久万高原の里山ポタリングは、愛媛県久万高原町の標高800メートル前後の高原地帯を、自転車でのんびり走る楽しみ方です。松山市の南に位置し、松山ICから車で約40分・約33kmという近さでありながら、市街地とはまったく違う涼やかな空気を味わえます。里山を巡る穏やかなコースと、標高1400メートル級の尾根を走る四国カルストの高原コースの両方が揃っており、体力やレベルに応じて走り方を選べるのが久万高原町の自転車旅の面白いところです。
久万高原町には、西日本最高峰の石鎚山、日本三大カルストのひとつに数えられる四国カルスト、水質日本一に輝いたことのある仁淀川の源流域に広がる面河渓など、全国レベルの自然が集まっています。この記事では、里山をぐるりと巡る「久万高原里山サイクリングコース」と、雲の上を走るような四国カルストの高原コースを軸に、ルートの詳細、立ち寄りスポット、レンタサイクル情報、季節ごとの走り方までをまとめました。

ポタリングは決められたコースを走破しない自由な自転車散策
ポタリングとは、コースの完走を目的とせず、気の向くままに自転車で気ままに散策することです。タイムを競うロードバイクのトレーニングとは違い、景色を眺めたり、途中の施設に寄り道したり、写真を撮ったりしながら、自分のペースで走ること自体を楽しみます。サイクリング初心者や家族連れ、シニア世代まで幅広く楽しめる自転車の遊び方です。
久万高原町がこのスタイルに合っている理由は、いくつかの条件が重なっているからです。里山エリアには極端な急勾配が少なく、田園風景の中をのどかに走る区間が多いこと。久万美術館や道の駅、農業公園といった休憩・観光スポットがコース上に点在していて、こまめに休みながら走れること。標高800メートルの高原にあるため松山市街地より気温が上がりにくく、真夏でも比較的快適に自転車を漕げること。そして、より本格的な走りを求める人には四国カルストという絶景ヒルクライムコースも控えていて、体力やレベルに応じて選べる懐の深さがあることです。
久万高原里山サイクリングコースは総距離18.6km・標高差195m
久万高原町の里山を巡る代表的なコースが、久万高原里山サイクリングコースです。愛媛県が推進する「愛媛マルゴト自転車道」のファミリー向けコースのひとつとして紹介されており、平均標高800メートルの里山をぐるりと一周するルートになっています。
コースの総距離は18.6キロメートル、最大標高差は195メートルです。しまなみ海道のような長距離ヒルクライムとは性格が異なり、起伏は比較的穏やかで、同行者のレベルに合わせて走り方を調整しやすいオールマイティなコースといえます。サイクリング初心者や、家族・友人とのんびり走りたい人に向いた設定です。
コース沿いには久万美術館、久万農業公園アグリピア、久万高原ふるさと旅行村といった立ち寄りスポットが点在しています。決まったルートを厳格になぞる必要はなく、気になるスポットがあれば寄り道をしながら、自分のペースで里山の空気を味わえるのがこのコースの醍醐味です。
上畑野川と直瀬の田園風景は日本の里100選に選ばれた原風景
久万高原里山サイクリングコースの見どころのひとつが、上畑野川地区と直瀬地区ののどかな田園風景です。上畑野川地区は「日本の里100選」に選ばれた地域で、棚田や畑、点在する農家の家並みなど、里山の原風景ともいえる農村景観が広がっています。車での移動では味わいにくい、自転車ならではのスピード感で農村の空気を感じられる区間です。
直瀬地区もまた、のどかな田園地帯が広がるエリアです。四季を通じて表情を変える点も魅力で、春は水田に水が張られた頃の水鏡のような景色、夏は緑濃い稲穂のうねり、秋は黄金色に色づく稲刈り前の田んぼ、冬は静かな里山の佇まいと、訪れる季節によってまったく違う顔を見せてくれます。決められたコースを走破することにこだわらず、心の赴くままに走るポタリングのスタイルにぴったりの区間です。
コース沿いの立ち寄りスポットは美術館と農業公園が中心
久万高原里山サイクリングコースを走るうえで欠かせないのが、コース沿いに点在する立ち寄りスポットです。ここでは代表的な3か所を紹介します。
町立久万美術館は杉材の木造建築と約920点の収蔵品が見どころ
町立久万美術館は、久万高原町出身の実業家・井部栄治氏が寄贈した美術品コレクションをもとに開館した美術館です。書、絵画、陶芸など多彩なジャンルの作品を収蔵しており、近代日本洋画の分野では村山槐多や関根正二といった作家の作品も所蔵しています。収蔵点数は約920点にのぼります。
建物自体も見どころです。地元・久万高原産の杉材をふんだんに使った木造建築で、展示室には樹齢80年を超える杉の柱が磨き上げられて使われています。サイクリングの途中でひんやりとした館内に入り、木の香りに包まれてひと休みするのも、久万高原ポタリングらしい楽しみ方です。
久万農業公園アグリピアは夏秋トマトの一大産地
久万農業公園アグリピアは、下畑野川エリアに位置する農業体験施設です。就農を目指す人のための研修農場や、市民農園にあたるクラインガルテン、交流スペースなどを備えています。石鎚山系から流れる清流に恵まれた環境で、米や野菜づくりに力を入れており、特に夏秋トマトは西日本有数の産地として評価されています。
サイクリングの途中でアグリピアに立ち寄れば、高原ならではの澄んだ空気の中で育てられた農作物や、のどかな農村風景に触れられます。季節ごとに異なる農作業の様子を目にできる点も、里山ポタリングらしい発見です。
久万高原里山サイクリングコース沿いには、久万高原ふるさと旅行村も位置しています。里山の自然環境を活かした施設で、休憩ポイントとして利用しやすい立地にあります。こうした施設が複数点在していることが、このコースを初心者にも走りやすいオールマイティなコースにしている要因のひとつです。
高原コースは四国カルストの標高1400m級ヒルクライム
久万高原町のポタリングには、里山エリアの穏やかなコースだけでなく、より本格的な高原コースも用意されています。それが、日本三大カルストのひとつに数えられる四国カルストです。愛媛県と高知県の県境に広がる石灰岩台地で、標高1400メートル級の尾根に沿ってドライブルート「四国カルスト公園縦断線」が通っています。このルートは別名「天空の道」とも呼ばれ、東端の天狗高原から五段高原、姫鶴平を経て、西の大野ヶ原へと山の尾根沿いに続いています。
五段高原は四国カルスト屈指のビュースポットで、春から秋にかけては牛の放牧が行われます。白い石灰岩と緑の草原、放牧された牛たちが織りなす風景は、ヨーロッパの高原地帯を思わせる独特の景観です。四国カルストの中央に位置する観光拠点・姫鶴平には展望台があり、カルスト台地の景色を一望できます。高原の風を受けてゆっくり回る風車と、草原で草を食む牛たちの姿は、四国カルストを象徴する光景として親しまれています。
E-BIKEの天空ライドは姫鶴平から五段高原の区間が定番
四国カルストは標高が高く起伏も大きいため、一般的な自転車での走破はかなりの体力を要します。そこで近年注目を集めているのが、E-BIKE(スポーツ型電動アシスト付き自転車)を使った「天空ライド」です。姫鶴平にあるカルストレンタサイクルステーションから五段高原までのエリアは、四国カルスト屈指の眺望を楽しめる区間で、いくつものビューポイントが点在しています。E-BIKEなら電動アシストの力を借りて走破でき、体力差を気にせず仲間みんなで絶景サイクリングを楽しめます。
四国カルストレンタサイクルは、愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷8111、四国カルスト姫鶴荘のすぐ横にあります。予約はWebまたは電話で受け付けており、予約がない場合でも該当車種・サイズの自転車に空きがあれば利用可能です。キャンセルする場合は、予約日前日の午後4時までに久万高原町観光協会(電話0892-21-1192)へ連絡する必要があります。里山エリアでポタリングを楽しんだあと、体力と時間に余裕があればE-BIKEをレンタルして四国カルストの天空ライドに挑戦する、という組み合わせも面白い選び方です。
久万高原町は西日本最高峰・石鎚山を擁する石鎚山系のエリアとも隣接しており、石鎚山系全体でもサイクリングの受け入れが進められています。石鎚山岳輪道など、山岳エリアを巡る本格的なサイクリングルートの整備も進んでおり、里山ポタリングから一歩進んだ挑戦をしたいライダーにとっては、久万高原町を拠点にさまざまなレベルのコースを選べる点が魅力です。愛媛県が展開する「CYCLING EHIME」の公式サイトでは、こうした山岳ルートやテーマ別のコース紹介も行われているので、事前に情報収集をしてから訪れると充実したポタリングにつながります。
四国カルストは4つの高原からなり天狗高原の星空が際立つ
四国カルストは、西から大野ヶ原、姫鶴平、五段高原、天狗高原という4つの高原で構成されています。それぞれ標高や景観の趣が異なり、走るエリアによって違った表情の高原ライドを楽しめます。中でも天狗高原は標高1400メートルを超える四国カルストの最高地点にあたり、四つの高原の中でも天に近い場所として、美しい星空が見られることで知られています。
天狗高原にある宿泊施設「星ふるヴィレッジTENGU」では、パノラマビューの客室や、天候が悪い日でも星を体感できるプラネタリウム、ガラス天井越しに室内から星空を眺められる部屋などが用意されており、サイクリングだけでなく星空観賞を目的に訪れる旅行者も少なくありません。高原コースを走った後、天狗高原周辺に宿を取り、満天の星の下で一日を締めくくるというプランも、久万高原・四国カルストならではの過ごし方です。四国カルストエリアは公共交通機関の便がほとんどないため、車や自転車でのアクセスが基本となる点には注意が必要です。
面河渓の渓谷散策コースは通天橋まで片道約20分
久万高原町のもうひとつの自然の見どころが、石鎚山の南麓に広がる面河渓です。エメラルドグリーンに輝く清流・面河川が流れる、国指定名勝の四国最大級の渓谷で、里山の田園風景や高原の草原地帯とはまた違った、深い緑と清流の涼やかな景色を楽しめます。
面河渓には、見どころの多い本流ルートと、鉄砲川沿いをのびのび歩ける鉄砲ルートという二つの遊歩道が整備されています。本流ルートには五色河原、紅葉河原、虎ヶ滝といった名所が点在し、面河山岳博物館の駐車場から通天橋までは渓谷沿いに約600メートルの遊歩道が続いており、片道約20分ほどで手軽に渓谷美を堪能できます。紅葉する樹木が多いことでも知られ、見ごろとなる10月下旬から11月上旬にかけては多くの観光客で賑わいます。
渓谷の入り口付近には、コンニャクやよもぎ粉といった面河の特産品を扱う休憩スポットもあり、アユの塩焼きや焼きトウキビといった旬のグルメを味わえます。この休憩スポットにはレンタルサイクルも用意されているため、里山コースや高原コースとは異なる、渓谷沿いのポタリングを楽しみたい人にとっても心強い拠点になります。石鎚山系エリアのサイクリングルートと合わせて、久万高原町を拠点に渓谷・里山・高原という三つの異なる自転車体験を組み合わせることも可能です。
石鎚山ヒルクライムは総距離22.1km・標高差920mの本格コース
里山や高原ののんびりしたポタリングだけでなく、久万高原町はロードバイクの本格的なヒルクライムイベントの舞台としても知られています。西日本最高峰・石鎚山の麓を走る「石鎚スカイライン」はヒルクライム大会に最適なコースとして評価が高く、実際に「石鎚山ヒルクライム」という大会が毎年開催されてきました。コースは、おもごふるさとの駅(標高572メートル)から土小屋(標高1492メートル)までの総距離22.1キロメートル、標高差920メートルというスケールで、石鎚国定公園内の景観と、全国でも珍しい二部制の運営から、プロライダーからも西日本屈指の名コースと評されています。
普段は里山や四国カルストの穏やかなコースを楽しみつつ、体力とスキルに自信のある人は、こうした本格的なヒルクライムコースに挑戦してみるのもひとつの楽しみ方です。久万高原町は、初心者向けの里山ポタリングから、E-BIKEでの高原絶景ライド、そして上級者向けの本格ヒルクライムまで、レベルに応じて選べる自転車コースが揃った町です。
3つのコースを距離と標高差でまとめると、次のようになります。
| コース名 | 総距離 | 標高差 | 想定レベル |
|---|---|---|---|
| 久万高原里山サイクリングコース | 18.6km | 195m | 初心者・家族連れ向け |
| 四国カルスト高原コース(姫鶴平〜五段高原) | 区間による | 標高1400m級の尾根 | E-BIKE利用でレベルを問わず走行可 |
| 石鎚山ヒルクライム(おもごふるさとの駅〜土小屋) | 22.1km | 920m | 上級者・本格志向 |
レンタサイクルとシェアサイクルは目的に応じて使い分ける
久万高原町内では、HELLO CYCLINGのシェアサイクルステーションが設置されており、町内での短距離移動や、駅・バス停から観光スポットまでのラストワンマイル移動に活用できます。里山サイクリングコースをじっくり走りたい場合は、事前にスポーツタイプの自転車を用意していくか、四国カルストレンタサイクルのようなE-BIKE貸し出しサービスを利用するのが現実的な選択肢です。松山市内から自転車を輪行して久万高原町まで運び、里山コースを走ってから四国カルストまで足を延ばす、という本格的なプランを組むサイクリストも見られます。
道の駅「天空の郷さんさん」は野菜とパンとバイキングが人気
久万高原ポタリングの休憩スポットとして特に立ち寄りやすいのが、国道33号沿いにある道の駅「天空の郷さんさん」です。松山と高知を結ぶ国道33号線沿い、標高800メートルの高原に位置するこの道の駅は、久万高原町産の木材をふんだんに使った建物で、木の香りに包まれた空間になっています。
物産館「さんさん」では、久万高原町で採れた季節の野菜や、県下随一の品質を誇る特別栽培米が販売されています。直売所には、看板商品のトマトをはじめ、ピーマン、原木しいたけ、白菜、大根、キャベツ、長ネギ、自然薯といった高原野菜が並び、加工品やお弁当、お菓子、お土産品も取り揃えられています。
食事処「天空の郷レストランさんさん」では、地元食材を使用した料理をバイキングスタイルで提供しており、煮物やカレーなど、どこか懐かしい家庭料理が味わえると評判です。サイクリングで汗をかいた後に、地元産の野菜をたっぷり使った料理でエネルギーを補給するのにぴったりのスポットです。
グルメの面では「sansanパン工房」の焼きたてパンが人気で、看板商品の「黄金の柱」のほか、軽食コーナーでは竹炭入りのソフトクリームや、オリジナルグルメの「おにぎりバーガー」なども楽しめます。桃太郎トマトを使った加工品や、清流米プリンといったオリジナル産品もあり、ポタリングの合間の小休止にも、旅の終わりのお土産探しにも使えるスポットです。
季節ごとのポタリングは春の水田と秋の紅葉が見頃
久万高原町は四季それぞれに違う魅力を見せてくれる土地です。春は桜や高原の花々が咲き誇り、冬の間ひんやりとしていた空気が少しずつ緩んでいく時期で、水田に水が張られる頃の田園風景は特に美しく、里山ポタリングに向いたシーズンのひとつです。
夏は「四国の軽井沢」の名の通り、松山市街地に比べて格段に涼しく過ごせる季節です。標高800メートルの冷涼な気候のおかげで、真夏でも比較的快適に自転車を漕ぐことができ、避暑を兼ねたポタリングを楽しむ人が多く訪れます。緑濃い田園風景の中を走り抜ける感覚は、この季節ならではの魅力です。
秋は紅葉の季節です。久万高原町周辺の山々や、四国カルストの草原地帯が色づき始めると、高原全体が写真映えする景色に変わります。稲刈り前の黄金色の田んぼと、色づき始めた山の緑・赤・黄色のコントラストは、この時期ならではの見どころです。
冬は積雪もある地域で、スキー場が営業するほど本格的な冬景色になります。冬季のポタリングにはそれなりの装備と注意が必要ですが、雪化粧した里山や高原の静けさを味わいたい上級者にとっては、また違った魅力を発見できるシーズンです。ポタリングの計画を立てる際には、季節ごとの気候や路面状況を事前に確認しておくことが安全なライドにつながります。
ポタリングの準備は防寒と休憩ポイントの把握が鍵
久万高原町でのポタリングを快適に楽しむためには、いくつかの準備をしておくと安心です。標高800メートルの高原地帯であるため、松山市街地よりも朝晩の気温が下がりやすく、夏場でも羽織るものを一枚用意しておくと安心です。里山サイクリングコースは最大標高差195メートルと比較的穏やかですが、それでも起伏はあるため、電動アシスト自転車を利用すれば体力に自信のない人や家族連れでも無理なく走ることができます。
四国カルストの高原コースに挑戦する場合は、標高がさらに高く、区間によっては本格的なヒルクライムとなるため、E-BIKEのレンタルを活用するのが賢明です。カルストレンタサイクルは予約制を基本としつつ空きがあれば当日利用も可能なので、事前にWebや電話で確認しておくとスムーズです。
水分補給や休憩ポイントの把握も大切です。久万美術館、久万農業公園アグリピア、久万高原ふるさと旅行村、道の駅「天空の郷さんさん」など、コース沿いには休憩できる施設が点在しているため、これらを目安にこまめに休みを取りながら走ると、長距離でも無理なく楽しめます。決められたコースを走破することにこだわらず、気になるスポットがあれば寄り道をする、というポタリング本来のスタイルを大切にすることが、久万高原の魅力を味わうコツです。
モデルプランは里山コースと四国カルストの組み合わせ
初めて久万高原町でポタリングを楽しむ場合は、まず久万高原里山サイクリングコースを走ってみるのがおすすめです。総距離18.6キロメートル、最大標高差195メートルというスケール感は、半日から一日あれば無理なく走り切れる距離です。上畑野川や直瀬の田園風景を眺めながらのんびり走り、途中で久万美術館に立ち寄って芸術鑑賞を楽しんだり、久万農業公園アグリピアで農村の空気を味わったりと、寄り道を楽しみながら進むのがよいでしょう。ゴール地点、あるいは道中に道の駅「天空の郷さんさん」を組み込めば、地元食材を使ったバイキングやパン、ソフトクリームでエネルギー補給もできます。
体力に余裕があり、より雄大な景色を求める人には、四国カルストへの足延ばしもおすすめです。姫鶴平のカルストレンタサイクルステーションでE-BIKEを借り、五段高原までの区間を走れば、白い石灰岩と緑の草原、放牧された牛たちが織りなす風景を存分に堪能できます。里山の穏やかなポタリングと、高原の雄大なヒルクライムという対照的な二つの自転車体験を一日で味わえるのが、久万高原町の自転車旅の面白さです。
愛媛県久万高原町は、標高800メートルの冷涼な気候と、日本の里100選に選ばれた里山の田園風景、そして日本三大カルストに数えられる四国カルストの景観を併せ持つ土地です。久万高原里山サイクリングコースは総距離18.6キロメートル・最大標高差195メートルというオールマイティな設定で、初心者から経験者まで幅広く楽しめます。上畑野川や直瀬の田園風景、町立久万美術館、久万農業公園アグリピア、久万高原ふるさと旅行村といった立ち寄りスポットが充実しており、決められたルートにこだわらず気の向くままに走るポタリングのスタイルに合った舞台が整っています。
さらに体力と興味に応じて、四国カルストの天空の道へと足を延ばせば、E-BIKEを使った高原ヒルクライムも楽しめます。姫鶴平から五段高原にかけての区間は、放牧された牛と草原、風車が織りなす牧歌的な景観が広がり、里山ポタリングとはまた違った達成感と爽快感を味わえるでしょう。走った後は道の駅「天空の郷さんさん」で、地元産の野菜やパン、バイキング料理を味わいながらひと息つけます。松山市街地から車で約40分というアクセスの良さも相まって、久万高原町は日帰りでも十分に満喫できる里山・高原ポタリングスポットです。








