十日町の里山をEバイクでポタリング、棚田めぐりの魅力とは

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新潟県十日町市で楽しめる里山のEバイクポタリングは、電動アシスト自転車を使って坂の多い棚田地帯を無理なく巡る旅のスタイルです。十日町市観光協会がスポーツタイプの電動アシスト自転車「里山E-バイク」を貸し出しており、満充電なら最大約70キロメートルの走行が可能なため、星峠の棚田や蒲生の棚田、松之山温泉といった見どころを一日かけてじっくりと周遊できます。徒歩よりも行動範囲が広がり、車よりもゆっくり風景と向き合えるのがこの旅のいちばんの魅力です。この記事では、十日町市の里山E-バイクの基本情報から、代表的な棚田スポット、モデルコース、アクセス方法、訪問時のマナーまで、最新の情報にもとづいてまとめます。

目次

十日町市は豪雪地帯の水と棚田がつくる土地

十日町市は、新潟県南部の信濃川中流域に位置する豪雪地帯です。冬の厳しい積雪と、雪解け水がもたらす豊かな水田地帯という、対照的な自然環境をあわせ持っています。市域は山あいの丘陵地が多く平地が限られているため、農家の人々は斜面を切り開いて階段状の水田、いわゆる棚田をつくり上げてきました。この棚田群は「越後松代棚田群」と呼ばれ、十日町市松代・松之山エリアを中心に広がっています。長い年月をかけて人の手で形づくられてきた棚田は、単なる農地にとどまらず、日本の農村の原風景を今に伝える文化的景観としても評価されています。

十日町市はまた、現代アートの国際展覧会「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の開催地としても知られています。次回のトリエンナーレは2027年に開催が予定されていますが、開催年以外の2026年も「2026年の越後妻有」として、4月下旬から11月上旬にかけて通年プログラムが展開されています。屋内の企画展や屋外のフィールドミュージアム、食体験など、里山とアートを組み合わせた催しが季節ごとに行われており、里山に点在するアート作品を巡る旅と棚田をめぐる旅が、十日町では地続きになっています。

里山E-バイクは満充電で最大70キロメートル走行できるスポーツタイプ

十日町市観光協会が提供する「里山E-バイク」は、坂道の多い十日町の地形に対応する本格的なスポーツタイプの電動アシスト自転車です。通常のシティサイクル型の電動自転車とは異なり、走行性能の高いスポーツバイクをベースにしたモデルが採用されていて、満充電時には最大で約70キロメートルの走行が可能とされています。この航続距離の長さによって、十日町駅を起点に広いエリアを一日かけて巡る「アート巡りサイクル」や、棚田と温泉地を組み合わせた周遊コースなど、行動範囲を大きく広げたポタリングが実現します。

電動アシストの最大の利点は、上り坂での負担が大幅に軽くなることです。十日町の里山エリアは、棚田をはじめとする景勝地の多くが山あいの高台や斜面にあるため、通常の自転車では体力的にハードルが高いコースも少なくありません。里山E-バイクであれば、モーターのアシスト力によって坂道でもペダルが軽く感じられるため、サイクリング初心者や体力に自信のない人、家族連れでも里山の奥深くまで足を延ばせます。景色を楽しみながら止まっては写真を撮り、また走り出すというポタリングならではの自由な旅のスタイルと、E-バイクの走破力の高さは相性の良い組み合わせです。

レンタル拠点は十日町駅とまつだい駅の2カ所

里山E-バイクは、十日町市総合観光案内所(十日町駅西口)で貸し出されているほか、まつだい駅に直結する道の駅「まつだいふるさと会館」内の松代・松之山観光案内所でもレンタルできます。まつだい駅での貸し出しは2025年5月1日に開始されました。これにより、松代・松之山エリアの棚田や温泉地を巡るコースに直接アクセスしやすくなりました。

料金は4時間2,000円から1泊2日6,000円までの3プラン

レンタル料金の目安は次の表のとおりです。

プラン料金(税込み)
4時間2,000円
1日3,000円
1泊2日6,000円

貸出期間は積雪のない4月下旬から11月中旬ごろまでです。雪解けとともに走り始め、初雪の便りが届くころに一区切りとなる、里山の農作業と歩みをともにするようなシーズン設定になっています。利用できるエリアは、十日町・川西・中里エリアに加えて松代・松之山エリアなど、十日町市内の広い範囲がカバーされています。事前予約の要否や当日の空き状況、返却場所の指定(乗り捨てが可能かどうかなど)については、十日町市観光協会の公式サイトや現地の観光案内所で最新情報を確認してから出かけることをおすすめします。

星峠の棚田は200枚の水田が斜面に連なる十日町屈指の絶景

十日町の棚田を語るうえで欠かせないのが「星峠の棚田」です。松代エリアの山あいに位置し、大小あわせておよそ200枚の水田が、魚の鱗のように斜面いっぱいに広がっています。十日町に点在する数ある棚田のなかでも屈指の人気を誇るスポットで、写真愛好家や観光客が全国から、そして海外からも訪れます。

水鏡の季節は春の田植え前と秋の稲刈り前

星峠の棚田は、季節や時間帯によってまったく異なる表情を見せます。とくに人気が高いのは田んぼに水が張られる「水鏡」の時期で、雪解けから田植えまでの春と、稲刈りが終わり積雪前までの秋に見られます。水を湛えた棚田が朝夕の光や空の色を映し込み、幻想的な風景をつくり出します。早朝には雲海が発生することもあり、山あいから立ち上る霧のなかに棚田が浮かび上がる光景は、多くの写真家を惹きつけています。夏には緑一色の瑞々しい棚田、冬には雪に覆われた白銀の棚田と、一年を通じて異なる魅力があります。

アクセスは、北越急行ほくほく線のまつだい駅から車で約20分です。公共交通機関を利用する場合は、市営バスでまつだい駅から星峠まで約25分ほど乗車し、そこからビューポイントまでさらに上り坂を20分ほど歩く必要があります。E-バイクでアクセスする場合も相応の上り坂が続くルートになるため、電動アシストの恩恵を強く実感できるスポットのひとつです。

星峠の棚田は、観光地として整備された施設ではなく、地元の農家の方々が実際にお米を育てている大切な私有地です。ロープが張られている場所や田んぼの中に立ち入らない、指定された場所以外に車やバイクを停めない、ゴミは必ず持ち帰るなど、マナーを守って訪れることが求められています。

蒲生の棚田は朝霧と蒲生城山を望む松代エリアの名所

蒲生(かもう)の棚田は、越後松代棚田群のひとつに数えられる棚田で、雪解けの春先から初雪が降る初冬にかけて、多くのカメラマンや風景をスケッチする人々が訪れます。星峠の棚田とあわせて訪れれば、同じ松代エリアにありながら異なる魅力を持つふたつの棚田を一日で楽しめます。

蒲生の棚田の大きな特徴は、朝霧が発生しやすい地形にあることです。杉林の間から差し込む朝日の光と、霧のなかに浮かぶ棚田の水面の反射が織りなす風景は、季節や天候によって毎回違う表情を見せてくれます。畔に点在する木々や小さな小屋も景観のアクセントになっていて、棚田の正面には蒲生城山がそびえ、天気の良い日には遠く越後三山や巻機山までを望めます。雪の降り始める12月ごろの雪化粧した姿も格別で、真冬でも少し雪の上を歩けば棚田を望めるため、四季を通じて鑑賞できる貴重なスポットです。

十日町の棚田14地区は「つなぐ棚田遺産」で市町村単位の全国最多

十日町市は、農林水産省が認定する「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」において、市町村単位としては全国最多となる14地区の棚田が選ばれています。星峠の棚田や蒲生の棚田のほかにも、慶地の棚田や儀明の棚田をはじめ、松代エリアを中心に数多くの棚田が点在していて、越後松代棚田群として一括りに紹介されることもあります。これほど密集した棚田群は全国的にも珍しく、十日町の里山ポタリングでは、棚田から棚田へと自転車で移動しながらそれぞれの景観の違いを見比べる楽しみ方もできます。

儀明の棚田は山桜と水鏡が4月末から5月連休に見ごろ

儀明の棚田の一番の見どころは、畔に育つ一本の山桜です。例年4月末から5月の連休にかけて見ごろを迎え、水を張った棚田の水鏡に、季節によって色合いを変える桜の姿が映り込む光景は、多くの写真愛好家に親しまれています。春先のポタリングであれば、星峠や蒲生とあわせてこの儀明の棚田にも立ち寄り、水鏡と桜の共演をねらってみるのもおすすめです。

慶地の棚田は展望台から棚田と周囲の山々を一望

慶地の棚田は、十日町市北東部の東下組集落にある棚田で、平成29年(2017年)に整備された展望台が設けられているのが特徴です。展望台からは眼下に広がる棚田と、その先に連なる周囲の山々までを一望できるパノラマビューが楽しめます。E-バイクで棚田群を巡るコースにこうした展望台を組み込めば、上から棚田全体を俯瞰する視点と、間近で畔を歩いて眺める視点の両方を味わえます。

モデルコース1、十日町駅発の「光の館とアートめぐり」

十日町市観光協会が案内するモデルコースのひとつに、「光の館とアートめぐり」があります。十日町駅西口の総合観光案内所で里山E-バイクを借り、市街地から里山へと自転車を走らせながら、大地の芸術祭ゆかりのアート作品を巡るコースです。「光の館」をはじめとする常設の芸術作品は越後妻有地域の各所に点在していて、E-バイクの機動力を活かせば、車では気づきにくい里山の小道や集落の風景を味わいながら作品めぐりができます。アートと自然、そして農村の暮らしが一体となった十日町ならではの景観を、自分のペースで楽しめるコースです。

モデルコース2、まつだい駅発は美人林と松之山温泉を結ぶ

まつだい駅を起点とするコースとして人気が高いのが、美人林と松之山温泉を満喫するサイクリングコースです。まつだい駅に直結する道の駅「まつだいふるさと会館」内の観光案内所で里山E-バイクを借り、松代・松之山エリアの見どころを巡ります。

美人林は、まつだい駅から自転車で約35分ほどの場所にあるブナ林で、周辺よりも気温が2度ほど低いとされ、サイクリングの合間のクールダウンスポットとしても親しまれています。すらりと伸びたブナの木々が立ち並ぶ様子は名前にふさわしく、新緑や紅葉の季節にはとくに多くの人が訪れます。美人林からさらに自転車で約10分ほど走ると、松之山温泉に到着します。松之山温泉は、有馬温泉・草津温泉と並んで「日本三大薬湯」のひとつに数えられる名湯で、温泉として認められる基準値の実に15倍もの温泉成分を含む濃厚な薬湯として知られています。E-バイクで里山を走り、汗を流したあとにこの薬湯にゆっくり浸かるのは、ポタリングならではの締めくくりです。

このコースは棚田そのものを直接巡るルートではありませんが、松代・松之山エリアという棚田地帯のすぐそばを走るため、途中で星峠の棚田や蒲生の棚田へ立ち寄る周遊プランを組むことも十分可能です。

棚田トレッキングとの組み合わせでビューポイントまで足を延ばす

十日町市観光協会では、星峠の棚田を目指す「棚田トレッキング」コースも案内されています。E-バイクで棚田近くまでアクセスし、そこから徒歩でビューポイントまで足を延ばすというスタイルは、自転車の機動力と棚田の畦道をじっくり歩く楽しみを両立させたい人におすすめです。E-バイクなら体力の消耗を抑えて棚田周辺まで到達できるため、トレッキングに使う体力を温存しつつ、より多くの棚田スポットを一日で巡ることも可能になります。

ポタリングのベストシーズンは春の田植え前後と秋の稲刈り前後

十日町の里山を巡るE-バイクポタリングは、レンタルが可能な4月下旬から11月中旬までが基本のシーズンです。この期間のなかでも、棚田の景観を目的にするならとくにおすすめなのが、春の田植え前後と秋の稲刈り前後です。春は雪解け水が張られた棚田が空を映し込む水鏡の季節、秋は黄金色に色づいた稲穂が斜面を埋め尽くす収穫期にあたり、どちらも棚田がもっとも表情豊かになるタイミングです。夏は青々とした緑の棚田とブナ林の避暑を兼ねたポタリングが楽しめ、初冬には雪化粧した棚田という、他の季節にはない静かな景色にも出会えます。

早朝の時間帯は雲海や朝霧が発生しやすく、幻想的な棚田風景に出会える可能性が高まります。日中とは違った十日町の里山の表情を楽しみたい人は、早朝出発のプランを検討してみるのもよいでしょう。山あいの道は朝晩の気温差が大きいため、羽織るものを一枚用意しておくと安心です。

へぎそばと清津峡で十日町の食と渓谷美もあわせて楽しむ

里山E-バイクでのポタリングは、棚田や温泉だけでなく、十日町ならではの食文化や渓谷美とあわせて楽しむのもおすすめです。十日町を代表する郷土料理は「へぎそば」です。つなぎに海藻の一種であるふのりを使うのが特徴で、「へぎ」と呼ばれる四角い器に、一口分ずつ手繰り寄せるように盛り付けられます。つるつるとした喉ごしと、コシの強い弾力のある歯ごたえが持ち味で、やや甘めのつゆとよく絡みます。市内には小嶋屋総本店やそばや清兵衛をはじめ、へぎそばの専門店が複数あり、ポタリングの合間の昼食に立ち寄る楽しみのひとつになっています。

十日町市には「清津峡」という日本三大渓谷のひとつに数えられる景勝地もあります。切り立った柱状節理の岸壁が続く渓谷美を安全に楽しめるよう、徒歩専用のトンネルが整備されていて、往復40分から60分ほどで渓谷の絶景ポイントまで歩けます。E-バイクでのポタリングの行動範囲であれば、棚田めぐりや温泉とあわせて、清津峡の散策を旅程に組み込むことも十分可能です。里山の棚田、渓谷の絶景、日本三大薬湯の温泉、そしてへぎそばの食文化と、十日町は自転車一台で巡れる範囲に多彩な魅力が詰まったエリアです。

まつだい「農舞台」と直売所「あいの風」を拠点にする楽しみ方

まつだい駅は、道の駅「まつだいふるさと会館」と一体になった駅舎で、里山E-バイクの貸し出し拠点であると同時に、松代・松之山エリアのポタリングの出発点として使いやすい場所です。この駅にほど近い場所にあるのが、「まつだい雪国農耕文化村センター 農舞台」です。オランダの建築家集団MVRDVが設計を手がけた施設で、豪雪地帯ならではの農耕文化とアートを融合させたフィールドミュージアムとして、ギャラリーやレストランなどを備えています。都市と農村の交流をテーマに地域資源を掘り起こし発信する拠点になっていて、大地の芸術祭にゆかりのある作品も多数展示されています。E-バイクでのポタリングの起点、あるいは休憩スポットとして立ち寄るのに適した場所です。

道の駅まつだいふるさと会館では、4月から11月の週末・祝日を中心に、松代ふるさと直売所「あいの風」が開かれ、地元で採れた新鮮な農産物が販売されています。棚田で育てられたお米をはじめ、地元の野菜や特産品を直接手に取ることができ、ポタリングの合間に立ち寄れば、実際に自分の目で見た棚田の風景と、そこで育つ農作物とのつながりをより身近に感じられます。

田んぼアートとホタル観賞で日没後まで楽しむ里山旅

十日町の里山では、棚田や自然景観そのものだけでなく、季節ごとに異なる楽しみ方も用意されています。松之山の下布川地区では、地域の事業者と住民が協力して手がける「棚田アート」が毎年デザインを変えながら披露されていて、稲の生育とともに図柄が浮かび上がる様子を見ることができます。

初夏の時期には、ホタルの観賞も十日町の里山ならではの楽しみのひとつです。「岩瀬ほたるの里」では、ゲンジボタルとヘイケボタルの両方が観察できるとされ、清津峡に近い舗装されていない昔ながらの田んぼの周辺でも、夕闇のなかに舞うホタルの光を楽しめます。日中はE-バイクで棚田や温泉、アート作品を巡り、日が暮れてからはホタルの光の乱舞を眺めるというように、一日を通して里山の異なる表情を味わう旅程を組むこともできます。星峠の棚田では、昼間の水鏡や雲海だけでなく、夜には満天の星空が棚田の上に広がる光景も見どころのひとつとされていて、日没後の時間帯まで含めて計画すれば、十日町の里山をより深く味わえるでしょう。

アクセスは東京から新幹線と北越急行で約2時間

十日町市への主要なアクセスルートは、東京方面からの場合、東京駅からJR上越新幹線で越後湯沢駅まで移動し、そこから北越急行ほくほく線に乗り換えて十日町駅へ向かうルートです。乗り継ぎがスムーズであれば、東京から十日町駅まで約2時間程度で到着できます。越後湯沢駅での上越新幹線から普通電車への標準的な乗り継ぎ時間は6分とされていて、比較的タイトな乗り換えになる場合もあるため、時刻表は事前に確認しておくと安心です。

ほくほく線は六日町駅から犀潟駅までを結ぶ総延長59.5キロメートルの路線で、十日町駅ではJR飯山線への乗り換えもできます。まつだい駅を利用する場合も、越後湯沢駅からほくほく線に乗車し、十日町駅の一つ手前で下車する形になります。車で訪れる場合は、関越自動車道の六日町インターチェンジなどから、国道や県道を経由してアクセスするのが一般的なルートです。積雪期は道路状況が大きく変わるため、E-バイクのレンタルが可能な雪のない季節に訪れるのが安心です。

棚田は私有の農地、マナーを守った訪問が必須

十日町の棚田は観光施設ではなく、地元の農家の方々が実際に稲作を営んでいる私有の農地です。棚田の畦道や田んぼの中に無断で立ち入ること、ロープなどで区切られた立入禁止エリアに入ること、指定されていない場所に車やE-バイクを駐輪・駐車することは、いずれも農作業への支障や事故につながるおそれがあるため厳禁です。ゴミは必ず持ち帰り、農作業をしている方を見かけた際には邪魔にならないよう配慮するなど、地域の暮らしと農業に敬意を払った行動が求められます。美しい棚田の風景は、こうした地道な農作業の積み重ねによって守られていることを、ポタリングを楽しむすべての人が心に留めておきたいところです。

E-バイクでの走行にあたっては、山道特有のカーブや路肩の狭い箇所、農作業車との離合などに注意が必要です。電動アシストがあるとはいえ、下り坂ではスピードが出やすくなるため、慣れないうちは無理をせず、安全なペースで走行することが大切です。ヘルメットの着用や、天候急変時の対応(雨具の準備など)についても、事前に確認しておくと安心です。

大地の芸術祭と組み合わせれば里山旅がさらに広がる

十日町の里山ポタリングの大きな魅力のひとつは、棚田などの自然景観と、大地の芸術祭にゆかりのある現代アート作品とを、同じ旅のなかで組み合わせて楽しめる点にあります。次回の大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレは2027年の開催が予定されていますが、それ以外の年も「2026年の越後妻有」として、4月下旬から11月上旬にかけて通年プログラムが展開されていて、里山に点在する常設アート作品の鑑賞や、廃校を活用した施設での企画展、食をテーマにした体験プログラムなどが季節ごとに実施されています。里山E-バイクを使えば、こうしたアート作品と棚田や温泉地といった自然・文化スポットを、無理のない範囲で一日のうちに周遊でき、十日町という土地の重なり合う魅力をまとめて味わう旅が実現します。

十日町市の里山E-バイクによるポタリングは、豪雪地帯ならではの厳しい自然と、そのなかで人々が長い年月をかけて育んできた棚田という農村景観、そして大地の芸術祭が生み出した現代アートの風景とを、一台の電動アシスト自転車でつなぐ旅のスタイルです。星峠の棚田や蒲生の棚田といった代表的なスポットは、それぞれ異なる時間帯・季節に異なる表情を見せてくれるため、何度訪れても新しい発見があります。十日町駅やまつだい駅を起点にしたモデルコースも複数用意されていて、初めて訪れる人でも自分の体力やペースにあわせて無理なく里山を巡ることができます。電動アシストの力を借りながら坂の多い里山の奥深くまで足を延ばし、水を張った棚田が空を映す水鏡の風景や、黄金色に染まる稲穂の海、雪化粧した静かな冬景色まで、四季折々の十日町の魅力を味わってみるのはどうでしょうか。

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