で、肉じゃがやひじき煮、コロッケなど、大鉢にこんもりと盛られた惣菜がずらりと並びます。食材は布野町・作木町で生産された採れたての農産物を使ったヘルシーな内容です。土曜・日曜・祝日の11時から15時(60分時間制限制)で提供されています。平日はランチ食堂「布野のセットさん」として、カレーうどん、カツ丼、ラーメン定食などを11時から15時まで提供しています。

まるごと布野のアイス屋さん

「まるごと布野のアイス屋さん」では、約20種類のフレーバーから選べる手作りジェラートが楽しめます。生乳は三次の大地で育った牛から搾ったもの、素材の野菜や果物も布野町・作木町で生産された新鮮な素材を使用しています。定番の抹茶やゴマに加え、季節限定で春はサクラやイチゴ、夏はスイカやナシ、トマトやミョウガなど、野菜のフレーバーまであるのがユニークです。Eバイクで汗をかいた後のジェラートは格別の味わいです。

江の川Eバイクポタリングのおすすめモデルコース

半日コース:常清滝と作木エリアを巡る

三次市街地を出発し、江の川沿いの道を北上して作木町を目指す片道約20キロメートルのコースです。途中、道の駅ゆめランド布野で休憩と補給を行い、江の川カヌー公園さくぎに立ち寄った後、常清滝を訪問します。帰路は同じ道を戻るか、体力に余裕があれば別ルートで三次市街地に戻ります。Eバイクであれば坂道も苦にならないため、往復約40キロメートルでも十分に楽しめます。

1日コース:三次から美郷町へ足を延ばす

三次市街地を出発し、江の川沿いに島根県方面へ向かうコースです。途中、常清滝に立ち寄り、さらに北上して美郷町まで足を延ばします。美郷町では「和洋猪食処 またたび」で山くじらラーメンのランチを楽しみ、カヌーの里おおちでカヌー体験をするのもよいでしょう。帰路は体力と時間に応じて車での回収を手配するか、バスを利用する方法もあります。このコースは片道約50キロメートル以上になるため、バッテリーの残量に注意が必要です。

古民家カフェ巡りコース

三次市内の古民家カフェを中心に巡るコースです。三次市街地のmugimugi cafeでモーニングパンを楽しんだ後、喫茶キナリでシナモンロールとコーヒーを味わい、廻神町の唄種cafeで有精卵ランチをいただきます。午後は少し足を延ばして甲奴町のCafe 月と花まで走り、高台からの田園風景を眺めながらカフェタイムを過ごします。走行距離は約30から40キロメートル程度で、Eバイクなら無理なく巡ることができます。

Eバイクポタリングを安全に楽しむための心得

ポタリングを安全に楽しむためにはいくつかのポイントがあります。まず、出発前にEバイクのバッテリー残量を確認し、フル充電にしておくことが大切です。予備のバッテリーがあればなお安心です。次に、ルート上の補給ポイント(コンビニ、自動販売機、道の駅など)を事前に確認しておきましょう。中山間地域では店舗が少ないため、食料と水分は多めに携帯することをおすすめします。天候の変化に備えて雨具を持参し、日焼け対策も忘れないようにしましょう。携帯電話の充電器やパンク修理キットも必携アイテムです。

そして何より大切なのは、無理をしないことです。ポタリングは競技ではありません。疲れたら休み、気になる場所があれば立ち寄り、地元の人との会話を楽しむ。そんなゆったりとした時間の使い方こそが、ポタリングの本質です。

里山ポタリングの魅力と中国地方のサイクリング情報

Eバイクで江の川流域をポタリングすることの最大の魅力は、日本の原風景ともいえる里山の景色の中をゆっくりと走れることです。車やオートバイでは通り過ぎてしまうような小さな発見も、自転車のスピードだからこそ気づくことができます。

田んぼのあぜ道に咲く野花、川面に映る山の稜線、古い石垣の苔むした佇まい、軒先で干される柿や洗濯物。そうした何気ない風景の一つ一つが、都会では味わえない豊かさを感じさせてくれます。

中国地方の里山は、しまなみ海道のような有名サイクリングスポットに比べると知名度こそ低いですが、交通量が少なく、景観が美しく、食べ物がおいしいという、ポタリングに理想的な条件を備えています。島根県では「しまねサイクリングNavi」が各種サイクリングルートの情報を提供しており、広島県では「やまなみ街道サイクリングロード」が尾道から松江までの約187キロメートルのルートを整備しています。江の川流域のポタリングは、これらの広域サイクリングルートと組み合わせることで、さらに充実した旅程を組むことも可能です。

中国地方5県(鳥取・島根・岡山・広島・山口)では連携してサイクリングマップを作成しており、65以上のサイクリングコースが掲載されています。鳥取の鳥取砂丘、島根の宍道湖、岡山の蒜山高原、広島のしまなみ海道、山口の角島大橋など、多彩な観光地を巡るコースが紹介されており、江の川流域のポタリングを起点に中国地方全体の自転車旅へと広げていくこともできます。

広島三次ワイナリーにも立ち寄ろう

Eバイクポタリングの出発地点となる三次市街地には、もう一つ見逃せない観光スポットがあります。「広島三次ワイナリー」は、広島県下初のワイナリーとして知られ、自社でブドウの栽培から収穫、醸造まで一貫して手掛けています。ワイン貯蔵庫は自由に見学が可能で、テイスティングコーナー「カーヴ ア ヴァン」では、代表銘柄の「TOMOÉ」やスパークリングワイン「VILLAQUA」シリーズをはじめとした全てのワインを1杯200円からという手頃な価格で味わうことができます。極限まで糖度が増した果実で造る貴腐ワインは、ワイン愛好家なら一度は試してみたい逸品です。

ワイナリー内の「カフェヴァイン」では、三次の特産品「ピオーネ」の果汁をたっぷり使ったピオーネソフトクリームが大人気で、1日最大2,000個を売り上げるほどです。「シャルドネ」をイメージした白ぶどうソフトクリームも人気が高い一品です。販売コーナーにはワインを使ったチョコレートやカステラ、三次産ジビエの燻製、三良坂フロマージュのチーズなど、ワインに合うおつまみも充実しており、お土産選びにも最適です。毎年ゴールデンウィークには「春の三次ワイン祭」が開催され、地元飲食店のフードやスイーツ、ステージイベントなどで賑わいます。

ワイナリーの近くにはバイキングレストランが人気の「トレッタ三次」や、日本初の妖怪博物館「湯本豪一記念 日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)」もあり、ポタリングの前後に立ち寄る価値があります。ただし、Eバイクで走る日にワインを飲むのは控えましょう。自転車も飲酒運転の取り締まり対象であるため、試飲はポタリング後の楽しみに取っておくのが賢明です。

まとめ:江の川Eバイクポタリングで常清滝と古民家カフェを満喫しよう

江の川流域は、日本の滝百選に選ばれた常清滝の壮大な自然美、廃線となった三江線の鉄道遺産、地元食材にこだわった古民家カフェ、イノシシ肉のブランド「おおち山くじら」、そしてカヌーやレールマウンテンバイクといったアクティビティまで、多彩な魅力にあふれています。

Eバイクの電動アシスト機能を活かせば、アップダウンのある中山間地域でも快適にポタリングを楽しむことができ、年齢や体力を問わず誰でもこの素晴らしい地域を巡ることが可能です。車では通り過ぎてしまう小さな集落や、バスでは行きにくい山奥の滝まで、自分のペースでアクセスできるのがEバイクポタリングの大きな魅力です。

都会の喧騒を離れ、江の川のせせらぎを聞きながら、常清滝の飛沫を浴び、古民家カフェでほっと一息つく。そんな贅沢な時間を、Eバイクポタリングで体験してみてはいかがでしょうか。

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