新宿御苑の菊花壇展は11月1日から15日まで、紅葉は別日に行く

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新宿御苑の菊花壇展は、2026年11月1日(日)から11月15日(日)まで、日本庭園で開かれます。入園料は一般500円で、期間中は月曜日も休まず開園します。紅葉の見頃は例年11月下旬から12月上旬なので、菊花壇展と同じ日に紅葉も楽しむのは難しく、日を分けて訪れるのが現実的です。ポタリングで東京の街を走って向かう場合、園内は自転車で入れませんから、門の前に停めて歩くことになります。

ここでは、開催日や料金、菊の種類と仕立て方、紅葉のスポット、自転車で行くときの段取りまでを順に整理します。執筆日は2026年10月2日で、開催まであと1か月ほどです。日時や料金は環境省と新宿御苑の公式発表が正になるため、出かける前に最新の案内も確認してください。

目次

2026年の菊花壇展は11月1日(日)から15日(日)の15日間

結論から言うと、開催期間は2026年11月1日(日)から11月15日(日)です。会場は新宿御苑の日本庭園で、主催は環境省になります。菊花壇展は毎年11月1日から15日に開かれる恒例行事で、秋の新宿御苑を代表する催しです。

開園時間は9:00から16:30までで、入園は16:00で締め切られます。つまり、閉園時刻の30分前にはもう入れません。夕方に滑り込もうとして門前で断られる、という失敗は避けたいところです。

ひとつ注意があります。検索すると、開催期間を「11月1日(土)から11月15日(土)」と書いたページが出てきます。これは2025年の曜日で、2026年は11月1日が日曜日にあたります。曜日を取り違えて土曜日に行くつもりで予定を組むと、初日を逃す形になりますから、日付と曜日をセットで覚えておくと安心です。

項目内容
開催期間2026年11月1日(日)から11月15日(日)
会場新宿御苑 日本庭園
開園時間9:00から16:30(入園は16:00まで)
開園日期間中は月曜日も含めて無休
主催環境省

入園料は一般500円で、中学生以下は無料

入園料は、一般が500円、65歳以上と学生(高校生以上)が250円、中学生以下は無料です。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、介助者1名は無料で入れます。65歳以上と学生の250円は、一般の半額にあたります。中学生以下は無料ですから、子どもの人数が増えても入園料は変わりません。

菊花壇展のために別料金がかかるわけではなく、この入園料だけで日本庭園の花壇を見て回れます。家族で行くなら、中学生以下が無料になる点は大きいでしょう。大人2人と小学生の子ども1人なら、かかるのは1,000円です。

通常の新宿御苑は毎週月曜日が休園で、月曜日が祝日や休日にあたる場合は翌平日が休みになります。年末年始(12月29日から1月3日)も休園です。ところが菊花壇展の開催期間である11月1日から15日は、月曜日も開いています。2026年なら、2日(月)と9日(月)も入れます。平日に休みを取りやすい人にとって、月曜日が選べるのはありがたい点です。

日本庭園に7つの上家花壇と2つの露地花壇が並ぶ

見どころの中心は、日本庭園に設けられる上家(うわや)です。上家とは、菊の花壇を覆う建物のことで、竹やよしず、木材などでつくります。その中に、丹精込めて仕立てた菊が並びます。

花壇は全部で9つあります。上家の花壇が7つ、屋根のない露地花壇が2つです。日本庭園を道順に沿って回ると、庭園と調和するように置かれた花壇を、いちばん美しい順序で見られる配置になっています。順路を逆に歩いたり、気になる花壇だけ拾ったりするより、案内に従って1周するほうが得です。

眺めるときは、菊の花だけに目を向けないでください。花壇を覆う上家の造りや、周囲の庭園の景色まで含めて、この展覧会の見どころです。菊だけを撮った写真より、上家の屋根越しに庭園がのぞく構図のほうが、現地の雰囲気を残せます。

江戸菊、伊勢菊、嵯峨菊、肥後菊は花びらの形で見分けられる

菊花壇展には、古典菊と呼ばれる昔ながらの菊が並びます。産地ごとに育てられ方が違うため、花びらの形を見れば、どの菊かおおよそ見当がつきます。

菊の種類発達した土地見分けるポイント
江戸菊江戸咲いてから花びらがさまざまに変化し、色彩が豊か
伊勢菊伊勢地方縮れた花びらが垂れ下がって咲く
嵯峨菊京都の嵯峨地方細長い花びらがまっすぐ立ち上がって咲く
肥後菊熊本武士の精神修養として発達した古典菊

江戸菊は、江戸時代に江戸で発達しました。咲いたあとに花びらの姿が変わっていくので、同じ花壇でも時期によって見え方が違います。初日と最終日で表情が変わるなら、2回行く理由になります。

伊勢菊は垂れ下がり、嵯峨菊は立ち上がります。同じ菊でも向きがほぼ正反対なので、並べて見ると違いがはっきりします。

肥後菊の背景は少し変わっています。熊本で、藩主の細川公が文化政策として園芸を奨励し、武士が精神修養として育てたのが始まりです。花を愛でるというより、鍛錬の道具だったわけです。

大作りと懸崖作りは、一株を1年がかりで仕立てる技法

仕立て方にも名前があります。代表が大作りと懸崖作りです。

大作りは、初冬に出てくる芽を1年がかりで枝分かれさせ、1株から数百輪の花を半円形に整然と咲かせる技法です。新宿御苑独自の様式とされています。数百輪が同じ高さ、同じ向きでそろうには、1年分の手入れが必要になります。会場で見る半円の花の塊は、その積み重ねの結果です。

懸崖作りは、野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲く姿を模したものです。1本の小菊を大きな株に仕立て、自然の崖に咲く野菊の風景を鉢の中に再現します。大作りが整然とした造形なら、懸崖作りは自然のままの姿に近く、見た目の方向がまったく違います。2つを見比べると、同じ菊が全然別のものに見えてきます。

菊花壇展の起源は1878年の菊花拝観

菊花壇展のルーツは、1878年(明治11年)に宮内省が赤坂の仮皇居で開いた菊花拝観です。その10年前の1868年(明治元年)に、菊が皇室の紋章と定められ、皇室と菊の花が直接結びつきました。

観菊会で展示する菊は、1878年から仮皇居内の丸山仕立て場で育てていました。新宿御苑で菊の栽培が始まったのは、1904年(明治37年)です。丸山仕立て場の補助仕立て場という位置づけでした。そして1929年(昭和4年)から、新宿御苑で観菊会が開かれるようになります。

年表にすると次のとおりです。

年出来事
1868年(明治元年)菊が皇室の紋章と定められる
1878年(明治11年)赤坂の仮皇居で菊花拝観が開かれる
1904年(明治37年)新宿御苑でも菊の栽培が始まる
1929年(昭和4年)新宿御苑で観菊会が行われるようになる

2026年は、新宿御苑が開園して120周年にあたり、昭和100年でもあります。新宿御苑の公式サイトでは、観菊会の歴史を紹介する企画が案内されています。菊を見るだけでなく、約150年続く歴史を知ったうえで歩くと、上家の一つひとつが違って見えるでしょう。

紅葉の見頃は例年11月下旬から12月上旬で、2026年は遅めの予想

新宿御苑の紅葉は、例年11月下旬から12月上旬が見頃です。園内には約1万本の樹木があり、11月中旬ごろから、さまざまな種類が順に色づいていきます。

2026年の予想は遅めです。ウェザーニューズは、2026年の秋は全国的に気温が高く、見頃が平年より遅いか、やや遅い地域が多くなると予想しています。一方で、夏の日照と適度な雨のおかげで、葉の状態は広い範囲で良好との見方もあります。色づきが遅れても、色そのものは鮮やかに期待できるというわけです。

新宿御苑の紅葉は、樹種が順番に色づくため、見頃が比較的長いのが強みです。早い木から遅い木まで時間差があるので、見頃は11月下旬から12月上旬までと、幅を持って構えられます。ライトアップはなく、見られるのは開園している昼間だけです。

紅葉の名所は新宿門のカエデ、日本庭園、イチョウ並木

紅葉の見どころは、場所ごとに違います。

新宿門のカエデ類は、紅葉のアーチになっています。入った瞬間から色の中を歩けるので、門をくぐった直後が最初のハイライトです。日本庭園のカエデも見ごたえがあり、菊花壇展と同じ庭園を使うことになります。

イチョウは、旧洋館御休所前、中央休憩所、新宿門近くが見どころです。プラタナス並木とイチョウ並木は、黄金色の景色が圧巻です。そして、園内でいちばん最後に色づくのが、モミジ山のカエデ類になります。

新宿御苑には、日本庭園、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園と、様式の違う庭園が並んでいます。同じ紅葉でも、和風の日本庭園、イギリス風景式、フランス式整形と、背景の造りが違います。1か所の中で3通りの景色が見られるので、紅葉狩りの行き先として選びやすい場所です。

菊花壇展と紅葉は日を分けて訪れるのが現実的

ここは言い切ります。菊花壇展と紅葉を同じ日に見る前提で計画を立てるのは、やめたほうがいいです。

理由は単純で、時期が重ならないからです。菊花壇展は11月1日から15日、紅葉の見頃は例年11月下旬から12月上旬になります。しかも2026年は紅葉が遅めの予想ですから、菊花壇展の期間に行っても、色づきは始まったばかりの段階にとどまる見通しです。

比べる点菊花壇展紅葉
時期2026年11月1日(日)から15日(日)例年11月下旬から12月上旬
主な場所日本庭園新宿門、日本庭園、イチョウ並木、モミジ山
ライトアップなしなし
2026年の見込み開催日は固定平年より遅めの予想

そこで、11月前半に菊花壇展、11月下旬から12月上旬に紅葉、と2回に分けます。入園料は1回500円ですから、2回行っても1,000円です。同じ場所を2度歩くことで、庭園の季節の変わり目も見えてきます。1度きりの来園で両方を狙うより、満足度は高くなるでしょう。

ポタリングで行くなら、園内は走れず門前に駐輪して歩く

ポタリングとは、自転車で気ままに散歩するように走るレジャーのことです。秋の心地よい風の中で楽しめます。ただし、新宿御苑の園内は自転車で乗り入れることができません。

確認できた公式資料では、自転車は各入園門ゲート前の駐輪場に停める形で、利用できるのは開園日の開園時間のみです。新宿御苑前駅の近くには、新宿区の自転車・バイク駐車場(新宿2-1-4)もあります。

つまり、新宿御苑のポタリングは、園内を走るのではなく、周辺の街を自転車で巡り、御苑の門前に停めて歩くコースになります。走るのは東京の街中、歩くのは園内、と役割を分けて考えてください。

正直に書くと、駐輪場の台数や細かい利用条件は、今回の調べでは確認しきれていません。菊花壇展の期間は来園者が増えるので、空きがどのくらいあるかは分かりません。事前に新宿御苑サービスセンターへ問い合わせておくのが確実です。当日に停められなくて困るのは、自転車で行く人だけです。

新宿御苑には3つの門があり、駅ごとに入る門が変わる

新宿御苑の門は、新宿門、大木戸門、千駄ケ谷門の3つです。自転車で向かうなら、どの門の前に停めるかが、そのまま動線になります。

門最寄りの駅と徒歩時間
新宿門JR・京王・小田急線の新宿駅南口から約10分。西武新宿駅から約15分。丸ノ内線の新宿御苑前駅1番出口から約5分。副都心線の新宿三丁目駅E5出口から約5分。都営新宿線の新宿三丁目駅C1・C5出口から約5分
大木戸門丸ノ内線の新宿御苑前駅2番出口から約5分
千駄ケ谷門JR総武線の千駄ケ谷駅から約5分

電車で来る人は、乗る路線で門を選べます。自転車の人は、走ってきた方向に近い門が近道です。紅葉のアーチが見たいなら新宿門が便利で、新宿門の周りにはイチョウもあります。

園内で禁止されているのは、ペット、飲酒、楽器、ドローンなど

新宿御苑には、守るべきルールがあります。主なものは次のとおりです。

ペットの連れ込みはできません(補助犬は除きます)。アルコール類の持ち込みも禁止で、楽器やラジカセなどの使用、商用撮影も認められていません。バドミントン、ボール、フリスビーなど遊具の使用、ドローンの使用も禁止です。テントの設置や火気の使用はできず、電子タバコを含む喫煙も禁止されています。動植物の採取や持ち込み、エサやりも禁止です。

ペットを連れての入園は、補助犬を除いてできません。犬の散歩のついでに寄る、という使い方は成り立たないため、ペットが一緒の日は新宿御苑を予定から外すことになります。

15日間のうち土曜は2日、日曜は3日で、平日の月曜も開いている

開催期間の曜日を数えておくと、行く日を選びやすくなります。2026年11月1日が日曜日ですから、11月1日(日)、8日(日)、15日(日)が日曜日で、7日(土)と14日(土)が土曜日です。つまり15日間のうち、土曜日が2日、日曜日が3日になります。残りの10日は平日で、月曜日の2日(月)と9日(月)も開園します。

通常期の新宿御苑は月曜が休園ですから、月曜日に菊花壇展を見られるのは、この期間だけの特別な扱いです。休日にしか動けない人は、土日の5日間から選ぶことになります。平日に動ける人には、月曜を含む10日間があります。

初日の11月1日(日)と最終日の11月15日(日)は、どちらも日曜日です。江戸菊は咲いてから花びらの姿が変わりますから、初日と最終日の両方に行けば、同じ花壇の違いを見比べられます。入園料は1回500円で、2回行っても1,000円です。

開園9:00から入園16:00までの7時間をどう使うか

入園できる時間は9:00から16:00まで、つまり7時間あります。閉園は16:30なので、16:00ぎりぎりに入っても、庭園にいられるのは30分だけです。菊花壇展を目当てに来るなら、日本庭園の順路を1周する時間を、朝のうちに確保しておくのが安全です。

自転車で来る人は、門前の駐輪場を使える時間が開園日の開園時間のみに限られます。閉園の16:30までに門の前へ戻る計画を立ててください。入園の締め切りは16:00ですが、自転車を取りに戻る期限は、それより30分後の閉園時刻になります。

菊花壇展と新宿御苑についてよくある疑問

月曜日に菊花壇展へ行けるのかという疑問には、行けると答えられます。通常の月曜日は休園ですが、11月1日から15日の菊花壇展の期間中は、月曜日も開園します。

何時までに入ればいいのかは、16:00までです。閉園は16:30ですが、入園は16:00で終わります。9:00の開園に合わせて入れば、ゆっくり日本庭園を1周できます。

自転車のまま園内に入れるのかという質問は、入れないが答えです。各入園門のゲート前に駐輪して、徒歩で入園します。

子どもの料金は、中学生以下が無料です。高校生は学生料金の250円になります。

紅葉のライトアップがあるかについては、ありません。夜の紅葉は見られず、昼間の開園時間内のみになります。

問い合わせ先は、新宿御苑サービスセンターです。開所時間は9:00から16:00になります。

まとめ 菊花壇展は11月前半、紅葉は11月下旬以降、自転車は門前まで

2026年の菊花壇展は、11月1日(日)から15日(日)まで、新宿御苑の日本庭園で開かれます。入園料は一般500円、中学生以下は無料です。月曜日も休まず開園し、入園は16:00までになります。

花壇は上家の7つと露地の2つで、江戸菊、伊勢菊、嵯峨菊、肥後菊といった古典菊が並びます。大作りと懸崖作りの技法を見比べるのが、鑑賞のコツです。歴史は1878年の菊花拝観まで遡り、2026年は開園120周年と昭和100年にあたります。

紅葉の見頃は例年11月下旬から12月上旬で、2026年は遅めの予想です。菊花壇展と同じ日に両方を見ようとはせず、11月前半と11月下旬以降の2回に分けて訪れるのをおすすめします。

ポタリングの人は、園内を走れない点だけ頭に入れておいてください。街は自転車で走り、門の前に停めて、園内は歩いて回ります。駐輪の細かな条件は、出発前に新宿御苑サービスセンターへ確認しておくと、当日あわてずに済みます。

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