犬山の城下町をポタリングで巡る一日、国宝犬山城と三光稲荷神社の回り方

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犬山の城下町は、名鉄犬山駅から国宝の犬山城と三光稲荷神社までが近く、自転車を借りてゆっくり巡るポタリングに向いた街です。名古屋からは名鉄で約25分なので、日帰りで足ります。天守の入場料は大人550円で、見学の最終入場は16時30分です。

自転車を借りるなら、名鉄犬山駅の西口から徒歩5分ほどにあるTateRin犬山店が候補になります。電動自転車(e-bike)を扱う店で、レンタルできる時間帯は8時30分から16時30分までです。城の最終入場とレンタルの時間帯がどちらも16時30分で重なるので、この時刻を軸に一日を組み立てると動きやすくなります。

この記事では、愛知県犬山市の国宝犬山城、三光稲荷神社、針綱神社、城下町の食べ歩き、レンタサイクルの条件、名古屋からの行き方を、2026年9月22日時点で確認できた情報にもとづいてまとめます。ポタリング専用のモデルコースを公式に案内するページは見つからなかったので、回る順番は各スポットの営業時間と場所の情報から組み立てた提案です。

目次

名鉄犬山駅から国宝犬山城へ上り、城下町へ降りる流れが組みやすい

犬山で自転車を使うなら、駅を出発して国宝犬山城へゆるやかに上り、そのあと城下町をのんびり歩く流れが基本になります。ポタリングの初心者や家族連れに向いた回り方として紹介されている例が、この順番です。

ポタリングとは、速さや距離を競わず、自転車で街をゆっくり巡って寄り道を楽しむ遊び方のことです。ロードバイクで名古屋から犬山城まで走る体験記もありますが、その場合も城下町は散策したい場所として扱われています。犬山は、走ること自体より、着いてから歩いて味わう時間が長い街です。

犬山観光ナビの公式サイトは、国宝犬山城の見学、三光稲荷神社での参拝と撮影、城下町の散策と食べ歩きを組み合わせたモデルコースを紹介しています。江戸時代の風情が残る城下町はフォトジェニックな景色が多く、歩くだけでも絵になります。犬山城、針綱神社、三光稲荷神社は互いに近いので、自転車を降りて押すか、歩いて回れば足ります。

国宝犬山城の入場料は大人550円、最終入場は16時30分

国宝犬山城の入場料は、大人550円、小中学生110円です。開館時間は通常9時から17時までで、最終入場は16時30分です。犬山観光の中心にあたる場所なので、自転車を借りる時間や食べ歩きの時間は、この最終入場に合わせて逆算するのが確実です。

築城から国宝指定までの歴史

犬山城は、天文6年(1537年)に織田信長の叔父にあたる織田信康が築城しました。現存する日本最古の天守様式を持つ国宝の城として案内されています。

江戸時代に入ると、徳川家康の九男・徳川義直によって尾張藩が成立し、付家老の成瀬正成が犬山を領有しました。以来、犬山成瀬家の9代が明治まで城主として犬山城を居城にしています。

国宝に指定されたのは1935年(昭和10年)です。天守は2004年(平成16年)まで成瀬家の個人所有で、個人が持つ国宝として知られていました。2004年に成瀬家から財団法人犬山城白帝文庫(現在は公益財団法人)へ寄贈され、いまに至ります。

できごと
1537年織田信康が犬山城を築城
江戸時代尾張藩が成立し、付家老の成瀬正成が犬山を領有。成瀬家9代が明治まで城主
1935年犬山城が国宝に指定
2004年成瀬家から犬山城白帝文庫へ天守が寄贈される

望楼型の天守と木曽川の眺め

天守は、入母屋造の2重2階の建物の上に、3間×4間の望楼部を載せた望楼型天守です。望楼型とは、建物の上に物見のための小さな階を載せた形式のことです。

犬山城は木曽川のほとりにあり、川と城を一緒に眺められるのも魅力です。4月から5月にかけては、木曽川を下りながら自然と犬山城の姿を楽しめる遊覧船が出ます。運航の時期や時刻は年によって変わるので、乗りたい人は事前に確認してください。

営業時間が変わる日は犬山祭とゴールデンウィーク

2026年は、4月4日(土)と5日(日)の犬山祭の2日間、そして4月29日(水・祝)から5月6日(水・振替休日)までのゴールデンウィーク期間に、営業時間が8時30分から17時30分へ広がりました。どちらの期間も最終入場は16時30分のままです。

2026年のこの日程はすでに終わっています。2027年以降に訪れる人は、国宝犬山城の公式サイトのお知らせで営業時間を確認してください。

三光稲荷神社は成瀬家の守護神で、御朱印は1社500円

三光稲荷神社は、犬山城の麓にある神社で、歴代の犬山城主だった成瀬家の守護神として信仰されてきました。朱塗りの鳥居がずらりと並ぶ景観が撮影スポットとして人気で、城下町のポタリングでは外せない立ち寄り先です。

由緒は織田信康の崇敬から現在地への移転まで

創建の時期ははっきりしていません。もともとは三光寺山(現在の丸の内緑地の内)にあり、犬山城の初代城主・織田信康が崇敬していたと伝わります。江戸時代以降は、犬山城主の成瀬家が守護神としました。

神仏習合の時代には三光寺と呼ばれていました。明治維新の神仏分離のあとに、三光稲荷神社と呼ばれるようになります。昭和39年(1964年)に、針綱神社の西側にあたる現在の場所へ移りました。

朱塗りの鳥居、ハート形の絵馬、銭洗池

境内では、ピンク色のハート形の絵馬が所狭しと並ぶ光景が特徴です。女性の参拝者に人気があります。

境内には銭洗池があり、お金を洗うと金運上昇のご利益があるといわれています。洗ったお金が増えて戻ってくるそうです。

猿田彦神社も同じ境内にある

境内には、猿田彦大神を祀る猿田彦神社(犬山猿田彦神社)があります。三光稲荷神社の境内にある摂社ですが、独立した神社として存在しています。参拝するなら、二つの神社を順に回れます。

御朱印は500円から、ご祈祷は予約制

御朱印の初穂料は次のとおりです。

内容金額
三光稲荷神社の御朱印500円
猿田彦神社の御朱印500円
両社セット800円
京都の西陣織を使ったオリジナル御朱印帳1,500円

両方をいただくなら、セットの800円が単品2つの1,000円より200円安くなります。ご祈祷は予約制で、9時から15時までの受付です。ご祈祷を受ける予定の日は、15時までという時刻を先に押さえておくと、そのあとに城の見学を組み込めます。

針綱神社の西に三光稲荷神社があり、どんでん館とからくり展示館は隣同士

針綱神社は、犬山城のふもとにある古い神社です。犬山城の守護神として知られ、安産、子授け、厄除けのご利益があるとされています。4月の犬山祭が行われる神社でもあります。

城、針綱神社、三光稲荷神社が近い距離にあるので、この三つは徒歩か、自転車を押しながら回る流れが組みやすい順路です。

どんでん館は、犬山祭で使われる山車を展示している施設です。祭りの一日を描いた光と音の演出があり、祭りの雰囲気を一年中体験できます。隣には、IMASEN犬山からくり展示館 玉友松兵衛があります。山車にのせられるお茶運び人形などのからくり人形を間近で見られる施設で、実演や人形づくりの公開が行われることもあります。

どんでん館とからくり展示館の入館料や開館時間は、今回の調査では確認できていません。訪問前に犬山観光ナビや各施設の公式サイトで調べてください。

犬山祭は毎年4月の第1土曜日と日曜日、13輌の車山が曳き出される

犬山祭は、毎年4月の第1土曜日と日曜日に開催される針綱神社の祭礼です。氏子の13町内から、からくり人形をのせた車山(やま)が出されます。車山とは、犬山祭で曳かれる山車のことです。

2016年には、ユネスコ無形文化遺産保護条約の人類の無形文化遺産の代表的な一覧表に、山・鉾・屋台行事の一つとして登録されました。国の重要無形民俗文化財でもあります。

車山は三層四輪の形式で、中京地区のからくり人形をのせた山車の中でも、犬山型と呼ばれるものです。尾張地方の北端に位置する犬山では、春に13輌の車山が曳き出されます。

祭りの始まりは、針綱神社が名栗町にあった寛永12年(1635年)に、下本町と魚屋町が練り物を出したことです。1635年から数えると、380年以上続いてきた祭りになります。

祭りの日の城下町は人出が多くなります。この日に自転車で回るなら、事前に交通規制と混雑の情報を確認してください。国宝犬山城の営業時間もこの日は変わります。

電動自転車を借りるならTateRin犬山店、駅の西口から徒歩5分

TateRin(たて輪)犬山店は、犬山城下町にあるレンタサイクルの店で、電動自転車を借りて観光できます。条件は次の表のとおりです。

項目内容
所在地愛知県犬山市東古券266-5
行き方名鉄犬山駅の西口を出て直進、徒歩5分ほど
受付朝8時から
レンタルできる時間8時30分から16時30分(店は17時まで)
定休日水曜と木曜(相談できる場合あり)
予約ウェブまたは電話で事前予約。当日は電話のみ
必要なもの身分証(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)。未成年は保護者の同意書も必要

水曜と木曜が定休日なので、平日に休みを取って行く人は曜日を先に確認してください。相談すれば貸してもらえる場合があるとされていますが、頼りにしないほうが安全です。

料金は、今回の調査では確認できていません。利用前に公式サイトか電話で調べてください。

シェアサイクルという選択肢もある

犬山市内には、HELLO CYCLINGやRYDE CYCLEのシェアサイクルのポートも掲載されています。利用できる場所や台数は変わるので、各サービスのアプリや公式サイトで、出発前に確認してください。

本町通りでは自転車を降りて押して歩き、駐輪は指定の場所に

犬山城下町は歩行者の多い街で、とくに本町通りは人通りが多くなります。紹介記事では、この通りでは自転車を押して歩くのがマナーとされています。老舗や新しいカフェに立ち寄りながら、押して歩くくらいの速さがちょうどいい通りです。

城下町には一方通行の道が多いため、交通標識を見ながら走ってください。城や城下町の周辺では、路上に停めず、指定の駐輪場を使います。

犬山市は、犬山駅の西側に臨時の自転車等駐車場を設置するとお知らせしています。設置の状況は時期によって変わるため、犬山市の公式ページで最新の内容を調べてから出かけると安心です。

城下町の食べ歩きは山田五平餅店の五平餅から始められる

犬山城下町は、国宝・犬山城のふもとに広がり、城下町の情緒と食べ歩きの楽しさを一度に味わえます。自転車を停めて食べる時間も、ポタリングの楽しみの一つです。

五平餅は、粒が残るようにつぶしたご飯を串に刺し、くるみ味噌などのタレを塗って香ばしく焼いたものです。犬山観光ナビにも載っている山田五平餅店は、すべて手作りで、ゴマ、くるみ、ピーナッツの入った特製タレが人気です。場所は犬山城から徒歩約5分の本町通りにあります。

だんごでは、恋小町だんごが、いちごや抹茶、みたらしなど色とりどりの種類をそろえています。茶処くらやでは、おみくじとセットで出されるだんごがあり、SNS映えする城下町の名物として人気を集めています。

でんがくは、豆腐を串に刺して甘辛い味噌を塗り、香ばしく焼いた犬山の郷土料理です。

名物特徴
五平餅粒を残したご飯を串に刺し、くるみ味噌などを塗って焼く。山田五平餅店は本町通り
だんご恋小町だんごは、いちご、抹茶、みたらしなど。茶処くらやはおみくじ付き
でんがく豆腐に甘辛い味噌を塗って焼いた郷土料理

営業時間、定休日、価格は店ごとに違い、変わることもあります。訪問前に各店の公式情報を見てください。

名古屋からは名鉄の犬山城下町きっぷ、有効期限は発行日から3か月

名古屋方面から電車で行くなら、名鉄の犬山城下町きっぷ(CentX版)が用意されています。内容は次の四つです。

セットの内容説明
乗車券名鉄名古屋駅と犬山駅の往復QR乗車券
犬山城入場券引換券国宝犬山城の入場に使う
有楽苑入苑割引券有楽苑の入苑が割引になる
犬山城下町クーポン券城下町内の指定店舗から3店舗を選べる

有効期限は発行日から3か月です。区間内の途中下車や、区間外の駅での利用はできません。途中の駅で降りる予定がある人は、この条件を先に確認してください。

料金は乗車駅によって変わります。調べた情報源で金額の記載に差があったため、この記事では金額を書きません。買う前に、名古屋鉄道の公式サイトで最新の料金と販売条件を見てください。

きっぷに犬山城の入場券引換券が含まれているので、城の見学とレンタサイクルでの城下町巡りを一日の中で組み合わせやすくなります。

16時30分を基準にした一日の組み立て例

ここまでの情報を並べると、この日のなかで動かせない時刻は3つあります。国宝犬山城の最終入場の16時30分、レンタサイクルの時間帯の終わりの16時30分、ご祈祷の受付が終わる15時です。ご祈祷を受けない日は、実質的に16時30分がゴールです。

次の表は、営業時間の情報から組み立てた一例です。歩く時間や見学に要する時間は確認できていないため、時刻は書いていません。

順番動き根拠にした情報
1名鉄犬山駅に着き、西口から直進してTateRin犬山店へ徒歩5分ほど。事前予約が必要。水曜と木曜は定休日
2電動自転車で国宝犬山城の方向へゆるやかに上る駅から城へ上る流れが基本
3国宝犬山城を見学する大人550円。最終入場は16時30分
4針綱神社と三光稲荷神社を参拝する三光稲荷神社は針綱神社の西側。ご祈祷は9時から15時の予約制
5自転車を押して本町通りを歩き、五平餅やだんごを食べる山田五平餅店は犬山城から徒歩約5分の本町通り
6どんでん館とからくり展示館に寄る隣同士。入館料と時間は要確認

ご祈祷を受ける日は、受付が終わる15時までに神社へ着く必要があるので、順番を入れ替えて城より先に神社へ向かってください。城の最終入場は16時30分と遅いぶん、後ろに回せます。

犬山のポタリングでよくある疑問への答え

当日でも借りられるが、受付は電話だけ

TateRin犬山店は、事前予約が基本です。当日にレンタルしたい場合は、電話でのみ受け付けています。ウェブから当日分を申し込む方法は確認できていません。

レンタルの料金は、今回は確認できなかった

TateRin犬山店の料金は、調べた範囲では見つかりませんでした。数字を入れてしまうと誤りになるので、この記事では書きません。公式サイトか電話で確認してください。

初心者や家族連れでも大丈夫か

駅から国宝犬山城へゆるやかに上り、城下町を歩いて巡る流れは、ポタリングの初心者や家族連れに向いた回り方として紹介されています。未成年が借りる場合は保護者の同意書が必要で、身分証の提示も求められます。

祭りの日に自転車で回れるか

犬山祭のある4月の第1土曜日と日曜日は、城下町に人が集まります。事前に交通規制と混雑の情報を確認したうえで、自転車の利用を判断するのが安全です。

駐輪場はどこにあるか

犬山市が犬山駅の西側に臨時の自転車等駐車場を設置するとお知らせしています。設置の状況が時期によって変わるので、犬山市の公式ページで確認してください。

犬山の城下町を自転車で巡る一日のまとめ

犬山の城下町を自転車で巡る一日は、名鉄犬山駅から始めて、国宝犬山城、針綱神社、三光稲荷神社、本町通りの順に組むのが動きやすい形です。国宝犬山城は入場料が大人550円で、最終入場は16時30分。三光稲荷神社は成瀬家の守護神で、御朱印は1社500円、両社セットで800円です。

自転車はTateRin犬山店の電動自転車が駅の西口から徒歩5分ほど、レンタルできる時間帯は8時30分から16時30分までです。水曜と木曜は定休日で、事前予約が基本です。名古屋から行くなら、名鉄の犬山城下町きっぷに乗車券と犬山城の入場券引換券が入っています。

料金や入館料など、今回確認できなかった項目は、出発前に公式サイトで調べておくと当日に慌てずに済みます。

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