唐津・虹の松原ポタリングガイド!海沿いグルメと絶景を満喫する旅

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唐津・虹の松原のポタリングは、日本三大松原のひとつである虹の松原を自転車で走りながら、海沿いのグルメを堪能できる唐津ならではの旅のスタイルです。からつバーガーや呼子のイカの活き造りなど、玄界灘の恵みを活かしたグルメスポットがコース沿いに点在しており、食べ歩きとサイクリングを同時に楽しめます。この記事では、唐津・虹の松原エリアのポタリングコースやレンタサイクル情報、立ち寄りたい海沿いグルメスポット、そして知っておきたい観光情報まで詳しくお伝えします。

唐津は佐賀県北西部に位置し、玄界灘に面した美しい港町として古くから知られています。虹の松原を中心としたエリアは比較的平坦な地形が多く、初心者でも無理なく自転車で巡ることができます。潮風を感じながら松林や海岸線を走り、途中でお気に入りのグルメスポットに立ち寄るという贅沢な時間の過ごし方は、唐津観光の新しい楽しみ方として注目を集めています。

目次

虹の松原とは?唐津湾沿岸に広がる日本最大級の松原

虹の松原は、佐賀県唐津市の唐津湾沿岸に広がる日本最大級の松原です。幅約500メートル、長さ約4.5キロメートルにわたって弧状に約100万本のクロマツの林が続いています。日本三大松原のひとつとして三保の松原や気比の松原と並び称され、その規模は三大松原の中でも最大級を誇ります。国の特別名勝に指定されているほか、日本の白砂青松100選、日本の渚百選、かおり風景100選、日本の道100選にも選ばれており、まさに日本を代表する自然景観のひとつです。

虹の松原の歴史は17世紀初頭にさかのぼります。唐津藩の初代藩主である寺沢広高が新田開発の一環として、もともとの自然林に加えて防風林・防砂林として植樹を行ったことが始まりとされています。藩政時代には「禁伐の掟」が設けられ、松の伐採は死罪とされるほど厳格に保護されていました。燃料としての落ち葉の採取にすら厳しい制限が課せられていたといいます。

この松原はかつて「二里松原」と呼ばれていました。明治時代になって「虹の松原」と呼ばれるようになりましたが、その理由には諸説あります。弧状に湾曲する松原の姿が虹に似ていることからその名がついたという説が有力です。虹の松原の中を通る県道347号線は、松のトンネルのように木々が頭上を覆い、木漏れ日が差し込む幻想的な空間を作り出しています。自動車で通り抜けることもできますが、ポタリングで走ればその美しさをより身近に感じることができます。松林の間からは潮風が吹き抜け、松の香りと海の香りが混じり合う独特の空気感を味わえます。

ポタリングとは?自転車で唐津の海沿いをのんびり巡る楽しみ方

ポタリングとは、目的地を厳密に決めず、のんびりと自転車で走ることを指します。英語の「potter」(ぶらつく)に由来するとされ、サイクリングのように速度や距離を追求するのではなく、景色を楽しみながらゆったりと走るスタイルが特徴です。途中で気になったお店に立ち寄ったり、美しい景色を眺めて写真を撮ったりと、自由気ままに過ごせることがポタリングの最大の魅力です。

唐津・虹の松原エリアはポタリングに最適な条件が揃っています。虹の松原を中心としたエリアは比較的平坦な地形が多く、初心者でも無理なく走ることができます。海沿いの道は見通しが良く、潮風を感じながら快適に走れます。さらに、コース沿いには魅力的なグルメスポットが点在しており、食べ歩きを楽しみながらのポタリングが可能です。

唐津のレンタサイクル情報と料金

唐津ではポタリングに便利なレンタサイクルが複数の場所で利用できます。

唐津駅から徒歩2分の商業施設「KARAE(唐重)」では、電動アシスト自転車のレンタルを行っています。貸出時間は10時から18時までで、料金は1時間1,000円、3時間3,000円、1日5,000円です。電動アシスト付きなので、多少のアップダウンがあっても楽に走ることができ、ポタリング初心者にもおすすめです。

「河畔の宿 からつキャッスル」でもレンタサイクルの貸出を行っています。宿泊客以外でも利用可能で、ヤマハのPAS VIENTA5やPAS Braceなど、全て電動アシスト自転車が揃っています。事前予約が必要ですので、利用する場合は早めに連絡しておくと安心です。

唐津観光協会でもレンタサイクル「楽チャリ」のサービスを提供しており、唐津駅観光案内所で借りることができます。

貸出場所種類料金貸出時間備考
KARAE(唐重)電動アシスト1時間1,000円/3時間3,000円/1日5,000円10:00〜18:00唐津駅徒歩2分
からつキャッスル電動アシスト(ヤマハ)要確認要確認事前予約必要
唐津観光協会「楽チャリ」要確認要確認要確認唐津駅観光案内所

ガイド付きのサイクルツアーも用意されています。「唐津まちなかサイクルツーリズム」では、地元を知り尽くしたガイドと一緒に唐津の見どころを巡ることができます。ガイド料は3万円で5名まで参加可能、レンタサイクル料金は別途必要です。唐津の歴史や文化について詳しく知りたい方にはおすすめのプランです。

唐津・虹の松原のおすすめポタリングコース

唐津・虹の松原エリアでのポタリングコースを、レベル別にご紹介します。

虹の松原海沿い満喫コース(約2〜3時間・初心者向け)

唐津駅を出発し、まずは唐津城方面へ向かいます。唐津城は唐津湾に突き出した満島山の上に建ち、天守閣からは玄界灘と虹の松原を一望できます。城を中心とした砂浜と松原が翼を広げた鶴のように見えることから、別名「舞鶴城」とも呼ばれています。

唐津城を後にしたら、東唐津方面へ渡り、虹の松原の中を走る県道347号線へ入ります。約4.5キロメートルの松のトンネルを走り抜ける爽快感は格別です。松林を抜けたら海岸線沿いに走り、途中で「からつバーガー 虹ノ松原本店」に立ち寄るのが定番です。レトロなマイクロバスが目印のこのお店で、名物のスペシャルバーガーを味わいながら一休みしましょう。その後は浜崎方面まで足を延ばし、海沿いの景色を楽しみながら唐津駅方面へ戻るルートがおすすめです。

唐津まちなか歴史探訪コース(約4〜5時間・中級者向け)

唐津駅を出発し、唐津神社や旧高取邸を見学した後、唐津城へ向かいます。唐津城の天守閣内は郷土博物館になっており、唐津藩の歴史資料や唐津焼の名品が展示されています。

唐津城を堪能したら、虹の松原を走り抜け、松原の南側に位置する鏡山を目指します。標高284メートルの鏡山は頂上が平らなため、どの角度からも台形に見える美しい山です。山頂の展望台からは唐津湾や虹の松原を眼下に一望でき、唐津城が海に浮かぶ島々と相まって絵画のような絶景を堪能できます。ただし、鏡山への上りはかなりの勾配があるため、電動アシスト自転車の利用を強くおすすめします。鏡山を下りたら、浜玉エリアのグルメスポットに立ち寄りつつ、唐津市街地へ戻るルートです。

唐津から呼子への海沿いロングコース(約6〜7時間・上級者向け)

唐津市の中心街から玄界灘沿いに北上し、呼子を目指す約38キロメートルのコースです。途中、玄界灘のビュースポットや名護屋城跡などの歴史的スポットに立ち寄りながら走ることができます。呼子ではイカの活き造りをはじめとした新鮮な海鮮グルメを堪能できます。呼子朝市は午前中のみの開催ですので、朝市の時間に合わせて早めに出発するのがおすすめです。距離があるため、体力に自信のある方向けのコースです。

唐津・虹の松原ポタリングで立ち寄りたい海沿いグルメスポット

唐津・虹の松原エリアには、海沿いならではのグルメスポットが数多く点在しています。ポタリングの途中でぜひ立ち寄りたいお店をご紹介します。

からつバーガー 虹ノ松原本店の魅力

虹の松原の中に突如現れるレトロなマイクロバスが目印の、唐津を代表するご当地グルメスポットです。創業50年を超える老舗店で、自家製にこだわったバンズ、ジューシーなパティ、そして創業以来の味を守り続けるデミグラスソースが特徴です。

看板メニューの「スペシャルバーガー」は、自家製パティ、チーズ、エッグ、ハム、レタスが入った豪華な一品で、価格は660円とリーズナブルです。バンズは注文を受けてから焼き上げるため、カリッとした表面とフワッとした中の食感のコントラストが絶妙です。甘めの手作りデミグラスソースが全体をまとめ上げ、一度食べたら忘れられない味わいとなっています。営業時間は10時30分から19時頃までで、行列ができることも多いですが、松原の中で海風を感じながら待つ時間もまた楽しいものです。口コミでは「佐世保バーガーよりもコスパが良い」という声も多く、地元の人々からも愛され続けています。

三郎寿司で味わう唐津の新鮮な海の幸

浜崎駅から徒歩約6分の場所にある寿司店で、気軽に楽しめるランチ寿司が評判です。にぎり、細巻、汁物がセットになった「ランチ寿司」は、ネタもシャリも大きめで食べごたえがあります。唐津の新鮮な魚介を手頃な価格で味わえるお店として、地元客にも観光客にも人気があります。

ステーキハウス蜂で楽しむ海沿いの町の洋食グルメ

唐津市浜玉町にある、おしゃれな洋館のような一軒家レストランです。平日限定のお昼のコースでは、手頃な価格でグルメなステーキランチを堪能できます。海沿いの町で海鮮以外のグルメを楽しみたい方におすすめのお店です。

虹の松原ホテル The Beachで海を眺めるランチ

虹の松原に面したホテル内のレストランでは、唐津湾を眺めながら食事を楽しむことができます。テラス席からの眺望は抜群で、特にランチタイムは松原と海のコントラストが美しいです。ポタリングの休憩ポイントとしても最適な立地にあります。

Tea&Space 基幸庵でひと息つく

唐津城を目の前に望むカフェで、木の温もりを感じる温かい雰囲気が人気です。季節限定メニューが充実しており、夏にはかき氷、冬にはぜんざいなどが楽しめます。自転車で走った後のひと息にぴったりの落ち着いた空間です。

呼子エリアで味わう海沿いグルメの魅力

ポタリングの距離を延ばして呼子まで足を運べば、さらに魅力的なグルメが待っています。

呼子のイカの活き造りは唐津グルメの代名詞

呼子は「イカの町」として全国的に知られており、新鮮なイカの活き造りは唐津・呼子エリアを代表するグルメです。透き通るほど新鮮なイカの刺身は、コリコリとした食感と上品な甘みが特徴で、一度食べたら忘れられない味わいです。

「河太郎 呼子店」は昭和36年創業の老舗で、イカの入った生簀を中心にテーブル席が配置されています。注文を受けてから生簀のイカをさばくため、鮮度は抜群です。イカの活き造りはもちろん、丼物などイカを様々な形で味わうことができます。「海鮮門 いか太郎」もイカ料理の人気店で、活き造り以外にもイカシュウマイやイカの天ぷらなど、イカを使った多彩な料理が楽しめます。

呼子朝市と海沿いのカフェ

呼子の朝市は日本三大朝市のひとつに数えられ、毎朝7時30分頃から正午頃まで開催されています。約200メートルの朝市通りには、イカの一夜干し、アジの干物、サザエやウニなどの新鮮な魚介類が所狭しと並びます。地元のおばちゃんたちとの会話も楽しみのひとつです。

呼子エリアには海を眺めながらくつろげるカフェもあります。「喫茶ネルヤ」は呼子大橋を渡った加部島の高台にある一軒家カフェで、呼子湾を見下ろす絶好のロケーションが魅力です。自家焙煎のコーヒーや手作りスイーツを味わいながら、眼下に広がる海の景色を堪能できます。また、朝市通りの呼子港に面した「百と十_vesper」は、長屋造りのカフェダイニング兼ゲストハウスで、看板メニューの「とろりんちょ」は豆腐を使ったチョコレートスイーツです。自家焙煎のコーヒーとの相性も抜群で、ポタリングの疲れを癒すのにぴったりの場所です。

ポタリング途中に立ち寄りたい唐津の観光スポット

唐津城の歴史と海沿いの絶景

唐津城は、豊臣秀吉の家臣であった寺沢志摩守広高によって慶長7年(1602年)から7年の歳月をかけて築城されました。築城には名護屋城の遺材が活用されたと伝えられています。天守閣内は郷土博物館となっており、唐津藩の歴史資料や唐津焼の名品が展示されています。展望所からは玄界灘と虹の松原の雄大な景観、松浦川と城下町唐津の風景を見渡すことができます。春には桜と藤の花が城を彩り、特に4月下旬から5月上旬にかけての藤棚は見事です。

鏡山展望台から唐津を一望する

虹の松原の南側に位置する標高284メートルの鏡山は、頂上が平坦であるため、どの角度からも台形に見える美しい山です。山頂の展望台からは唐津湾と虹の松原を一望でき、「唐津で最も美しい眺望」と称されることもあります。展望台には無料の駐車場が完備されており、普通車130台分のスペースがあります。自転車で登る場合はかなりの勾配を覚悟する必要がありますが、電動アシスト自転車であれば走行可能です。体力に自信のない方は無理をせず車やバスの利用も検討しましょう。春にはハイキングコースとしても人気で、約4キロメートルの登山道が桜のトンネルになります。

唐津くんちと曳山展示場

毎年11月2日から5日にかけて開催される「唐津くんち」は、勇壮華美な曳山(ひきやま)を曳き廻す唐津最大の祭りです。曳山行事はユネスコ無形文化遺産にも登録されており、国内外から多くの観光客が訪れます。祭りの期間以外でも、唐津城近くの「曳山展示場」では全14台の曳山を間近で見学することができます。赤獅子、青獅子、鯛、飛龍など、色鮮やかで迫力のある曳山は、唐津の伝統と文化を今に伝える貴重な文化財です。ポタリングの途中にぜひ立ち寄りたいスポットです。

旧高取邸と名護屋城跡

唐津の炭鉱王として知られる高取伊好の邸宅である旧高取邸は、国の重要文化財に指定されています。明治時代の豪壮な建築は、唐津の繁栄の歴史を物語っています。能舞台を備えた大広間や、精緻な欄間彫刻など、見どころが多い建物です。

上級コースで呼子方面へ向かう場合は、名護屋城跡への立ち寄りもおすすめです。名護屋城は文禄元年(1592年)に豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点として築いた城で、当時は大坂城に次ぐ全国2番目の規模を誇りました。全国から約160家の大名・武将が名護屋に集結し、20万以上の兵が朝鮮半島へ渡った歴史を持ちます。現在は石垣や曲輪の遺構が残り、城跡と23の大名の陣跡が国の特別史跡に指定されています。前田利家陣跡、徳川家康陣跡、太閤井戸など、歴史ファンにはたまらないスポットが点在しています。

併設の佐賀県立名護屋城博物館では、名護屋城跡の調査成果や日韓交流に関する資料が展示されています。タブレット端末を借りて城跡を歩きながら往時の壮大な城の姿をCGで体験できる「バーチャル名護屋城」が人気です。2022年春には豊臣秀吉の「黄金の茶室」が復元設置されました。入館料は無料ですので、気軽に立ち寄ることができます。

唐津・虹の松原ポタリングに最適な季節と服装

唐津・虹の松原エリアでのポタリングは、春(3月から5月)と秋(9月から11月)が最も快適です。

春は桜の季節で、鏡山の登山道や唐津城周辺が桜に彩られます。4月下旬から5月上旬には唐津城の藤棚も見頃を迎え、花と海のコントラストが美しいシーズンです。気温も穏やかで、ポタリングには最適な時期です。

夏(6月から8月)は気温が高くなりますが、海沿いを走るため涼しい海風が心地よく感じられます。熱中症対策として水分補給はこまめに行い、帽子やサングラスなどの紫外線対策も忘れないようにしましょう。虹の松原の松林の中は木陰が多く、休憩スポットとしても活用できます。

秋は11月の唐津くんちの時期に合わせて訪れるのもおすすめです。祭りの熱気を感じつつ、ポタリングで唐津の街を巡るのは特別な体験になります。気温も過ごしやすく、紅葉も楽しめます。

冬(12月から2月)は玄界灘からの季節風が強く吹くことがあるため、防寒対策が必要です。風が強い日は無理をせず、別のアクティビティに切り替える柔軟さも大切です。一方で、冬の澄んだ空気の中で見る虹の松原や唐津湾の景色は格別で、観光客も少なくゆったりとした時間を過ごせます。

服装は、動きやすいカジュアルな服装が基本です。長時間自転車に乗ることを考慮し、パッド付きのサイクルパンツやクッション性のあるサドルカバーがあると快適です。海沿いは風が強くなることもあるため、ウィンドブレーカーなどの上着を一枚持っておくと安心です。足元はスニーカーやサイクルシューズが適しています。

唐津のご当地グルメと海沿いの味覚

ポタリングの合間に楽しみたい唐津のご当地グルメを改めてご紹介します。

からつバーガーは、創業50年を超える老舗のご当地バーガーです。自家製バンズとデミグラスソースが自慢で、虹の松原のマイクロバスが目印となっています。

呼子のイカの活き造りは、透明感のある新鮮なイカの刺身で、コリコリの食感と上品な甘みが特徴です。河太郎や海鮮門いか太郎が有名店として知られています。

唐津の海鮮丼は、玄界灘で水揚げされた新鮮な魚介を贅沢に盛り付けた一品です。唐津市内の寿司店や海鮮料理店で味わうことができます。

唐津焼の器で味わう料理も唐津ならではの楽しみです。唐津焼は400年以上の歴史を持つ焼き物で、素朴で温かみのある風合いが特徴です。唐津市内のレストランやカフェでは、唐津焼の器で料理を提供しているところも多くあります。

佐賀牛は佐賀県が誇るブランド牛で、きめ細かいサシが入った柔らかい肉質が特徴です。唐津市内のステーキハウスや焼肉店で味わうことができます。

浜崎海岸はポタリングの穴場スポット

虹の松原の東端に隣接する浜崎海水浴場も、ポタリングの立ち寄りスポットとしておすすめです。浜崎駅から徒歩約5分でアクセスでき、約2キロメートルにわたる広々とした白砂の海岸が広がっています。

緑の松林と白い砂浜、そして青い海のコントラストは、まさに「白砂青松」という言葉がぴったりの美しさです。特に早朝の日の出の時間帯には、水平線から昇る太陽が海面を黄金色に染め上げ、幻想的な光景が広がります。ポタリングの出発前に少し早起きして、この絶景を眺めてから走り出すのも素敵なプランです。

春や秋の穏やかな季節には、ほとんど人のいない静かな海岸を独り占めできます。波の音を聞きながら砂浜に座って一休みするのも、ポタリングならではの贅沢な時間の過ごし方です。

唐津焼の窯元巡りもポタリングで楽しめる

唐津を訪れたなら、ポタリングの途中で唐津焼の窯元にも足を運んでみてください。唐津焼は1580年代頃に興った焼き物で、約440年の歴史を持ちます。江戸時代には「一楽、二萩、三唐津」と称され、茶道の世界で珍重されてきました。現在も唐津市内には約70の窯元があり、伝統を受け継ぎながら新しい作品を生み出し続けています。

唐津焼の特徴は、素朴で温かみのある風合いにあります。土の質感を活かした力強い造形と、自然な釉薬の流れが織りなす美しさは、日常使いの器としても鑑賞用としても高い人気を誇ります。「絵唐津」「斑唐津」「朝鮮唐津」など、多彩な種類があるのも唐津焼の魅力です。

窯元巡りのおすすめとしては、420年以上の歴史を持つ「中里太郎右衛門陶房」があります。国宝級の唐津焼を見学できるほか、唐津最大級の登り窯の中に入る貴重な体験もできます。「中野陶痴窯」では手びねり体験やロクロ体験が楽しめるため、自分だけのオリジナル唐津焼を作ることもできます。旅の思い出として、世界にひとつだけの器を持ち帰るのも素敵です。

唐津市内のやきものギャラリーでは、様々な窯元の作品を一度に見比べることができます。お気に入りの作家や窯元を見つけたら、実際に工房を訪ねてみるのも楽しいです。秋には「窯元ツーリズム」というイベントも開催され、普段は入れない窯元を巡りながら作家との交流や展示即売を楽しむことができます。

ポタリングで窯元を巡る際は、購入した器の持ち運びに注意が必要です。自転車での移動中に破損しないよう、しっかりと梱包してもらい、リュックサックなどに入れて背負うのが安全です。大きな器や複数購入する場合は、配送サービスを利用するのも賢い選択です。

唐津の海と松原が織りなす四季の風景

唐津・虹の松原エリアは、四季折々に異なる表情を見せてくれます。ポタリングで走りながら、その季節ならではの風景を楽しめることも大きな魅力です。

春には唐津城の周辺に桜が咲き誇り、城と海と桜のコラボレーションが見られます。鏡山の登山道も桜のトンネルとなり、ピンク色に染まる山道は圧巻です。4月下旬からは唐津城の藤棚が満開を迎え、紫色の花房が風に揺れる様子は優美そのものです。

夏の虹の松原は、松林の緑がいっそう深まり、木漏れ日が地面に美しい模様を描きます。海沿いでは夏の強い日差しを受けてきらきらと輝く海面が広がり、解放感にあふれた景色を満喫できます。松林の中は天然のエアコンのように涼しく、暑さをしのぎながらのポタリングが楽しめます。

秋は空気が澄み、遠くの島々まではっきりと見渡せる日が多くなります。鏡山展望台からの眺望は秋が最も美しいとも言われ、夕暮れ時には玄界灘が茜色に染まる絶景を堪能できます。11月の唐津くんちの時期には、町全体がお祭りの熱気に包まれ、華やかな曳山が通りを練り歩く光景は一見の価値があります。

冬の唐津は、玄界灘から吹きつける北西の季節風が松原を揺らし、荒々しい冬の海の表情を見せます。観光客が少ないこの時期は、松原を独り占めできる贅沢な季節でもあります。冬は海の幸が一段と美味しくなる季節でもあり、脂がのった魚介料理を楽しむにはぴったりの時期です。

唐津・虹の松原ポタリングの注意点とマナー

唐津・虹の松原エリアでポタリングを楽しむ際には、いくつかの注意点とマナーを心がけましょう。

交通ルールの遵守は基本中の基本です。自転車も車両の一種であり、車道の左側を走行し、信号や一時停止を守りましょう。虹の松原内の県道は車の通行もあるため、十分に注意が必要です。

松原の保全にも配慮が求められます。虹の松原は国の特別名勝であり、松の枝を折ったりゴミを捨てたりすることは厳禁です。自転車を駐輪する際も、松の根を傷つけないよう注意しましょう。江戸時代から400年以上にわたって守られてきた貴重な自然を、次の世代にも受け継いでいくために、訪問者一人ひとりの心がけが大切です。

水分補給と休憩も重要なポイントです。特に夏場は熱中症のリスクが高まるため、こまめな水分補給を心がけましょう。コース沿いには自動販売機やコンビニエンスストアもありますが、事前にボトルに水を入れて持参しておくと安心です。

天候の確認も忘れないようにしましょう。海沿いのエリアは天候の変化が大きいことがあります。出発前に天気予報をチェックし、雨や強風が予想される場合は無理をしないことが大切です。レンタサイクルには返却時間が設定されていますので、時間に余裕を持った計画を立てましょう。観光スポットやお店を訪れる際は、指定の駐輪場所に駐輪し、歩行者の通行の妨げにならないよう配慮することも大切です。

唐津へのアクセス情報

唐津へのアクセス方法をご紹介します。

交通手段ルート所要時間
電車博多駅→(地下鉄空港線直通JR筑肥線)→唐津駅約1時間20分
福岡市内→(西九州自動車道)→唐津市内約1時間
バス博多バスターミナル→唐津バスセンター(高速バス)約1時間40分

虹の松原へは虹ノ松原駅が最寄り駅です。虹の松原周辺には無料の駐車場が整備されています。唐津は福岡市内から日帰りでも十分に楽しめる距離にあり、週末のポタリング旅行先としても人気が高いエリアです。

まとめ

唐津・虹の松原エリアでのポタリングは、日本三大松原のひとつである虹の松原を自転車で走り抜ける爽快感と、海沿いのグルメを堪能する楽しさを同時に味わえる贅沢な旅のスタイルです。からつバーガーの素朴な美味しさ、呼子のイカの活き造りの感動的な鮮度、唐津城や鏡山展望台からの息をのむような絶景、そして400年以上の歴史を持つ唐津焼の窯元巡りと、見どころは尽きません。

レンタサイクルの環境も整っており、電動アシスト自転車を借りれば体力に自信がない方でも気軽に楽しめます。唐津駅前のKARAEやからつキャッスルなど、便利な場所でレンタルが可能です。

400年以上の歴史を持つ虹の松原、豊臣秀吉の時代から続く唐津城、ユネスコ無形文化遺産の唐津くんち。唐津の町には歴史と文化が色濃く残り、それらを自転車で巡ることで、車での観光とはまた違った角度から唐津の魅力を発見できます。次の休日は、唐津・虹の松原で海風を感じながらのポタリングに出かけてみてはいかがでしょうか。松林のトンネルを抜け、青い海を眺め、美味しいグルメに舌鼓を打つ。そんな贅沢な時間が、唐津には待っています。

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