新潟市西蒲区にある上堰潟公園は、角田山の麓に広がる11ヘクタールの湖沼を中心とした公園です。夏になると約6300本のひまわりが咲き誇り、県内外から写真愛好家や家族連れが集まります。角田山麓を巡るサイクリング、いわゆるポタリングの拠点としても知られ、日本海の絶景と里山の風景を一度に楽しめる新潟屈指のエリアとなっています。この記事では、上堰潟公園の基本情報とひまわり広場の見頃、角田山麓を巡るポタリングコースの詳細について、できるだけ新しい情報をもとに紹介します。

上堰潟公園は角田山麓に広がる11ヘクタールの湖沼公園
上堰潟公園は新潟市西蒲区松野尾1番地に位置し、かつて存在した上堰潟という潟湖の面影を残す池を中心に整備されています。園内には1周約2キロメートルの遊歩道が整備され、木道や東屋も配置されているため、散策やジョギング、ウォーキングにも向いています。芝生広場も広く、ローラー滑り台やターザンロープといった遊具、バーベキュー施設も揃っており、家族連れのレジャースポットとして親しまれてきました。
公園の背後には新潟市西蒲区のシンボルである角田山がそびえ、四季を通じて山容を眺められます。角田山は標高481.7メートルの里山で、山菜採りや登山、カタクリの群生地としても知られ、麓の上堰潟公園から望む姿は春から夏にかけて特に緑豊かです。湖面には水鳥が飛来することもあり、バードウォッチングを兼ねて歩く人の姿も見られます。園内は起伏がほとんどないため、ベビーカーや車椅子でも移動しやすく、幅広い世代がそれぞれのペースで自然を満喫できます。夕方には湖面に夕日が映り込む時間帯もあり、日中とはまた違う落ち着いた雰囲気が漂います。
アクセスは第1第2合わせて212台の駐車場が目安
車で向かう場合、北陸自動車道の巻・潟東インターチェンジから国道402号経由で約20分、新潟市街地方面からは国道116号の明田交差点から県道46号経由で約15分ほどです。公共交通機関を使う場合はJR越後線の駅からバスを乗り継ぐ方法もありますが、便数が限られるため事前に時刻表を確認しておくと安心です。
駐車場は第1駐車場が112台、第2駐車場が100台で、合わせて212台分が確保されています。ひまわりの見頃シーズンでも比較的停めやすい台数ですが、人気の高い週末や見頃のピーク時には満車になることもあるため、早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。お盆期間中は帰省客も加わって混雑しやすいため、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。開園時間については明確な記載が見当たらず、常時開放されている公園と考えられますが、詳細を確認したい場合は新潟市西蒲区役所建設課へ問い合わせるのが確実です。
ひまわり広場は6300本が8月上旬から中旬に見頃を迎える
上堰潟公園の夏の目玉は、地域のボランティアなどの手によって育てられた約6300本のひまわりが咲き誇るひまわり広場です。見頃の時期はおおむね8月上旬から中旬にかけてで、開花期間はおよそ2週間程度とされています。8月13日や14日ごろに満開の様子が報告された年もあり、お盆前後が最盛期の目安といえそうです。開花状況は気候によって前後するため、訪問前には新潟市西蒲区の公式サイトや観光情報サイトで最新の開花情報を確認しておきましょう。
ひまわり畑は園内の遊歩道沿いに広がっており、見学の際にはサンダルよりも歩きやすいスニーカーなどの靴が向いています。畑の中には観覧デッキが設置され、一段高い位置から畑全体を見渡せます。黄色いひまわりの向こうに角田山が緑の稜線を描く光景は上堰潟公園ならではの構図で、SNSで見かける機会も増えました。
展望デッキとサフィニアの花壇が撮影スポットになる
近年ではひまわりだけでなく、ハート型に植えられたピンク色のサフィニアの花壇も見どころのひとつです。ひまわりの黄色とサフィニアのピンクのコントラストは、家族連れやカップルの記念撮影スポットとして好まれています。夏場は日差しが強く気温も高くなるため、帽子や日傘を用意し、こまめな水分補給を心がけながら鑑賞するとよいでしょう。
写真を撮るなら、朝の早い時間帯や夕方など日差しがやわらかい時間帯が向いています。逆光やコントラストの強すぎる写真になりにくく、ひまわりの黄色や葉の緑がより鮮やかに写ります。早朝は気温もまだ高くなりきっていないため、散策と撮影を兼ねて訪れるにはちょうどよいタイミングです。展望デッキからは畑全体を見渡す構図が撮れる一方、畑の中の遊歩道からは背丈の高いひまわりを見上げるアングルも楽しめるため、両方の視点から撮影してみると印象が変わります。公園内ではワラアートなど季節ごとのイベント展示が行われることもあり、ひまわりの時期に他のイベントが併催される場合もあるので、訪問前に新潟市西蒲区や新潟市の観光情報サイトでイベント情報も確認しておくと充実した滞在になります。
角田山登山は稲島コースなら山頂まで最短60分で到達できる
上堰潟公園から仰ぎ見る角田山は、実際に登山を楽しめる里山としても人気があります。標高481.7メートルの角田山は長者原山とも呼ばれ、佐渡弥彦米山国定公園の一部に含まれる自然豊かな山で、新潟県内に自生する草木の多くが見られるほど植生が豊富です。春は花の山として知られ、雪割草やカタクリの群生が登山者を引きつけますが、夏場は上堰潟公園散策のついでに裾野だけ軽く歩いてみるのもよいでしょう。
角田山には山頂へ向かう公式登山道が7コースほど整備されており、体力や目的に応じて選べます。次の表に主なコースの特徴をまとめます。
| コース名 | 特徴 | 山頂までの目安 |
|---|---|---|
| 稲島コース | 旧北国街道の宿場町・稲島が登山口。最短ルートで日本海の眺望が良い | 登り約60分・下り約40分、距離1.7キロメートル |
| 五ケ峠コース | なだらかで山野草が多く初心者向け | コースにより異なる |
| 灯台コース | 海岸の岩場沿いを進む難易度の高いコース | コースにより異なる |
このほかにも複数のコースがあり、レベルに応じて選べるのが角田山の魅力です。ポタリングの合間に時間と体力に余裕があれば、角田山の一部だけでも歩いてみると、公園からの眺めとはまた違う角田山麓の魅力に気づけるはずです。
上堰潟公園は角田山麓ポタリング25キロコースの最初の立ち寄り地
上堰潟公園は、ひまわり鑑賞だけでなく角田山麓をぐるりと巡るポタリングの拠点としても知られています。新潟市西蒲区が公式に紹介しているモデルコースのひとつに「岩室温泉レンタサイクル満喫コース」があります。湯量豊富な名湯として親しまれる岩室温泉の観光施設いわむろやを起点に、北へ向かって角田山の麓に広がる上堰潟公園を経由し、日本海沿いの越後七浦シーサイドラインを南下して間瀬海岸方面を目指し、最後は山を越えて再びいわむろやへ戻る、全長約25キロメートルの周回コースです。
このコースの魅力は、里山の風景、湖と花畑のある公園、断崖絶壁が続く日本海の絶景ロードという、性格の異なる3つの景観を一度に楽しめる点にあります。いわむろやでは電動アシスト付き自転車やスポーツバイク、子供用自転車まで揃ったレンタサイクルサービスを利用でき、手ぶらで訪れても気軽にポタリングを楽しめます。料金体系は施設によって変動する可能性があるため、事前にいわむろやの公式情報や新潟市の観光サイトで最新料金を確認しておくと安心です。
いわむろやを出発してまず向かうのが上堰潟公園です。夏であればここでひまわり畑を鑑賞しつつ小休止を取り、角田山を背景にした写真を撮るのにも絶好のタイミングとなります。公園内の遊歩道は自転車を降りて押し歩きするのが基本のマナーなので、周辺の道路と園内歩道を使い分けながら移動しましょう。
越後七浦シーサイドラインは断崖絶壁が14キロ続く絶景区間
上堰潟公園を後にして海側へ向かうと、本コースのハイライトである越後七浦シーサイドラインに入ります。起点にあたる角田浜は角田山の麓に広がる角田浜海水浴場としても知られ、波が小さく遠浅のため親子連れにも人気です。7軒の浜茶屋が立ち並ぶ砂浜からは角田山を背景にした角田岬灯台を望め、佐渡島に沈む夕日の名所としても評判です。灯台のたもとのトンネルを抜けた先には、源義経が船と身を隠したと伝わる判官舟かくしと呼ばれる岩場もあり、海岸線を眺めながら歴史に触れられます。ポタリングの時間帯によっては、角田浜で夕暮れ時の日本海に沈む夕日を眺めてから帰路につくのも、角田山麓ならではの過ごし方です。
このシーサイドラインは新潟市西蒲区角田浜から長岡市野積までの約14キロメートル区間で、正式には国道402号の一部にあたります。高さ20メートルほどの断崖絶壁が連続し、海中から突き出た奇岩の立岩、波の浸食でできた岩穴、男釜・女釜と呼ばれる奇岩群、獅子ヶ鼻、間瀬の白岩といった見どころが次々と現れる、新潟を代表する絶景ロードです。
自転車でも走行できる区間ですが、アップダウンとトンネルが連続するため走行時には注意が必要です。夏場は路面の照り返しやトンネル内外の明暗差もあるため、ライトを携行し車両への注意を怠らないようにしましょう。カーブが多く急な下り坂もあるため、スピードの出し過ぎには注意し、景色に見とれて対向車や後続車を見落とさないよう安全運転を心がけてください。コース中盤の間瀬エリアには、間瀬漁港や間瀬海岸のシンボルである間瀬の白岩があります。白亜質の凝灰岩でできたこの奇岩は青い日本海とのコントラストが美しく、写真愛好家に好まれる撮影スポットです。間瀬漁港周辺では枕状溶岩と呼ばれる特徴的な地形も観察でき、地学的にも興味深いエリアです。
カーブドッチワイナリーとヴィネスパでポタリングの疲れを癒す
シーサイドライン沿い、角田山麓に位置するカーブドッチワイナリーも、このポタリングコースで外せない立ち寄りスポットです。カーブドッチは新潟県内でも有数の人気ワイナリーで、敷地内にはオリジナルワインやワイングッズを販売するワインショップのほか、本格フレンチが楽しめるレストラン「カーブドッチ」、自家製ソーセージや地ビールを提供するレストラン「薪小屋」、地元酪農家直営のジェラート専門店など、個性豊かな飲食店が並びます。完全予約制でワイン蔵の見学ツアーを体験できるほか、敷地内には日帰り温泉施設も併設され、サイクリングで火照った体を癒すのにも向いています。
日帰り温泉施設のカーブドッチ ヴィネスパは、約4000冊の本に囲まれた館内で読書を楽しみながら湯に浸かれるユニークな趣向で知られています。営業時間や料金は次の表のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間(月〜水・金〜日) | 7時から22時まで |
| 営業時間(木曜のみ) | 10時から22時まで |
| 温泉入館料 | 1,000円(税込) |
| 平日夜間入館料(17時から22時) | 700円(税込) |
ワイナリー見学や食事、温泉まで一箇所で完結できるため、ポタリングコースの中間地点として長めの休憩を取るのにも向いています。ポタリングの休憩ポイントとして立ち寄り、地元産の食材を使った料理やワイン、ジェラートを味わうのもこのコースの楽しみのひとつです。飲酒運転は厳禁のため、試飲を楽しむ場合は自転車を降りて十分に時間を空けるか、お土産として購入するにとどめ、安全第一で楽しんでください。
岩室温泉は正徳3年から三百余年続く黒湯の名湯
カーブドッチや間瀬エリアを経由したあとは、山を越えて出発地点の岩室温泉へ戻ります。岩室温泉は新潟市西蒲区に位置する歴史ある温泉地で、にいがたの奥座敷とも称される風情ある湯の町です。豊富な湯量を誇る温泉は疲労回復や神経痛への効能で知られ、ポタリングで火照った体、酷使した脚を癒すのに向いています。温泉街には日帰り入浴が可能な旅館や外湯も点在しており、レンタサイクルを返却したあとに気軽に立ち寄れます。観光施設いわむろや自体も温泉街の情報発信拠点として、地元の特産品販売や休憩スペースを備えているため、サイクリング前後の準備や情報収集の場としても活用できます。
岩室温泉は戦国時代の慶長期にはすでに湯が湧いていたと伝わり、正徳3年(1713年)には公に温泉地として認められました。江戸時代から三百余年の歴史を持つ由緒ある温泉地です。庄屋の夢枕に白髪の老翁が立ち、そのお告げのとおりに探すと、傷ついた雁が泉の流れで傷を癒していたことから源泉が発見されたという霊雁伝説も語り継がれています。泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩への効能で知られ、柔らかな湯ざわりと高い保温・保湿効果が特徴です。硫黄成分が炭素などと結びついてできる黒い微粒子が湯口や湯船に付着することから黒湯とも呼ばれ、その独特の湯の色と肌触りを求めて多くの湯治客が訪れてきました。長距離のポタリングで疲れた脚を、この歴史ある名湯でじっくり癒すのも角田山麓サイクリングならではの締めくくり方です。
温泉のほかに、西蒲区ならではの食文化を味わうのもポタリングの楽しみのひとつです。西蒲区の郷土料理として知られるからし巻は、青首大根を薄くスライスして干したものに和からしを巻き、醤油や砂糖、酒などで仕込んだ甘辛い調味液に漬け込んだ一品で、生姜巻やするめ巻といったバリエーションも展開されています。やわらかな肉質と旨みが特徴のブランド豚・和豚もちぶたも西蒲区の特産品として知られ、地元の飲食店ではこれらの食材を使った料理を味わえます。お土産には、新潟県産のお米とヨモギを使い、北海道産の小豆のつぶあんを笹で包んで蒸し上げた笹だんごが定番で、いわむろやの売店などでも地元の特産品と合わせて購入できます。
秋のわらアートまつりとコスモス、春の桜と菜の花も見頃を迎える
上堰潟公園の魅力はひまわりが咲く夏だけにとどまりません。毎年秋になると、地元で収穫された稲わらを使った巨大なアート作品を展示するわらアートまつりが開催され、新潟市西蒲区を代表する人気イベントのひとつになっています。2025年度は「越後の幻獣」をテーマに、東京の武蔵野美術大学などの学生と地元の教育機関、地域住民が協働して制作した5体のわらアートが公園内に展示されました。会期中の金土日祝日の夜にはライトアップも実施され、土日祝日には地元の特産品が並ぶ西蒲市場も同時開催されるなど、家族連れで一日中楽しめる内容です。
2026年度の開催概要は本記事執筆時点(2026年7月25日)では正式発表が確認できていませんが、例年の傾向からすると8月末から10月末にかけて開催される可能性が高いといえます。夏のひまわりシーズンとは違った角田山麓の風情を楽しみたい方は、秋の訪問時期に合わせて新潟市西蒲区やにしかんの公式サイトで最新の開催情報を確認してみましょう。ひまわりの季節にポタリングを楽しんだ人が、秋にもう一度わらアートを目当てに再訪する楽しみ方もできます。
わらアートまつりと時期を同じくして、上堰潟公園ではコスモスも見頃を迎えます。第一駐車場から広場に向かうエリアには、約4000平方メートルの敷地に白やピンクの花を咲かせるコスモスがおよそ10万本植えられており、例年9月下旬ごろから開花が始まり、10月上旬から中旬にかけて見頃のピークを迎えます。年によっては10月末ごろまで花を楽しめることもあるようです。夏はひまわり、秋はコスモスとわらアートという具合に、上堰潟公園は季節を変えて何度でも訪れたくなる公園で、角田山麓ポタリングのゴール地点あるいは経由地として一年を通じて違う表情を見せてくれます。
さらに春には、ソメイヨシノやシダレザクラ約450本と、約2ヘクタールの敷地に咲く約160万本もの菜の花が同時に見頃を迎え、ピンクと黄色が織りなす景観が広がります。例年4月上旬から中旬にかけてが見頃で、この時期には上堰潟さくらまつりも開催され、夜間ライトアップによって夜桜と菜の花を楽しめます。湖沼を巡る約2キロメートルの遊歩道はほぼ平坦なため、桜と菜の花を眺めながら歩くのにも向いており、足こぎカートなどの遊具も利用できるため、小さな子ども連れの家族でも一日中飽きずに過ごせます。夏にひまわりを目当てにポタリングを楽しんだ方は、翌春の桜と菜の花のコラボレーションを目当てに再訪してみるのもよいでしょう。
ポタリングの服装と持ち物は電動アシスト自転車の活用がカギ
このコースを快適に楽しむには、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。シーサイドライン区間はアップダウンが多くトンネルもあるため、体力に自信がない方や小さなお子様連れの場合は、電動アシスト自転車を選ぶことをおすすめします。いわむろやのレンタサイクルには電動アシストタイプも用意されているため、脚力に不安がある方でも比較的楽にコースを走破できます。
夏場のサイクリングでは熱中症対策も欠かせません。ひまわりが見頃を迎える8月上旬から中旬は新潟でも気温が高くなる時期で、直射日光を遮る帽子やサングラス、こまめな休憩と水分・塩分補給を意識してください。上堰潟公園やカーブドッチなど、日陰や飲食店のある場所で定期的に休憩を挟みながら走ることで、無理のないペース配分ができます。シーサイドライン区間は交通量がある道路でもあるため、自転車での走行時は車両との距離感に注意し、できるだけ路肩や自転車が走行しやすい部分を選んで走りましょう。カーブや下り坂では速度を出しすぎず、景色に気を取られて安全確認を怠らないようにしてください。
新潟県は県全体でサイクルツーリズムの取り組みを進めており、サイクリストに優しい宿の認定制度をはじめ、レンタサイクルステーションやサイクルトレインなど、サイクリストが安心して旅を楽しめる環境づくりが進んでいます。認定された宿泊施設では、自転車を客室内やバックヤードなど施錠可能な場所へ持ち込める体制が整っているほか、スポーツバイク対応の空気入れや修理工具の貸し出し、手荷物の一時預かり、宅配便の受け取り・発送サービスなどにも対応しており、角田山麓周辺で宿泊を伴うロングライドを計画する場合には、こうした認定宿を活用するのもひとつの方法です。日帰りのポタリングであっても、新潟県や新潟市の観光サイトで随時更新されるサイクリング情報を確認しておくと、より安心してコースを楽しめます。
このコースは本格的なロードバイクレースではなく、のんびりと風景を楽しむサイクリングなので、専用のサイクルウェアを必ずしも揃える必要はありません。普段着でも問題ありませんが、夏場は汗をかきやすいため速乾性の高いTシャツやインナーを選ぶと快適です。荷物はできるだけ最小限にまとめ、軽量かつコンパクトにするのが基本で、リュックサックよりも後輪の荷台やサドル下に取り付けるバッグの方が、車体のバランスを崩しにくく操縦性への影響も少なくなります。スマートフォンや財布、リップクリームといった小物をまとめて持ち運べるサコッシュタイプのバッグも、ポタリングや街乗りに重宝します。
水分補給用のドリンクボトルは季節を問わず必需品です。夏場のひまわりシーズンにポタリングを楽しむ場合は、こまめな水分・塩分補給を意識し、熱中症対策を万全にしておきましょう。レンタサイクルを利用する場合でも、無灯火運転は道路交通法で禁止されているため、朝早くや夕方以降に走行する可能性があるならライトが装備されているかを事前に確認しておくと安心です。ヘルメットの着用が推奨または努力義務化されている地域が増えているため、レンタサイクル利用時にヘルメットの貸し出しがあるかどうかも確認しておきましょう。
レンタサイクルを利用する場合は、営業時間や貸し出し可能な台数に限りがあることも念頭に置いておく必要があります。週末や夏休み期間中は利用希望者が集中しやすいため、早めの時間帯に施設を訪れるか、事前に問い合わせて予約状況を確認しておくと、当日慌てずにポタリングをスタートできます。返却時間にも余裕を持たせ、寄り道や休憩を楽しみながらも計画的にコースを回りましょう。
上堰潟公園発着25キロのポタリングコースは日帰りで走破できる
上堰潟公園は、角田山を背景にした約6300本のひまわりが咲き誇る夏の絶景スポットであると同時に、角田山麓から日本海沿いを巡るポタリングコースの拠点でもあります。いわむろやを起点に上堰潟公園、越後七浦シーサイドライン、間瀬、カーブドッチワイナリーを巡る約25キロメートルの周回コースは、里山の緑、湖畔の花畑、断崖絶壁の海岸線という多彩な表情を一日で味わえる、新潟ならではのサイクリング体験です。
夏にひまわりの見頃を狙って訪れるのもよし、涼しい季節に角田山麓の風景をのんびり楽しむのもよし。電動アシスト自転車を活用すれば体力に自信のない方でも無理なく走破できるため、家族や友人との夏の思い出づくりに上堰潟公園とその周辺のポタリングコースを訪れてみてはどうでしょうか。
このコースの魅力は単なる自転車移動にとどまらず、角田山麓という限られたエリアの中に、湖畔の花公園、里山の登山道、断崖絶壁の海岸線、老舗ワイナリー、歴史ある温泉地という、性格の異なる観光資源が凝縮されている点にあります。夏はひまわり、秋はコスモスとわらアート、春は桜と菜の花というように、訪れる季節によって表情を変えるのも、このエリアを何度でも再訪したくなる理由のひとつでしょう。レンタサイクルを活用すれば手ぶらでも挑戦できるため、日帰り旅行はもちろん、県外からの旅行者が新潟観光の一環で立ち寄るコースとしてもおすすめです。訪問の際は、開花状況や気温、交通状況を事前に確認し、安全で快適な新潟サイクリング旅を計画してください。









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