高輪ゲートウェイシティは、2025年3月27日に東京・品川エリアに誕生した都心最大級の再開発エリアであり、ポタリング(自転車散歩)で巡るのに最適な新スポットです。この街では、日本鉄道発祥の遺構「高輪築堤」をはじめ、隈研吾氏がデザインした駅舎や最先端のテクノロジー施設まで、新旧が融合した数多くの見どころを自転車でゆったり楽しむことができます。本記事では、高輪ゲートウェイシティを中心としたポタリングの魅力や高輪築堤の歴史的価値、さらに2026年春に向けて続々と開業する新スポットの情報まで、詳しくご紹介します。

ポタリングとは?高輪ゲートウェイシティが自転車散歩に最適な理由
ポタリングとは、特に目的地を決めずに自転車でゆったりと街を走る「自転車散歩」のことです。英語の「potter(ぶらぶらする)」が語源とされ、サイクリングのように長距離を走ったりスピードを出したりするのではなく、気ままに街の景色を楽しみながらペダルを踏む、のんびりとしたスタイルが特徴です。
ポタリングの魅力は、徒歩よりも広い範囲を巡れること、そして車では見落としてしまうような路地裏の風景や小さなお店を発見できることにあります。高輪ゲートウェイシティ周辺は、最新の都市開発と歴史的なスポットが混在するエリアであり、ポタリングにぴったりの場所です。
自転車を持っていなくても心配はいりません。港区・品川区エリアでは、ドコモ・バイクシェアやLUUP、HELLO CYCLINGなどのシェアサイクルサービスが充実しています。ドコモ・バイクシェアは東京都内15区と広域相互利用が可能で、高輪ゲートウェイ駅周辺にも複数のステーションが設置されています。LUUPは電動キックボードと電動自転車のシェアリングサービスで、港区・品川区もサービスエリアに含まれています。アプリを使って簡単に借りることができるため、手ぶらでふらりと訪れてポタリングを楽しむことができます。
高輪ゲートウェイ駅の建築美 ── 隈研吾が手がけた和のデザイン
ポタリングのスタート地点としておすすめなのが、JR高輪ゲートウェイ駅です。2020年3月に開業したこの駅は、世界的建築家・隈研吾氏がデザインアーキテクトを務めたことで話題になりました。
駅の最大の特徴は、日本の「折り紙」をモチーフにした大屋根です。ジグザグに折れ曲がる白いフレームに薄い膜が張られたデザインは、光が透過すると「障子」のような柔らかな明るさを生み出し、日本らしさを表現しています。屋根のフレームには鉄骨と木の集成材が使われ、コンコースの壁や天井には南三陸の杉が用いられるなど、木材をふんだんに使った温かみのある空間が広がります。
2025年3月27日のまちびらきに合わせて南改札が新設され、駅と街がシームレスにつながる「駅まち一体」の空間が実現しました。電車を降りた瞬間から街の賑わいを感じることができる、開放的な設計が印象的です。2020年度グッドデザイン賞を受賞した建築美を、ぜひ自転車を降りてじっくりと鑑賞してみてください。
高輪ゲートウェイシティの全貌 ── 都心最大級の再開発エリア
高輪ゲートウェイシティは、JR東日本が手がけた品川駅北側の車両基地跡地約9.5ヘクタール(東京ドーム約2個分)を活用した都心最大級の再開発プロジェクトです。「100年先の心豊かなくらしのための実験場」をコンセプトに掲げ、高輪ゲートウェイ駅から泉岳寺駅にかけて南北約1.6キロメートルにわたって広がります。4棟の高層ビルと低層の文化施設で構成され、オフィス、ホテル、商業施設、文化施設、住宅、コンベンション施設が一体となった街です。
THE LINKPILLAR 1 ── まちびらきとともに開業したツインタワー
2025年3月27日のまちびらきと同時に開業したTHE LINKPILLAR 1(ザ リンクピラー ワン)は、高輪ゲートウェイ駅正面に位置するツインタワーです。サウス棟(地上30階・地下3階)とノース棟(地上29階・地下3階)の2棟で構成されています。
サウス棟には商業施設「ニュウマン高輪」の一部、コンベンションセンター、オフィス、そして23階から30階にはラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル東京」(約200室)が入居しています。ノース棟には「ニュウマン高輪」の一部、オフィス、保育施設が入っています。総延床面積は約46万平方メートルという巨大なスケールで、まさに「街」と呼ぶにふさわしい規模です。
ニュウマン高輪 ── ルミネ史上最大規模の商業施設
ルミネ史上最大規模の商業施設として注目を集めているのが「ニュウマン高輪(NEWoMan TAKANAWA)」です。延床面積約6万平方メートル、約200のショップが出店する都市型商業施設で、3つのエリアに分かれて展開されています。
「ニュウマン高輪 サウス・ノース」は2025年9月12日に開業しました。スーパーマーケットや日常の暮らしを彩るショップが集結する「都市型商店街」のほか、大型書店、レストラン、カフェなど食と住を支える約170店舗が出店しています。サウナを中心としたリトリート空間も備えており、買い物だけでなくリラクゼーションも楽しめます。
高層階28階・29階の「ルフトバウム」では、約10店舗のレストランやルーフトップバーが展開されています。29階のラグジュアリーレストランフロアには「割烹ブタイ」や「テッパンヤキ10」、「ウルフギャング・ステーキハウス」などが軒を連ね、地上約150メートルからお台場方面の夜景を一望しながら食事を楽しめます。
2026年3月28日には「ニュウマン高輪 ミムレ」がTHE LINKPILLAR 2内にオープンする予定で、ニュウマン高輪の全体が完成します。
TAKANAWA GATEWAY Convention Center ── 都心最大級のMICE施設
THE LINKPILLAR 1サウスの地下と6階に位置するTAKANAWA GATEWAY Convention Centerは、都心最大級のMICE施設です。地下の「コンベンションフロア」には約1,640平方メートルの分割可能な多目的ホールと7室の会場を備え、6階の「カンファレンスフロア」には最大10室の会議室があります。高解像度プロジェクターや300インチの大規模スクリーン、WEB配信設備など最新の映像・通信インフラが整備されており、リアル会議からハイブリッド会議まで対応可能です。国際的なカンファレンスや展示会の開催が見込まれており、品川エリアのグローバルハブとしての機能が期待されています。
THE LINKPILLAR 2とMoN Takanawa ── 2026年3月28日に開業予定の注目スポット
2026年3月28日に開業予定のTHE LINKPILLAR 2は、高輪ゲートウェイシティの第2期区画です。商業施設「ニュウマン高輪 ミムレ」のほか、賃貸住宅「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」(2026年4月入居開始予定)や、東京インターナショナルスクールの新校舎(2026年8月開校予定)が入ります。
この第2期区画で特に注目されるのが、複合文化施設「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ:ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」です。「100年先へ文化をつなぐ」をミッションに掲げ、日本の伝統文化を未来へつなぎ、新たな文化を創造・発信する拠点として2026年3月28日にグランドオープンする予定です。
外装デザインは隈研吾建築都市設計事務所が手がけ、緑に覆われたスパイラル(らせん)状の造形が特徴的です。地上6階・地下3階の建物内には、アート、サイエンス、テクノロジー、エンターテインメント、日本の季節、そして伝統文化が融合した空間が広がります。
メイン展示室「ボックス(BOX)1500」は1,500平方メートルの広さを誇り、年2回テーマを設定して大規模な展示を行う予定です。ライブやパフォーマンスを楽しめるシアター施設、和のイベントを開催する畳スペース、そして6階には東京湾を望む月見テラスや足湯も設けられます。開館記念テーマは「Life as Culture — 生きるは、ブンカだ」で、テクノロジーと日本文化が融合したインスタレーションや展覧会、ライブパフォーマンスなど9つの多彩なプログラムが予定されています。
高輪築堤 ── 日本鉄道発祥の遺構をポタリングで訪ねる
高輪ゲートウェイシティの開発過程で発見され、大きな話題となったのが「高輪築堤(たかなわちくてい)」です。ポタリングで高輪エリアを訪れるなら、この歴史的遺構は必見のスポットです。
高輪築堤とは ── 明治の海上鉄道が生まれた背景
高輪築堤とは、1872年(明治5年)に日本初の鉄道が新橋〜横浜間で開業した際、東京湾の浅瀬に約2.7キロメートルにわたって築かれた海上鉄道の構造物です。総延長約29キロメートルの路線のうち、現在の田町駅から品川駅間にあたる区間に建設されました。
なぜ海の上に鉄道を通す必要があったのでしょうか。その背景には当時の政治的事情がありました。明治新政府が鉄道建設を計画した際、兵部省(現在の防衛省にあたる機関)が軍用地の提供を拒否したため、海岸沿いの海上にレールを敷くことになったのです。
築堤の建設には、幕末に品川沖に建設された「台場(砲台)」の技術が活用されました。石材にも未完成の台場や高輪海岸の石垣が転用・流用されており、日本の在来技術と西洋の近代鉄道技術が融合した貴重な構造物です。盛土によって海上に路面を造成する手法は世界的にも稀であり、日本の近代化の始まりを象徴する遺構として高い価値を持っています。
発見から国史跡指定へ ── 考古学界を揺るがした大発見
高輪築堤の遺構は、2019年4月に品川駅改良工事の際に石垣の一部が発見されたことで再び日の目を見ました。その後の発掘調査で、築堤の石垣や信号機の基礎、第七橋梁の遺構など、極めて保存状態の良い鉄道遺構が次々と出土しました。
この発見は考古学界や鉄道史研究の分野で大きな反響を呼びました。2021年9月17日には「旧新橋停車場跡及び高輪築堤跡」として国の史跡に指定され、日本の近代化を物語る第一級の文化遺産として、その歴史的価値が公式に認められました。
高輪築堤の保存と公開計画 ── 間近で見られる鉄道遺構
JR東日本は、高輪築堤の保存のために当初の開発計画を見直しました。2街区の公園隣接部では約40メートルを現地保存し、3街区では第七橋梁を含む約80メートルを現地保存、4街区では信号機跡を含む約30メートルを移築保存する方針です。
2026年春竣工予定のTHE LINKPILLAR 2に隣接する3街区公園では、現地保存された築堤(第七橋梁部)がそのままの状態で公開される予定です。MoN Takanawa内には空中回廊の展望テラスが設けられ、上から軌道面を見下ろしたり、地下回廊から石垣を見上げるように見学できる設計となっています。
さらに、THE LINKPILLAR 2内には築堤基礎に用いられた木杭をあしらった「築堤ギャラリー(仮称)」が2027年度を目途に開設される予定です。当時使用されたレールを再現的に敷設し、明治時代の鉄道の雰囲気を体感できる空間となる計画で、鉄道ファンはもちろん、歴史に興味がある方にとっても魅力的なスポットになるでしょう。ポタリングの途中で、150年以上前の日本初の鉄道遺構を目の前にできるというのは、この高輪ゲートウェイシティならではの体験です。
最先端技術が息づく「未来のまち」を自転車で巡る
高輪ゲートウェイシティは歴史だけでなく、最先端技術の実験場としても注目されています。ポタリングで街を巡っていると、さまざまなロボットやモビリティに出会えます。
ロボットが活躍する高輪ゲートウェイシティ
街の中では、自動走行モビリティが巡回し、その一部は水素由来の電気で動いています。警備ロボット、清掃ロボット、そしてアプリで注文した商品をオフィスなどに届けるデリバリーロボットも施設内を走行しています。
これらのロボットは、街全体の情報を蓄積する「都市OS(データ基盤)」とロボットプラットフォームの連携により、高度な自動走行を実現しています。自動運転バスのほか、屋内点検用ドローンや4足歩行ロボットまで、多様なロボットが実証や運用を進めており、まさに「未来都市」の姿を垣間見ることができます。
ゼロカーボンへの挑戦 ── ポタリングで体感する環境にやさしいまちづくり
環境面でも先進的な取り組みが行われています。高輪ゲートウェイシティは、JR東日本の「ゼロカーボン・チャレンジ 2050」の先導プロジェクトとして、CO2排出実質ゼロを目指したまちづくりを推進しています。
街の中で水素を製造し、将来的には水素由来の電気や熱エネルギーを近隣にも供給する計画があります。飲食店から集めた生ごみを発酵させてバイオガスを生成し、ホテルの温水ボイラーに利用することで、食品廃棄物の約7割を削減し、ホテルの給湯に必要な熱エネルギーの約1割をまかなう仕組みも導入されています。
THE LINKPILLAR 2の地下には国内最大級の蓄熱槽が設置され、余剰熱を蓄えて空調に活用する仕組みが整備されています。こうした取り組みが評価され、「第2回脱炭素都市づくり大賞」で国土交通大臣賞を受賞しました。ポタリングという環境にやさしい移動手段で、ゼロカーボンを目指す街を巡ること自体が、持続可能な未来を体感するひとつの形といえるでしょう。
まちびらきイベントと体験コンテンツ ── 高輪ゲートウェイシティの新スポット
2025年3月27日のまちびらきでは、「未来・共創・地域・文化・環境・モビリティ・ヘルスケア・テクノロジー」の8つのテーマに沿った約40コンテンツの無料サービスやイベントが開催されました。
注目の体験コンテンツのひとつが「100色の道」というアート作品です。手前の柱の「2025」から最奥の柱の「2124」へと、100色のグラデーションで100年先を見据える街を表現した作品で、AR技術と連動して街全体が100色で彩られた景色を再現するARコンテンツも楽しめます。
「ZERO-SITE」は3階に位置するナイトミュージアムとバーを融合させた施設です。世界最高峰の「Danley Sound Labs」を日本初導入し、天井を覆う27メートルのLEDパネルと日本初上陸のキネティックアートが空間を演出します。2階のラウンジにはトップDJからも支持の厚い「VOID ACOUSTICS」のサウンドシステムが備えられ、五感で楽しむ非日常体験が待っています。
「未来体験シアター」では、オルタナティブロックバンド「羊文学」がシアターのために書き下ろした楽曲にのせて、街が創造する心豊かな世界を映像で表現しています。
TAKANAWA LINK SCAPEのARプログラムでは、高輪築堤の歴史をデジタル技術で追体験できるコンテンツが用意されています。スマートフォンをかざすと、かつて海上を走っていた鉄道の姿がARで再現され、明治時代にタイムスリップしたような体験ができます。ポタリングの合間にぜひ立ち寄りたい新スポットです。
周辺の歴史スポットを巡るポタリング ── 高輪の新旧スポット完全ガイド
高輪ゲートウェイシティを起点としたポタリングでは、周辺に点在する歴史スポットも合わせて巡ることをおすすめします。最新の再開発エリアと歴史ある寺社仏閣が共存する高輪エリアは、ポタリングならではの発見に満ちています。
泉岳寺 ── 赤穂浪士ゆかりの名刹
高輪ゲートウェイシティから自転車で数分の距離にある泉岳寺は、忠臣蔵で知られる赤穂浪士ゆかりの寺院です。1612年(慶長17年)に徳川家康によって創建された曹洞宗の寺院で、1641年の大火で焼失した後、三代将軍・徳川家光の命により現在の高輪の地に移転しました。曹洞宗江戸三箇寺のひとつとしても知られています。
境内には浅野内匠頭夫妻をはじめ、主君の仇を討った四十七士の墓所があります。討ち入り前に自害した萱野重実の供養墓を含め48基の墓塔が並んでおり、その厳かな雰囲気は訪れる人の心を打ちます。赤穂義士記念館(2001年開設)では義士の貴重な遺品が展示されているほか、義士木像館、大石内蔵助の銅像、首洗い井戸、血染の梅なども見どころです。毎年12月14日には「義士祭」が盛大に行われ、多くの参拝客で賑わいます。都営浅草線泉岳寺駅から徒歩約3分というアクセスの良さも魅力です。
高輪神社 ── 港区高輪一円の総鎮守
品川駅から徒歩約7分の場所にある高輪神社は、港区高輪一円の総鎮守として地域の人々に親しまれています。聖徳太子を祀る太子宮も境内にあり、古くからこの地域の守り神として信仰を集めてきました。こぢんまりとした境内ですが、都心にいることを忘れるような静けさがあり、ポタリングの途中でほっと一息つける場所です。
御殿山庭園 ── 四季折々の自然を楽しむ休憩スポット
JR品川駅高輪口から徒歩約15分の御殿山庭園は、江戸時代からの桜の名所です。将軍家の御殿があった場所に整備された日本庭園で、春の梅や桜、初夏のアジサイ、冬の寒椿、そして秋のモミジやイチョウの紅葉と、四季折々の美しい自然を楽しめます。ポタリングの休憩スポットとして、自転車を停めてゆっくり散策するのもよいでしょう。
品川から高輪エリアの坂道 ── 歴史が隠れた趣のある坂
高輪エリアは坂道が多いことでも知られています。石榴坂(ざくろざか)やさくら坂など、趣のある坂が点在し、坂の上からは開発の進む街並みを一望できます。電動アシスト付きのシェアサイクルを利用すれば、坂道もスイスイ上れるので安心です。坂道の途中には古い寺院や史跡が隠れていることもあり、探索するような気持ちで走ると新しい発見があります。
おすすめポタリングルート ── 高輪ゲートウェイシティ発の3コース
高輪ゲートウェイシティを中心としたポタリングルートをご紹介します。いずれも見学時間を含めて3〜4時間程度で楽しめるコースです。
高輪歴史探訪コース(約5キロメートル)
高輪ゲートウェイ駅でシェアサイクルを借りてスタートするこのコースは、歴史好きの方に特におすすめです。まずは駅舎の建築美を鑑賞し、高輪ゲートウェイシティの街並みを走りながらTHE LINKPILLAR 1周辺を散策します。100色の道やアート作品を楽しんだ後、高輪築堤の保存エリアへ向かいます。AR体験で明治の鉄道を追体験したら、泉岳寺で赤穂浪士の墓所を参拝します。高輪の坂道をゆっくりと走りながら高輪神社へ立ち寄り、最後に品川駅方面へ向かって御殿山庭園で休憩してからゴールとなります。
ウォーターフロント&新旧東京コース(約10キロメートル)
少し足を延ばしたい方におすすめのコースです。高輪ゲートウェイ駅からスタートし、まずは高輪ゲートウェイシティを巡ります。その後、田町方面へ北上し、芝浦の運河沿いの道を走ります。水辺の景色を楽しみながら浜松町方面へ進み、旧芝離宮恩賜庭園で江戸初期の大名庭園を見学します。さらに北上して東京タワーを眺めながら走り、増上寺や芝公園を経由して品川方面へ戻ります。高低差のある区間もありますが、電動アシスト自転車なら快適に走れるルートです。
高輪ゲートウェイシティ集中散策コース(約3キロメートル)
時間がない方や、高輪ゲートウェイシティをじっくり堪能したい方におすすめの短めのルートです。高輪ゲートウェイ駅から出発し、THE LINKPILLAR 1のサウス棟、ノース棟をそれぞれ巡ります。コンベンションセンター周辺のロボットたちを観察し、TAKANAWA LINK LINEを歩いて街の全体像を把握します。高輪築堤の保存エリアを見学した後、2026年3月28日に開業予定のTHE LINKPILLAR 2やMoN Takanawa周辺へ足を延ばし、新しい施設の外観を眺めてから駅に戻ります。
ポタリングを楽しむための実践ガイド ── シェアサイクルから持ち物まで
高輪ゲートウェイシティ周辺でポタリングを楽しむ際に知っておきたい実践的な情報をご紹介します。
シェアサイクルの利用方法と料金
ドコモ・バイクシェアは東京都内15区と広域相互利用が可能で、どの区で借りてもどの区で返しても構いません。料金は30分あたり165円(税込)から利用でき、1日パスなどのお得なプランもあります。アプリをダウンロードして会員登録を済ませておけば、ステーションで自転車のQRコードを読み取るだけで簡単に借りられます。
LUUPは電動キックボードと電動自転車の両方を利用できるサービスです。港区・品川区にも多数のポートがあり、ライド料金は基本料金50円に加え、1分あたり15円で利用できます。電動キックボードは特定小型原動機付自転車に分類されるため、16歳以上であれば免許不要で乗車可能ですが、ヘルメットの着用が努力義務となっています。
| サービス名 | 料金目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ドコモ・バイクシェア | 30分165円(税込)〜 | 15区広域相互利用可、1日パスあり |
| LUUP | 基本料金50円+1分15円 | 電動キックボード・電動自転車対応 |
| HELLO CYCLING | サービスにより異なる | 港区・品川区エリア対応 |
走行時の注意点
高輪エリアは坂道が多いため、電動アシスト機能のある自転車を選ぶと快適です。高輪ゲートウェイシティの敷地内は歩行者優先エリアが多く設定されており、自転車を降りて押して歩く区間もあります。品川駅周辺は交通量が多いため、走行には十分注意してください。歩道と車道の区別がはっきりしている大通りでは車道の自転車レーンを走り、住宅街の細い道では徐行を心がけましょう。
おすすめの時間帯と季節
春と秋はポタリングに最適な季節です。特に春は、御殿山庭園の桜や高輪周辺の新緑が美しく、気候も穏やかで走りやすい時期です。時間帯としては、平日の午前中は比較的人出が少なく、ゆったりと巡ることができます。休日は高輪ゲートウェイシティのイベントやショッピングを楽しむ人で賑わいますが、活気のある街の雰囲気を感じながら走るのもまた一興です。夏場は日差しが強いため、帽子やサングラス、日焼け止めなどの暑さ対策を忘れずに。高輪ゲートウェイシティ内にはカフェや飲食店が豊富にあるので、こまめに水分補給と休憩を取りながら楽しみましょう。
ポタリングに持っていきたいもの
スマートフォンは必須アイテムです。シェアサイクルの解錠やARコンテンツの体験、地図アプリでのルート確認など、あらゆる場面で活躍します。モバイルバッテリーも携帯しておくと、電池切れの心配がなくなります。飲み物は高輪ゲートウェイシティ内のカフェやコンビニエンスストアでも購入できますが、走行中にすぐ飲めるようにボトルを1本持っておくと便利です。
カメラやアクションカメラがあれば、高輪築堤の遺構や隈研吾デザインの駅舎、MoN Takanawaのスパイラル外装など、フォトジェニックなスポットを美しく記録できます。自前の自転車で訪れる場合はロック(鍵)を必ず携帯しましょう。高輪ゲートウェイ駅周辺には駐輪場も整備されていますので、事前に場所を確認しておくとスムーズです。
高輪ゲートウェイシティの今後の開発スケジュール
高輪ゲートウェイシティは段階的に全体が完成していく、まさに「進化し続ける街」です。これまでの開業実績と今後の予定を時系列で整理しました。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2025年3月27日 | まちびらき、THE LINKPILLAR 1開業、高輪ゲートウェイ駅全面開業 |
| 2025年9月12日 | ニュウマン高輪 サウス・ノース、ルフトバウム開業(約180店舗) |
| 2026年3月28日(予定) | THE LINKPILLAR 2開業、MoN Takanawa開館、ニュウマン高輪 ミムレ開業 |
| 2026年4月(予定) | TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE入居開始 |
| 2026年8月(予定) | 東京インターナショナルスクール新校舎開校 |
| 2027年度(予定) | 築堤ギャラリー(仮称)開設、高輪築堤の本格的な現地公開 |
2026年3月28日にはTHE LINKPILLAR 2やMoN Takanawaが開業し、高輪ゲートウェイシティはいよいよ本格始動を迎えます。訪れるたびに新しい発見がある街だからこそ、ポタリングで繰り返し巡る楽しみがあります。
高輪ゲートウェイシティは、明治時代の鉄道遺構「高輪築堤」と最先端のテクノロジー、そして豊かな文化施設が共存する、これまでにない街です。隈研吾氏がデザインした駅舎に始まり、ゼロカーボンを目指す環境技術、ロボットが行き交う未来的な光景、そして150年以上前の鉄道の歴史に触れられる空間まで、まさに「過去と未来が交差する場所」といえるでしょう。
そんな街をポタリングで巡れば、車では感じられない風や街の空気、偶然見つけた路地裏の景色など、五感すべてで新しい東京を体験できます。泉岳寺で赤穂浪士の歴史に思いを馳せ、高輪築堤で日本の鉄道の原点に触れ、MoN Takanawaで未来の文化に出会う。そんな豊かな時間を、ぜひ自転車の上から楽しんでみてください。新旧が融合する高輪の街を、シェアサイクルを借りてのんびりとポタリングしてみてはいかがでしょうか。









コメント