TOKYO RIDE深川江戸の景色2025完全ガイド|ポタリングで巡る東京下町の魅力

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TOKYO RIDE 深川江戸の景色 2025は、東京の歴史と現代が交差する魅力的なポタリングイベントです。代々木公園をスタート地点として、明治神宮外苑のイチョウ並木、迎賓館赤坂離宮、日本橋、深川江戸資料館、深川不動堂、門前仲町、佃島を巡り、江戸時代から続く下町情緒と現代のカフェ文化を自転車で体験できます。ポタリングとは、目的地を定めずのんびりと自転車で走ることを指し、初心者でも気軽に参加できるのが特徴です。この記事では、TOKYO RIDE「深川江戸の景色」の詳細なコース内容、各スポットの見どころ、ポタリングの楽しみ方、そして深川エリアの魅力について詳しくご紹介します。東京の街は路面がきれいで自転車道が整備されており、ガイドの先導で安全に走りながら江戸から現代へと続く物語を感じることができます。

目次

ポタリングとは何か

ポタリングとは、自転車などの小型の乗り物を使って、特に目的地を定めずのんびりと走ることを指します。「ぶらつく」「ぶらぶらする」を意味する英語「Potter」が語源となっており、散歩をする感覚で走行を楽しめるのが大きな特徴です。「ポタ」と省略して呼ばれることもあり、目的や距離などに決まりはありません。自転車が趣味な人からそうでない人まで、一人でもグループでも走れる気ままな自転車の楽しみ方として親しまれています。

ポタリングはサイクリングの一種ですが、サイクリングとは明確な違いがあります。サイクリングが長距離走行のロングライドや高速走行のファストランなど競技的な要素を含むのに対し、ポタリングには距離や時間などに決まった制限や競技的な要素がありません。スポーツ要素が強いサイクリングと違い、リラックスして心地よい速度で、気の向くままに探索を楽しむことが大切です。

ポタリングには多様な楽しみ方があります。街をぶらぶら散歩したり、グルメを楽しんだり、ひとりはもちろん、仲間とポタリングしたり、イベントに参加するのも良いでしょう。「雑貨屋さん巡りをする」「カフェを探す」「季節の花を撮影しながら走る」など、目的を持って走るのも良いですし、気持ちのおもむくままにゆるゆる走るのも、ポタリングの醍醐味です。

初心者向けポタリングの始め方

自転車でのポタリングに初めて挑戦する場合は、距離を短めにすることが推奨されています。例えば、5〜10kmの地点を選べば、体力を過度に消耗せず、疲れた場合もすぐ帰宅できます。一回目の経験を踏まえて、距離を少しずつ伸ばしていくのがおすすめです。

短距離で街を中心に走るなら、ママチャリ(シティサイクル)やミニベロでも十分楽しめます。ミニベロは加速がしやすく、信号が多い街中で活躍します。折りたたんで輪行(公共交通機関に持ち運ぶこと)もできるので便利です。ポタリングにおすすめの自転車としては「ミニベロ」「クロスバイク」「グラベルロード」などがあります。

服装に決まりがないのもポタリングの魅力です。最低限の安全さえ確保できれば、その他の特別なウェアは必須ではありません。ロングスカート等のチェーンやタイヤに絡みやすい服装に注意すれば、おしゃれな服装も楽しめます。「動きやすくて、こまめに体温調節ができる服装」を心がけましょう。カフェめぐりや、近所を散策する程度なら、ラフな服装で問題ありません。

必須の持ち物として、まず水分補給用のドリンク類が挙げられます。自動販売機や売店が見つからないことも考えられるので、持参するのが確実です。また、令和6年11月からは自転車の罰則強化もされました。交通ルールを事前に確認しておくことが大切です。初心者は風速0〜3mほどの予報の時がオススメです。土手沿いや海沿い、橋やビルの間などは風が強い場所なので、風速予報よりも少し高くなることを覚えておきましょう。

TOKYO RIDE 深川江戸の景色イベントの概要

TOKYO RIDEは、東京の街を自転車で走るイベントです。週末の車の少ない東京を、ガイドが先導で選りすぐりのコースを走ります。東京の街は、路面がきれいで、自転車道が整備され、とても走りやすいのが特徴です。

「深川江戸の景色」コースは、代々木公園をスタート・ゴール地点として、東京の歴史的スポットを巡る魅力的なルートとなっています。具体的には、代々木公園から明治神宮絵画館、迎賓館、代官町通り、日本橋、深川江戸資料館、深川不動、門前仲町、越中島公園、佃、八丁堀、麻布台ヒルズを経由して代々木公園に戻るコースです。コース途中の門前仲町で昼食時間を取りますが、参加費には昼食代は含まれていません。

自転車の車種は問いません。e-bikeやシェアサイクルでの参加も可能です。様々なタイプの自転車で参加できるため、初心者から経験者まで幅広い層が楽しめます。当日の集合場所は、代々木公園原宿門からすぐの売店(Parks)横です。当日の降水確率が60%以上の場合は開催中止となり、次回以降へのお振替となります。前日の正午の段階で判断し、中止の場合のみメールで案内があります。

スタート地点となる代々木公園の魅力

代々木公園は東京都渋谷区に位置する広大な都立公園で、JR山手線「原宿」駅から徒歩3分、東京メトロ千代田線「代々木公園」駅から徒歩3分というアクセスの良さが魅力です。園内には、オリンピック記念宿舎があり、1964年東京五輪時はオランダ選手の宿舎として使用されました。

イロハモミジ、クスノキ、ケヤキ、サクラ(ソメイヨシノ)など多種の樹木が楽しめ、四季折々の自然を満喫できます。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には澄んだ空気の中での爽快な走りを体験できます。施設としては陸上競技場、サッカー・ホッケー場、バスケットコート、野外ステージ、ドッグラン、バードサンクチュアリなどがあります。

代々木公園サイクリングセンターは、2025年12月23日より「ペダリコ」としてリニューアルオープンする予定です。新しい自転車とリフレッシュした施設で、都会の自然を満喫できるサイクリング体験が楽しめます。リニューアル後は、自転車安全教室や補助輪外し教室、自転車試乗会など、自転車により親しんでいただけるイベントを順次開催予定となっています。

営業時間は9時から16時30分まで(受付は16時まで)で、休業日は月曜日(祝日の場合は翌日休み)、都民の日、年末年始となっています。雨天時やコース不良の日は貸し出しを中止します。サイクリングコースは3種類あり、サイクリングコース(約2,000m)、練習コース(約160m)、幼児コース(補助輪付専用)があります。サイクリングコースは中央広場の北側を弓形に囲む一周約1.8キロメートルのコースで、都心にいながら豊かな自然を感じられる環境です。コースはアップダウンが比較的緩やかで、初心者やお子様でも楽しみやすい設計になっています。

明治神宮外苑のイチョウ並木と絵画館

国道246号線の「青山二丁目」交差点から、明治神宮外苑のシンボル「聖徳記念絵画館」方面へと延びる神宮外苑のイチョウ並木は、東京を代表する風景の一つとして親しまれています。道路の両側に約150本ものいちょうが一直線に並び、その先にそびえ立つ聖徳記念絵画館がちょうど並木の中心に浮かび上がる光景は、まるで絵画のようです。

2025年は11月16日時点で5〜6割くらいの色づきとなっており、場所によっては見頃を迎えました。平年並みの気温推移が予想されていたため、11月20日頃から12月初旬がベストタイミングと予想されていました。2025年のライトアップの開催日は11月22日から11月30日まで、時間は16時30分から19時30分頃までで行われました。開催場所は明治神宮外苑いちょう並木(東京都港区北青山一丁目地内から同区北青山二丁目地内まで)でした。

アクセスは、東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」1番出口より徒歩6分、東京メトロ銀座線「外苑前駅」4a出口より徒歩3分、JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩9分、都営大江戸線「国立競技場駅」A1出口より徒歩10分です。

2025年は再開発により、絵画館周辺で一部ルート変更や工事区画があります。訪問直前に明治神宮外苑公式サイトの通行止め情報を確認しておくのがおすすめです。また、2025年11月21日から12月25日まで、明治神宮外苑の聖徳記念絵画館前・総合球技場で日本最大級のクリスマスイベント「東京クリスマスマーケット2025」が開催されています。会場には高さ約14mの「クリスマスピラミッド」も登場し、幻想的な雰囲気を演出しています。

迎賓館赤坂離宮の見どころ

迎賓館赤坂離宮は東京都港区元赤坂にあり、「ネオ・バロック様式」でつくられた日本で唯一の西洋風宮殿建築物です。本館や正門は国宝にも認定されており、日本を代表する建築遺産の一つです。住所は東京都港区元赤坂2-1-1で、開館時間は10時から17時まで(最終入場は庭園16時30分、本館16時)です。休館日は水曜日(祝日の場合は翌日休館)となっています。

最寄り駅はJR・東京メトロの四ツ谷駅で、赤坂方面の改札を出て外堀通りを南へ進み、交差点「四谷中学校前」を横断すると左手に見えてきます。見学は庭園、本館、和風別館と見学箇所により料金が異なります。入場時には空港のようにセキュリティーチェックと手荷物検査があり、料金は現金以外にクレジットカード払いも可能です。本館や庭園は予約なしで見学でき、四ツ谷駅からすぐなので思い立ったらすぐに行くことができます。

見学時の注意事項として、本館内は全て撮影禁止で、館外は撮影可能ですが、業務用大型カメラや三脚・脚立・自撮り棒等補助機材の持ち込みはできません。館内で携帯電話、スマートフォン、カメラ、タブレット、ペットボトル、傘(日傘含む)を露出して携行することは禁止されています。敷地内での飲酒・喫煙はできず、飲食は指定場所でのみ可能です。前庭内は石畳のため、歩きやすい靴での参加が推奨されています。

迎賓館の前にある「迎賓館赤坂離宮前休憩所」は無料で利用でき、カフェやショップ、バリアフリートイレがあります。「カーブドッチ迎賓館 カフェ&ショップ」ではお茶やランチ、お酒を楽しむことができ、オリジナルワインやクッキーなどここでしか買えないお土産も販売されています。

日本橋と五街道の起点としての歴史

日本橋は、徳川家康が幕府を開いた1603年に架けられたと伝えられています。架けられた翌年、幕府直轄の主要5つの陸上交通路の起点と定められました。現在の橋は1911年に架橋されたルネサンス様式の石造二連アーチ橋で、欄干の中央部分には美しい麒麟像があり、日本橋のシンボルとして多くの観光客に親しまれています。日本橋は現在国の重要文化財となっており、日本の道路網の起点として機能しています。

「日本橋五街道」とは、江戸日本橋と各地を結ぶ5つの主要道路のことであり、具体的には東海道・中山道・日光街道・奥州街道・甲州街道を指しています。1601年(慶長6年)、江戸幕府を開いた徳川家康が東海道を整備・拡張したことを皮切りに、中山道や奥州街道など他の街道も順次整備されました。

江戸幕府が編集したとされている地誌書「御府内備考」には、「この橋、江戸の中央にして、諸国の行程もここより定められるゆえ、日本橋の名ありと云ふ」という記載が残っています。現在でも全国の交通網の起点となっており、証として「日本国道路元標」が日本橋の橋の中心に埋め込まれています。

東海道は、江戸日本橋から京都三条大橋までを結ぶ海沿いの道で、街道沿いには53の宿場があり、参勤交代のメインルートとして利用されていました。日光街道は距離約147kmで、五街道の中では最も短い街道です。将軍家や諸大名が日光東照宮を参拝する目的で整備された、異色の五街道として知られています。道中は峠がなく、歩きやすいといった特徴があります。

日本橋三越本店は1673年に呉服店「越後屋」として創業し、1904年に「デパートメントストア宣言」をした日本初の百貨店です。本館は2016年7月に国の重要文化財に指定されました。日本橋は日本橋川を始め、神田川、隅田川など個性豊かな川と繋がり、クルーズで様々な周遊コースを楽しめます。

深川江戸資料館で江戸の暮らしを体感

深川江戸資料館は、江戸時代の深川佐賀町の町並みを再現した展示室のほか、小劇場とレクホールを備えた文化施設として昭和61年にオープンしました。江東区が運営する施設で、江戸の暮らしを体感できる貴重なスポットです。アクセスは都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」A3出口より徒歩3分です。また、東京メトロ東西線「門前仲町駅」から徒歩で15分でもアクセス可能です。

地下1階から2階にかけて、開放的な3層の吹き抜けの下に広がる趣きある町並みが見どころです。火の見やぐらがそびえる町内には、八百屋や米屋、長屋、船宿などが軒を連ねています。時代背景のみならずそこに住む人の家族構成や職業、年齢までもを細かく設定し、それにあわせた調度品が展示されているため、よりリアルな江戸の生活を体感できます。

江戸時代末期の深川佐賀町を実物大で想定再現し、一日の移り変わりを音響と照明で演出しています。季節の年中行事も再現しており、生活用具などを実際に手に取り、当時の庶民の暮らしを体感できます。横綱大鵬顕彰コーナーも併設されています。2025年10月4日にはトリップアドバイザー「トラベラーズチョイスアワード2025」を受賞しました。世界中の旅行者から高い評価を得ている証です。

深川江戸資料館では、江戸の町並みを再現した常設展示室で、落語や新内流しなどの伝統芸能の公演を定期的に行っています。江戸情緒あふれる空間で楽しむ伝統芸能は格別です。展示室は午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)。休館日は第2月曜日・第4月曜日(祝日と重なった場合は開館)、年末年始、臨時休館(設備点検・展示替え等)です。

深川不動堂と門前仲町の見どころ

「深川不動堂」は真言宗のお寺であり、千葉県の成田山新勝寺の東京別院として元禄16年(1703年)にその歴史を歩み始めました。江戸時代から「深川のお不動様」として人々に親しまれてきました。アクセスは東京メトロ東西線「門前仲町」駅1番出口より徒歩2分、都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅6番出口より徒歩5分です。

現在の本堂(新本堂)は平成23年9月に落慶したもので、建物を包む不動明王のご真言(真言梵字壁)がとても印象的です。毎日定時に行われる護摩祈祷は迫力満点で必見です。毎日9時・11時・13時・15時・17時に厳修する「護摩祈祷」は大太鼓4台を使用し、日本一と称されています。参拝は無料です。

その他の見どころには、一万体の不動明王像を祀る「祈りの回廊」、触れることのできる一丈八尺ある木像不動明王像「おねがい不動尊」、「四国八十八カ所巡拝所」、日本画家・中島千波作の「大日如来蓮池図」、写経・写仏体験、境内の「深川開運出世稲荷」・「深川龍神」などがあります。本堂の裏手に参拝者用の無料駐車場があり、普通車なら30台ほど駐車できます。開門は平日は午後4時、土日祝日などは午後6時までです。

門前仲町駅を出てすぐに、永代通りから深川不動堂へと続く150mの参道に「人情深川ご利益通り」があります。和菓子店・甘酒店・京漬物店・江戸小物店・宝飾品店など40ほどの店舗が並び、仲見世らしいにぎわいを満喫できます。毎月1日・15日・28日には縁日が開かれて、いっそうにぎやかになります。2025年も元日から深川不動堂は堂内から境内・参道まで、多くの初詣客でにぎわいました。初詣時には参拝するのに隣の公園まで列が続くことがあり、45分ぐらい並ぶこともありました。門前仲町は周りに屋台がたくさん出ています。

富岡八幡宮と深川八幡祭りの魅力

深川八幡祭りの舞台である富岡八幡宮は、今から約400年前の寛永4年(1627年)に菅原道真の子孫・長盛法印が永代嶋と呼ばれた浮島に小さな祠を創始した、とても歴史のある神社です。深川不動堂のすぐ近くに位置しています。

東京・江東区の富岡八幡宮で毎年8月に開催される「深川八幡まつり」は、神田祭・山王祭と並ぶ江戸三大祭のひとつです。正式名称は「富岡八幡宮 例大祭」で、江戸時代から続く由緒ある夏祭りです。寛永19年(1642年)、江戸幕府の命により3代将軍・徳川家光の長男(のちの家綱)の世継ぎの祝賀を行ったのが祭りの始まりとされています。

富岡八幡宮には紀伊国屋文左衛門が奉納した三基の御本社神輿があり深川の誇りでしたが、大正12年の関東大震災で惜しくも焼失してしまいました。その後、平成3年には一の宮神輿、平成9年には二の宮神輿が製作されました。特に一の宮神輿は台輪幅五尺(1.5メートル)、高さは4メートルを超え、重量は4.5トンと名実ともに千貫神輿です。

この祭りは3年ごとのサイクルで「本祭り」「陰祭」「御本社祭」が順に行われるのが特徴です。本祭りは3年に一度、約50基の神輿が勢ぞろいして町を練り歩く大規模な祭礼で、沿道から神輿に水をかける「水かけ祭り」として有名です。次回の本祭りは2026年に予定されています。

2025年は本祭ではなく、「陰祭」の年にあたりました。今年は二の宮神輿が出て、沿道を担がれて練り歩く姿が見られました。水かけ神輿はありませんでしたが、神輿の力強い動きや担ぎ手の掛け声は祭りならではでした。開催期間は2025年8月13日から17日で、メインイベントの二の宮神輿渡御は8月17日に行われました。

2025年の深川八幡祭りでは、富岡八幡宮の誇る御本社神輿のひとつ「二の宮神輿」が、3年ぶりに町を巡る渡御を実施しました。重さ約2トン、台輪幅4尺5寸(約136cm)、高さ10尺8寸(約327cm)という圧巻の大神輿が、威勢のよい掛け声とともに深川のまちを練り歩きました。さらに注目なのが、神輿上部の鳳凰の「目」で、2.5カラットのダイヤモンドが埋め込まれています。2022年はコロナ禍でトラックに載せて渡御が行われましたが、肩を入れて担ぐのは2018年以来、7年ぶりでした。

見所の一つは、二の宮に御霊を遷す「発輿祭」です。神輿渡御の運営を担う神輿総代連合会の総代衆が神社の参道に整列し、神職が厳かに神事を行います。また、宮出・宮入も約300人からなる総代衆がつとめます。富岡八幡宮の境内を中心に多数の屋台が立ち並び、かき氷・たこ焼き・焼きそばなどの日本の定番グルメを楽しめます。伝統芸能の演舞や子ども神輿なども行われ、地元ならではの温かい雰囲気と賑わいを体験できます。

清澄白河エリアとカフェ文化

清澄白河は日本のサードウェーブコーヒーが発祥した地として注目された江東区のエリアです。続々と魅力あるカフェやショップが集まり、人気の街となっています。2015年にブルーボトルコーヒーの1号店が清澄白河にオープンし、元々コーヒーの焙煎所が多く点在していた土地柄ということもあり、そこから一気にコーヒーの街として知られるようになりました。

隅田川沿いの涼やかな風を感じながら、カフェでブレックファーストを楽しんだり、老舗の和食店でのランチ、アイスクリーム店や上質な雑貨店など、目指したい場所がさまざまあります。清澄白河エリアはおしゃれなカフェの激戦区で、倉庫をリノベーションしたお店や、川沿いのテラスがお洒落なカフェなど雰囲気の良いお店が多くあります。

清澄庭園から東に徒歩12分の木場公園近くには、焙煎機があるガラス張りの部屋があるおしゃれなカフェがあり、エスプレッソ系のメニューが人気です。清澄白河駅と森下駅の中間にはオーストラリアスタイルのカフェもあり、ふわふわのパンケーキやエッグベネディクトなどが人気メニューです。

清澄庭園に沿ってたち並ぶ「清澄長屋」は、関東大震災の復興事業として建てられた建物で、最近は人気ベーカリーやお花屋さん、リノベーションカフェなどに活用されています。「fukadaso cafe(フカダソウカフェ)」は、解体寸前だった築50年のアパート「深田荘」を改装した複合施設の1階にあるカフェで、清澄白河の憩いの場となっています。

清澄白河では「深川めし」が楽しめます。深川めしは江戸時代から漁師めしとして親しまれており、炊き込みとぶっかけの2種類があります。あさりやハマグリなどの貝類を使った郷土料理で、江戸の味を今に伝えています。

清澄庭園の回遊式林泉庭園

清澄庭園は「回遊式林泉庭園」で、泉水、築山、枯山水を主体とした造園手法が用いられています。この地は江戸の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と言い伝えられており、明治11年に岩崎弥太郎が買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画しました。

開園時間は午前9時から午後5時まで(入園は午後4時30分まで)で、入園料は一般150円、65歳以上70円です。小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料です。アクセスは都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅下車徒歩3分です。駐車場はありません。

土・日曜、祝日限定で、お台場の日本科学未来館や豊洲、地下鉄森下駅を30分で結ぶ急行便のバス「深川シャトル」が運行しており、清澄庭園前にも停車します。

佃島と月島の下町情緒

佃・月島・勝どき・豊海町・晴海エリアは、江戸時代から明治、大正、昭和にかけて埋め立てられ、隅田川と運河に囲まれた人工の島です。他のエリアと違い関東大震災や太平洋戦争の被害を受けていない地域もあり、月島地域の路地は、いまなお下町の風情が随所でみられます。その反面、再開発が急速に進み、超高層マンションが建ち並ぶ未来都市、ウォーターフロント・ゾーンとして注目されています。

佃は、摂津国西成郡佃村(大阪市)の名主森孫右衛門に従って江戸に下った34人の漁師たちが築いた島であることから、佃島と称しました。幕府と密接なつながりを持っており、江戸近海での自由操業権を与えられていました。

月島は明治20年(1887)から20年以上の年月をかけて行われた埋め立てによりできた地域です。東京湾内に月の岬という観月の名所があったことにちなんで、当時の東京市参事会の決議により命名されました。

もんじゃ焼きのルーツは江戸時代にまで遡ります。江戸時代に小麦粉を水で溶いた物を鉄板の上で文字や絵を描いて焼く「文字(もんじ)焼き」が生まれ、もんじやきがなまってもんじゃ焼きになったといわれています。現在食べられているもんじゃの形になったのは月島の駄菓子屋から。駄菓子屋に置かれた鉄板で、小麦粉を溶いて薄く焼いた物に醤油や蜜をつけて子供たちに食べさせたのが、今のもんじゃのはじまりだと言われています。もんじゃ焼きは月島発祥のソウルフードで、趣ある通りには80店以上のもんじゃ焼き専門店が並んでいます。

月島駅からスタートし、佃から石川島を抜けて月島へ。江戸時代から長い時間をかけて埋め立てられ、発展・拡大してきたこのエリアは、高層マンションが林立する未来的な景色の中に、昔懐かしい下町の風情が残るまち並みが堪能できます。

もんじゃ屋さんが多数軒を連ねる、下町風情満載のアーケード街「月島もんじゃストリート」があります。1926年に建築された警視庁最古の現役交番(現・地域安全センター)も必見です。下町情緒あふれるベイエリア、月島・佃地区の路地の数はなんと300本を超えると言います。一歩足を踏み入れてみると、レトロな古民家カフェや小さなお地蔵さま、元気にはみ出している植木たちがお出迎えしてくれます。

中央区観光協会では佃・月島街歩きツアーを開催しています。ツアーでは、50店以上のもんじゃ屋が軒を連ねる「もんじゃストリート」を散策したり、佃島と対岸を300年結んでいた渡し船の渡船場跡地で江戸時代の漁師たちの生活に思いを馳せたり、摂津国(現在の大阪市)から分社して遷座した住吉神社を訪れたりできます。

東京下町サイクリングのおすすめコース

東京都公式おすすめルートとして、いくつかのコースが紹介されています。下町名所めぐりコースは、水天宮、国技館、江戸東京博物館、東京スカイツリー、浅草、アメ横などを巡る総距離12.1km(うち徒歩0.4km)のコースで、おすすめ周遊時間は1日です。

皇居一周コースは、皇居を一周しながら、江戸城跡や日本橋、歌舞伎座など、東京の歴史を感じながら自転車で走るコースです。立ち寄り先は皇居(皇居外苑)、国会議事堂、日枝神社、千鳥ヶ淵緑道、靖国神社、日本橋、歌舞伎座で、総距離12.7km、おすすめ周遊時間は半日です。

下町グルメコースは、築地場外市場(寿司)、月島(もんじゃ)、豊洲市場、成田山深川不動堂・富岡八幡宮、江東区深川江戸資料館、清澄庭園を巡る総距離9.5kmのコースで、江戸の下町風情が残る築地・深川エリアを堪能できます。おすすめ周遊時間は半日です。

曳舟からスタートし、東京スカイツリーを見上げながら、昔ながらの路地裏の風景を楽しめる半日コースもあります。大きなメインストリートではなく、あえて路地裏を走り、下町ならではの「迷宮」を体験できるガイド付きツアーです。桜橋は川に架かる橋の中で唯一の歩行者・自転車専用橋で、東京スカイツリーの撮影スポットとしても絶好の場所です。山谷堀は、現在は公園となっていますが、江戸時代は大川(隅田川)と吉原を結ぶ運河でした。

墨田区の橘キラキラ商店街は、下町の中でも特にレトロ感があふれる商店街で、狭い路地の両側には昔ながらの八百屋やお惣菜店、人気の飲食店が点在しています。

東京都では、自転車シェアリングを活用することで、徒歩よりも広い範囲で自由に都内を楽しむことができます。区界を越えて自転車の相互利用「広域相互利用」も可能で、観光やポタリングに便利です。

TOKYO RIDE深川江戸の景色ポタリングを楽しむために

TOKYO RIDE「深川江戸の景色」ポタリングは、東京の歴史と現代が交差する魅力的なコースを体験できるイベントです。代々木公園から始まり、明治神宮外苑のイチョウ並木、迎賓館赤坂離宮、五街道の起点である日本橋、そして深川エリアの江戸情緒あふれるスポットを巡ります。

深川江戸資料館では江戸時代の町並みを体感し、深川不動堂や富岡八幡宮では歴史ある寺社を参拝できます。清澄白河ではおしゃれなカフェ文化を楽しみ、佃島や月島では下町の風情ともんじゃ焼きを堪能できます。

ポタリングは、競技的なサイクリングとは異なり、のんびりと自分のペースで走れるのが魅力です。初心者でも気軽に参加でき、東京の新しい魅力を発見できます。TOKYO RIDEの「深川江戸の景色」に参加して、自転車で巡る東京の歴史と文化を体験してみてください。

週末の車の少ない東京の街を、ガイドの先導で安全に走りながら、江戸から現代へと続く東京の物語を感じることができるでしょう。路面がきれいで自転車道が整備された東京の街は、ポタリングに最適な環境です。歴史的建造物、下町の情緒、そして現代のカフェ文化が融合した深川エリアで、忘れられない一日を過ごしてください。

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